MDアンダーソンがんセンター(MDA)

免疫不全患者にはCOVID-19ワクチン3回目接種を推奨の画像

免疫不全患者にはCOVID-19ワクチン3回目接種を推奨

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの腫瘍集学的治療グループと感染症の専門家らは、免疫力が低下している人へのCOVID-19ワクチンの3回目接種に関して、米国食品医薬品局(FDA)および疾病管理予防センター(CDC)から入手可能なすべて
スタチンがトリプルネガティブ乳がんの生存期間を延長する可能性の画像

スタチンがトリプルネガティブ乳がんの生存期間を延長する可能性

スタチンとして一般に知られているコレステロール降下薬とトリプルネガティブ乳がん患者の生存率に有意な関連があることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導による研究でわかった。スタチンは安価で、入手しやすく、副作用も軽微であることか
研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がんの画像

研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がん

急性骨髄性白血病マウスモデルにより併用療法が有望であることが示される 急性骨髄性白血病(AML)は骨髄に生じるがんである。治療にはタンパク質Bcl-2を標的とする薬剤であるベネトクラクスを低メチル化剤と併用することが多いが、ベネトクラクスへ
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示すの画像

BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す

ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効の画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効

治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
分子標的薬ソトラシブがKRAS G12C変異肺がんの生存期間を延長の画像

分子標的薬ソトラシブがKRAS G12C変異肺がんの生存期間を延長

KRAS阻害薬は安全であり長期的な臨床効果をもたらすことが第2相試験から明らかになった。MDアンダーソンの研究者がASCOで発表した。 アブストラクト #9003 CodeBreaK 100試験の第2相コホートの結果から、KRAS G12C
研究ハイライト:急性骨髄性白血病、エクソソーム、肝細胞がん、C. difficileの画像

研究ハイライト:急性骨髄性白血病、エクソソーム、肝細胞がん、C. difficile

急性骨髄性白血病(AML)、エクソソーム、肝細胞がん、Clostridioides difficile(クロストリディオイデス・ディフィシル、C. difficile)における新知見 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライト
イブルチニブ+ベネトクラクス併用治療により白血病(CLL)患者の寛解が持続の画像

イブルチニブ+ベネトクラクス併用治療により白血病(CLL)患者の寛解が持続

経口分子標的薬治療で3年全生存率96%を達成 イブルチニブ+ベネトクラクス(商品名:ベネクラクスタ)併用療法は、初発の慢性リンパ性白血病(CLL)患者における疾患寛解を持続させることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによ
プラルセチニブはRET遺伝子異常の甲状腺がん、肺がんの治療薬として安全かつ有効の画像

プラルセチニブはRET遺伝子異常の甲状腺がん、肺がんの治療薬として安全かつ有効

選択性の高いRET阻害薬プラルセチニブ(販売名:GAVRETO、Blueprint Medicines Corporation社)(1日1回投与)は、RET融合遺伝子陽性進行非小細胞肺がん(NSCLC)およびRET遺伝子異常甲状腺がんの治療
2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題の画像

2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが実施した複数の第2相臨床試験において、メラノーマ、乳がん、HER2陽性腫瘍、卵巣がんの患者で有望な結果が示されている。2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で発表されるこ
ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成の画像

ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成

化学療法を含まないレジメンにより新規診断患者で完全寛解率が100%、分子学的寛解率が85% アブストラクト #7001 ポナチニブ(販売名:アイクルシグ)とブリナツモマブ(販売名:ビーリンサイト)の併用療法が、フィラデルフィア染色体陽性急性
幹細胞移植後の消耗性合併症に抗ウイルスT細胞療法が安全かつ有効の画像

幹細胞移植後の消耗性合併症に抗ウイルスT細胞療法が安全かつ有効

がん患者のBKウイルス関連出血性膀胱炎に対して細胞療法が既製の治療法となる可能性 健康なドナーから採取したBKウイルス(BKV)特異的T細胞が、BKウイルス関連出血性膀胱炎(BKV-HC)に対する既製の治療(off-the-shelf th
骨肉腫に対する抗体薬物複合体(ADC)の新たな治療標的となる表面タンパク質を特定の画像

骨肉腫に対する抗体薬物複合体(ADC)の新たな治療標的となる表面タンパク質を特定

新アプローチにより骨肉腫を標的とする薬剤数の大幅な増加が可能に MDアンダーソンニュースリリース 抄録#LB008 表面タンパク質MT1-MMPを標的とした抗体薬物複合体(ADC)が、正常組織を傷つけることなく骨肉腫の腫瘍細胞を一掃する誘導
KRAS/p53変異はCREB1に作用して膵臓がんの転移を促すの画像

KRAS/p53変異はCREB1に作用して膵臓がんの転移を促す

前臨床研究で、高頻度にみられる遺伝子変異の下流での新たな治療標的としてCREB1が特定される アブストラクト #2417 膵臓がんに最も高頻度にみられるKRASおよびp53変異が、CREB1タンパク質を介した相互作用により腫瘍転移や増殖を促
TMB高値による免疫療法薬への反応予測は特定のがん種にのみ有用の画像

TMB高値による免疫療法薬への反応予測は特定のがん種にのみ有用

いくつかのがん種について、予測バイオマーカーを同定するためには、さらなる研究が必要であることを示唆する結果が得られた。 腫瘍内の遺伝子変異の割合が高いこと(腫瘍遺伝子変異量[TMB]高値と呼ばれる)は、免疫チェックポイント阻害薬への臨床反応
術前ニボ+イピ併用が早期非小細胞肺がんの予後を改善の画像

術前ニボ+イピ併用が早期非小細胞肺がんの予後を改善

化学療法節約レジメンが第2相試験の主要評価項目を達成 ステージ1~3の非小細胞肺がん(NSCLC)に対する単剤および併用による術前免疫チェックポイント阻害薬療法について報告した初のランダム化第2相臨床試験により、病理学的奏効(MPR)率、腫
小細胞肺がんにおける第4のサブタイプと治療の個別化の画像

小細胞肺がんにおける第4のサブタイプと治療の個別化

増幅免疫細胞集団が特徴のこれまでに知られていなかった第4のタイプ 遺伝子発現に基づき、小細胞肺がん(SCLC)を固有の4つのタイプに分類する包括的な枠組みを初めて構築し、タイプごとに潜在的な治療標的を特定したことを、テキサス大学MDアンダー
地中海食は監視療法中の前立腺がんの進行リスクを低下させる可能性の画像

地中海食は監視療法中の前立腺がんの進行リスクを低下させる可能性

前立腺がんの監視療法(active surveilance)を受けている患者の疾患進行と地中海食の関連を調べた研究がテキサス大学 MD アンダーソンがんセンターの研究者らによって行われた。研究開始時に地中海式食事法の基本原則により近い食生活
再発/難治性の芽球性形質細胞性樹状細胞腫瘍に、抗体薬物複合体IMGN632が有望の画像

再発/難治性の芽球性形質細胞性樹状細胞腫瘍に、抗体薬物複合体IMGN632が有望

芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)において全奏効率29%、良好な安全性プロファイルを示す初期研究データ テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者主導による第1/2相試験で、CD123を標的とする新規抗体薬物複合体IMGN63
CAR-T細胞療法は高リスク大細胞型B細胞リンパ腫の一次治療として有望の画像

CAR-T細胞療法は高リスク大細胞型B細胞リンパ腫の一次治療として有望

ZUMA-12試験:高リスク大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)に対する一次治療としてアクシセル(axi-cel)を評価する初の試験 アブストラクト405 自己抗CD19キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法であるアクシセルが、新規かつ効果的な
ブリナツモマブと化学療法の併用でB細胞性急性リンパ芽球性白血病の生存率が向上の画像

ブリナツモマブと化学療法の併用でB細胞性急性リンパ芽球性白血病の生存率が向上

アブストラクト464 モノクローナル抗体であるブリナツモマブ(販売名:ブリンサイト)を併用した化学療法レジメンでの初回治療により、フィラデルフィア染色体陰性B細胞性ALL(Ph-negative B-ALL)として知られる高リスク急性リンパ
遺伝的脆弱性をもつ脳腫瘍の代謝を阻害する新しい標的治療の画像

遺伝的脆弱性をもつ脳腫瘍の代謝を阻害する新しい標的治療

エノラーゼ阻害剤がENO1遺伝子を欠いたがん細胞に効くことが前臨床試験で示唆された テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、特定の遺伝子が欠けたがん細胞で重要な代謝経路を阻害するPOMHEXと呼ばれる新しい標的治療法を開発した
米国がん免疫学会2020:メラノーマと肺がんの臨床試験成績の画像

米国がん免疫学会2020:メラノーマと肺がんの臨床試験成績

注目の演題は、メラノーマおよび肺がん患者を対象とした併用療法の良好な臨床データ アブストラクト 277, 368, 420 メラノーマおよび肺がんの患者に対する併用療法の期待できる臨床結果が、米国がん免疫療法学会(SITC)35周年記念年次
4個以上の脳転移にも定位手術的照射が推奨されるの画像

4個以上の脳転移にも定位手術的照射が推奨される

4~15個の脳転移のある患者には全脳照射よりも定位手術的照射が有効であるとする初めての証拠がMDアンダーソンがんセンターの研究により示された。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、4~15個の脳転移のある患者に対する定位手