MDアンダーソンがんセンター(MDA)
薬剤抵抗性を示すPIK3CA遺伝子変異は治療前から潜在
2018年4月2日
まれな既存の遺伝子変異の発見により治療と生検に対する新たなアプローチが示される 薬剤への強力な耐性獲得に関わる遺伝子変異は、メラノーマ(悪性黒色腫)患者が分子標的薬の併用療法を受けた後に発生するのではなく、むしろ最初から腫瘍内に潜在し、治療
LarotrectinibがTRK融合遺伝子陽性がん17種に持続的抗腫瘍能
2018年3月22日
がん変異試験で、75%の全奏効率および最小限の副作用が報告された。 MDアンダーソンニュースリリース(2018年2月21日) Larotrectinibの安全性・有効性同時試験3試験で、17種のがんの診断をうけた
肥満の転移メラノーマ男性患者では生存期間が2倍
2018年3月12日
予想外の結果を受けて、ホルモンの影響を含めた根本原因の調査が始まる。 分子標的薬または免疫療法薬で治療された肥満の転移性メラノーマ(悪性黒色腫)患者は、ボディマス指数(BMI)が標準の患者よりも生存期間が有意に長いとの研究結果が、Lance
誘導爆弾タイプのウィルスによる脳腫瘍免疫療法の有望性
2018年3月2日
臨床試験において、再発膠芽腫患者の20%が3年間の延命を得た 最も多く致死的な脳腫瘍を攻撃するよう遺伝子操作された感冒ウィルスにより、再発膠芽腫患者の20%が3年以上の延命を得た、という第1相臨床試験の結果をテキサス州立大学MDアンダーソン
術前化学療法により高リスク3期メラノーマの再発が遅延
2018年3月1日
この分野初の試験で、術前療法が標準治療である手術群の転帰を改善することが示される 3期メラノーマ患者に手術の前と後に分子標的薬を投与すると、標準治療の手術のみの場合と比べ、病勢進行に至るまでの時間が6倍以上延長したと、テキサス大学MDアンダ
急性骨髄性白血病(AML)に対する分子標的薬併用は高い奏効率を示す
2018年1月10日
【米国血液学会(ASH)2017】 再発/難治性の急性骨髄性白血病(AML)に対する分子標的薬の国際共同非盲検第Ib相試験の初期の評価によると 、最大50%の患者において完全寛解が示されたと、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者
第2相CAR-T試験、追跡期間15カ月時点で有意な寛解率
2018年1月9日
【米国血液学会(ASH)2017】 今般承認されたCD19を標的としたキメラ抗原受容体発現T細胞療法(CAR-T療法)に関する試験で、進行の早い大細胞型B細胞リンパ腫患者の42%が、axi-cel(axicabtagene ciloleuc
免疫療法後の転帰改善をめざす微生物叢療法を評価する共同研究
2017年12月18日
セレス・セラピューティクス社、テキサス大学MDアンダーソンがんセンター、パーカーがん免疫療法研究所は本日、現在利用可能な免疫療法で治療したがん患者の転帰の改善を目的とするセレス社の微生物叢療法の可能性を評価するため、共同研究を行うことを発表
ASH年次総会で血液がん化学療法の最新知見をMDアンダーソンが発表
2017年12月11日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、12月8日~12日にアトランタで開催される米国血液学会(ASH)年次総会および展示会において、血液がんの薬物治療に関する最新の知見を発表する。 MDアンダーソンのCance
テキサス州高齢大腸がん患者で外科治療ガイドライン遵守が改善
2017年12月4日
MDアンダーソンがんセンターの研究は、推奨治療を受ける際の障壁を明確にし、情報に基づく医師と患者の話し合いの必要性を強調する。 テキサス州における高齢大腸がん患者の外科治療ガイドラインの遵守が2001年以降著しく改善した一方、
EGFRエクソン20挿入変異を有する肺がんにPoziotinibが高い奏効率
2017年11月24日
MDアンダーソンがんセンタームーンショット計画により、EGFRエクソン20挿入変異を攻撃できるpoziotinib(ポジオチニブ)が発見される テキサス大学MDアンダーソンがんセンターでのムーンショット計画により再復活した分子
ドリームチームによる膵臓がん初期段階での発見・治療の取り組み
2017年11月15日
「Stand Up to Cancer」資金提供によるMDアンダーソン研究者主導の共同研究 膵臓がんは、体に深く根付き大きくなった状態で発見されるため、治療が最も困難ながんの1つである。 「Stand Up to Cancer」(*米国、
CAR-T細胞療法、副作用の対処法ガイドラインを作成
2017年10月10日
詳細手順の策定で、有望な治療の毒性から患者を保護 がん治療の新領域を切り開く免疫細胞療法だが致死的となることもある独特な副作用があり、腫瘍医にとって新たな課題となっている。課題への取り組みの一環として、テキサス大学MDアンダーソンがんセンタ
チベットヨガ、化学療法中の乳がん患者の睡眠の質を改善
2017年10月6日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らの報告によると、毎週2回、チベットヨガを行うことで、化学療法を受けている乳がん患者の睡眠障害が軽減され、睡眠の質が改善される可能性がある。 Cancer誌に掲載されたこの研究に
悪性骨腫瘍患者の治療におけるがん標的薬BMTP-11の可能性
2017年8月22日
BMTP-11が高リスク骨肉腫を標的とすることが前臨床試験で明らかに 悪性骨腫瘍の中でもっとも多い骨肉腫は治療困難であるが、この重大な疾患の新たな治療戦略として、骨転移を標的とするペプチド模倣薬(BMTP-11)が有望であることがテキサス大
2つの併用療法、メラノーマの脳転移を大半の患者で縮小
2017年7月12日
予後不良な患者に対する免疫療法薬(ニボルマブ+イピリムマブ)、および分子標的療法薬(ダブラフェニブ+トラメチニブ)による2種の併用治療が、MDアンダーソンの研究者により発表された。 脳転移を有するメラノーマ(悪性黒色腫)に対す
腸内細菌の多様性が転移メラノーマの進行と関連
2017年7月10日
免疫チェックポイント阻害薬の治療を受けた患者におけるマイクロバイオームとの関連性が発見される MD アンダーソンニュースリリース 転移性メラノーマ(悪性黒色腫)患者の消化管における細菌の混合具合が、免疫療法の治療
乳がん術前化学療法後が完全奏効(pCR)した患者では局所転移リスクが低下
2017年5月22日
MDアンダーソンの研究では、化学療法後のリンパ節郭清を回避できる可能性のある患者を特定している。 化学療法後に病理学的完全奏効(pCR)に達した一部の乳がん患者では、その後の乳房、リンパ節または腋窩郭清を避けられる可能性がある。この新たな知
化学療法による末梢神経障害が、脳の機能訓練で軽減
2017年4月17日
ニューロフィードバックは標的となる脳活動の重要な変化にも繋がる テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターの研究によれば、がんサバイバーに認められる化学療法誘発性の神経損傷、つまりニューロパチー(末梢神経障害)の症状の軽減に、ニューロフィ
急性リンパ性白血病(ALL)にブリナツモマブは化学療法より有効
2017年4月5日
100以上の施設が参加した第3相ランダム化試験にて全生存期間の延長が示された 21カ国101施設が参加した第3相臨床試験において、進行急性リンパ性白血病(ALL)治療に対するモノクローナル抗体ブリナツモマブは、標準化学療法よりも効果的である
ホルモン維持療法で再発卵巣/腹膜がんの生存率が改善
2017年3月31日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによる新たな研究によると、低悪性度漿液性がん(LGSC)として知られる卵巣上皮がん、または腹膜がんのまれなサブタイプを有する女性において、ホルモン維持療法は有意に生存率を改善すると考えられる
多くの早期乳がん化学療法が将来不要に―21多遺伝子アッセイ
2017年3月22日
21多遺伝子アッセイ による再発スコアが中リスクの女性患者では、化学療法を行わない人が増加する可能性がある 21多遺伝子アッセイによる再発スコア(RS)が中間リスクである早期乳がん患者は、化学療法の有無にかかわらず予後が変わら
高濃度乳腺乳がん患者は、対側乳がん発症リスクが高い
2017年3月1日
MDアンダーソンがんセンターの研究は、乳腺濃度と対側乳がんとの関連性を見出した。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの新しい研究によると、高濃度乳腺を有する乳がん患者は、対側乳がんを発症するリスクが約2倍高い。 &nbs
術前化学療法で病理学的完全奏効の乳がん患者に手術回避の可能性
2017年1月20日
将来、手術を回避できる浸潤乳がん患者が出てくる可能性を示唆 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターで行われたパイロット研究で、化学療法や標的治療の術前全身化学療法(NST)後に病理学的完全奏効(pCR)となる乳がん患者を画像ガイド下生検が