MDアンダーソンがんセンター(MDA)
研究ハイライト2022/2/9:非小細胞肺がん、急性骨髄性白血病
2022年3月1日
新しい培養法により非小細胞肺がん治療の腫瘍浸潤リンパ球拡大が改善 免疫チェックポイント阻害薬は非小細胞肺がん(NSCLC)の治療を一変させたが、患者の多くが治療に反応を示さない、または病気が再発する。そのため、研究者たちは、腫瘍浸潤リンパ球
研究ハイライト2022/1/26:甲状腺がん、多発性骨髄腫
2022年2月24日
新たな併用療法はBRAFV600E変異陽性の甲状腺未分化がん(ATC)に有望な治療法となる 甲状腺未分化がん(ATC)は、まれではあるが悪性度の高い疾患であり、生存期間の中央値が5カ月、1年生存率が20%である。そのため、長期の利益が得られ
レラトリマブとニボルマブの併用が転移性メラノーマの無増悪生存期間を改善
2022年2月3日
LAG-3阻害は第3の免疫チェックポイント経路として治療上重要であることが立証される 未治療の進行メラノーマ(悪性黒色腫)患者において、免疫チェックポイント阻害薬であるレラトリマブとニボルマブ(販売名:オプジーボ)の2剤併用療法は、ニボルマ
困難な急性骨髄性白血病にベネトクラクス併用療法が有効との3つのASH発表
2022年1月11日
米国血液学会(ASH)の会議で発表された研究結果はAML患者の予後改善を強調 アブストラクトNo.691、371、794 ベネトクラクス(販売名:ベネクレクスタ)と別の療法を含む併用療法により、特定の変異を有する再発または難治性の急性骨髄性
研究ハイライト:2021年米国放射線腫瘍学会(ASTRO)年次総会特集
2022年1月7日
主な発表テーマ:新規放射線治療レジメン、免疫療法の予測バイオマーカー、AIを用いたモデリング テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライトでは、MDアンダーソンの専門家によるがんの基礎研究、トランスレーショナル(橋渡し)研究およ
axi-celによるCAR-T細胞療法が高リスクリンパ腫に継続的な奏効をもたらす
2022年1月4日
MDアンダーソンの試験結果が米国血液学会で発表された。 アブストラクト 93、739、 2 アキシカブタゲン シロルユーセル[axicabtagene ciloleucel](販売名:イエスカルタ、略称:axi-cel)というキメラ抗原受容
抗ヒスタミン薬がT細胞活性を促し免疫チェックポイント阻害薬の効果を高める
2021年12月15日
ヒスタミン受容体の新たな役割が研究で示され、チェックポイント阻害薬との併用による治療法の可能性が示唆された よく使われているアレルギー薬である抗ヒスタミン薬による治療が、免疫チェックポイント阻害薬に対する効果の改善と関連することがテキサス大
研究ハイライト2021/10/20:慢性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、濾胞性リンパ腫、大腸がん、早期子宮頸がん
2021年11月12日
白血病治療、治療反応の予測因子、検診率の差、子宮頸がん治療後の妊娠に関する新たな知見 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライトでは、MDアンダーソンの専門家によって先頃発表された基礎研究、トランスレーショナルリサーチ(橋渡し
放射線治療は腎臓がん全身療法の代替として安全で有効な可能性
2021年12月6日
新たな単群試験において、オリゴメタスタシス性腎細胞がん(RCC)に対して、放射線治療の単独療法が安全かつ有効な非侵襲的治療であると、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが発表した。この研究結果は2021年10月27日にLanc
ニボ+イピ併用療法は無症候性脳転移メラノーマの生存期間を改善
2021年11月29日
第2相試験の長期追跡調査で全生存率71.9% MDアンダーソンニュースリリース 2021年11月10日 免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ(販売名:オプジーボ)およびイピリムマブ(販売名:ヤーボイ)併用療法は、メラノーマ(悪性黒色腫)
EGFR変異の構造・機能別分類により非小細胞肺がんに最適な治療を予測
2021年10月2日
薬剤の効果を予測できる4つの新たなサブグループが判明 上皮成長因子受容体(EGFR)変異をその構造と機能で分類すると、非小細胞肺がん(NSCLC)患者を適切な薬剤に結びつける的確な枠組みを構築できることをテキサス大学MDアンダーソンがんセン
切除可能早期非小細胞肺がんにも定位放射線の長期有益性が示される
2021年9月30日
手術可能な早期非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する定位放射線治療(SABR)は長期的に外科手術と同等の効果をもたらし、副作用は少ないことがテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究グループによる新しい研究で示された。これは手術可能な
がん患者のせん妄に対する個別化鎮静の目標を初めて検証
2021年9月28日
「MDアンダーソン研究ハイライト 2021年9月8日」より がん患者が終末期に発症するせん妄、不穏および興奮に関しては、エビデンスが欠如しているため、適切な鎮静レベルの臨床ガイドラインの策定が課題である。 鎮静剤の投与が多すぎると、患者は意
研究ハイライト2021/8/25:急性骨髄性白血病、非浸潤性乳管がん、HBOC遺伝カウンセリング
2021年9月15日
若年の急性骨髄性白血病患者に対する強力な化学療法とベネトクラクスの併用療法 これまでの研究では、高齢の急性骨髄性白血病(AML)患者において、低強度の化学療法と、BCL2を阻害する薬剤であるベネトクラクスを併用することで生存率が向上すること
免疫不全患者にはCOVID-19ワクチン3回目接種を推奨
2021年9月14日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの腫瘍集学的治療グループと感染症の専門家らは、免疫力が低下している人へのCOVID-19ワクチンの3回目接種に関して、米国食品医薬品局(FDA)および疾病管理予防センター(CDC)から入手可能なすべて
スタチンがトリプルネガティブ乳がんの生存期間を延長する可能性
2021年8月13日
スタチンとして一般に知られているコレステロール降下薬とトリプルネガティブ乳がん患者の生存率に有意な関連があることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導による研究でわかった。スタチンは安価で、入手しやすく、副作用も軽微であることか
研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がん
2021年8月9日
急性骨髄性白血病マウスモデルにより併用療法が有望であることが示される 急性骨髄性白血病(AML)は骨髄に生じるがんである。治療にはタンパク質Bcl-2を標的とする薬剤であるベネトクラクスを低メチル化剤と併用することが多いが、ベネトクラクスへ
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す
2021年8月3日
ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効
2021年8月3日
治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
分子標的薬ソトラシブがKRAS G12C変異肺がんの生存期間を延長
2021年7月6日
KRAS阻害薬は安全であり長期的な臨床効果をもたらすことが第2相試験から明らかになった。MDアンダーソンの研究者がASCOで発表した。 アブストラクト #9003 CodeBreaK 100試験の第2相コホートの結果から、KRAS G12C
研究ハイライト:急性骨髄性白血病、エクソソーム、肝細胞がん、C. difficile
2021年7月2日
急性骨髄性白血病(AML)、エクソソーム、肝細胞がん、Clostridioides difficile(クロストリディオイデス・ディフィシル、C. difficile)における新知見 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライト
イブルチニブ+ベネトクラクス併用治療により白血病(CLL)患者の寛解が持続
2021年6月30日
経口分子標的薬治療で3年全生存率96%を達成 イブルチニブ+ベネトクラクス(商品名:ベネクラクスタ)併用療法は、初発の慢性リンパ性白血病(CLL)患者における疾患寛解を持続させることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによ
プラルセチニブはRET遺伝子異常の甲状腺がん、肺がんの治療薬として安全かつ有効
2021年6月28日
選択性の高いRET阻害薬プラルセチニブ(販売名:GAVRETO、Blueprint Medicines Corporation社)(1日1回投与)は、RET融合遺伝子陽性進行非小細胞肺がん(NSCLC)およびRET遺伝子異常甲状腺がんの治療
2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題
2021年6月12日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが実施した複数の第2相臨床試験において、メラノーマ、乳がん、HER2陽性腫瘍、卵巣がんの患者で有望な結果が示されている。2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で発表されるこ