発信元
低用量タモキシフェンが非浸潤性乳管がん/小葉がんの再発と発症を減少させる
2018年12月25日
低用量タモキシフェン(1日5 mg)投与はプラセボ投与と比較して、乳房上皮内腫瘍の診断後に手術を受けた女性の再発および新規疾患リスクを半減させ、重篤な有害事象は増加しなかったとのランダム化第3相臨床試験(TAM-01)の結果が、12月4日〜
FDAがFLT3変異陽性の再発性白血病(AML)治療薬としてギルテリチニブを承認
2018年12月23日
<FDA承認> 2018年11月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認済み検査でFLT3遺伝子変異陽性であった、再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)成人患者の治療薬として、ギルテリチニブ[gilteritinib](商品名
FDAが非ホジキンリンパ腫にrituximab-abbsを承認
2018年12月23日
2018年11月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、CD20陽性B細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の患者に対して、リツキシマブ(商品名:リツキサン、Genentech Inc.社)の初のバイオシミラー(バイオ後続品)としてrituxima
ASH2018 、白血病・リンパ腫治療の臨床試験結果
2018年12月20日
白血病・リンパ腫患者に対する免疫療法および試験的な分子標的薬の臨床試験の新たな結果を、ダナファーバーがん研究所の研究者らが米国血液学会(12月1~4日)で報告している。 ここでは3つの発表について概説する。その中の1つは、CAR-T細胞療法
FDAが転移非小細胞肺がんに化学療法+アテゾリズマブを承認
2018年12月20日
2018年12月6日、米国食品医薬品局(FDA)は、EGFRまたはALK遺伝子変異がない転移非扁平上皮非小細胞肺がん( NSq NSCLC)患者の一次治療に対してベバシズマブ、パクリタキセルおよびカルボプラチンとの併用でアテゾリズマブ(テセ
外用剤は乳がんの予防に有用か
2018年12月19日
タモキシフェンは、疾患リスクが高い女性の乳がん予防に有用である。しかし、タモキシフェンの利益を受ける立場にある女性の多くは、ほてり、血栓や脳卒中のリスク上昇などの副作用への懸念から、この錠剤を服用していない。経口のタモキシフェンに代わる、よ
クラウドファンディングサイトがインチキ療法を推進?
2018年12月17日
「インターネットの資金調達サイトはがんのインチキ代替療法の使用をあおっていると専門家たちが警告している」とMail Online紙が報じている。The Independent紙でも次のように警告している。「クラウドファンディングのサイトは、
白血病(AML)の第2相試験で多剤免疫療法+化学療法が奏効
2018年12月15日
MDアンダーソンがんセンターで行われた臨床試験で、3剤併用療法は急性骨髄性白血病において完全奏効率43%を示している。 MDアンダーソンニュースリリース:2018年11月13日 免疫チェックポイント阻害剤(ICPI)2剤と、標
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の第2相試験でtagraxofuspが奏効
2018年12月14日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが率いる、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)患者を対象とした第1相および第2相試験で、tagraxofuspという臨床試験薬が高い奏効率を示した。BPDCNは、まれではあるが悪性度が
実臨床下での免疫療法薬による副作用は臨床研究よりも多い
2018年12月14日
専門家の見解 「免疫チェックポイント阻害薬は多くのがん患者の生存期間を改善しますが、これまでの新しい治療法と同様に、その使用には副作用のリスクが伴います。免疫療法は実用化されてからまだ数年しか経過していませんが、普及しつつあることから、この
CAR-T療法を受けたリンパ腫(DLBCL)患者の半数以上が2年後も生存
2018年12月14日
ZUMA-1試験とは別に行われたリアルワールドデータに基づく研究において同様の結果が報告される びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に関する第1/2相多施設共同試験に参加した患者における試験終了後の状態について解析したところ、「ax
FDAが高齢者急性白血病の治療にvenetoclaxを承認
2018年12月13日
2018年11月21日、米国食品医薬品局は、75歳以上で新たに急性骨髄性白血病(AML)と診断されたか、強力な導入化学療法を妨げる合併症を有するAML患者の治療において、アザシチジン、デシタビンもしくは低用量のシタラビンの併用薬にvenet
骨髄系腫瘍に対する造血幹細胞移植の新たな研究成果-ASH2018
2018年12月13日
造血幹細胞移植を受けた骨髄系腫瘍の患者の成績向上に関連するダナファーバーがん研究所の研究者らによる複数の報告が12月1~4日に行われた米国血液学会(ASH)年次総会において発表された。これらの研究は、移植後の再発予防や、低用量化学療法を用い
便移植が免疫チェックポイント阻害薬による大腸炎に効果的
2018年12月13日
多くみられる大腸炎の副作用はマイクロバイオーム操作により治療効果が得られる 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を用いた治療に起因する重症大腸炎に苦しむ患者を治療するために、初めて健常ドナーからの腸内細菌を移植した。2人の患者が在籍するテキ
FDAが75歳以上または合併症がある成人のAMLにglasdegibを承認
2018年12月12日
2018年11月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、75歳以上、もしくは強力な寛解導入療法に適さない合併症がある新規に診断された急性骨髄性白血病(AML)の患者に対して、glasdegib(商品名:DAURISMO、Pfizer Labs
FDAが特定の遺伝子特性を有する固形腫瘍に対してlarotrectinibを承認
2018年12月7日
2018年11月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、既知の後天的な耐性変異を伴わない神経栄養因子受容体チロシンキナーゼ(NTRK)融合遺伝子を有し、転移がみられるか外科的切除による重篤な合併症の発症率が高く、適切な治療がない、もしくは治療
FDAが血球貪食性リンパ組織球症にemapalumabを承認
2018年12月3日
2018年11月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人および小児(新生児以上)の原発性血球貪食性リンパ組織球症(HLH)患者で難治性、再発、もしくは進行性の疾患を有する患者、または従来のHLH治療法に不耐性を示す患者に対してemapal
ペムブロリズマブ併用療法が転移/再発した頭頸部がんの生存率を改善
2018年12月3日
ドイツ・ミュンヘンで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 2018年度学会で報告されたKEYNOTE-048試験の最新結果で、ペムブロリズマブによる免疫療法が再発または転移した頭頸部がん患者の生存率を改善することが示された。(1) 転移や
子宮頸がんの低侵襲手術は開腹子宮摘出術より治癒率が劣る
2018年11月28日
MDアンダーソンによる2つの研究が早期がんの手術ガイドラインに影響する可能性 MDアンダーソンニュースリリース 2018年10月31日 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが主導した2つの研究で、早期子宮頸がん女性に対する標準
FDAが2種類のリンパ腫にブレンツキシマブ ベドチンを承認
2018年11月29日
2018年11月16日、米国食品医薬品局は未治療の全身性未分化大細胞リンパ腫(sALCL)または、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫および非特定型末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)を含むCD30陽性PTCL に化学療法を併用する形でのブレンツキシマ
HPV(子宮頸がん)ワクチン:親が子供に接種させない本当の理由
2018年11月27日
研究の結果、安全性への心配が理由の上位であり、医師が患者への教育およびワクチン推奨に力を入れる必要があることが示唆される。 ジョンズホプキンス研究者たちの新たな調査データ研究によると、性感染を起こすヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン
FDAがガーダシル9(HPVワクチン)を27歳-45歳成人にも拡大承認
2018年10月26日
FDAニュースリリース 2018年10月5日 米国食品医薬品局(FDA)は、ガーダシル9(ヒトパピローマウイルス(HPV)9価ワクチン、遺伝子組換え)ワクチン投与を27〜45歳の男女にも拡大承認する、一部 変更申請を本日承認した。ガーダシル
小細胞肺がんの免疫療法薬がついに生存期間を改善
2018年11月26日
20年以上にわたる年月の中で初めて、一つの治療が進行小細胞肺がん(SCLC)患者の生存期間を改善できることが示された。 大規模臨床試験において、免疫療法薬のアテゾリズマブ(テセントリク)を標準化学療法レジメンと併用した治療法により、この侵襲
早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効
2018年11月26日
[ESMO 2018プレスリリース] ニボルマブ(免疫チェックポイント阻害剤)+イピリムマブ(免疫チェックポイント阻害剤)の術前併用療法がミスマッチ修復欠損を呈する早期大腸がん患者において100%の割合で病理学的な著効を示したことが、ES