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回復期患者の血漿は血液腫瘍患者のCOVID-19からの生還を後押しする可能性
2021年6月25日
COVID-19陽性の血液腫瘍患者に回復期患者の血漿を投与すると生存率の改善がみられたことが、多施設コホート研究において明らかになった。 「これは、COVID-19に罹患したがん患者の大規模集団において何らかの潜在的効果を示した初めてのCO
カンナビジオール(CBD)はがん患者に安全か?
2021年6月25日
カンナビジオール(CBD)は、大麻草に含まれている多くの化合物のうちの1つです。インターネット上では、がんをはじめ多くの疾患に対する代替療法として、さらには治療剤として、さかんに薦められていることがあります。また、がん患者さんからは、がんの
Apatinibは進行肝臓がんの中国人患者の生存期間を延長
2021年6月25日
Apatinib[アパチニブ]は前治療の後に進行した肝細胞がんの患者の全生存期間と無増悪生存期間の両方を延長することが、中国で新たに行われたランダム化比較試験により明らかとなった。 また、進行までの期間や客観的奏効を得た患者の割合など、すべ
2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目の演題(続報)
2021年6月7日
6月4~8日にオンラインで開催される2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、多くのがん疾患部位にわたる幅広いテーマを扱った27の試験が発表される。 下記の試験について、複数の疾患領域のASCO専門委員が第三者の立場から解説お
PSMA標的放射線療法は治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がんに有効
2021年6月14日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「化学療法や標的抗アンドロゲン療法後に進行した転移性去勢抵抗性前立腺がんの患者にとって、この新規標的放射線療法は大きなニーズを満たす可能性があります。この治療法の成功で、従来のがん治療に代わる治療法の検討
PARP阻害剤はBRCA1/2陽性、HER2陰性の高リスク早期乳がんの無病生存を有意に延長
2021年6月14日
【米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解】 「OlympiA試験の結果は、高リスク早期乳がん患者におけるBRCA遺伝子変異検査の必要性を強調するものです。これらの結果は、高リスク初期ステージ乳がん患者の治療決定に重要なインパクトを持つ可能性があ
ニボ+化学療法またはニボ+イピ併用療法が進行食道扁平上皮がんの全生存期間を改善
2021年6月14日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「進行食道がん患者さんは現在、治療選択肢がほとんどありませんが、その一部の患者さんはこれから免疫療法の恩恵を得ることになります。ニボルマブとイピリムマブの免疫療法薬2剤による併用療法は、化学療法を使用しな
2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題
2021年6月12日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが実施した複数の第2相臨床試験において、メラノーマ、乳がん、HER2陽性腫瘍、卵巣がんの患者で有望な結果が示されている。2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で発表されるこ
初回治療への免疫療法薬トリパリマブ追加は、再発/転移鼻咽頭がんの進行を遅らせる
2021年6月11日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「末期鼻咽頭がんの治療法開発は、他のがんの治療より遅れています。JUPITER-02試験の結果は、疾患が進行した患者さんの治療を変え、新たな希望を与えるものです」と、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の副会長お
術後ペムブロリズマブは特定の腎臓がんの無病生存期間を延長
2021年6月10日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「淡明細胞型腎細胞がん患者は手術をしても再発がしばしば起こり、再発した場合の治癒的治療選択肢は限られます。しかし、KEYNOE-564試験でぺムブロリズマブが効果を上げたことにより、まもなく、この患者さん
脳脊髄腫瘍の免疫療法の臨床試験
2021年6月7日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 神経腫瘍科医Marta Penas-Prado氏が、米国国立衛生研究所(NIH)が実施する、希少な脳脊髄腫
検診とワクチン接種の標準化により子宮頸がん発生率は低下するも、他のHPV関連がんは上昇
2021年6月4日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「子宮頸がんの減少は歓迎すべきニュースであり、リスクのある患者の検診やワクチン接種への集中的取組みが反映されているとみられる。今回の研究は、他のHPV関連がんの発生率の増大を食い止めるためにやるべきことが
FDAが進行非小細胞肺がんにKRAS G12C阻害薬ソトラシブを承認
2021年6月5日
2021年5月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが認可した検査でKRAS G12C変異が認められる局所進行または転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の全身治療歴のある患者を対象に、RAS GTPaseファミリー阻害薬であるソトラシブ
副作用に弱い高齢卵巣がん患者へのカルボプラチン単剤療法は、従来の2剤併用療法に劣る
2021年5月10日
新たに卵巣がんと診断された副作用に弱い高齢者において、カルボプラチン単剤療法は従来のカルボプラチン+パクリタキセル2剤併用療法に比べて治療効果が著しく劣ることが、数カ国でのランダム化比較臨床試験で明らかになった。 JAMA Oncology
ブレンツキシマブが若年ホジキンリンパ腫の放射線療法による被曝量を減らす可能性
2021年6月4日
ホジキンリンパ腫の小児および10代の一部の患者では、進行がんに対する放射線療法の必要性を減らす、またはなくすことができるかもしれない。 新たな試験では、小児および10代の高リスクホジキンリンパ腫患者に対する初回化学療法として、化学療法剤の1
遺伝子パネル検査で大腸の遺伝性がん症候群をより多く検出できる可能性
2021年6月3日
遺伝性がん症候群を有する大腸がん患者の最大38.6%(リンチ症候群患者6.3%を含む)は、現在の一般的な腫瘍スクリーニング法ではその病態が見逃された可能性があり、そして大腸がん患者の7.1%以上は、特定可能な遺伝性の遺伝子変異を有している。
トラスツズマブ デルクステカンは切除不能な大腸がんに有望
2021年6月2日
抗体薬物複合体であるトラスツズマブ デルクステカンが、標準治療抵抗性のHER2陽性の切除不能な大腸がんを対象とした非盲検第2相試験において、「有望かつ持続的な効果」を示した。 HER2増幅は大腸がんの2~3%に認められるが、現在までのところ
FDAがFGFR2融合遺伝子陽性切除不能胆管がんにインフィグラチニブを承認
2021年6月2日
2021年5月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療歴のある切除不能局所進行性または転移胆管がんを有し、FDA承認検査によって検出された線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)融合遺伝子陽性または他の遺伝子再構成を有する成人を対象に、キ
ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成
2021年6月1日
化学療法を含まないレジメンにより新規診断患者で完全寛解率が100%、分子学的寛解率が85% アブストラクト #7001 ポナチニブ(販売名:アイクルシグ)とブリナツモマブ(販売名:ビーリンサイト)の併用療法が、フィラデルフィア染色体陽性急性
免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせる
2021年6月1日
【ASCOの見解】「免疫療法薬は、進行メラノーマ(悪性黒色腫)の患者さんの治療の見通しに大きな変化をもたらしてきました。今回の試験では、PD-1とLAG-3という異なるチェックポイントに作用する2つの免疫療法薬の併用が成功を収めたことから、
免疫療法薬アテゾリズマブは早期非小細胞肺がん切除患者の再発を遅らせる
2021年6月1日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「早期肺がんの治療に免疫療法が有効であることが初めて確認されました。IMpower010試験は、特定の患者において、アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)が進行がんへの進行を遅らせ、より積極的な治療の必要
FDAがEGFRエクソン20挿入変異を有する進行/転移非小細胞肺がんにアミバンタマブを承認
2021年5月28日
2021年5月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、特定の非小細胞肺がん(NSCLC)に上皮成長因子受容体(EGFR)とMET受容体に対する二重特異性抗体であるアミバンタマブ(販売名:Rybrevant、Janssen Biotech, I
2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目のトップ演題
2021年5月27日
2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレス向けプログラムで、前立腺がん、乳がん、肺がん、腎がんの治療、検診、予防、治療へのアクセス、免疫治療、プレシジョン医療などの進歩が紹介される。プレス向けプログラムに掲載される研究は、年
FDAが切除後の食道がん、胃食道接合部がんに二ボルマブを承認
2021年5月27日
2021年5月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、食道がん、または胃食道接合部(GEJ)がんで、術前化学放射線療法を受けたにもかかわらず病理学的に残存している患者に対し、完全切除後の術後補助化学療法としてニボルマブ(販売名:オプジーボ、B