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早期トリネガ乳がんのアテゾリズマブ併用療法はQOLを下げずに治療効果を改善
2020年12月27日
早期乳がん患者に対する標準化学療法レジメン+免疫チェックポイント阻害薬併用は、化学療法単独と比べて患者の日常動作能力に悪影響を及ぼさないことが、ダナファーバー、ブリガム&ウィメンズがんセンターの新たな研究結果で示された。 免疫チェックポイン
再発/難治性の芽球性形質細胞性樹状細胞腫瘍に、抗体薬物複合体IMGN632が有望
2020年12月25日
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)において全奏効率29%、良好な安全性プロファイルを示す初期研究データ テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者主導による第1/2相試験で、CD123を標的とする新規抗体薬物複合体IMGN63
FDAが進行前立腺がんにレルゴリクスを承認
2020年12月25日
2020年12月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人の進行前立腺がん患者を対象とした初の経口ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体拮抗薬relugolix[レルゴリクス](販売名:ORGOVYX、Myovant Sciences
FDAが転移HER2陽性乳がんにマルゲツキシマブを承認
2020年12月24日
2020年12月16日、米国食品医薬品局(FDA)はヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)陽性転移乳がんを有する成人患者の治療を適応として、抗HER2抗体薬による2レジメン以上の治療歴のうち少なくとも1レジメンが転移がんに実施されている場合
乳がんサバイバーは妊娠する可能性は低いが、健常児を産み長期にわたり健康状態が良好
2020年12月24日
大規模メタ解析により、出産可能年齢の乳がんサバイバーが妊娠する可能性は一般の人々に比べて低く、早産などの特定の合併症のリスクが高いことが示された。しかし、妊娠したサバイバーのほとんどは健常児を出産しており、長期生存に悪影響が及ぶことはないと
CAR-T細胞療法は高リスク大細胞型B細胞リンパ腫の一次治療として有望
2020年12月24日
ZUMA-12試験:高リスク大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)に対する一次治療としてアクシセル(axi-cel)を評価する初の試験 アブストラクト405 自己抗CD19キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法であるアクシセルが、新規かつ効果的な
同種移植においてクローン性造血が有益であるとの驚くべき研究結果
2020年12月23日
近年確認されたクローン性造血(CH)とは、がんを有しない健常な人の血液中に血液腫瘍に関連する変異が検出される現象であり、高齢者に多くみられる。クローン性造血を有する人は無症状ながら、血液腫瘍や心臓発作、脳卒中などの有害な転帰を来すリスクが高
ブリナツモマブと化学療法の併用でB細胞性急性リンパ芽球性白血病の生存率が向上
2020年12月22日
アブストラクト464 モノクローナル抗体であるブリナツモマブ(販売名:ブリンサイト)を併用した化学療法レジメンでの初回治療により、フィラデルフィア染色体陰性B細胞性ALL(Ph-negative B-ALL)として知られる高リスク急性リンパ
同種幹細胞移植は、高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者の生存率を改善
2020年12月21日
同種幹細胞移植は、高齢の高リスク骨髄異形成症候群(MDS)患者の生存率を改善できるという、これまでで最も有力な証拠が新たな臨床試験結果で示された。ダナファーバーがん研究所の研究者らが、第62回米国血液学会(ASH)バーチャル年次総会で報告す
遺伝的脆弱性をもつ脳腫瘍の代謝を阻害する新しい標的治療
2020年12月21日
エノラーゼ阻害剤がENO1遺伝子を欠いたがん細胞に効くことが前臨床試験で示唆された テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、特定の遺伝子が欠けたがん細胞で重要な代謝経路を阻害するPOMHEXと呼ばれる新しい標的治療法を開発した
がん研究への組織提供
2020年12月18日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ がん研究の一環として、患者の組織提供について語っている短い動画です
米国血液学会2020ーフレッドハッチンソンがん研究センター
2020年12月17日
第62回米国血液学会(ASH)年次総会および展示会(2020年12月5日~8日、バーチャル形式で開催) 12月5日~8日にバーチャル形式で開催される第62回米国血液学会年次総会および展示会にて、フレッドハッチンソンがん研究センターは、細胞療
乳腺濃度は、がん治療後リンパ浮腫リスクを予測
2020年12月15日
腋窩リンパ節郭清を受ける乳がん患者において、マンモグラフィ乳腺濃度はリンパ浮腫のリスクと関連する要因の一つであることが新たな研究でわかった。 プリンセスマーガレットがんセンター(カナダ、トロント)のFei-Fei Liu医師は、「現在、患者
ビタミンD3サプリメントはがんの進行と死亡リスク低下に関連か
2020年12月15日
ビタミンD3のサプリメントを摂取している適正体重の健常な人では、進行がんと診断されるリスクが低いことが新しい研究で示された。 研究者らは、約26,000 人が参加したランダム化比較試験の二次分析データにおいて、 D3サプリメントを摂取した参
「例外的奏効症例」研究から、がん治療の手がかりとその可能性をつかむ
2020年12月14日
研究者らは、治療に例外的に奏効したがん患者を総合的に解析し、例外的奏効症例(エクセプショナル・レスポンダー)の腫瘍の分子変化を同定した。この試験結果によって示されたことは、がんゲノム解析により、予想外で長期にわたり治療の奏効をもたらす可能性
がん患者が語る診療記録(カルテ)閲覧の重要性
2020年12月14日
がん患者は診察の内容を要約した診察記録(カルテ)を電子媒体で閲覧できることが有益であると考えていることを、研究者らが明らかにした。腫瘍医やその他の医療提供者らは、患者が診療記録を閲覧することが重要であると認めているが、彼らの見解は患者の見解
進行ALK陽性肺がんへの初回治療としてロルラチニブはクリゾチニブより優れている
2020年12月10日
ロルラチニブは、進行ALK陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療薬としてクリゾチニブよりも無増悪生存期間が長く、脳腫瘍に対してより効果的であることが、ファイザー社の抗がん剤2剤比較試験の結果から明らかとなった。 ロルラチニブによる治
FDAが前立腺がんに初のPSMA標的PET画像診断薬を承認
2020年12月10日
2020年12月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、前立腺がんを有する男性に前立腺特異膜抗原(PSMA)陽性病変のポジトロン断層撮影(PET)に対する初の薬剤であるガリウム68PSMA-11(Ga68 PSMA-11)を承認した。 本剤は、
標的化した放射線照射は脊椎へのがん転移による痛みを軽減
2020年12月8日
背骨(脊椎)に転移したがんによる痛みは多くの患者にとって大きな問題である。高精度かつ高線量の放射線療法が、一部の患者において進行がんの脊椎転移による痛みを和らげる非常に効果的な方法となり得るかもしれないことが、新たな知見で示された。 この臨
FDAがRET遺伝子変異を有する甲状腺髄様がんにプラルセチニブを承認
2020年12月8日
2020年12月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身治療を必要とする進行もしくは転移RET変異甲状腺髄様がん(MTC)、または、全身治療を必要とするRET融合遺伝子陽性甲状腺がんで、放射性ヨウ素抵抗性(放射性ヨウ素治療が適切な場合)の成
膠芽腫においてデキサメタゾンは抗PD-1薬投与患者の生存期間を短くする可能性
2020年12月4日
免疫チェックポイント阻害薬を投与している膠芽腫患者のうち、治療開始前に脳浮腫治療に副腎皮質ステロイド剤デキサメタゾンを投与されていた患者では全生存期間が有意に短いという研究結果が、米国がん学会(AACR)発行のClinical Cancer
がん研究開発を加速する
2020年12月1日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ NCIは、個々の研究者や医療施設に資金と資源を提供し、がん患者のケ
中皮腫の腫瘍体積評価においてMRIはCTより優れている
2020年12月1日
中皮腫患者における原発巣の腫瘍体積を評価する際、MRIは、CTよりも優れていると英国の研究者らが報告した。 「腫瘍体積のMRI測定は、同じ腫瘍体積をCTで測定するよりも、その後の生存を予測する上で精度に優れていると思われる」と、英国のクイー
FDAが骨または骨髄の高リスク神経芽腫にnaxitamabを迅速承認
2020年12月1日
2020年11月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、前治療に対して部分奏効、軽度奏効、病勢安定を示す、骨または骨髄における再発/難治性の高リスク神経芽腫の1歳以上の小児患者と成人患者を対象に、naxitamab[ナキシタマブ](販売名:D