Prednisone[プレドニゾン]

米国承認初掲載日: 2010/08/25~

このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。

米国の商標  ―
日本の承認の有無/商標KEGG PMDA で調べる

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『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 → Prednisone[プレドニゾン]

適応となるがん

プレドニゾンは、炎症を軽減し免疫反応を抑制する目的での使用に承認されています。
プレドニゾンは、他剤との併用で以下のがんの治療に使用されます。
急性リンパ性白血病(ALL)および急性骨髄性白血病(AML)。成人および小児患者に緩和療法として使用されます。
慢性リンパ性白血病(CLL)および慢性骨髄性白血病(CML)。成人患者に緩和療法として使用されます。
ホジキンリンパ腫。成人患者に緩和療法として使用されます。
菌状息肉腫(皮膚T細胞リンパ腫の一種)
非ホジキンリンパ腫。成人患者に緩和療法として使用されます。
プレドニゾンは、単独または他剤との併用で、がんに関連した以下の病態の予防および治療にも使用されます。
貧血
薬剤過敏症(アレルギー反応)
高カルシウム血症(血中カルシウム値の上昇)
血小板減少症(血小板値の低下)
プレドニゾンは、その他多くの疾患および病態の治療に単独または他剤との併用で使用されます。また、多くのがん種やその他の病態の治療について、引き続き試験が行われています。
→ 適応となるがん最新(原文ページ)

FDA承認ニュース
FDAが転移性高リスク去勢感受性前立腺がんにアビラテロンアセテートとプレドニゾンの併用を承認

Prednisone[プレドニゾン]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
Medline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

研究結果
【NCIブログ】小児白血病治療が思春期・若年成人にも有効(2019/02/25)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

プレドニゾンの臨床試験/治験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

検索リンク

PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索可能。

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