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転移性腎がんに新たな一次治療ニボルマブとカボザンチニブの画像

転移性腎がんに新たな一次治療ニボルマブとカボザンチニブ

CheckMate 9ER第3相臨床試験結果により転移性腎がん患者に対して新たな一次治療選択肢が提供された。この最新の結果速報は2020年欧州臨床腫瘍学会(ESMO2020)で発表された。(1) この試験では、標準治療であるスニチニブを対照
抗PD-L1抗体薬アベルマブは進行性尿路上皮がんの生存率を改善するの画像

抗PD-L1抗体薬アベルマブは進行性尿路上皮がんの生存率を改善する

【ロイター】JAVELIN Bladder 100試験の結果によると、進行性または転移性の尿路上皮がんに対して、維持療法として avelumab [アベルマブ](販売名:バベンチオ)を支持療法( best supportive care)に
パゾパニブが小児および成人の軟部肉腫に有望の画像

パゾパニブが小児および成人の軟部肉腫に有望

進行した軟部肉腫の患者の大半に行なう標準治療には、腫瘍切除手術の前に行なう放射線治療と、場合によっては化学療法がある。その目的は手術前に腫瘍を可能な限り多く死滅させることであり、これにより外科医は腫瘍の全部または大部分を安全に切除することが
がん患者は疼痛管理に必要なオピオイドを入手しているかの画像

がん患者は疼痛管理に必要なオピオイドを入手しているか

新しい研究により、米国の腫瘍内科医およびその他の医師が、高齢の患者に処方するオピオイド薬が減少してきたことが明らかになった。2013年から2017年にメディケア受給者に対するオピオイド処方率は、米国全体で、腫瘍内科医で約21%、その他の医師
アベマシクリブとホルモン療法の併用で、若年性ハイリスク乳がんの再発を抑制:ESMO 2020の画像

アベマシクリブとホルモン療法の併用で、若年性ハイリスク乳がんの再発を抑制:ESMO 2020

ホルモン受容体陽性(HR+)およびヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)の若年性ハイリスク乳がん患者において、ホルモン療法にabemaciclib[アベマシクリブ](販売名:ベージニオ)を追加することで、がんの再発リスクが25%減少する
イピリムマブが転移性去勢抵抗性前立腺がんの全生存期間を延長の画像

イピリムマブが転移性去勢抵抗性前立腺がんの全生存期間を延長

【ロイター】ドセタキセル(販売名:タキソテール)の投与を受けたことのある転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象とした、骨転移への放射線治療後のイピリムマブ(販売名:ヤーボイ)での治療が全生存期間の改善と関連していることが、CA1
ニボ+イピ併用が一部の進行前立腺がん患者に有効の画像

ニボ+イピ併用が一部の進行前立腺がん患者に有効

免疫チェックポイント阻害薬2剤併用の研究推進を支持する第2相試験結果 イピリムマブ(CTLA-4阻害薬。販売名:ヤーボイ)とニボルマブ(PD-1阻害薬。販売名:オプジーボ)の併用は、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の一部の患者に持続
多くの高齢者が不必要ながん検診を受けている【全米調査】の画像

多くの高齢者が不必要ながん検診を受けている【全米調査】

高齢者の半数以上が過去数年間に1回以上不要ながん検診を受けていたということが全米調査により判明した。 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、一般的ながんリスクの人は、大腸がん検診は75歳まで、乳がん検診は74歳まで、子宮頸がん検診は65
オシメルチニブ(タグリッソ)が肺がんの脳転移を抑制の画像

オシメルチニブ(タグリッソ)が肺がんの脳転移を抑制

【ロイター】タグリッソ(一般名:オシメルチニブ)は、英国の製薬会社アストラゼネカ社の売上首位の製品であるが、早期に診断された肺がんの特定の組織型において、脳への転移を遅らせると土曜日に発表された。 外科切除が可能な早期に診断され、いわゆるE
ダロルタミドで非転移性、去勢抵抗性前立腺がんの死亡リスクが低下の画像

ダロルタミドで非転移性、去勢抵抗性前立腺がんの死亡リスクが低下

【ロイター】新しい前立腺がん治療薬ダロルタミドが非転移性去勢抵抗性前立腺がん男性患者の3年時点の死亡リスクを31%低下させることが、第3相ARAMIS試験で得られた新たなデータより明らかになった。 試験費用を負担したフィンランドのOrino
ダブラフェニブ+トラメチニブ併用は切除後ステージ3メラノーマの長期生存率を改善の画像

ダブラフェニブ+トラメチニブ併用は切除後ステージ3メラノーマの長期生存率を改善

【ロイター】ダブラフェニブ(販売名:タフィンラー)および トラメチニブ(販売名:メキニスト)の併用療法はプラセボと比較して、切除後のステージ3メラノーマ(悪性黒色腫)患者における長期生存率を改善するとの先行知見が、COMBI-AD試験の最新
プロトンポンプ阻害薬は尿路上皮がんへのアテゾリズマブの反応を悪化させる可能性の画像

プロトンポンプ阻害薬は尿路上皮がんへのアテゾリズマブの反応を悪化させる可能性

免疫チェックポイント阻害薬のアテゾリズマブ(販売名:テセントリク)による治療を受けた尿路上皮がん患者のプロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用は、PPIを使用しなかった患者と比較して予後の悪化に関連していたとの研究結果が米国がん学会(AACR)
アスピリンの常用が高齢者のがん死亡リスクを高める可能性の画像

アスピリンの常用が高齢者のがん死亡リスクを高める可能性

数多くの研究では、低用量のアスピリンを定期的に服用している人は、がんと診断されたり、がんで死亡するリスクが低減する可能性があることが示唆されている。しかし、ASPREEという無作為化臨床試験から得られた新たな知見により、高齢者には同じことが
乳がんに対するパクリタキセル+アテゾリズマブ併用の有効性と安全性について、FDAが注意喚起の画像

乳がんに対するパクリタキセル+アテゾリズマブ併用の有効性と安全性について、FDAが注意喚起

2020年9月8日、米国食品医薬品局(FDA)は医療従事者、がん領域の臨床研究者、患者に対して、治療歴のない手術不能な局所進行性または転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)患者へのアテゾリズマブ(販売名:テセントリク)とパクリタキセル
FDAがRET融合遺伝子を有する肺がんにプラルセチニブを承認の画像

FDAがRET融合遺伝子を有する肺がんにプラルセチニブを承認

2020年9月4日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが承認した検査で検出された転移RET融合遺伝子陽性非小細胞肺がん(NSCLC)成人患者にプラルセチニブ(GAVRETO、Blueprint Medicines Corporation社
ESMOバーチャル会議2020:注目の演題の画像

ESMOバーチャル会議2020:注目の演題

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年次総会(2020年9月19日~21日開催)の全演題を現在こちらで公開している。 【主要演題】 (LBA:当日発表)(O:口頭講演) ・非小細胞肺がん、上部消化管がん、乳がん、腎がん、前立腺がんの日常診療を変えう
乳房再建ー乳房インプラント挿入前に考慮すべきこと【FDA】の画像

乳房再建ー乳房インプラント挿入前に考慮すべきこと【FDA】

  【乳房インプラントについて知っておくべき7つのこと】米国食品医薬品局(FDA) 日本語字幕版動画URL:https://youtu.be/8HlhQAU8Ee8 乳房インプラントによる手術を決定する前に、考慮すべきいくつかの重要事項があ
PCV化学療法が有効な脳腫瘍患者をゲノムバイオマーカーで特定の画像

PCV化学療法が有効な脳腫瘍患者をゲノムバイオマーカーで特定

オハイオ州立大学総合がんセンターのアーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロブ研究所(OSUCCC-James)の研究者らが行った研究によると、特定のゲノムバイオマーカーが、放射線治療後に化学療法を上乗せすることによって効果
トラスツズマブ併用でHER2陽性子宮漿液性がんの生存期間が延長の画像

トラスツズマブ併用でHER2陽性子宮漿液性がんの生存期間が延長

悪性度の高いタイプの子宮体がん患者の一部で、通常はある種の乳がんに用いる薬剤を使用すると生存期間が延長する可能性があることが、小規模な臨床試験の最新結果から明らかになった。 臨床試験に参加したのは、子宮漿液性がん(USC)が子宮外に転移した
【子宮頸がん検診】パップテストとHPV検査の画像

【子宮頸がん検診】パップテストとHPV検査

◆子宮頸がん検診とは何ですか? 子宮頸がん検診は女性の日常の健康管理のひとつとして不可欠です。子宮頸がんのほぼ全症例は、発がん性の性感染性である高リスク型ヒトパピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)感染により引
FDAが急性骨髄性白血病にアザシチジンを承認の画像

FDAが急性骨髄性白血病にアザシチジンを承認

2020年9月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、強化寛解導入化学療法後に初回完全寛解(CR)または不完全血球数回復を伴う完全寛解(CRi)を達成したが、集中治療を完了できない急性骨髄性白血病患者の継続治療として、アザシチジン錠(販売名:O
【ESMO専門家による指針】生存に影響を与えるがん治療を中止または延期すべきではないの画像

【ESMO専門家による指針】生存に影響を与えるがん治療を中止または延期すべきではない

COVID-19時代において、がん医療をどのように管理していくかという未解決の問題に応える包括的な欧州臨床腫瘍学会(ESMO)推奨事項をAnnals of Oncology誌で発表 COVID-19 パンデミック期のがん患者の診療方針に関す
パンデミック以降の医療では、オンライン診療の保険適用、患者教育、研究の促進が必要の画像

パンデミック以降の医療では、オンライン診療の保険適用、患者教育、研究の促進が必要

米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、がん医療におけるオンライン診療の活用に関する暫定意見書を提出し、普及に向けた具体的な措置を提言している。 COVID-19(新型コロナウィルス)パンデミックに対応するために行われた柔軟な保険償還(保険機関から
ESMOが進行がんに対する「次世代シーケンシング」の使用を初めて推奨の画像

ESMOが進行がんに対する「次世代シーケンシング」の使用を初めて推奨

腫瘍内科の主要専門組織である欧州臨床腫瘍学会(ESMO)は、転移がん患者のための『次世代シーケンシング(NGS)』の使用に関する推奨を発表した。 「学会による次世代シーケンシング(NGS)の使用に関する推奨はこれが初めてです」と、フランス、