欧州臨床腫瘍学会(ESMO)
進行トリネガ乳がんのプラチナベース化学療法に、BRCA1/2遺伝子変異の特性解析が有用
2018年5月29日
欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 英国全土の74病院で実施された第3相並行群オープンラベルランダム化比較TNT(NCT00532727)試験で、バイオマーカーのサブグループ解析が行なわれた。結果は2018年4月30日にNature
ポジオチニブはEGFRおよびHER2エクソン20挿入変異に対して臨床的に有効
2018年5月18日
転移性非小細胞肺がんに対して有望な新規チロシンキナーゼ阻害剤 米国テキサス州ヒューストンにあるテキサス大学MDアンダーソンがんセンター胸部・頭頸部腫瘍内科部門のJohn V. Heymach医師の研究チームは、転移性非小細胞肺がん(NSCL
軟髄膜転移を有するEGFR+肺がんにTKI二次治療が有益
2018年4月24日
軟髄膜転移およびEGFR変異を有する患者は、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による二次治療の恩恵を受ける 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) エルロチニブ(商品名:タルセバ)または高用量のエルロチニブは、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による治療
トリネガ乳がんにおける5種類の分子サブタイプの解明
2018年4月24日
マルチオミクス総合解析により、いくつかの標的候補を同定 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) ベルギー、ブリュッセルにあるInstitut Jules BordetのChristos Sotiriou医師の研究グループは、トリプルネガティブ乳がん(
免疫チェックポイント阻害薬レジメンによる内分泌異常の発生率比較
2018年4月20日
系統的レビューとメタ解析によって内分泌機能異常のさらに正確な発生率が明らかに 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けた患者7,551人を対象としたランダム化臨床試験38件のメタ解析から、イピリムマブ 単剤と
うつ病治療でがん患者の生存率改善せず
2018年4月4日
うつ病の管理は、がん患者のQOLに対し有益な効果があるため、重要であることには変わりはない 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) Depression Care for People with Cancer programme(がん患者のうつ病治療
患者特異的HLAクラスI遺伝子型は免疫CP阻害薬に対する反応に影響
2018年3月19日
特定の生殖細胞系列HLA遺伝子型と治療成績との関連性 患者特異的ヒト白血球抗原(HLA)クラスI遺伝子型が抗PD-1または抗CTLA-4抗体に対する反応にどの程度影響するかを明らかにするために、米国の研究グループは、免疫チェッ
腎臓がんへのアテゾリズマブ+ベバ第3相試験、PFSで良好な結果
2018年3月19日
ASCO2018泌尿生殖器がんシンポジウム PD-L1発現陽性の進行/転移RCC患者に対する初回治療でのアテゾリズマブ(テセントリク)およびベバシズマブ(アバスチン)の併用は、スニチニブ単独と比較して試験責任医師評価による無増悪生存期間(P
未治療ALK陽性非小細胞肺がんへのセリチニブ投与をNICEが推奨
2018年2月15日
ALK陽性の進行非小細胞肺がん(NSCLC)成人患者の一次治療薬として単独療法によるセリチニブを適応 2018年1月24日、英国国立医療技術評価機構(National Institute for Health and Care
進行腎がんへのレンバチニブとエベロリムス併用について英NICEが評価
2018年2月13日
前治療歴のある進行腎細胞がんへのレンバチニブ(販売英:レンビマ)とエベロリムス(販売名:アフィニトール)併用について英国国立医療技術評価機構(NICE)が技術評価ガイダンスを発行 レンバチニブはエベロリムスとの併用で、進行腎細胞がん成人患者
乳がんと胃がんへのHerzuma承認をEMAが推奨
2018年2月1日
Herzumaは、基準品ハーセプチン(トラスツズマブ)に極めて類似したバイオシミラー医薬品 2017年12月14日、欧州医薬品庁(EMA)欧州医薬品委員会(CHMP)は、乳がんおよび胃がん治療を目的とした医薬品Herzumaの
思春期小児および若年成人(AYA)のがん治療に関する意識調査
2018年1月4日
思春期小児および若年成人のがん患者には治療によって年齢特有の問題が生じる Journal of Adolescent and Young Adult Oncology誌に掲載された論文によると、思春期小児および若年成人(AYA
二塩化ラジウム 223とアビラテロン+プレドニゾン併用に関する警告
2018年1月4日
進行中の前立腺がん臨床試験で、死亡および骨折リスクの上昇が示される。 欧州医薬品庁(EMA)は、2017年11月27~30日に開催されたファーマコビジランス(市販後医薬品安全性監視)・リスク評価委員会(PRAC)の会合において、二塩化ラジウ
小児、若年ホジキンリンパ腫サバイバーでは心血管疾患リスクが上昇
2017年12月16日
ホジキンリンパ腫サバイバーの重度の心血管イベントリスクの上昇は放射線治療歴と関連 Lancet Oncology誌の最新号で発表された解析によると、小児、青年期および若年成人のホジキンリンパ腫サバイバーは、対応する対照集団と比
ニボルマブ、再発頭頸部がんにおいて治療増悪後の継続投与でも効果
2017年12月5日
CheckMate141試験の最新データにより、治療増悪後のニボルマブ継続投与による腫瘍縮小効果が明らかに 再発/転移性の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者において、プラチナベース化学療法後6カ月以内に再発をきたし、ニボルマ
Rocapuldencel-Tは、転移性腎細胞がんに有望な可能性
2017年12月5日
新たな個別化免疫療法薬rocapuldencel-Tの転移性腎細胞がんに対する長期的有用性が検証中 新たに診断された転移性腎細胞がん(mRCC)に対してrocapuldencel-T(ロカプルデンセル-T)+標準治療と、標準治療単独とを比較
CAR-T細胞療法による急性毒性の評価、等級付け、および管理法
2017年12月1日
CAR-T細胞療法関連毒性(CAR T cell-therapy-associated TOXicity:CARTOX)ワーキンググループによる推奨 キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法は難治性悪性腫瘍の治療として有望なアプロ
一般紙では肯定的結果の臨床試験は2倍多く取り上げられる
2017年11月28日
肯定的な結果が出たランダム化比較試験は、否定的な結果が出た試験に比べ一般紙で取り上げられる可能性が約2倍であるとの研究結果が、マドリードで開催された2017年欧州臨床腫瘍学会(ESMO2017)のPublic Health and Heal
ニボルマブとISA101ワクチン併用療法が中咽頭がんに有効
2017年11月17日
チェックポイント阻害剤ニボルマブ、およびヒトパピローマウイルス16(HPV16)に対する合成ロングペプチドワクチンISA 101の併用治療は、ニボルマブ単剤治療による過去のデータと比較して難治性中咽頭がん患者の奏効を改善したという知見が、ス
早期子宮体がんの骨盤照射は腟円蓋密封小線源+化学療法より有効
2017年11月15日
GOG第III相試験結果 高リスク早期子宮体がん女性では、腟円蓋密封小線源+化学療法の併用療法(VCB/C)は骨盤照射(PXRT)に比べ優位でないことが2017年ASTRO年次集会(9月24-27日、米国サンディエゴ)の本会議で婦人科腫瘍学
デュルバルマブがPD-L1高発現の再発・転移性頭頸部扁平上皮がんに有効
2017年11月11日
プラチナベースの化学療法後に増悪がみられたPD-L1高発現の再発または転移性の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者が、抗PD-L1免疫治療薬、durvalumab[デュルバルマブ]に高い奏効を示したことが、スペイン、マドリードで開催された2
ESMO 2017、結腸がん補助化学療法の期間に関するディベート
2017年11月7日
~【抄録LBA21_PR】【抄録LBA22】【抄録LBA23】【抄録LBA24】【要約473O】訳は下部参照~ 大腸がん(結腸がん)の補助化学療法を6カ月月から3カ月に短縮するかどうかについての議論が、マドリッドのESMO 2
2017年欧州臨床腫瘍学会(ESMO)ハイライト
2017年11月3日
2017年欧州臨床腫瘍学会(ESMO)は、131カ国から約24,000人が参加する国際的なイベントになった。参加者の多い上位10カ国は、米国、フランス、スペイン、英国、ドイツ、イタリア、スイス、中国、日本およびロシアであった。
レンバチニブが切除不能肝細胞がんの全生存でソラフェニブに対し非劣性
2017年10月26日
ベースラインでの血清VEGF、ANG2、FGF21低値は、有意ではないが両薬剤による好結果の傾向を示す 切除不能肝細胞がん(HCC)患者においてレンバチニブとソラフェニブとを比較し、両薬剤に対応する推定バイオマーカーを検出するために使われた