NCI(米国国立がん研究所)

シスプラチンを使えない頭頸部がんにはセツキシマブがデュルバルマブより有効の画像

シスプラチンを使えない頭頸部がんにはセツキシマブがデュルバルマブより有効

抗がん薬であるシスプラチンは放射線療法と併用され、局所進行頭頸部がんの初発患者に対する標準治療法である。しかし、こうしたがん患者の約3分の1には、難聴や腎臓病など他の健康障害があり、こ...
がん患児が必要な支持療法を受けられるよう支援の画像

がん患児が必要な支持療法を受けられるよう支援

がん治療中の若年患者に症状について定期的に尋ねるという単純な行為によって、患者らがより良い支持療法を受けられ、つらい副作用が軽減されるようになることが、2件の新たな臨床試験結果からわか...
5種のがんで予防と検診が救命に大きく寄与の画像

5種のがんで予防と検診が救命に大きく寄与

がんの予防と検診の改善により、過去45年間で5種類のがんによる死亡が治療の進歩によるよりも多く回避されたことが、米国国立衛生研究所(NIH)の研究者が主導したモデル化研究で示された。2...
ニボルマブは進行ホジキンリンパ腫の治癒率向上につながる可能性の画像

ニボルマブは進行ホジキンリンパ腫の治癒率向上につながる可能性

免疫療法薬ニボルマブ(オプジーボ)が、進行した古典的ホジキンリンパ腫を患う10代以上の患者に対する一次治療の一部を成すことが、NCI資金提供による大規模臨床試験の最新結果で示された。

約...
遠隔医療によるがん緩和ケアは患者のニーズに合うの画像

遠隔医療によるがん緩和ケアは患者のニーズに合う

COVID-19パンデミック中、がん治療における遠隔医療の利用が急増した。この期間中、一時期、対面での医療が制限され、医師の診察の多くがオンラインで行われていた。最近は遠隔医療の柔軟性...
膀胱がんへの拡大リンパ節摘出術は生存転帰改善に差がないとの試験結果の画像

膀胱がんへの拡大リンパ節摘出術は生存転帰改善に差がないとの試験結果

外科医は、一部の膀胱がん治療法として、膀胱と周囲のリンパ節を摘出する。リンパ節を摘出すると、がんが骨盤内に再発する可能性が低くなる。

局所性筋層浸潤性膀胱がん患者が膀胱摘出手術を受ける場...
前がん状態と腫瘍の生物学の手がかりを探すNIH研究の画像

前がん状態と腫瘍の生物学の手がかりを探すNIH研究

概要複数の研究から得られた新たな知見は、腫瘍がどのように発生し、広がり、治療に反応するかに関する重要な情報を提供する。がんムーンショット計画の一つで、国立衛生研究所(NIH)が...
がん患者による医療用大麻の使用増加に対応を迫られる腫瘍医たちの画像

がん患者による医療用大麻の使用増加に対応を迫られる腫瘍医たち

一連の新たな研究により、がん患者におけるカンナビノイド使用の増加と、その傾向が及ぼす影響の一部に焦点が当てられている。 

複数の研究結果によると、がん治療を受けている人の約20%から40...
ポンセグロマブはがん悪液質治療に大変革をもたらすか?の画像

ポンセグロマブはがん悪液質治療に大変革をもたらすか?

治験薬であるポンセグロマブが、がん患者に影響を及ぼすことが多い衰弱症候群である悪液質に対して有効な治療薬になる可能性があることが、臨床試験結果から明らかになった。

悪液質の特徴的な徴候は...
骨髄性悪性腫瘍の精密医療による治療:NIH臨床試験の画像

骨髄性悪性腫瘍の精密医療による治療:NIH臨床試験

国立衛生研究所 (NIH) は、急性骨髄性白血病 (AML) および骨髄異形成症候群 (MDS) 患者の腫瘍細胞における特定の遺伝子変化を標的とした治療薬の新たな組み合わせに関して、概...
若年AYA世代を質の高いがんケアにつなぐプログラムの画像

若年AYA世代を質の高いがんケアにつなぐプログラム

思春期から自活、就職、社会での人間関係まで、青少年や若年成人は次々と立ちはだかる困難に直面しているように感じることがある。そこにがんが加わるとしたらどうだろう。

毎年、約9万人の青年・若...
大腸がん検診におけるシールド・リキッドバイオプシーの位置づけは?の画像

大腸がん検診におけるシールド・リキッドバイオプシーの位置づけは?

7月、食品医薬品局(FDA)は、大腸がんの平均的リスクがある人の一次スクリーニングとして使用する初の血液検査を承認した。

シールド(Shield)と呼ばれるこの検査は、血液中に浮遊するD...
パンデミック後の新規がん診断件数、予想されたリバウンドはみられずの画像

パンデミック後の新規がん診断件数、予想されたリバウンドはみられず

概要米国国立衛生研究所(NIH)の研究によると、2021年のがん罹患傾向は、COVID-19パンデミック以前にほぼ戻った。しかし、検診やその他の医療が中断された2020年におけ...
トラベクテジン併用化学療法は平滑筋肉腫患者の延命に役立つ の画像

トラベクテジン併用化学療法は平滑筋肉腫患者の延命に役立つ 

何十年もの間、化学療法薬であるドキソルビシンは、多くの種類の進行肉腫(身体の骨や軟部組織から発生するがん)患者に対する主力薬であり続けている。以前に検証されたドキソルビシン+他の化学療...
デノスマブなどの骨修飾薬に起因する顎骨壊死はそれほど稀ではないの画像

デノスマブなどの骨修飾薬に起因する顎骨壊死はそれほど稀ではない

がんが骨転移した場合、患者は疼痛や骨折などの骨関連事象を緩和する薬を投与されることが多い。しかし、こうした薬剤によって時として顎骨の一部が壊死することがある(顎骨壊死)。

顎骨壊死は、デ...
乳がんは周りの感覚神経を利用して広がる可能性の画像

乳がんは周りの感覚神経を利用して広がる可能性

身体には、触覚、痛覚、温度覚などの感覚を神経系に伝える感覚神経がぎっしり詰まっている。これらの神経は、あらゆる臓器や多くの腫瘍の組織を通って絡み合っている。そして新たな研究によれば、乳...
一部の消化管間質腫瘍(GIST)ではイマチニブを中断なく使用すべきとの臨床試験結果の画像

一部の消化管間質腫瘍(GIST)ではイマチニブを中断なく使用すべきとの臨床試験結果

一部の進行した消化管間質腫瘍(GIST)の治療薬としてイマチニブ(販売名:グリベック)を投与されている人は、病状が悪化するまではその治療を中断せずに続けるべきであるとする臨床試験の新た...
高リスク膀胱がんに対する術後ペムブロリズマブは無病生存期間を延長の画像

高リスク膀胱がんに対する術後ペムブロリズマブは無病生存期間を延長

NIHの臨床試験結果から、この疾患の治療選択肢が拡大高リスクの筋層浸潤性膀胱がん患者において、手術で膀胱を摘出した後、免疫療法薬による治療によってがんのない期間がほぼ2倍になる...
CAR-T細胞療法後の二次がんリスクを知るの画像

CAR-T細胞療法後の二次がんリスクを知る

2023年11月、米国食品医薬品局(FDA)は、CAR-T細胞療法を受けた人において二次がん、特にT細胞リンパ腫が発生した20例以上を調査中であると発表した。いくつかの例では、CAR-...
FDAが進行滑膜肉腫にアファミトレスゲン オートルーセルによるT細胞受容体療法を正式承認の画像

FDAが進行滑膜肉腫にアファミトレスゲン オートルーセルによるT細胞受容体療法を正式承認

8月2日、米国食品医薬品局(FDA)は、軟部肉腫の一種である転移性滑膜肉腫の一部患者の治療をを目的として、afamitresgene autoleucel[アファミトレスゲン オートル...
JAK阻害薬併用による免疫チェックポイント阻害薬の効果向上が2つの臨床試験で示されるの画像

JAK阻害薬併用による免疫チェックポイント阻害薬の効果向上が2つの臨床試験で示される

2つの臨床試験で、炎症を抑制する薬剤に、一般的な免疫療法薬の効果を向上させる可能性があることが明らかになった。1つは肺がん患者、もう1つはリンパ腫患者を対象とした2つの試験において、免...
子宮内膜がんに対する免疫療法薬(イミフィンジ、キイトルーダ、Jemperli)の選択肢が増えるの画像

子宮内膜がんに対する免疫療法薬(イミフィンジ、キイトルーダ、Jemperli)の選択肢が増える

食品医薬品局(FDA)は、進行子宮内膜がん患者に対する3つの免疫療法薬を新たに承認した。承認されたのは免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれる薬剤である。

6月14日に発表された1つ...
医療を受けられないマイノリティがんサバイバー向け運動推奨プログラムの画像

医療を受けられないマイノリティがんサバイバー向け運動推奨プログラム

からだを動かすことは、がんサバイバーにとって、生活の質を向上させ、再発の可能性を低くするなど、多くの恩恵をもたらす。しかし、多くのがんサバイバーは推奨レベルの身体活動を行うのに苦労して...
ロルラチニブはALK陽性肺がんの増殖を抑制:脳転移予防の可能性もの画像

ロルラチニブはALK陽性肺がんの増殖を抑制:脳転移予防の可能性も

ALK遺伝子変異を有する進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療として、ロルラチニブ(販売名:ローブレナ)はクリゾチニブ(販売名:ザーコリ)よりも優れていることが、国際共...