MDアンダーソンがんセンター(MDA)
進行大腸がんに対する免疫療法薬の有効性を高める新戦略
2019年4月5日
2つのがん関連遺伝子が相互作用して転移を促進する仕組みと、それにより免疫チェックポイント阻害薬の効果を高められる可能性が示された。 切除不能な大腸がん患者の多くが免疫チェックポイント阻害 (ICB)療法に奏効しない原因は、変異頻度が高いがん
非小細胞肺がんへのリキッドバイオプシーは、組織生検と同程度に有効
2019年3月30日
FDA承認薬が存在する4つの変異をより正確に同定し、最初の検査から治療開始までの期間を短縮することができる。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが主導した多施設共同研究により、進行非小細胞肺がん(NSCLC)におけるガイドラ
免疫チェックポイント阻害薬2剤併用が転移性去勢抵抗性前立腺がんに奏効
2019年3月4日
2つのチェックポイント阻害薬(イピ+ニボ療法)により、免疫学的に不活性な「冷たいがん」に対する早期の有望な結果が得られる (*サイト注:cold tumor、既存療法に強い抵抗性を示す腫瘍)」 転移性前立腺がんを有する一部の患者が、ホルモン
免疫チェックポイントVISTAが膵臓がんの治療抵抗性に関与
2019年2月2日
膵臓がんとメラノーマの比較で間質の重要性が浮彫に MDアンダーソンニュースリリース2019年1月11日 研究者らは、膵臓がん免疫療法における新たな標的候補を特定した。膵臓がんはこれまで、他のがんに有効な免疫チェックポイント阻害薬が効きにくい
侵襲的肺がん検診の合併症発生率とコストは予想以上に高い
2019年1月30日
肺がんCT検診を検討している患者とリスクを共有することの重要性が研究により明確に 肺の異常に対する侵襲的診断後の合併症発生率は、地域医療の場面では肺がん検診試験での報告の2倍であった。また、検診を受けたのちに発生する関連コストは平均で$6,
白血病(AML)の第2相試験で多剤免疫療法+化学療法が奏効
2018年12月15日
MDアンダーソンがんセンターで行われた臨床試験で、3剤併用療法は急性骨髄性白血病において完全奏効率43%を示している。 MDアンダーソンニュースリリース:2018年11月13日 免疫チェックポイント阻害剤(ICPI)2剤と、標
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の第2相試験でtagraxofuspが奏効
2018年12月14日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが率いる、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)患者を対象とした第1相および第2相試験で、tagraxofuspという臨床試験薬が高い奏効率を示した。BPDCNは、まれではあるが悪性度が
CAR-T療法を受けたリンパ腫(DLBCL)患者の半数以上が2年後も生存
2018年12月14日
ZUMA-1試験とは別に行われたリアルワールドデータに基づく研究において同様の結果が報告される びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に関する第1/2相多施設共同試験に参加した患者における試験終了後の状態について解析したところ、「ax
便移植が免疫チェックポイント阻害薬による大腸炎に効果的
2018年12月13日
多くみられる大腸炎の副作用はマイクロバイオーム操作により治療効果が得られる 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を用いた治療に起因する重症大腸炎に苦しむ患者を治療するために、初めて健常ドナーからの腸内細菌を移植した。2人の患者が在籍するテキ
子宮頸がんの低侵襲手術は開腹子宮摘出術より治癒率が劣る
2018年11月28日
MDアンダーソンによる2つの研究が早期がんの手術ガイドラインに影響する可能性 MDアンダーソンニュースリリース 2018年10月31日 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが主導した2つの研究で、早期子宮頸がん女性に対する標準
手術や放射線療法で転移が限定的な肺がん患者の生存期間が延長
2018年11月23日
新たな手法を試した初のランダム化比較試験で、全生存期間が2倍以上の41.2カ月に MDアンダーソン ニュースリリース 2018年10月21日 一次治療として化学療法を行った後に進行を認めない4期肺がん患者にとって、転移巣を放射線または手術で
養子T細胞療法を用いた試験で、まれな脳感染症PML併発患者の治療に成功
2018年11月7日
この治療は白血病、リンパ腫その他の免疫不全疾患に関連する可能性がある 進行性多巣性白質脳症(PML)は希少で死に至ることの多い脳の感染症であり、がんおよび免疫システムを損傷する疾患の患者に見受けられることがあるが、養子T細胞療法として知られ
術前のイピ・ニボ2剤併用は高リスク3期メラノーマに高い奏効率
2018年11月6日
本分野において免疫療法という初の臨床試験により、術前化学療法にに二剤併用での免疫チェックポイント阻害薬の使用は可能であるが、現在の治療レジメンを適用するには注意が必要でもあることが示唆された。 手術前のチェックポイント阻害剤の併用(術前補助
ISA101ワクチン+ニボルマブがHPV関連がんに奏効
2018年10月18日
免疫療法の併用療法が初期の単剤療法臨床試験と比較して高い奏効率を示す MDアンダーソンがんセンターニュースリリース 2018年9月27日 第2相臨床試験において、腫瘍特異的ワクチン+免疫チェックポイント阻害剤の併用療法は、治癒不能なヒトパピ
同時投与と逐次投与でHER2陽性乳がんの生存率に差はない
2018年9月30日
治療の選択肢や疾病管理が進化する中で重要な臨床試験結果 MDアンダーソン ニュースリリース 2018年9月6日 アントラサイクリン系化学療法とトラスツズマブを術前化学療法 として受ける場合において、この2つを同時に受けても逐次
ポジオチニブ、難治性肺がんの変異に高い奏効率を維持
2018年9月21日
MDアンダーソンではEGFRエクソン20挿入変異とHER2エクソン20挿入変異を有するがんに関する臨床試験を継続 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターではムーンショット計画によりpoziotinib(ポジオチニブ)を用いた分子標的療
バイオマーカー検査で喫煙者の肺がんリスク評価が向上
2018年8月8日
血液検査によりCT検診の対象が重喫煙歴者以外にも拡大される可能性 MDアンダーソン ニュースリリース 2018年7月12日 国際調査チームがJAMA Oncology誌に報告した研究によると、血液中の4種類のタンパクを組み合わ
Quizartinibが難治性白血病(AML)の全生存期間を延長
2018年7月14日
治験薬quizartinib(キザルチニブ)が、FMS様遺伝子内縦列重複(FLT3-ITD)と呼ばれる遺伝子変異と関連する予後不良型の急性骨髄性白血病(AML)患者の全生存期間を延長したことが、テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターが
PARP阻害剤がSLFN11陽性小細胞肺がんの奏効率を改善
2018年7月10日
新たなバイオマーカーにより、無増悪生存や全生存の改善がみられる患者を特定できることがMDアンダーソンの研究でわかった。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによるランダム化第2相試験において、PARP阻害剤vel
術前PARP阻害薬タラゾパリブは、BRCA変異陽性の早期乳がん患者に有望
2018年7月5日
大規模試験で検証されれば、該当する患者集団において術前化学療法を1日1回の経口薬に置き換えることが可能に BRCA1/2変異陽性の早期乳がん患者に対する小規模な第2相試験において、PARP阻害薬 talazoparib(タラゾパリブ)を術前
免疫チェックポイント阻害薬セミプリマブで進行皮膚扁平上皮がんが縮小
2018年7月3日
MDアンダーソンがんセンター主導の臨床試験で、患者の約50%がcemiplimab(セミプリマブ)に対して反応を示す 一般的な皮膚がんが進行し治癒が見込めなくなった患者のほぼ半数で、免疫チェックポイント阻害薬が腫瘍を縮小させた
Erdafitinibは、FGFR3変異陽性の進行尿路上皮がんに有望
2018年7月2日
MDアンダーソン主導の第2相試験では、免疫療法で効果が得られなかった患者にFGFR阻害剤が有効である可能性が示唆される テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者主導の国際第2相試験で、FGFR3遺伝子の変異を有する転移
詳細な生検により、事前に薬剤併用療法に抵抗性を示す遺伝子変異の存在が明らかに
2018年5月17日
まれな既存の遺伝子変異の発見により治療と生検に対する新たなアプローチが示される MDアンダーソンがんセンター メラノーマ(悪性黒色腫)における薬剤への強力な耐性獲得に関わる遺伝子変異は、患者が分子標的薬の併用療法を受けた後になって発生する、
新規RET阻害剤が複数のがん種に奏効
2018年5月12日
MDアンダーソンがんセンター RETがん遺伝子を有する肺がん患者と甲状腺がん患者において有意で持続性のある病勢コントロールを確認 MDアンダーソンニュースリリース 2018年4月15日 テキサス大学