欧州臨床腫瘍学会(ESMO)
ドセタキセルでの好中球減少性腸炎の発症頻度は増加せず
2017年4月4日
事前評価では、好中球減少性腸炎の発症頻度の増加は認められなかった。 2017年3月10日、欧州医薬品庁(EMA)はフランスにおいて、がん治療薬ドセタキセル投与後に好中球減少性腸炎を発症した患者の症例について調査をしており、それ
ポマリドミド+デキサメタゾン療法でB型肝炎ウイルス再活性化の可能性
2017年4月3日
B型肝炎ウイルス(HBV)既感染患者 において、ポマリドミド+デキサメタゾン療法後、まれながらHBVが再活性化した症例が報告された。 2017年3月1日、ポマリドミド(商品名:Imnovid)の承認取得者であるCelgene
英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表
2017年3月29日
リンチ症候群に対する追加検査の指針となる、免疫組織染色およびマイクロサテライト不安定性検査の実施に関する科学的根拠に基づく推奨 2017年2月、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、大腸がん患者におけるリンチ症候群に対する追
転移腎細胞がんにアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は有効
2017年3月27日
未治療の転移性腎臓がんにatezolizumab[アテゾリズマブ]とベバシズマブが、有効性および管理可能な安全性プロファイルが示される 2017年2月18日、Roche社はIMmotion150試験に関する有望な結果を発表した
進行肺がんの一次治療デュルバルマブ、第3相MYSTIC試験
2017年3月17日
第3相NEPTUNE試験の拡大とアジアを中心とした新たな第3相PEARL試験の開始で強化される中国の薬事承認申請の機会 2017年1月17日、AstraZeneca社は、非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療におけるがん免疫療
ビッグデータの個人情報保護ガイドライン
2017年3月7日
ビッグデータの特性によって、個人データ保護に関する従来の原則の適用が非常に困難になる可能性 2017年1月28日のデータ保護の日に先立ち、「条約第108号」としても知られる欧州評議会のデータ保護条約に関する委員会は、個人をデジ
多発性骨髄腫に対するレナリドミドの適応拡大をEMAが推奨
2017年2月27日
自家幹細胞移植を受けた初発多発性骨髄腫患者に対する維持療法に関する新規適応 欧州医薬品庁(EMA)医薬品委員会(CHMP)は、医薬品レナリドミド(レブラミド)の販売申請内容の変更を推奨する肯定的意見を採択した。本医薬品の販売承
イブルチニブが辺縁帯リンパ腫治療薬としてFDA承認
2017年2月21日
イブルチニブは、全身療法を必要としCD20抗体療法の治療歴を有する患者に適応とされる。 2017年1月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身療法を必要とし、1回以上のCD20抗体療法の治療歴を有する辺縁帯リンパ腫(MZL)
進行胃がん、胃食道接合部がんに対するニボルマブ救援療法
2017年2月14日
2017年消化管がんシンポジウムで発表されたランダム化第3相試験の結果 米国サンフランシスコで開催された2017年消化器がんシンポジウム(1月19~21日)において、二重盲検ランダム化第3相試験NCT02267343(臨床試験
英NICEが白血病( CLL) に対するイブルチニブのガイダンスを発行
2017年2月14日
1種類以上の治療歴がある、あるいは17p欠失またはTP53変異を有し、かつ化学免疫療法不適格の成人にはイブルチニブが推奨される。 2017年1月25日、英国国立医療技術評価機構(NICE)は医療技術評価ガイダンスを発行し、1レ
白血病(AML)とMDSに対するデシタビンの臨床反応と変異の消失
2017年2月1日
デシタビン療法に対する臨床反応を決定する分子的要因 高リスクの細胞遺伝学的異常やTP53変異、またはその両方を有する急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)患者に対してdecitabine[デシタビン]を投与
シスプラチンによる化学療法不適格な尿路上皮がんの一次治療に対するアテゾリズマブを優先審査
2017年1月25日
進行性膀胱がんおけるアテゾリズマブについて2回目の優先審査が許可された 2017年1月8日、ロシュ・グループの一員であるGenentech社は、米国食品医薬品局(FDA)が、Genentech社の生物製剤承認一部変更申請(sB
ESMOアジアで発表されたアジア人患者のまれな肉腫に関する初めてのデータ
2017年1月25日
ESMOアジア会議2016で発表予定の研究 アジア人患者のまれな肉腫に関する初めてのデータとなる3つの研究が、シンガポールで開催中のESMOアジア会議2016で本日発表される。化学療法によって全生存期間が延長したにも関わらず、
CAR-T細胞免疫療法、難治性リンパ腫に完全寛解
2017年1月11日
Zuma-1試験の中間解析にて、歴史的対照データと比較して完全寛解率がおよそ6倍高くなることが示された 米国、サンディエゴで開催された第58回米国血液学会(ASH)年次総会(2016年12月3~6日)にて、最新演題として、キメラ抗原受容体(
オシメルチニブが進行非小細胞肺がんの無増悪生存期間延長
2016年12月27日
EGFR-TKI治療を受けた患者の病勢進行を追跡したAURA3試験結果 EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)を用いた初回治療で病勢が進行したEGFR T790M陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者において、オシメルチニブは
Durvalumabが治療歴を有する進行非小細胞肺がんに有効
2016年12月26日
ATLANTIC第2相試験では、EGFR / ALK野生型の局所進行性および転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の複数の抗がん剤治療を治療歴のある患者において、durvalumab[ドゥバルマブ]が有効であり、効果は長時間持続するという結果が
リボシクリブがHER2陰性乳がんのFDA画期的治療薬に
2016年10月12日
ホルモン受容体陽性/HER2陰性進行性乳がんに対する一次治療薬として検討 ノバルティス社は2016年8月3日、ホルモン受容体陽性/ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性の進行性または転移性乳がんの治療薬であり、レトロゾールと
思い込みが副作用に影響か、術後ホルモン療法乳がん患者
2016年10月12日
乳がんに対する治療の一環としてタモキシフェンなどのホルモン療法を受ける女性に関する研究によって、経験した副作用の数や重篤性は、これらの女性の思い込みに影響されることがわかった。 主要ながん学術誌であるAnnals of Onc
経口避妊薬が卵巣がん死亡率の減少に貢献
2016年10月12日
主要ながん学会誌Annals of Oncology誌で本日(火曜日)発表された新たな研究[1]によれば、卵巣がんによる死亡は2002年から2012年の間に世界的に減少し、さらに2020年に向けて米国や欧州連合(EU)、そして減少幅は小さい
BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬治療前にB型肝炎ウイルス検査
2016年10月4日
BCR-ABL標的チロシンキナーゼ阻害薬治療前に、B型肝炎ウイルス検査が必要 2016年8月17日、治療的製品(医薬製品と医療機器)の承認と監視を行うスイス規制当局のSwissmedicが発表したところによれば、BCR-ABL
適正体重でがんリスクは低下、肥満ではリスク増大
2016年9月24日
国際がん研究機関(IARC)は、過体重/肥満がこれまでに考えられていたよりも多くのがん部位の危険因子であることを見出した。 IARCがん予防ハンドブックプログラムによって新たに実施された評価により、過体重/肥満がこれまで立証さ
ニラパリブ、卵巣がんのFDA優先承認審査薬に指定
2016年9月20日
段階的な新薬承認申請(NDA)提出開始 2016年9月12日、腫瘍学に注力するバイオ医薬品企業のTESARO社は、米国食品医薬品局(FDA)が再発性プラチナ感受性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの治療に用いられるniraparib[
PD-1阻害剤に対する獲得耐性のメカニズム解明へ
2016年9月3日
がんの免疫耐性化メカニズムに関連する遺伝子変異 悪性黒色腫(メラノーマ)に対する抗PD-1治療で約75%の患者が長期奏効し、奏効期間は数年に及ぶが、時間が経ってから再発をきたす晩期再発例が報告されている。このようながんが免疫を
CD4タンパク標的のCAR-T細胞をFDAが希少疾病用医薬品に指定
2016年8月30日
末梢性T細胞リンパ腫の治療を適応とする iCell Gene Therapeutics社は、2016年8月11日、米国食品医薬品局(FDA)が、CD4タンパク質を標的とするキメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞(CD4CAR)を末梢