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BRCA1、BRCA2遺伝子変異の発がんリスクを確認
2017年8月9日
国際的研究者チームは、遺伝的にBRCA変異を有する女性の、乳がんならびに卵巣がんの発症リスクに関する初めての大規模前向き研究の結果を発表した。 BRCA1およびBRCA2遺伝子は、細胞が損傷したDNAを修復する際に重要なタンパ
タバコ関連の疾病及び死亡対策の転換へ、FDAが包括的規制案を発表
2017年8月8日
タバコに含まれるニコチンを中毒性のないレベルに下げることで、タバコ規制の将来予測を高めることを目指す 米国食品医薬品局(FDA)は本日、タバコとニコチンの規制に関する新たな包括的計画を発表した。これは、子供たちをさらに十分に保護し、タバコ関
FDAが再発性または治療抵抗性の急性骨髄性白血病にenasidenibを承認
2017年8月9日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、新規分子標的薬enasidenib(商品名:Idhifa)を、特定の遺伝子変異をもつ再発または治療抵抗性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者を対象とする治療薬として承認した。この薬剤の承認はコンパニオン診
BRCA変異陽性で卵巣がん既往女性への乳房切除術は効果が薄い
2017年8月8日
予防手術は生存への有益性が少なく高コストと研究で判明 BRCA遺伝子の変異は、乳がんおよび卵巣がんの生涯の発症リスクの上昇と呼応しており、この遺伝子変異を有する女性の多くが予防措置として乳房切除術または卵巣および卵管の摘出を検討する。 &n
RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響
2017年8月7日
MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが慢性移植片対宿主病にイブルチニブを承認
2017年8月7日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年8月2日、1種類以上の治療で効果がみられなかった慢性移植片対宿主病(cGVHD)の成人患者の治療薬として、イブルチニブ(商品名:イムブルビカ)の適応を拡大した。cGVHDの治療薬としては、本剤が初めての
サバイバー全体で受動喫煙は減少するも、特定集団ではいまだ高い傾向
2017年8月5日
喫煙に関連のあるがんサバイバーと社会経済的に不利な状況にあるサバイバーは、受動喫煙率が高い傾向 1999/2000年から2011/ 2012年の期間において、非喫煙成人がんサバイバーの受動喫煙が39.6%から15.7%に低下し
FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認
2017年8月4日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月31日、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、およびイリノテカンによる治療後に進行した、ミスマッチ修復機 能欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)を示す12歳以上の 転
HERA試験後10年:HER2陽性早期乳がんの術後療法の現在
2017年8月3日
HER2陽性乳がんは、すべての浸潤性乳がんの約20%を占める。1980年代後半にこの受容体が同定されたことにより、乳がんの治療が劇的に進歩し、HER2増幅/過剰発現患者の予後が著しく改善された。 乳がんでは、HER2はHER2標的治療による
遺伝性の遺伝子変異で発生するがんの割合は増える可能性
2017年8月2日
この記事は、サイエンス・サージャリーシリーズ3回のうちの3番目の記事です。 ビクトリアの質問:「遺伝性の遺伝子異常により発生するがんは、現在考えられているよりも多いのでしょうか」。 この真相を探るため、遺伝学とがんリスクの専門
若年急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者への強力な移植前処置が最善
2017年8月2日
今回の大規模第3相臨床試験の結果は同種幹細胞移植を受ける予定の若年急性骨髄性白血病(AML)患者または骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては、強力な前処置を使用することが望ましいことを示唆している。 本試験において、大量化学
膀胱がん再発を予測する新しい簡易検査が考案
2017年8月1日
British Journal of Cancer誌に掲載された論文によると、既存の検査法よりも早期かつ正確に膀胱がんの再発を感知する簡易検査が考案された。 リヨン大学病院の研究者らは、膀胱がん患者348人の尿でTERTと呼ば
House Call ‐ がんによる疲労
2017年8月1日
MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
腸内マイクロバイオームがメラノーマの免疫療法に影響を及ぼす
2017年7月31日
MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
進行乳がんに対するアベマシクリブ、FDA優先審査に指定
2017年7月29日
MONARCH 1試験および MONARCH 2試験に基づき新薬承認を申請 2017年7月10日、イーライリリー社は、同社のサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害剤であるアベマシクリブの新薬承認申請(NDA)が米国食品医
PD-L2発現が抗PD-1免疫療法の奏効を予測できる可能性
2017年7月29日
ヒト腫瘍のPD-L2タンパク質発現は、PD-L1発現の有無に関わらず、頭頸部扁平上皮がん患者の抗PD-1免疫療法剤ペムブロリズマブ(キートルーダ)への臨床反応に関連しているという研究が、米国がん学会の機関誌Clinical Cancer R
広範なリンパ節郭清はメラノーマ患者の生存率を高めない
2017年7月27日
従来のリンパ節郭清術は、皮膚原発巣から1個ないし少数の隣接するリンパ節に転移があるメラノーマ患者にとって最善の治療法であろう。大規模国際臨床試験の結果から、あらためてこのような結果が示唆された。 この臨床試験では、原発巣から最
症状自己報告Webシステムの使用が生存期間延長に効果
2017年7月26日
がん領域における患者報告アウトカム(PRO)利用の増加を裏付ける研究 米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 ASCO専門委員Harold J. Burstein医師は言う。「オンライン・テクノロジーは私たちの生活のまさにあらゆる場面でコミュニ
短期の化学療法が大腸がん患者の最良の治療となり得る
2017年7月25日
一部の大腸がん患者にとって、術後の化学療法をより短期間にすることが望ましいかもしれないという結果が国際的な共同研究から得られた。 これは、米国、欧州、アジアで同時に実施された6つの第3相臨床試験を解析して得られた結果である。解
MammaPrintに関するASCOガイドライン更新
2017年7月25日
MammaPrintゲノム検査の使用に関する新たな推奨が本日発表された。この推奨は、今後早期乳がん患者に対する補助化学療法についての判断の指針になると考えられる。この推奨は、早期乳がん患者におけるバイオマーカーの利用に関する米国臨床腫瘍学会
バイオマーカー検査で前立腺がん診断時の不要な生検を減らせる
2017年7月25日
尿中の2種類のバイオマーカー検査によって、一部の男性で前立腺がんの診断を確定するための不要な生検を回避できる可能性があることが、新たな試験の結果によって示されている。 前立腺特異抗原(PSA)検査または直腸診(DRE)で異常が
ASCO発表集:がん免疫療法薬に関するジョンズホプキンス研究結果
2017年7月24日
■1 新しい免疫治療薬の併用療法(抗PD-1+抗LAG-3)は、前治療で標準治療を行った患者のメラノーマを抑制する 免疫チェックポイント阻害薬は免疫抑制シグナルを排除し、がんに対する免疫システムの攻撃力を回復させる薬剤であるが、2つのチェッ
Mammaprint分子検査で死亡リスクが最も低い乳がん患者を特定
2017年7月24日
最小限の治療でも超低リスク患者の長期生存をUCSFの研究が示す 分子検査により、診断および腫瘍切除から20年経過した後も乳がんによる死亡リスクが非常に低い患者の特定が可能であることが、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)がスウェ
小児がん素因症候群へ推奨するサーベイランスをAACRが発表
2017年7月23日
コンセンサスがんサーベイランス推奨 2016年10月、米国がん学会(AACR)は、小児がん素因症候群専門家による国際会議を開催し、これらの症候群の現在の知見を評価し、コンセンサス・サーベイランス推奨を提案した。Clinical