Doxorubicin Hydrochloride Liposome [ドキソルビシンリポソーム]
アルファベット別
五十音別
米国承認初掲載日: 2007/08/10~
このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。
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『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 → ドキソルビシンリポソーム |
適応となるがん
ドキソルビシンリポソームは、以下の治療に単剤または他剤との併用で承認されています。
・他の薬剤が使用できない、もしくは他の全身化学療法後に悪化したエイズ関連のカポジ肉腫
・多発性骨髄腫。一種類以上の化学療法による治療歴がありボルテゾミブによる治療歴のない患者にボルテゾミブとの併用で使用されます。
・プラチナ製剤を含む化学療法による治療後に悪化または再発(再燃)した卵巣がん
ドキソルビシンリポソームは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
ドキソルビシンリポソームは、リポソーム(非常に小さい脂質粒子)内にドキソルビシンを含む製剤です。本製剤は同成分の他の製剤と比べ有効に機能し、副作用が少ないことが示されています。また、体内でより長時間作用するため、頻繁に投与する必要がありません。本製剤に適用されるドキソルビシンの詳細情報については、
ドキソルビシンの薬剤情報をご覧ください。
→ 適応となるがん最新(原文ページ)
FDA承認済み適応一覧
ドキソルビシンリポソームのFDA承認(日本語訳)
Doxorubicin Hydrochloride Liposome[ドキソルビシンリポソーム]に関する詳細情報
NCI治療薬辞典(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
Medline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用
治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。
ドキソルビシンリポソームの臨床試験/治験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト
検索リンク
PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。 |
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索可能。 |
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ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。