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FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体)阻害剤による膀胱がん治療の画像

FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体)阻害剤による膀胱がん治療

MDアンダーソン OncoLog 2018年7月号(Volume 63 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが切除不能肝細胞がんにレンバチニブを承認の画像

FDAが切除不能肝細胞がんにレンバチニブを承認

2018年8月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、切除不能な肝細胞がん(HCC)患者の初回治療にレンバチニブカプセル(商品名:レンビマ、エーザイ社)を承認した。   本承認は、治療歴のない、遠隔転移を有するあるいは切除不能なHC
健康的な食事習慣の順守でがんリスク軽減の画像

健康的な食事習慣の順守でがんリスク軽減

4つの栄養スコアの分析からアルコールを控えた食事で最大の効果が示された。 健康的な食事と運動を積極的に取り入れ、アルコール摂取を控えた食習慣は、乳がん、前立腺がん、大腸がんのみならず、あらゆるがんの罹患リスクの軽減に関連していることが米国が
フレイル(虚弱)評価ツールが多発性骨髄腫患者の生存を予測の画像

フレイル(虚弱)評価ツールが多発性骨髄腫患者の生存を予測

実年齢だけでなく、身体機能と生活の質(QOL)の2要素を考慮するフレイル(虚弱)インデックスが高齢患者の治療意思決定に役立つ可能性 「多発性骨髄腫やそれ以外のがんを発症している高齢患者の治療合併症のリスクが高いことはわかっています。ですが、
再発膠芽腫に対するポリオウイルス療法で、3年生存率が21%の画像

再発膠芽腫に対するポリオウイルス療法で、3年生存率が21%

デューク大学の治療法が第1相試験において、致命的ながんの長期生存に有用であることが示された   デュークがん研究所で開発された遺伝子改変型ポリオウイルス療法は、第1相臨床試験において3年生存率が21%で、再発膠芽腫患者の長期生存率
チオ硫酸ナトリウムは子供のシスプラチン誘発性聴覚障害を予防の画像

チオ硫酸ナトリウムは子供のシスプラチン誘発性聴覚障害を予防

薬剤のチオ硫酸ナトリウムが化学療法薬のシスプラチンでがん治療を受けている子供の聴覚を保護する可能性のあることが最新の試験結果で明らかになった。   その臨床試験には、シスプラチンが標準的化学療法である非転移(局所)肝がんの子供が参
免疫療法への新しいアプローチは一部の乳がん患者に完全奏効をもたらすの画像

免疫療法への新しいアプローチは一部の乳がん患者に完全奏効をもたらす

米国国立がん研究所(NCI)の研究者らが開発した免疫療法の新たな方法により、他のすべての治療法が無効であった患者の乳がんで完全退縮がもたらされた。この患者は、NCIのがん研究センター(CCR)の外科部門長であるSteven A. Rosen
ハイリスク乳房病変の管理の画像

ハイリスク乳房病変の管理

MDアンダーソン OncoLog 2018年7月号(Volume 63 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
2030年までに世界の女性の肺がん死亡率が40%以上上昇との予測の画像

2030年までに世界の女性の肺がん死亡率が40%以上上昇との予測

52カ国で収集したデータ分析の結果、全世界の女性における肺がん年齢調整死亡率は2015年から2030年の間に43%上昇すると予測されることが、米国がん学会(AACR)のCancer Research誌の報告で明らかになった。 全世界の乳がん
前立腺がん治療薬、塩化ラジウム223(ゾーフィゴ)の使用制限を推奨―欧州医薬品庁(EMA)の画像

前立腺がん治療薬、塩化ラジウム223(ゾーフィゴ)の使用制限を推奨―欧州医薬品庁(EMA)

塩化ラジウム223の使用は3次治療以降、または他の治療が受けられない場合に限定されるべき   欧州医薬品庁(EMA)安全委員会であるファーマコビジランス・リスク評価委員会(PRAC)は、2018年7月9日~12日に行われた会合にお
FDAが再発/難治性の急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認の画像

FDAが再発/難治性の急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認

2018年7月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査で感受性IDH1変異が検出された再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者に対し、ivosidenib[イボシデニブ](商品名:Tibsovo、Agios Pha
FDAがまれな副腎腫瘍にイオベングアンI 131を承認の画像

FDAがまれな副腎腫瘍にイオベングアンI 131を承認

2018年7月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身化学療法を必要とし、イオベングアンスキャン陽性で切除不能、局所進行/転移性の褐色細胞腫・傍神経節腫(PPGL)を有する成人および小児患者(12歳以上)に対する治療薬としてiobengu
バイオマーカー検査で喫煙者の肺がんリスク評価が向上の画像

バイオマーカー検査で喫煙者の肺がんリスク評価が向上

  血液検査によりCT検診の対象が重喫煙歴者以外にも拡大される可能性 MDアンダーソン ニュースリリース 2018年7月12日 国際調査チームがJAMA Oncology誌に報告した研究によると、血液中の4種類のタンパクを組み合わ
局所進行頭頸部がんに対する現在の各治療戦略および化学療法選択肢の比較の画像

局所進行頭頸部がんに対する現在の各治療戦略および化学療法選択肢の比較

シスプラチンを用いた化学放射線併用療法が標準治療であると、ネットワークメタ分析で明らかに Oral Oncology誌で最近発表された論文で、イタリア、ローマにあるIRCCS(科学的入院医療施設)レジナ・エレナ国立がん研究所耳鼻咽喉科・頭頸
FDAがリボシクリブをHR陽性HER2陰性の進行/転移性乳がんに適応拡大の画像

FDAがリボシクリブをHR陽性HER2陰性の進行/転移性乳がんに適応拡大

2018年7月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性の進行/転移性乳がんを有する閉経前または閉経期の女性に対する初回内分泌治療としてribociclib[リボシクリブ](商品名:Kisqali、No
子宮頸がん一次検診においてHPV検査が細胞診よりも正確の画像

子宮頸がん一次検診においてHPV検査が細胞診よりも正確

「従来の検診(細胞診)の代わりに新しい検査方法(HPV検査)を実施すれば、年間何百人もの女性が子宮頸がんを免れることができるでしょう」と、デイリーメール電子版が伝えた。 カナダで行われた研究により、子宮頸がんのほぼ全症例の原因であるヒトパピ
免疫チェックポイント阻害薬で脳転移を有するメラノーマの生存が改善の画像

免疫チェックポイント阻害薬で脳転移を有するメラノーマの生存が改善

脳転移を有する皮膚メラノーマ(悪性黒色腫)(MBM)患者では、チェックポイント阻害剤を用いた初回治療により全生存期間の中央値が1.4倍延長したことが、米国がん学会 の機関誌であるCancer Immunology Research誌に掲載さ
小児がんサバイバーの心機能障害発見に有望なワイヤレス機器の画像

小児がんサバイバーの心機能障害発見に有望なワイヤレス機器

ハンドヘルドデバイスが化学療法治療を受けた小児がんサバイバーの心機能障害を正確に発見 米国がん学会の機関誌Clinical Cancer Research誌に掲載された研究結果によると、アントラサイクリン化学療法を受けた小児がんサバイバーに
血管新生阻害薬の画像

血管新生阻害薬

米国国立がん研究所(NCI)ファクトシート 〈目次〉 血管新生とは何ですか? なぜ血管新生はがんにとって重要なのですか? 血管新生阻害薬はどのように作用するのですか? どのような血管新生阻害薬が人のがん治療に用いられていますか? 血管新生阻
免疫チェックポイント阻害剤に対する年齢の影響の画像

免疫チェックポイント阻害剤に対する年齢の影響

免疫チェックポイント阻害剤は、がんに対する免疫応答の制御を解除する薬剤であり、進行したメラノーマ(悪性黒色腫)の一部の患者には驚くほどよく作用するが、その他の多くの患者にはまったく作用しない。臨床医や研究者は、良好な反応を示す可能性が最も高
食事でステージ3大腸がんの再発リスクを低減できる可能性の画像

食事でステージ3大腸がんの再発リスクを低減できる可能性

切除可能大腸がんの治療を受けた患者では、インスリン値を上昇させる炭水化物などの成分が少ない食事によって、疾患再発リスクが大幅に低減する可能性があることが、ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導する新たな研究で示唆された。   ス
膵臓がん患者の約10%に先天的遺伝子多型の画像

膵臓がん患者の約10%に先天的遺伝子多型

  ダナファーバーがん研究所の研究者らによると、膵臓がん患者を対象にした大規模研究において、10%近くが膵臓がんに罹りやすくさせている可能性のある先天的な遺伝子多型または変異を持つことがわかった。また、一部の遺伝子変異が一定の化学
トリフルリジン+ティピラシルは既治療の転移性胃がん患者に有効の画像

トリフルリジン+ティピラシルは既治療の転移性胃がん患者に有効

TAGS研究では全生存期間の中央値が2カ月延長 少なくとも2種類の化学療法による前治療を受けた転移性胃がん患者を対象に、トリフルリジン+ティピラシル+ベストサポーティブケア(BSC)群とプラセボ+BSC群を比較する第3相試験が行われ延命効果
頻回の経過観察の検査は大腸がんサバイバーに有益かの画像

頻回の経過観察の検査は大腸がんサバイバーに有益か

がんの再発を調べる経過観察の検査を年に1回以上実施しても、治療を受けた大腸がんの患者に有益でない可能性があることが最近実施された2つの研究結果で明らかになった。   がん治療を受けた人への経過観察の検査すなわちサーベイランスの目標