ダナファーバーがん研究所
多剤併用中の高齢血液腫瘍患者でフレイルのリスクを予測するツールを新たに開発
2022年8月31日
ダナファーバーがん研究所とブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究者が開発した新しいツールは、複数の薬剤を服用している高齢の血液腫瘍患者において、特定の薬剤がフレイルにつながりやすいかどうかを予測する従来の方法より優れることが、本日オンライン
肺がん女性では性機能障害が多い傾向
2022年8月26日
肺がん女性の性機能障害を評価した過去最大規模の研究 ダナファーバーがん研究所がん治療公平プログラムのアソシエイトディレクターであるNarjust Florez(Duma)医師が主導した研究によると、肺がんの女性において性機能障害が高頻度にみ
HER2タンパク低発現の乳がんに特徴的な挙動は認められない
2022年7月13日
HER2タンパクが豊富な乳がんの治療は、HER2を標的とするトラスツズマブ(販売名:ハーセプチン)などの薬剤の導入により大きく変化した。研究者は、HER2低発現(HER2-low)乳がんがトラスツズマブと化学療法薬の複合薬に対して反応するこ
ASCO22発表(2):乳がん内分泌感受性検査/早期乳がん術後療法
2022年6月17日
【3】内分泌感受性検査が、HR陽性乳がん患者に対するdose-dense化学療法の有益性を予測 エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの内分泌感受性を測定する新しいゲノム検査は、ER陽性乳がんと診断された患者のうち、通常よりも高い頻度で投与
ASCO22発表(1):膠芽腫に対する免疫療法薬の併用は安全かつ有望/リンチ症候群を検出する患者記入型ツール
2022年6月14日
ASCO年次総会でのDana-Farberの研究。ダナファーバーがん研究所のこれらの研究の結果は、Dana-Farberの研究者が率いる他の数十の研究とともに、2022年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で発表されます。 【1】膠芽腫
アベマシクリブ+レトロゾール併用療法がER陽性子宮体がんに有効
2022年4月13日
最近の臨床試験の結果から、エストロゲン受容体(ER)陽性の再発あるいは難治性子宮体がん患者の75%で、がん細胞を内外から標的とする併用療法により、腫瘍が縮小または安定化したことが明らかになった。ダナファーバーがん研究所の臨床試験責任者が、3
プラチナ抵抗性卵巣がん患者の1/3が複合体療法ミルベツキシマブにより寛解
2022年4月5日
プラチナ製剤ベースの化学療法を受けた卵巣がん患者を対象とした臨床試験において、新たな「複合体」療法は標準治療と比べて大幅に優れた効果を示した。アリゾナ州フェニックスで開催される米国婦人科腫瘍学会(SGO)年次総会のセッションで、ダナファーバ
ASCO泌尿生殖器がんシンポジウム2022:ダナファーバーがん研究所の発表
2022年3月3日
2022年米国臨床腫瘍学会(ASCO)泌尿生殖器(GU)がんシンポジウムにおいてダナファーバーがん研究所が重要な研究成果を発表する。このシンポジウムは、サンフランシスコを会場に2月17~19日にバーチャル形式および現地開催で実施される。AS
単剤免疫療法抵抗性の非小細胞肺がんにデュルバルマブ+トレメリムマブ併用が有効
2022年2月6日
免疫療法薬単剤に抵抗性を示す非小細胞肺がん(NSCLC)患者の一部において、2剤の併用が、がんを攻撃する免疫システムの歯止めを解除し、腫瘍の増殖を抑制することが最近の臨床試験で示された。しかし、2剤併用レジメンに放射線療法を追加しても転帰は
原発性マクログロブリン血症の再発にベネトクラクスが有望な可能性
2022年1月15日
ベネトクラクス(販売名:ベネクレクスタ)は、原発性マクログロブリン血症に対して高い有効性および安全性を示す経口治療薬になると研究主任らは語る。 現在承認されている唯一の薬剤クラスに属する治療薬が効かない原発性マクログロブリン血症の患者に対し
米国血液学会(ASH)2021-ダナファーバーがん研究所の発表
2022年1月9日
ダナファーバーの研究が米国国血液学会の公式プレスプログラムに選ばれる 12月11~14日にバーチャル形式で開催される第63回米国血液学会(ASH)年次総会で、ダナファーバーがん研究所の研究者らが30件以上の研究結果を発表する。そのうちの1つ
アバタセプト承認は急性移植片対宿主病(GVHD)予防に希望をもたらす
2022年1月4日
アバタセプトの承認により、多くのがん患者や血液疾患の患者、特に適合者を見つけることが難しい多様な民族の患者に、骨髄移植という治療選択肢の可能性が広がる 米国食品医薬品局(FDA)は、2歳以上の患者について、HLA適合または1アレル不適合非血
イブルチニブとFCR療法の併用で慢性リンパ性白血病(CLL)若年患者に長期寛解
2021年12月28日
若年患者の幅広い層で、一定期間の治療により非常に長期間の寛解が得られる可能性 慢性リンパ性白血病(CLL)の若年患者は、イブルチニブ(イムブルビカ)という薬剤で長期間の寛解を得ることができるが、寛解を維持するためには無期限に投与を続ける必要
サンアントニオ乳がんシンポジウムでのダナファーバーの研究発表
2021年12月24日
ダナファーバーがん研究所の研究者が、12月7日から10日に開催される第44回サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)において、30件以上の調査研究を発表する。サンアントニオ乳がんシンポジウムは、世界中から数千人の乳がんエキスパートが集
膠芽腫など一部の高悪性度脳腫瘍でダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法が著効
2021年12月20日
・BRAF V600E変異は脳腫瘍において検出頻度は低いが、同変異を有する高悪性度および低悪性度の脳腫瘍に対して、ダブラフェニブ(販売名:タフィンラー)とトラメチニブ(販売名:メキニスト)の併用療法が期待のもてる割合で持続的な効果を示した。
がん患者の幹細胞移植ドナー拡大へ期待:クローン性造血とDNMT3A変異の新発見
2021年12月14日
● 「クローン性造血」状態を来たしている人の多くが、幹細胞移植の安全なドナーになり得ることがわかった。 ● 特定の遺伝子変異がある幹細胞を移植することにより移植を受けた患者の生存期間が改善されることが明らかになり、研究者を驚かせている。 *
進行腎細胞がんに対するイピ+ニボ免疫療法は標的療法に比べて無治療生存期間を延長
2021年12月1日
無治療生存期間(TFS)という新たな評価項目を用いて、「患者に対する有効性と毒性のバランスを評価」する解析を実施 チェックポイント阻害薬であるニボルマブ(オプジーボ)とイピリムマブ(ヤーボイ)の併用療法を受けた進行腎細胞がん患者は、IMDC
マルチキナーゼ阻害薬カボザンチニブが腎臓がん脳転移巣に活性を示す
2021年11月19日
・腎臓がん脳転移の患者に対して抗がん剤はほとんど効果がない ・腫瘍にある複数の標的を攻撃する薬剤であるカボザンチニブ(販売名:カボメティクス)は腎臓がん脳転移巣に高い活性を示すことが研究により明らかになった 分子標的薬は腎臓がんに由来する
慢性リンパ性白血病(CLL)の3剤併用AVO療法が第2相試験で有望な結果
2021年10月2日
ダナファーバーの研究者らにより、BCL-2阻害薬と別の分子標的薬2剤の3剤併用は、治療歴のない慢性リンパ性白血病(CLL)患者に有効であることが認められた ダナファーバーがん研究所を中心とする臨床研究チームは、高齢者に好発する血液腫瘍の一種
リンパ系悪性腫瘍患者へのCOVID-19ワクチンの有効性に注意喚起
2021年9月11日
・モデルナ製またはファイザー製のワクチンを接種してから1年以内に抗CD20療法を受けた患者では、COVID-19の原因であるコロナウイルスに対する抗体ができていなかった。 ・このような患者は、コロナウイルス感染に対する予防措置を継続すべきで
ペムブロリズマブによる術後療法が腎臓がんの再発を遅らせる
2021年9月7日
・術後の免疫療法薬投与により、再発リスクの高い腎臓がん患者の無病生存率が改善した。 ・ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)はプラセボと比べ再発または死亡のリスクを32%減少させることが、術後補助免疫療法を評価した第3相試験の中間結果で
ビタミンDが若年性大腸がんを予防する可能性
2021年8月27日
ビタミンDを主に食事で多く摂取することが、若年性大腸がんや前がん性大腸ポリープの発症を予防する可能性がある。このような関連性が初めて研究で明らかになった。 この研究はダナファーバーがん研究所、ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院などの
赤肉の摂取は大腸がん患者のDNA損傷に関連する変異を促進する可能性
2021年7月31日
赤肉摂取と大腸がん発症との間にメカニズム上の関連性があることが研究で明らかに (*サイト注:赤肉とは、牛・豚・羊などの肉。鳥肉は含まない。脂肪に対する赤身肉とは異なります。) DNA損傷を示す遺伝子変異は、赤肉の多量摂取および大腸がん患者の
不妊への不安が若年乳がん患者のホルモン療法の決断に影響
2021年5月21日
不妊への懸念は、若年の乳がん患者が治療法について下す決断に影響を及ぼすことが多く、ホルモン阻害治療を中止または延期する理由となっていることがダナファーバーがん研究所の研究者らによる新たな研究で明らかになった。 この研究結果は、2021年4月