NCI(米国国立がん研究所)

放射線リスクと小児CT(コンピュータ断層撮影):医療従事者のための指針の画像

放射線リスクと小児CT(コンピュータ断層撮影):医療従事者のための指針

有用な画像診断機器であるCTの小児への使用が急増している。最新のCTおよびその使用増加にともないCT撮影による小児の被ばくが増える可能性があるため、小児へのCT使用は公衆衛生上の懸案事項である。 本概要(稿)は、特に小児におけるCTの意義と
臨床試験参加の費用の画像

臨床試験参加の費用

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 臨床試験に参加する場合にかかる、さまざまな種類の費用、および誰がど
AYA世代のがんサバイバーの健康問題に関する研究の画像

AYA世代のがんサバイバーの健康問題に関する研究

AYA世代(思春期および若年成人)にがんと診断されたサバイバーは、がんに罹患していない同世代の人々よりも、広範囲に及ぶ慢性的な健康問題を生じる可能性が高いことが大規模の新しい研究で明らかになった。 また本研究では、特定のがん治療とAYA世代
新治療の普及により、肺がんの死亡率が急激に低下の画像

新治療の普及により、肺がんの死亡率が急激に低下

NCIプレスリリース 2020年8月12日 最も一般的な肺がんである非小細胞肺がん(NSCLC)の死亡率が米国で急激に低下しており、主な原因は最近の治療の進歩であるとの新規研究が報告された。 本研究は、米国国立衛生研究所(NIH)の一部であ
NCIが支援するコロナウイルス臨床試験リスト2020年8月更新の画像

NCIが支援するコロナウイルス臨床試験リスト2020年8月更新

臨床試験とは、ヒトを対象にする研究試験のことです(*日本では一部を「治験」と呼びます)。臨床試験を通じて、医師は治療法や患者の生活の質を向上させる新たな方法を見出します。 米国国立がん研究所(NCI)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV
白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価の画像

白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価

今では使われなくなった古い薬剤2種が、血液腫瘍の一種である急性骨髄性白血病(AML)の治療薬として有望であることを研究者らが発見した。再評価されたbisantrene(ビサントレン)、 brequinar(ブレキナル)という2薬剤は、マウス
進行膀胱がんに対する免疫療法薬のタイミングが明らかにの画像

進行膀胱がんに対する免疫療法薬のタイミングが明らかに

2020年6月24日  最新情報:2020年7月1日、米国食品医薬品局(FDA)が白金製剤を用いた化学療法後に腫瘍が縮小したか又は増殖を止めた進行膀胱がんを有する患者に対し、アベルマブ(バベンチオ)を承認した。この承認は、転移していない(局
NCIが支援するコロナウイルス臨床試験リストの画像

NCIが支援するコロナウイルス臨床試験リスト

臨床試験とは、ヒトを対象にする研究試験のことです。臨床試験を通じて、医師は治療法や患者の生活の質を向上させる新たな方法を見出します。 NCIは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)患者に対する有望な治療法を調
肝がんスクリーニングの新たな血液検査方法を開発の画像

肝がんスクリーニングの新たな血液検査方法を開発

【米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース】 肝がんで最も多い肝細胞がんの発症リスクが高い人の特定に役立つ新しい検査が開発された。このアプローチは、患者が特定のウイルスに曝露したことがあるかどうかを簡単な血液検査で調べるものである。 この
AI二重染色検査により、子宮頸がん検診の精度と効率が向上の画像

AI二重染色検査により、子宮頸がん検診の精度と効率が向上

【NCIプレスリリース】 ヒトパピローマウイルス(HPV)検査による一次検診で陽性と診断された女性の追跡検査として、標準検査法である子宮頸部細胞診(パップテスト)と比較して、コンピューター・アルゴリズムが子宮頸がん検診の精度と効率を向上させ
NCIのCCDI構想により小児・AYA世代がんの研究が加速の画像

NCIのCCDI構想により小児・AYA世代がんの研究が加速

Norman E. Sharpless医師の報告 2019年7月、研究者、支援者をはじめ多くの人々が一堂に会して、小児、思春期および若年成人(AYA)がんに対する研究を加速させるために必要なデータの収集、分析、共有のより効率的かつ効果的な手
メンタルヘルス治療はがん生存向上につながる可能性の画像

メンタルヘルス治療はがん生存向上につながる可能性

精神疾患のあるがん患者は、メンタルヘルス治療を受けると延命につながるかもしれない。このことが新規研究によって示唆された。 この研究によれば、退役軍人プログラムで肺がん治療を受けた 50,000 人以上の退役軍人のうち、精神疾患があり、薬物を
コロナ感染拡大下でのがん臨床試験に関するQ&Aの画像

コロナ感染拡大下でのがん臨床試験に関するQ&A

◆ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は臨床試験にどのような影響を与えているでしょうか? COVID-19パンデミックの臨床試験への影響は、お住まいの地域によって異なります。COVID-19の感染者数が少ない地域では、臨床試験に大
リツキシマブを加えた治療法が高悪性度B細胞リンパ腫の若齢患者に有効の画像

リツキシマブを加えた治療法が高悪性度B細胞リンパ腫の若齢患者に有効

最近の研究結果により、バーキットリンパ腫などの増殖が速いB細胞非ホジキンリンパ腫と新たに診断された小児および若年成人の治療基準が確立された。  同研究ではリツキシマブ(リツキサン、Truxima[トルキシマ])を標準化学療法に追加し、小児お
脳脊髄希少がんネットワーク・クリニックの画像

脳脊髄希少がんネットワーク・クリニック

 米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。  希少な脳脊髄腫瘍の患者が米国国立衛生研究所(NIH)のNCI-CONNECT(脳脊髄希少がんネットワー
オランザピンは進行がんによる吐き気や嘔吐を軽減の画像

オランザピンは進行がんによる吐き気や嘔吐を軽減

研究者らは、化学療法が原因ではない吐き気や嘔吐がある進行がん患者に対して有望な治療法をみつけたという手ごたえを感じている。NCIが資金を提供した小規模研究において、プラセボと比較し、オランザピンによる治療によりがん患者の吐き気と嘔吐が大幅に
オラパリブとルカパリブの承認で、前立腺がん治療はPARP阻害薬の時代に突入の画像

オラパリブとルカパリブの承認で、前立腺がん治療はPARP阻害薬の時代に突入

米国食品医薬品局(FDA)による最近の承認2件は、一部の前立腺がん男性患者用治療薬である分子標的薬の適応拡大という新たな道を開いた。 今回の承認は分子標的薬オラパリブ(リムパーザ)とルカパリブ(ルブラカ)に対するもので、いずれも前立腺がんが
血液検査で早期がんの発見は可能かの画像

血液検査で早期がんの発見は可能か

血液検査と画像診断を用いて、がんの既往歴も症状もない女性に、がん(一部は早期がん)が検出された。この種としては初めての研究である。 血液検査では、それぞれの検診が推奨される乳がん、肺がん、大腸がんが検出された。しかし、検診方法が存在しない他
バーキットリンパ腫成人患者に毒性の低い用量調整EPOCH-R療法の画像

バーキットリンパ腫成人患者に毒性の低い用量調整EPOCH-R療法

バーキットリンパ腫成人患者に対し、すべての年齢群かつHIV感染状況を問わず、標準的な用量強化化学療法より毒性の低い代替治療レジメンが高い有効性を示すことが新たな研究により明らかになった。用量調整(DA)EPOCH-R(エトポシド、プレドニゾ
改訂版栄養成分表示は、がんも含めた健康や食の科学を反映の画像

改訂版栄養成分表示は、がんも含めた健康や食の科学を反映

2020年1月1日、米食品医薬品局(FDA)は多くの食品製造業者に対し、各自社製品に栄養成分表示の改訂版を表示するよう、要請を開始した。本インタビューでは、FDA食品安全応用栄養センター栄養政策上級顧問 Robin McKinnon博士とN
ルキソリチニブが一部の移植片対宿主病患者に有用の画像

ルキソリチニブが一部の移植片対宿主病患者に有用

造血幹細胞移植を受けて数カ月以内に移植片対宿主病(GVHD)を発症し、ステロイドに反応しなかった血液のがんを有する患者は、他の治療法よりもルキソリチニブ(ジャカビ)に反応する可能性が高いことが、大規模臨床試験の結果により明らかになった。 こ
BTK阻害薬が COVID-19のサイトカインストームを抑え、呼吸困難を改善の画像

BTK阻害薬が COVID-19のサイトカインストームを抑え、呼吸困難を改善

ブルトンチロシンキナーゼ(BTK)タンパク質を阻害することは、一部の重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に臨床的有益性があることが臨床試験の初期データから示唆された。研究者らは、いくつかの血液腫瘍の治療に承認されているBTK
乳がん女性の定期的な運動が生存期間を延長する可能性の画像

乳がん女性の定期的な運動が生存期間を延長する可能性

高リスク乳がんと診断された女性の生存期間の延長と身体活動を関連づける既存のエビデンスに、新たな研究結果が追加された。 がんの診断前および治療後に定期的に身体活動を行っていた女性は、活動を行っていなかった女性と比較して、がんの再発や死亡の可能
PSMA PET-CT検査が前立腺がんの転移を正確に検出の画像

PSMA PET-CT検査が前立腺がんの転移を正確に検出

一部の前立腺がん男性患者において、身体の他の部位に転移したがんの検出には、最もよく使用されている方法よりも効果的な画像診断方法があることが、大規模臨床試験の結果から示唆されている。 オーストラリアで実施された本試験では、前立腺を超えて転移す