欧州臨床腫瘍学会(ESMO)
思い込みが副作用に影響か、術後ホルモン療法乳がん患者
2016年10月12日
乳がんに対する治療の一環としてタモキシフェンなどのホルモン療法を受ける女性に関する研究によって、経験した副作用の数や重篤性は、これらの女性の思い込みに影響されることがわかった。 主要ながん学術誌であるAnnals of Onc
経口避妊薬が卵巣がん死亡率の減少に貢献
2016年10月12日
主要ながん学会誌Annals of Oncology誌で本日(火曜日)発表された新たな研究[1]によれば、卵巣がんによる死亡は2002年から2012年の間に世界的に減少し、さらに2020年に向けて米国や欧州連合(EU)、そして減少幅は小さい
BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬治療前にB型肝炎ウイルス検査
2016年10月4日
BCR-ABL標的チロシンキナーゼ阻害薬治療前に、B型肝炎ウイルス検査が必要 2016年8月17日、治療的製品(医薬製品と医療機器)の承認と監視を行うスイス規制当局のSwissmedicが発表したところによれば、BCR-ABL
適正体重でがんリスクは低下、肥満ではリスク増大
2016年9月24日
国際がん研究機関(IARC)は、過体重/肥満がこれまでに考えられていたよりも多くのがん部位の危険因子であることを見出した。 IARCがん予防ハンドブックプログラムによって新たに実施された評価により、過体重/肥満がこれまで立証さ
ニラパリブ、卵巣がんのFDA優先承認審査薬に指定
2016年9月20日
段階的な新薬承認申請(NDA)提出開始 2016年9月12日、腫瘍学に注力するバイオ医薬品企業のTESARO社は、米国食品医薬品局(FDA)が再発性プラチナ感受性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの治療に用いられるniraparib[
PD-1阻害剤に対する獲得耐性のメカニズム解明へ
2016年9月3日
がんの免疫耐性化メカニズムに関連する遺伝子変異 悪性黒色腫(メラノーマ)に対する抗PD-1治療で約75%の患者が長期奏効し、奏効期間は数年に及ぶが、時間が経ってから再発をきたす晩期再発例が報告されている。このようながんが免疫を
CD4タンパク標的のCAR-T細胞をFDAが希少疾病用医薬品に指定
2016年8月30日
末梢性T細胞リンパ腫の治療を適応とする iCell Gene Therapeutics社は、2016年8月11日、米国食品医薬品局(FDA)が、CD4タンパク質を標的とするキメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞(CD4CAR)を末梢
進行腎細胞がん適応のカボザンチニブ販売に欧州医薬品庁が肯定的意見
2016年8月27日
本件は、VEGF標的療法後の治療を目的とする。 2016年7月21日、欧州医薬品庁(EMA) の医薬品委員会(CHMP) は進行腎細胞がん(RCC) の治療を目的として、cabozantinib[カボザンチニブ] (商品名:C
感染症起因のがん発症率は社会情勢と大きく関連
2016年8月23日
社会経済的発展は、感染症起因のがんの減少に関連している 2016年7月25日発行Lancet Global Health誌の記事によると、2012年の新たながん患者1400万人の中で、15.4%は発がん性の感染症に起因していた
レンバチニブを転移性腎細胞がん治療薬として欧州医薬品庁が推奨
2016年8月19日
レンバチニブは、1種類のVEGF標的薬による治療歴を有する患者に対して、エベロリムスとの併用で適応とする。 2016年7月21日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は、切除不能な進行または転移性腎細胞がん(RCC
抗PD-L1免疫療法+MEK阻害剤が、転移性大腸がんに奏効
2016年8月10日
第1相試験において部分奏効を達成し、良好な忍容性を示す 抗PD-L1免疫療法は、MEK阻害剤と併用した場合、マイクロサテライト安定転移性大腸がん患者において奏効を達成する可能性があることが、スペイン、バルセロナで開催されたES
レゴラフェニブが肝細胞がん患者の生存期間を延長
2016年8月3日
第3相試験が、新しい二次治療薬剤の有効性と安全性を裏付けた。 経口マルチキナーゼ阻害剤レゴラフェニブは、肝細胞がん患者に対し、プラセボと比較して有意な生存期間延長を達成した。この第3相試験(RESORCE)の結果が第18回ESMO世界消化器
欧州医薬品庁がイデラリシブの使用について勧告
2016年7月22日
安全対策には、注意深いモニタリングおよび肺炎を予防するための抗生物質の使用が含まれている 欧州医薬品庁(EMA)のファーマコビジランス・リスク評価委員会(PRAC)は、抗がん剤イデラリシブ(商品名:Zydelig[ザイデリグ]
胃がん術後化学放射線療法は、標準療法と比較し転帰改善せず
2016年7月22日
第3相試験では全生存率に有意差は認められない 第3相試験の結果から、術前化学療法を既に受けた胃がん患者において、化学放射線療法による術後の強化療法は術後化学療法と比較した場合、転帰が改善しないことが、スペインのバルセロナで開催
術後併用補助化学療法が膵臓がんの生存を延長
2016年7月1日
ランダム化第3相試験、ESPAC-4の結果 膵管腺がん切除後患者に対する、ゲムシタビン+カペシタビン併用補助化学療法とゲムシタビン単独療法を比較した多施設共同国際非盲検ランダム化対照第3相試験ESPAC-4の結果では、併用療法
早期乳がんへの短期術前パルボシクリブが、がん増殖を抑制
2016年6月29日
POPランダム化試験の結果 早期乳がん患者に対する短期的術前palbociclib[パルボシクリブ]治療によって、Ki67が有意に減少した。この作用は、分子タイプに依存するとともにpRBの変化と相関しており、パルボシクリブ活性
非小細胞肺がん治療の大躍進―治療薬が多数承認、または後期臨床試験中
2016年6月13日
史上最多の薬剤が短期間で承認され、さらに多くの治療薬が後期臨床試験段階にある 抗チューブリンや代謝拮抗物質などのようなジェネリック化学療法は、非小細胞肺がん(NSCLC)患者の主要な治療法の一つとして、しばしば白金製剤との併用
臨床診断による初期ステージの肺がんは、過剰治療と関連する可能性
2016年5月31日
初期ステージの肺がん患者において病理診断の結果を得ることは、併存疾患や腫瘍の位置、患者の要望により、しばしば困難である。8年間の調査では、病理診断に比べて、臨床診断で初期ステージの肺がんと確定された患者の数ははるかに少なかった。また、臨床診
早期乳がん手術後のMammaPrint遺伝子検査が術後化学療法を削減できる可能性
2016年5月31日
4月16~20日に開催された2016米国がん学会年次総会(AACR Annual Meeting 2016)で発表されたランダム化第3相MINDACT(microarray in node negative disease may avoi
EGFR陽性の非小細胞肺がんにオシメルチニブ+durvalumab療法:TATTON試験結果
2016年5月27日
併用療法を評価した探索的試験の結果 ・トピック:肺および胸部腫瘍/腫瘍免疫学/抗がん剤と生物学的療法 上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)による前治療を受けた非小細胞肺がん(NSCLC)患者およびEG
EGFR 変異陽性の非小細胞肺がん初回治療にオシメルチニブが有効な可能性
2016年5月22日
・トピック:肺がんおよびその他の胸部腫瘍と抗がん剤および生物学的治療 第3世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)、オシメルチニブ(osimertinib:タグリッソ)はEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)
Necitumumab+化学療法が、EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに有効
2016年5月22日
・トピック:肺その他胸部腫瘍/抗がん剤および生物学的療法 ゲムシタビン +シスプラチン化学療法へのnecitumumab併用は, 上皮成長因子受容体(EGFR)を発現する進行扁平上皮非小細胞肺がん患者に最も効果がある。このS
ベバシズマブの新規適応を欧州医薬品庁(EMA)が採択
2016年5月21日
ベバシズマブのエルロチニブとの併用は、EGFR活性化変異陽性の進行非扁平上皮型の非小細胞がん(NSCLC)に対する初回治療として適応がある。 ・トピック:肺および胸部腫瘍/抗がん剤/生物学的療法 2016年4月28日、欧州医
ニボルマブがプラチナ製剤耐性の進行扁平上皮非小細胞肺がんに有効であるとCheckMate 063 、017試験で追認
2016年5月18日
当該2試験に参加したニボルマブ投与患者の生存期間と血清中サイトカインベースライン値の相関 ・トピック:肺および胸部腫瘍/腫瘍免疫学 プラチナ製剤治療を受けたことがある進行扁平上皮非小細胞肺がん患者の血清中サイトカインのベースライン値によっ