キャンサーコンサルタンツ
大腸癌におけるEGFR阻害剤の進化しつつある役割/2008年ASCO総会の報告
2009年3月2日
大腸癌におけるEGFR阻害剤の進化しつつある役割……2008年ASCO総会の報告5月30日~6月2日にイリノイ州のシカゴで開催された2008年米国臨床腫瘍学会(ASCO2008)の結果から、様々な癌種の患者における治療成績が、改善に向けて大
化学療法と放射線療法の順次併用療法と交替併用療法は喉頭癌に対して同様の効果がある
2009年2月24日
キャンサーコンサルタンツ2009年1月欧州癌研究治療機関(EORTC)の放射線腫瘍科グループ関係の研究者らは化学療法と放射線療法を用いる異なった2種類の併用療法が手術可能な進行した喉頭または下咽頭の扁平上皮癌患者に同等のベネフィットがあると
運動によって前立腺癌の放射線治療を受けている男性の倦怠感が防止される
2009年2月21日
キャンサーコンサルタンツ2009年1月運動により、放射線治療を受けている前立腺癌の男性の倦怠感が少なくとも短期間軽減され、長期的な倦怠感も改善する可能性があることをカナダの研究者らが報告した。この試験の詳細は2009年1月20日発行のJou
米国血液学会の年次総会(ASH 2008)で発表された多発性骨髄腫の新しい治療薬
2009年2月9日
キャンサーコンサルタンツ2008年12月 12月にサンフランシスコで開催された米国血液学会の年次総会(ASH 2008)で、多発性骨髄腫患者に対して治療効果が期待できる新薬の口頭発表が数件あった。 ■Zolinza™〔ゾ
ネクサバール®はアジア人の肝細胞癌に有効
2009年2月9日
キャンサーコンサルタンツ 2009年1月 アジアの23の医療施設の研究者らは、ネクサバール®(ソラフェニブ)が進行肝細胞癌(HCC)患者に有効であると報告した。このランダム化試験の詳細はLancet Oncology誌の2009年1月号に掲
高用量ファスロデックス®は進行乳癌の初期治療でアリミデックス®より無進行期間を延長する
2009年2月6日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月国際試験に関与した研究者らはホルモン陽性の進行乳癌患者の初期治療として高用量ファスロデックス®(フルベストラント)がアリミデックス®(アナストロゾール)と比較して無進行期間を有意に延長すると発表した。
補助療法としてのパクリタキセル+カルボプラチンにIB期NSCLCの生存期間延長効果は認められない
2009年2月3日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月CALGB試験9633に属する研究者らは、補助化学療法を受けたIB期非小細胞肺癌(NSCLC)患者の生存期間に統計学的に有意な優位性は認められないと報告した。この研究の詳細はJournal of Cl
早期乳癌にはフェマーラ®とアロマシン®がタモキシフェンより有効
2009年1月19日
キャンサーコンサルタンツ 2009年1月独立した2試験の結果、ホルモン陽性早期乳癌の初回治療として、アロマターゼ阻害薬フェマーラ® (レトロゾール)およびアロマシン®(エキセメスタン)は、タモキシフェン(ノルバデックス®)よりも転帰を改善さ
進行乳癌に対する一次治療として、フェマーラにタイケルブを上乗せすると臨床的有用性が向上する/サンアントニオ乳癌シンポジウム
2009年1月17日
キャンサーコンサルタンツ2008年12月閉経後のホルモン受容体陽性かつHER2陽性転移性乳癌患者に対する一次治療として、フェマーラ(レトロゾール)にタイケルブ(ラパチニブ)を上乗せすると、フェマーラ単独投与と比較して、無増悪生存期間や全体的
イグセンプラとゼローダ併用によりトリプルネガティブ転移性乳癌の無進行生存率を改善/サンアントニオ乳癌シンポジウム
2009年1月13日
キャンサーコンサルタンツ2008年12月最近の国際試験によりイグセンプラⓇ(イクサベピロン)とゼローダⓇ(カペシタビン)がトリプルネガティブ転移性乳癌(MBC)女性患者の無進行生存期間を有意に延長させると結論づけられた。この試験の詳細は20
小児ALLの導入療法ではデキサメタゾンがプレドニゾンより有効
2009年1月6日
キャンサーコンサルタンツ2008年9月プレドニゾンと比べてデキサメタゾンを使用した導入療法が小児の急性リンパ芽球性白血病(ALL)の再発率を減少させることがEuropean AIEOP-BFM ALL 2000 trial に所属している研
早期の皮膚治療はVectibix® (パニツムマブ[panitumumab])の治療を受けた結腸直腸癌患者の皮膚反応を減少させる
2008年12月23日
キャンサーコンサルタンツ2008年9月 結腸直腸癌患者において、Vectibix® 〔ベクチヴィクス〕(パニツムマブ〔panitumumab〕)での治療に先行して開始した皮膚治療は、副作用発現後の皮膚治療に比較し、付随する副作用を
ビタミン補給は女性の癌リスクに効果を及ぼさない
2008年12月11日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月女性における抗酸化物質および葉酸と心疾患に関する研究[Women’s Antioxidant and Folic Acid Cardiovascular Study]に属する研究者らは、葉酸、ビタミン
進行非小細胞肺癌患者におけるアービタックス®およびパラプラチン®にタキサンを併用した療法での忍容性および有効性
2008年12月11日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月 タキサン系抗癌剤—タキソール® (パクリタクセル)またはタキソテール®(ドセタキセル)—にアービタックス®(セツキシマブ)を追加した一次治療は、進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者において実
心理的介入が乳癌の生存期間を延長
2008年12月6日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月米国オハイオ州立大学の研究者らは、治療期間中に心理的介入を受ける乳癌患者において、全生存期間が改善するのみならず、癌再発リスクが低減すると報告した。本研究の詳細は、2008年11月17日号のCance
腎細胞癌の治療におけるス―テント®およびネクサバール® の心毒性が報告された
2008年11月27日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月ウィーン医科大学の研究者らは、ス―テント(スニチニブ)およびネクサバール(ソラフェニブ)が心毒性を引き起こすことを報告したが、これは生存に影響を及ぼすものではない。本試験の結果は、Journal of
ホルモン療法で副作用を起こす乳癌患者において再発リスクが減少
2008年11月25日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月ホルモン療法を受け関節症状または血管運動症状を呈するホルモン陽性乳癌患者において、再発リスクが低いことが、ATAC試験に携わった研究者らによって報告された。本試験結果の報告は、Lancet Oncol
エキセメスタン(アロマシン)はタモキシフェン (ノルバデックス)と比べて転移性ホルモン陽性乳癌の生存率を改善しない
2008年11月25日
キャンサーコンサルタンツ2008年10月転移性ホルモン受容体陽性乳癌において初期治療にアロマシン(エキセメスタン)を用いた場合、無増悪生存率は改善するが、ノルバデックス(タモキシフェン) と比べると全生存期間は改善できなかった、とEurop
体重と血中Cペプチド量が前立腺癌における死亡のリスクと関係する
2008年11月20日
キャンサーコンサルタンツ2008年10月ハーバード大学の研究者らは前立腺癌の患者において、高Cペプチド値に加えて過剰体重が死亡のリスクの増大と関係することを報告した。これらの結果は2008年10月3日付けの初期オンライン版The Lance
緑茶エキスに結腸直腸腺腫を低下させる可能性
2008年11月12日
キャンサーコンサルタンツ2008年11月緑茶抽出物に再発性の結腸直腸腺腫の発生率を低下させる可能性があると日本の研究者から報告された。本研究の詳細は、Cancer Epidemiology, Biomarkers and Preventio
イレッサ®が高齢の非小細胞肺癌(NSCLC) 患者で有効性が確認される
2008年11月6日
キャンサーコンサルタンツ2008年10月イレッサ(ゲフィチニブ)は、高齢の非小細胞肺癌(NSCLC)患者の初期治療に有効かつ忍容性も高いと、日本の研究者らが報告した。この試験の詳細は、Journal of Thoracic Oncology
前立腺癌の開腹手術とロボット手術の転帰には差がないとの試験結果
2008年10月29日
キャンサーコンサルタンツ 2008年9月ロボット腹腔鏡下前立腺摘除術の転帰が開腹恥骨後式前立腺摘除術の転帰と同様であることがメイヨークリニックから報告された。2008年9月5日付British Journal of Urology Inte
唾液中タンパク質により口腔癌の発見が可能に
2008年10月23日
キャンサーコンサルタンツ2008年10月カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者らによると、口腔癌かどうか判断するのに唾液中タンパク質は有効である。この結果は最近Clinical Cancer Research誌で発表された。 口
EndoTAG-1が膵臓癌治療薬として有望
2008年10月14日
キャンサーコンサルタンツ2008年9月第2相臨床試験の結果から、ジェムザール(ゲムシタビン)を用いた化学療法に研究中の薬剤EndoTAG-1®を追加することによって、手術不可能な膵臓癌患者の生存率を改善できる可能性がある。この結果は第33回