Durvalumab [デュルバルマブ]

米国承認初掲載日: 2017/05/05~

このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。

米国の商標 Imfinzi [イミフィンジ]  
日本の承認の有無/商標KEGG PMDA で調べる / 商標 イミフィンジ

  ※原文リンクは、個人のブラウザの自動翻訳でご覧いただけます。

『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 → Durvalumab [デュルバルマブ]

適応となるがん

デュルバルマブは、以下の治療に承認されています。

非小細胞肺がん(NSCLC)。手術による切除不能で、プラチナ製剤による化学療法および放射線治療後に増悪しなかったIII期NSCLCの成人患者に使用されます。

小細胞肺がん。進展型小細胞肺がんの成人患者に、初回治療としてカルボプラチン+エトポシドまたはシスプラチン+エトポシドとの併用で使用されます。

デュルバルマブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。 
→ 適応となるがん最新(原文ページ)

FDA承認ニュース
FDAが進展型小細胞肺がんにデュルバルマブを承認
FDAが切除不能III期非小細胞肺がん(NSCLC)にデュルバルマブを承認
FDAが切除不能ステージ3非小細胞肺がんにデュルバルマブを承認
FDAが尿路上皮がんにdurvalumabを迅速承認

Durvalumab[デュルバルマブ]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
Medline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

研究結果
【NCIブログ】デュルバルマブが進行胆道がんの生存を緩やかに改善(2022/02/10)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報
【NCIブログ】HLA遺伝子:免疫療法薬が必ずしもすべての人に有効ではない理由(2022/01/27)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報
【NCIブログ】免疫チェックポイント阻害薬の長期的な副作用が研究で明らかに(2021/04/30)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報
【NCIブログ】デュルバルマブと化学療法の併用により、小細胞肺がんの生存期間が延長(2019/10/31)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報

現在行われている臨床試験
デュルバルマブの臨床試験/治験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

検索リンク

PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索可能。

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