Trifluridine and Tipiracil Hydrochloride[トリフルリジン・チピラシル]

米国承認初掲載日: 2015/10/05~

このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。

米国の商標 Lonsurf[ロンサーフ]   
日本の承認の有無/商標KEGG PMDA で調べる / 商標 ロンサーフ

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『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 →Trifluridine and Tipiracil Hydrochloride[トリフルリジン・チピラシル]

適応となるがん

トリフルリジン・チピラシルは、以下の治療に承認されています。
・転移した大腸がん。フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンおよびVEGF阻害剤による治療歴のある成人患者に使用されます。野生型KRAS遺伝子を有する患者はEGFR阻害剤の投与歴も必要です。
・転移した胃腺がんまたは胃食道接合部腺がん。フルオロピリミジンとプラチナ製剤による化学療法、タキサンもしくはイリノテカンのいずれか、また、適応がある場合にはHER2/neuを標的とした治療のうち少なくとも2種類の治療を受けたことがある成人患者に使用されます。
トリフルリジン ・チピラシルは、他のがん種の治療についても試験が行われています。 
→ 適応となるがん最新(原文ページ)

FDA承認ニュース
FDAが胃および胃食道接合部腺がんにトリフルリジン・チピラシルを承認
FDAが進行大腸がんに経口薬トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合錠を承認

Trifluridine and Tipiracil Hydrochloride[トリフルリジン・チピラシル]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
Medline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

トリフルリジン・チピラシルの臨床試験/治験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

検索リンク

PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索可能。

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