ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(更新)
<目次>
HPVワクチンとは何ですか。
どのような人がHPVワクチン接種を受けるべきですか。
HPVワクチンを何回接種する必要がありますか
HPVワクチンはどのようにして効果を示しますか
HPVワクチンはどのようにして作用しますか
なぜほとんどの人にとってHPVワクチン接種は重要ですか。
HPVワクチンは安全ですか
HPV既往感染者や子宮頸部細胞が変化している女性はHPVワクチン接種を受けるべきですか
HPVワクチンを接種した女性でも子宮頸がん検診を受ける必要がありますか。
HPVワクチンの接種費用はいくらですか。また、保険で補償されますか。
どのような研究がHPV感染症予防戦略に関して実施されていますか。
HPVワクチンとは何ですか
HPVワクチンはヒトパピローマウイルス(HPV)に対して予防効果のあるワクチンです。 HPVは200種類以上あるウイルスの一群で、そのうち40種類以上の型が直接的な性的接触を通じて感染します。このうち2種類の型は性器いぼを引き起こし、約10種類の型は、子宮頸がん、肛門がん、中咽頭がん、陰茎がん、外陰がん、および膣がんなどのがんの発症に関わっています。
病原性HPV感染予防ワクチンであるガーダシル、ガーダシル9、およびサーバリックスの3種類は、米国で承認されています。ガーダシル9は2016年以来、米国で唯一使用可能なHPVワクチンで、以下の9種類の型による感染を予防します。
・6型および11型:性器いぼの90%を引き起こします(1)
・高リスク型である16型および18型:子宮頸がんの約70%と、その他にもHPV関連がんの大半を引き起こします(2–4)
・高リスク型である31型、33型、45型、52型、および58型:子宮頸がんの10~20%を同時に引き起こします
2017年5月現在、ガーダシル9は米国で唯一使用可能なHPVワクチンです。サーバリックスとガーダシルは現在も他国で使用されています。
サーバリックスは16型と18型による感染を予防し、ガーダシルは6型、11型、16型、および18型による感染を予防します。いずれのワクチンも現在でも一部の他国で使用されています。
どのような人がHPVワクチン接種を受けるべきですか
米国疾病予防管理センター(CDC)米国予防接種諮問委員会(Advisory Committee on Immunization Practices:ACIP)は、HPVワクチンなどの、米国におけるワクチン接種全般に関する推奨を作成します。HPVワクチン接種に関する現行のACIP推奨は以下の通りです(5)。
・9~26歳の小児・成人。HPVワクチンの定期接種は11、12歳で推奨されます。また、9歳から開始できます。HPVワクチン接種は、26歳までに適切な早期接種歴が無い全ての人に推奨されます。
・27~45歳の成人。米国食品医薬品局(FDA)は45歳までのHPVワクチン接種を承認しているとはいえ、27~45歳までの全成人に対して推奨しているわけではありません。その代わり、臨床医が適切な早期接種歴が無いこの年齢層の患者とHPVワクチン接種が彼らに対して適切かどうか話し合うことを考慮するようACIPは推奨します。より多くの人々が既にHPVに曝露されているので、この年齢層の患者に対するHPVワクチン接種の利益は少ないです。
・妊娠している人。妊娠の後までHPVワクチン接種を延期する必要がありますが、その前に妊娠検査を行う必要はありません。ワクチン接種が妊娠に影響を及ぼしたり、胎児に害をもたらしたりするという科学的根拠は存在しません。
HPVワクチンを何回接種する必要がありますか
HPVワクチンは連続接種されます。ACIPは連続接種開始年齢に応じて、さまざまな接種スケジュールを明記します(6)。15歳の誕生日の前に連続接種を受け始める小児は完全防御のために、2回接種が必要です。15歳以上で連続接種を開始する人やある種の免疫不全疾患患者は完全防御のために、3回接種が必要です。
現在、HPVワクチンの1回接種は有効かどうかが研究されています。「どのような研究がHPV感染症予防戦略に関して実施されていますか?」を参照してください。
HPVワクチンはどのようにして効果を示しますか
臨床試験から、HPVワクチンはHPVに最初に曝露される前に、すなわち性的活動を開始する前に接種すると、標的とする型のHPVによる子宮頸部感染予防に高い効果を示すことが示されています。HPVワクチンは、肛門(7)や口部(8, 9)などのHPVが感染する他の組織の感染を減少させることもわかっています。
HPVによる細胞の変化やがんの発生には何年もかかるため、HPVワクチンがこうした転帰リスクも低減することが確認されたことはごく最近のことです。臨床試験や集団ベース研究由来実環境データによって現在では、HPVワクチンが被接種女性で、子宮頸部、膣、および外陰の前がん病変やがんのリスクを著しく減少させることが証明されています(10–13)。男性を対象としたガーダシルの臨床試験で、それが持続感染による肛門の細胞変化を予防できることが示されています(14)。ガーダシル9が承認されることになった臨床試験では、標的とする発がん性の型7種類全て(16型、18型、31型、33型、45型、52型、および58型)が引き起こす子宮頸部、外陰部、および膣の感染、ならびに前がん病変の予防にほぼ完全な効果を示すことがわかりました(10)。
サーバリックスとガーダシルが 2種類の高リスク型HPVである16型と18型による感染しか予防しないとはいえ、これらの型はHPV関連がんの大半を引き起こします。2017年発表の政策方針書で、世界保健機関(WHO)はこれらのHPVワクチンには同等の効果があると表明しました(15)。さらに、サーバリックスは他にもがんを引き起こすいくつかの型に対し十分な防御効果を示すことが分かっています。これを交差防御と言います(16)。サーバリックスの3回接種歴がある女性では、HPV31型、33型、および45型による新規感染を大幅に防御できました(17)。
現在までに、標的となるHPVの型による感染に対する防御効果はガーダシルで10年以上(18)、サーバリックスで最高で11年(17)、およびガーダシル9で6年以上持続したことが分かりました(19)。現在ワクチンの効果に関する長期試験が行われており、その結果から研究者らは防御効果の持続期間をより詳しく理解するでしょう(20)。
HPVワクチンはどのようにして作用しますか
ウイルス感染を予防する他のワクチンと同様に、HPVワクチンは、人体が将来HPVに感染したときにそれに結合し、細胞への感染を予防する抗体を産生するよう促します。
現在使用されているHPVワクチンは、HPV外殻タンパク質によって作られるウイルス様粒子を基盤としています。ウイルス様粒子はウイルスDNAを持たないので、感染性を示しません。しかしながら、ウイルス様粒子は野生型ウイルス粒子に酷似し、また抗ウイルス様粒子抗体は野生型ウイルス粒子に対する活性も示します。ウイルス様粒子は免疫原性が強いことがわかっており、このことはウイルス様粒子が体内において大量の抗体産生を誘導することを意味します。これによりHPVワクチンは高い効果を示します。
これらのワクチンは他の性感染症の予防にはならず、また既にHPV感染症がある場合やHPVによる疾患の治療にもなりません。
なぜHPVワクチン接種は重要ですか
HPVワクチン接種と子宮頸がん検診を併用することで、子宮頸がんに対する最大の防御効果が示される可能性があります。また、HPVワクチン接種は、子宮頸部以外の部位におけるHPV関連がんの発生リスクも減少させます。
HPVワクチン接種は、使用された(かつ、交差防御の程度に応じて、恐らく他の種類の)ワクチンが標的とする型のHPVによる感染から被接種者を防御するだけではありません。ある集団において、HPVワクチンを接種することで、標的の型となるHPVの有病率も低下させることができます。その結果、ワクチン非接種者への感染を減少させます(集団防御や集団免疫という現象)。例えば女児が高率でガーダシル接種を受けているオーストラリアでは、当時ワクチン接種を受けていなかった若年男性においても、ワクチン接種プログラム開始後4年以内には、若年女性と同様に性器いぼの発生率が低下しました(21)。
大規模HPVワクチン接種が未接種者を防御するというさらなる科学的根拠は、6,000万人以上の被接種者が参加した高所得国14カ国における女児のみを対象にしたHPVワクチン接種プログラムに関する2019年発表のメタ解析に由来します(22)。このメタ解析から、接種開始前の時期と比較して、ワクチン接種開始から最大8年後に、肛門性器いぼの診断は25~29歳の女性で31%、15~19歳の男児で48%、20~24歳の男性で32%減少したことが示されました。
同様に、米国内のある地域における20~29歳の女性を対象とした研究では、HPVワクチン導入後約10年以内に、被接種女性と未接種女性の両方で、ワクチンが標的とするHPV型の有病率が低下し、直接防御と集団防御の両方の科学的根拠が示されました(23)。
HPVワクチン接種の普及により、全世界の子宮頸がんの発生率が約90%低下する可能性があります(16,19)。さらにHPVワクチンは、集団検診とその後の治療、生検、ならびに子宮頸がん検診に伴う侵襲的処置の必要性を減らすため、結果的には医療費の削減および追跡調査に関連する不安の軽減に役立つことになります(24)。
主に子宮頸がん検診により、米国では子宮頸がんの発生率は低下している一方、HPV関連中咽頭がん、外陰がん、および肛門がんの発生率が上昇しています(25)。実際、2012~2016年のデータを解析したところ、米国ではHPVが子宮頸がんよりも中咽頭がんを多く引き起こすことが分かりました(2)。子宮頸がん以外のがんに対する正式な検診プログラムがないので、HPVワクチン接種の普及は公衆衛生上著しい効果を与える可能性があります。
HPVワクチンは安全ですか
安全です。12年以上にわたる安全性モニタリングから、HPVワクチンは重篤な副作用を引き起こさないことが示されています。最も頻度が高い問題は、接種部位における一時的な疼痛と他の局所症状です。こうした問題は他のワクチンで高頻度に認められるものと同様です。
FDAとCDCは、ガーダシルの認可以来予防接種後副反応報告システムに報告されている、このワクチンに関連した有害な副作用に関する安全性レビューを実施しました(26–28)。有害な副作用の発生率は、ガーダシルの認可前に実施された安全性試験で認められたものと合致し、また他のワクチンで認められたものと同様でした。HPVワクチンに関する最近の安全性データレビューでは、引き続きその安全性が示されています(29,30)。
ガーダシルでは、他のワクチンと同様に、失神が認められることがあります。失神後の転倒は時に頭部外傷などの重篤な外傷を引き起こすことがあります。ワクチン被接種者を接種後最大15分間椅子に腰掛けさせることで、こうした外傷を大抵は予防することができます。FDAとCDCは医療従事者に対して、失神と外傷を予防するために、ワクチン被接種者全員を接種後15分間椅子に腰掛けさせる、もしくは体を横たえさせる、そして入念に観察するよう指示しました。詳細はCDCのページ「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン」から入手できます。
HPV既往感染者や子宮頸部細胞が変化している女性はHPVワクチン接種を受けるべきですか
HPVに感染した場合や細胞診で異常が認められた場合、HPV感染が示唆されます。それでも、HPVワクチンはまだ感染していない高リスク型HPVから防御すると期待されることから、接種年齢群に属する(9~26歳)このような人々には接種を受けるようACIPは推奨しています。しかしながら、HPVワクチン接種は、すでに罹患しているHPV感染症や細胞診における異常を治癒させないということを本人に伝える必要があります(31)。
HPVワクチンはHPV既往感染者に接種しても安全であることがわかっていますが、性交渉前に接種を受けることにより、その利益は最大となります(32,33)。
HPV既往感染者は、たとえHPVワクチンに含まれるその型のうち1つまたは2つ以上にすでに感染していたとしても、ワクチンから得られる利益はありそうです。
HPVワクチン被接種女性はそれでも子宮頸がん検診を受ける必要がありますか
受けるべきです。HPVワクチンは発がん性の型全てに対する防御効果を示さないため、被接種女性は未接種女性と同様に、検診の推奨事項に従うよう勧められます。ワクチンを接種する女性の検診に関する推奨事項については、将来変更される可能性があります。
HPVワクチンの接種費用はいくらですか。また、保険で補償されますか。
(*米国の事情です)
ほとんどの民間保険プランはHPVワクチン接種費用に適用されます。米国連邦政府医療費負担適正化法は大多数の民間保険プランに対し、推奨済みの予防医療(HPVワクチン接種を含む)には、患者の負担や控除免責がないような保険を適用するよう命じています。
メディケイド(米国における公的医療保険制度の1つ)は、ACIPによる勧告に従ってHPVワクチン接種費用に対して適用されます。なお、メディケイドの下では、20歳以下の接種資格者の予防接種は必ず保険適用となる医療行為です。また、米国連邦政府による小児のためのワクチン接種プログラムは、18歳以下の小児に予防接種を受けさせるものです。その対象となる小児は、メディケイドの有資格者、保険未加入者、保険内容が十分でない者、または、アメリカ先住民もしくはアラスカ先住民です。
ガーダシル9を製造するメルク社(北米以外ではMSD社)はメルクワクチン患者支援プログラムを提供しています。同プログラムでは、米国在住の、健康保険未加入かつ世帯年収が一定額未満の19~45歳の人に対して、ガーダシル9を無料で提供しています。
どのような研究がHPV感染症予防戦略に関して実施されていますか。
HPVワクチンが1回接種するだけで有効な場合、これは重要な進歩となるでしょう。オーストラリア国内の女性のデータを用いた大規模観察研究から、HPVワクチンの1回接種は、高悪性度子宮頸部病変の予防において2回または3回接種と同等の効果があることが分かりました(34)。コスタリカにおけるサーバリックスの地域密着型臨床試験由来データの解析から、1回接種するだけでHPVの自然感染時の約9倍を超える抗HPV抗体が産生され、抗HPV抗体価が11年以上持続したことが分かりました(35)。また、HPV感染率は10年以上低下したままです(35)。
こうした知見を確認し、広げるために、NCIが主導する臨床試験2件がコスタリカで着手されています。ESCUDDO試験は 12~16歳の女児20,000人を対象としたランダム化二重盲検比較対照試験で、HPVの子宮頸部への持続感染を予防する上で、サーバリックスまたはガーダシル9のいずれかの1回接種が2回接種と同等の効果を示すかどうかを検証するものです。PRIMAVERA-ESCUDDO試験は非ランダム化非盲検試験で、9~14歳の女児におけるサーバリックス1回接種と、18~25歳の女性におけるガーダシルの3回接種を比較した際の免疫原性に関して、ESCUDDO試験よりも早期かつ補完的な結果が得られる予定です。
現在研究中のもう1つの予防戦略は局所性殺ウイルス薬です。カラギーナンは海藻の一種から抽出され、食品や他の製品に幅広く使用される化合物ですが、基礎研究において、カラギーナンがHPV感染を抑制することが分かりました。ランダム化臨床試験由来データの中間解析から、カラギーナン含有潤滑ゲル製剤の継続使用により、健常女性における性器HPV感染症リスクが低下することが示されました(36)。
研究者らは、HPV感染予防ではなく、その感染歴のある女性においてがんの発症を予防することができるような、治療用ワクチンの開発に取り組んでいます(37–40)。こうしたワクチンは免疫系を活性化させ、感染細胞を特異的に狙い殺傷することで作用します。現行の臨床試験では、HPV関連子宮頸部や外陰部の病変の治療用DNAワクチンの安全性と有効性を検証しています。
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参考文献
Cervical Cancer—Patient Version(原文)
子宮頸がん検査について:パップテストとHPV検査(日本語訳)
原文更新日:2021年5月25日
原文掲載日
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