欧州臨床腫瘍学会(ESMO)
EMAが、フルオロウラシル関連医薬品による治療前の患者スクリーニングの検討を開始
2019年4月5日
2019年3月15日、欧州医薬品庁(EMA)は、フルオロウラシル(5-フルオロウラシルまたは5-FUとしても知られる)含有医薬品、およびそれに関連する医薬品であるカペシタビン、テガフール、フルシトシン(これらは体内でフルオロウラシルに変換さ
膠芽腫に対する術前PD-1 阻害
2019年3月5日
腫瘍の免疫性に関する微小環境における変化についての評価 2019年2月11日、Nature Medicine誌において3通のレターが公表された。2通のレターでは、膠芽腫患者においてPD-1 阻害薬の術前投与に関する実行可能性、安全性、および
オララツマブ、軟部肉腫で生存の延長示されず、新規投与を中止
2019年2月12日
EUで現在治療中の患者は1,000人程と推計 欧州医薬品庁(EMA)は2019年1月23日にプレスリリース発表によると、オララツマブ[olaratumab](商品名:Lartruvo)+ドキソルビシン併用は、軟部肉腫患者の寿命を延長するのに
胃酸分泌抑制薬(PPI)はメラノーマに対するニボ+イピ療法に悪影響
2019年2月12日
イピリムマブ単剤療法に関しては、プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療効果減少は確認されていない 併存疾患に対してプロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用しているメラノーマ(悪性黒色腫)患者は、服用していない患者と比べて、ニボルマブ+イピリム
小細胞肺がん二次治療、ニボルマブの効果は標準化学療法と同等
2019年1月28日
進行小細胞肺がん患者に対する化学療法と免疫療法では、奏効率および生存率は同等 一次治療後に再発した転移を有する小細胞肺がん(SCLC)患者において、抗PD1抗体治療薬であるニボルマブは、標準化学療法と比べて奏効率や生存率を改善しなかった。こ
進行肺がんにおいてペムブロリズマブはドセタキセルよりも長期に生存を改善する
2019年1月12日
ペムブロリズマブは治療歴のある進行非小細胞肺がん患者の全生存期間を有意に延長する 治療歴のある進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対するペムブロリズマブ投与は、ドセタキセル投与よりも有意に長い全生存期間(OS)を示したと、スイスのジュネー
進行肺がん患者における運動の有益性が初めて示される
2019年1月11日
ESMO 2018 プレスリリース 肺がん患者の大半は定期的な運動がもたらす利益を認識していないが、新たなデータは定期的な運動が疲労を著しく軽減し、心身の健康を改善する可能性があることを示している。ミュンヘンで開催されたESMO2018年総
パルボシクリブがHR陽性進行乳がん治療の新たな選択肢に
2019年1月8日
ESMO2018プレスリリース ホルモン療法中に再発または進行したホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性の進行乳がん患者においてサイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)阻害薬のパルボシクリブを用いた治療が全生存期間を臨床的有意に改
ペムブロリズマブ併用療法が転移/再発した頭頸部がんの生存率を改善
2018年12月3日
ドイツ・ミュンヘンで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 2018年度学会で報告されたKEYNOTE-048試験の最新結果で、ペムブロリズマブによる免疫療法が再発または転移した頭頸部がん患者の生存率を改善することが示された。(1) 転移や
早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効
2018年11月26日
[ESMO 2018プレスリリース] ニボルマブ(免疫チェックポイント阻害剤)+イピリムマブ(免疫チェックポイント阻害剤)の術前併用療法がミスマッチ修復欠損を呈する早期大腸がん患者において100%の割合で病理学的な著効を示したことが、ES
カルボプラチンとパクリタキセル併用が肛門管扁平上皮がんの新標準治療に
2018年11月16日
希少がん研究における国際共同研究の実現可能性をInterAACTが実証 切除不能局所再発または転移性の未治療肛門管扁平上皮がん(SCCA)患者では、これまでシスプラチン+ 5-フルオロウラシル(5-FU)による治療は、カルボプラチン+パクリ
新薬NBTXR3、局所進行軟部肉腫の術前治療選択肢に
2018年11月12日
NBTXR3注入とそれに続く放射線治療は、四肢および体幹壁の軟部肉腫患者に対して有効で安全(Act-In-Sarc )放射線治療で活性化させたNBTXR3酸化ハフニウムナノ粒子による治療...
CD19標的のCAR T細胞療法における耐性獲得の機序
2018年10月22日
CD19を標的とするCAR T細胞療法において、CD19の遺伝子の変異獲得や、白血病細胞へのキメラ抗原受容体(CAR)の導入によって、隣接するCD19抗原がCARで覆われることにより耐性が獲得されうるということが、Nature Medici
2018年ノーベル医学生理学賞、CTLA-4およびPD-1の発見に
2018年10月16日
免疫チェックポイント療法によりがん治療に大変革がもたらされた 2018年10月1日、カロリンスカ研究所、ノーベル生理学・医学賞選考委員会は2018年ノーベル生理学・医学賞を“負の免疫制御を阻害するというがんの治療法の発見の功績に関し”、Ja
小児・若年成人の脳腫瘍放射線治療後の内分泌機能障害リスクが判明
2018年10月3日
脳腫瘍に対する放射線療法において確認された年齢依存性の線量反応、および放射線療法後の内分泌機能障害 脳腫瘍への放射線療法を受けた小児および若年成人患者において、内分泌機能障害はよくみられる遅発作用であり、将来の罹患率と治療費に大きく関わる問
FDAがペムブロリズマブおよびアテゾリズマブの処方情報を更新
2018年10月1日
FDAは、シスプラチン療法が不適格である局所進行または転移性尿路上皮がん患者の一次治療に関して、患者の選定を目的とするPD-L1判定のためにFDA承認検査の実施を義務付ける 2018年8月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、ペムブロリズマ
切除不能進行/再発胃がんにおける抗PD-1抗体の臨床効果の分子学的考察
2018年9月25日
切除不能進行/再発胃がんに対する抗PD-1抗体薬治療で より良好な治療効果が見込める患者を選別できる可能性のあるバイオマーカーを発見 救済療法として抗PD-1モノクローナル抗体薬ペムブロリズマブの投与を受けた切除不能進行/再発胃がん患者61
精巣腫瘍サバイバーにおける二次がん発症リスク増加
2018年9月3日
治療の進歩により精巣がんの治癒率は向上するも、治療後のがん発症リスクは増大 化学療法のプラチナ製剤と放射線療法の導入で、外科手術単独と比較して精巣胚細胞腫瘍患者の治癒率が大幅に改善されているが、これらの治療法により二次性悪性新生物(SMN)
前立腺がん治療薬、塩化ラジウム223(ゾーフィゴ)の使用制限を推奨―欧州医薬品庁(EMA)
2018年8月18日
塩化ラジウム223の使用は3次治療以降、または他の治療が受けられない場合に限定されるべき 欧州医薬品庁(EMA)安全委員会であるファーマコビジランス・リスク評価委員会(PRAC)は、2018年7月9日~12日に行われた会合にお
局所進行頭頸部がんに対する現在の各治療戦略および化学療法選択肢の比較
2018年8月7日
シスプラチンを用いた化学放射線併用療法が標準治療であると、ネットワークメタ分析で明らかに Oral Oncology誌で最近発表された論文で、イタリア、ローマにあるIRCCS(科学的入院医療施設)レジナ・エレナ国立がん研究所耳鼻咽喉科・頭頸
トリフルリジン+ティピラシルは既治療の転移性胃がん患者に有効
2018年7月24日
TAGS研究では全生存期間の中央値が2カ月延長 少なくとも2種類の化学療法による前治療を受けた転移性胃がん患者を対象に、トリフルリジン+ティピラシル+ベストサポーティブケア(BSC)群とプラセボ+BSC群を比較する第3相試験が行われ延命効果
進展型小細胞肺がん初回治療にアテゾリズマブ+化学療法が有望な結果
2018年7月20日
進展型小細胞肺がんの初回治療においてアテゾリズマブと化学療法の併用が、無増悪生存および全生存を改善することが明らかに 2018年6月25日、第3相IMpower133試験が初めての中間解析で、主要評価項目である無増悪生存(PFS)および全生
若年女性では肺がん罹患率が男性より高い
2018年6月25日
喫煙行動の男女差で発生率の差異の根拠が十分に説明できない 2018年5月24日にNew England Journal of Medicine誌で発表された研究結果により、米国で肺がんの発生率は歴史的に女性より男性のほうが高いというこれまで
思春期/若年白血病(ALL)患者には小児向け環境またはNCI指定がんセンターでの治療が有益
2018年6月11日
成人向け環境で治療を受けた思春期/若年成人(AYA世代)ALL患者の生存は不良 最新の米国血液学会誌「Blood Advances」に示されたレトロスペクティブ分析によると、急性リンパ性白血病(ALL)の思春期/若年成人は、成人用の施設での