NCI(米国国立がん研究所)
癌治療後のフォローアップケア
2016年9月1日
>NCIサバイバーシップ がんの経過観察とは何ですか。がんの経過観察とは定期検診のことで、患者の病歴を見直したり診察をしたりします。経過観察では、画像診断(身体の内部の画像を撮る検査)、内視鏡検査(照明のついた細い管を用いて体の内
進行前立腺がんのDNA修復遺伝子にも遺伝性変異が影響
2016年8月31日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 新しい研究によると、進行前立腺がん男性の12%近くが、損傷DNA を修復する役割のある遺伝子に遺伝性の変異を有していることがわかった。BRCA2, ATMおよびCHEK2を含む
化学療法による吐気と嘔吐の予防にオランザピン
2016年8月25日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ NCIの資金提供で実施された大規模第3相臨床試験において、いくつかの精神疾患の治療に用いられている薬剤が、化学療法を受けている患者の吐き気 や嘔吐を抑制する可能性が見い出された
HotSpot3Dツールの開発により’遺伝子変異-薬剤標的’解析が可能に
2016年8月23日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向 新規に開発された解析ツールにより、新薬または既存薬の標的となる可能性があるがん細胞における既知の遺伝子変異の数が増える可能性がある。 研究者らは最近、HotSpot3D
乳がんの化学療法抵抗性に関する新原理
2016年8月17日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~BRCA1またはBRCA2遺伝子に変異を有する乳がんについて、薬剤耐性を獲得する意外な過程が基礎研究により明らかになり、DNA損傷修復の再構築をせずにすむようになった。この知見は、国立衛生
乳がんの骨転移の過程がマウス実験で明らかに
2016年8月17日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~研究者らは、マウスの乳がん細胞のひろがり方を追跡し、骨髄に出入りする乳がん細胞の動きを制御していると考えられる2つのタンパク質を同定した。 今回の研究によると、E-セレクチンと呼
たばこ規制研究における今後10年の取り組み
2016年8月4日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 公衆衛生における深刻な健康上の脅威に対し、早々と勝利宣言をしてしまったがゆえに、われわれは最大の危機の一つに直面している。 その脅威とは他でもない、喫煙である。&nb
乳がん術後アロマターゼ阻害療法の期間延長は有用(ASCO2016)
2016年7月28日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 早期のホルモン受容体(HR)陽性乳がんに罹患している閉経後女性では、アロマターゼ阻害剤を用いた術後補助療法の期間を初期治療終了から10年間に延長することに重要な利点がある可能性
血液検査(リキッドバイオプシー)は腫瘍生検の代替となるか
2016年7月22日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~腫瘍から血液中に流入した遺伝物質のDNA変異やその他の変化を調べる検査(リキッドバイオプシー)では、従来の腫瘍生検から得られる結果と極めて類似した結果が得られることがわかった。本研究は、同
高精度医療と免疫療法薬に関する初期臨床試験の演題(ASCO2016)
2016年7月22日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~初期相のがん臨床試験における複数の知見は、がん治療の主流なトレンドである、分子標的療法と免疫療法に反映されている、と先週シカゴで開催されたASCO(米国臨床腫瘍学会)年次総会にて取りあげら
脳腫瘍の治療現場を変えるテモゾロミドの試験結果
2016年7月20日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~今週、シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO) 年次総会で、2つの大規模臨床試験の結果が発表された。この結果を受けて脳腫瘍患者の標準治療が変わるとみられる。 両試験は、放射
予後に関する医師との対話と病気の理解
2016年7月20日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 進行した治癒不可能ながん患者の多くは、自身の予後や平均余命を十分に理解していないことが新たな研究結果で示された。主治医と予後について話し合った患者は、病気の深刻な状態を理解して
運動は13種のがんリスクの低下と深く関連
2016年7月5日
米国国立がん研究所(NCI)ニュース 原文掲載日:2016年5月16日 運動とがんとの関連性を検討した新たな研究で、余暇における運動量の増加は、13種のがんリスクの低下に関連することが明らかになった。 うち7種のがんに関しては、最も活動量の
脳腫瘍の治療現場を変えるテモゾロミドの試験結果
2016年7月1日
今週、シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO) 年次総会で、2つの大規模臨床試験の結果が発表された。この結果を受けて脳腫瘍患者の標準治療が変わるとみられる。 両試験は、放射線治療に化学療法薬テモゾロミド(*テモゾロマイド
リスクに基づく肺がん検診で、従来法より死亡率が低下する可能性
2016年6月29日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 低線量コンピューター断面撮影(CT)による肺がん検診の対象となる喫煙者および元喫煙者を選択するために、リスクモデルに基づいたアプローチをNCI(米国国立がん研究所)の研究者らが
大腸がん原発腫瘍の位置は生存期間と関連
2016年6月22日
原文掲載日:2016年5月27日新たな研究によると、転移性大腸がんでは、結腸内の原発腫瘍位置が患者の予後に強く影響するとみられる。 結腸の左側(遠位結腸)に原発腫瘍のある患者では、結腸の右側(近位結腸)に原発腫瘍のある患者と比べて
前立腺がんの主な活性化因子(ドライバー)として新たな治療標的を特定
2016年6月3日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~アンドロゲン非依存性あるいは去勢抵抗性前立腺がんともよばれる進行前立腺がんにおいて、主要な腫瘍活性化(ドライバー)分子の働きを阻害する代替的アプローチが特定された。 前立腺がん
たばこの規制強化を通じた国民の健康の増進
2016年5月31日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~ がん対策の歴史において、2016年5月5日は画期的な節目として永久に記録されるであろう。この日、たばこ製品に関する規制権限の対象を、葉巻、電子たばこ、およびフーカ(水パイプ)
甲状腺がん罹患率、数十年上昇した後に横ばいに
2016年5月31日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~ 数十年間上昇し続けてきた米国の甲状腺がん罹患率が横ばいに転じた可能性が、 新たな研究で明らかになった。近年の新規症例数はなおも増加しているが、その増加率は過去のものに比べ
がんゲノムアトラス:個別化治療との関連
2016年5月24日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ このビデオは、がんゲノムアトラス(TCGA: The Cancer
がんに対する標的療法・近赤外線免疫療法の進展
2016年5月24日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 新たながん免疫療法が有望であることを示唆するエビデンスが、米国国立がん研究所(NCI)が今回実施した2つの研究により、新たに加えられた。この光免疫療法では近赤外線を用いることで、がん細
がんの分子機構を解明する:がんゲノムアトラス
2016年5月24日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ このビデオは、がんゲノムアトラス(TCGA:The Cancer
米国でワクチンが標的とする型のHPV感染有病率が低下
2016年5月17日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 米国ではHPVワクチン接種の推奨以降、4価HPVワクチンが標的とする型のヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が、10代女児で約1/3に低下したことが新規研究の結果から示さ
小児がんの高精度治療に向けて~Javed Khan医師との対談
2016年5月10日
米国国立がん研究所(NCI)は、新しい試験の結果に基づいてClinOmics(クリノミクス) という臨床プログラムを開始しようとしている。このプログラムでは、米国国立衛生研究所(NIH)臨床センターで治療を受けているがん患者の治療方針を決め