キャンサーコンサルタンツ
進行肺癌におけるアービタックスへの反応性と発疹の関連
2011年1月27日
キャンサーコンサルタンツ 2011年1月アービタックス(セツキシマブ)と化学療法の併用療法を受けた進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者で、発疹の副作用が発現した場合は治療への反応性が高い可能性がある。この第3相臨床試験の結果がLancet O
HER2標的療法の併用が乳癌に効果
2011年1月27日
キャンサーコンサルタンツ 2010年12月早期HER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)陽性乳癌女性患者について、HER2標的療法単独よりもHER2標的療法を併用した治療の方が良好な結果となる可能性がある。これは2010年開催の第33回サンアン
多くの女性が定期的なマンモグラフィ検診を受けていない
2011年1月19日
キャンサーコンサルタンツ定期的なマンモグラフィ検診は、専門家も推奨し、公的な支援もあるが、米国で毎年受診している女性は、検診費用が保険適用になる場合でも約50%に留まっている。この調査結果がサンアントニオ乳癌シンポジウム2010で発表された
ゾメタが多発性骨髄腫の生存期間を改善
2011年1月16日
キャンサーコンサルタンツ多発性骨髄腫と新たに診断された患者をゾメダ(ゾレドロン酸)で治療すると、全生存期間および無増悪生存期間を延長すると思われる。この所見が最近、Lancet誌で報告された。 多発性骨髄腫は身体の免疫系の一部である白血球の
アロマターゼ阻害剤が心疾患リスクを増大させる可能性
2011年1月12日
キャンサーコンサルタンツ 2010年12月閉経後乳癌の治療によく用いられるホルモン療法薬であるアロマターゼ阻害剤が心疾患リスクを増大する可能性がある。2010年サンアントニオ乳癌シンポジウムでその結果が発表された。 タモキシフェンとアロマタ
ゾメタは早期乳癌の再発率を低下させない
2011年1月7日
キャンサーコンサルタンツ 2010年12月16日早期乳癌患者における術後補助療法としてのビスフォスフォネート剤ゾメタ(ゾレドロン酸)は再発率を低下させなかったとの第3相AZURE試験のこれらの結果が2010年にサンアントニオ乳癌シンポジウム
レブラミドの継続投与によって新たに診断された多発性骨髄腫の転帰が改善する可能性がある
2010年12月31日
キャンサーコンサルタンツ新たに多発性骨髄腫と診断された高齢の患者において、レブラミド(レナリドミド)、メルファラン、プレドニゾンの3剤併用療法の後にレブラミド維持療法を加えると(MPR-R)、他の2種類の併用療法と比較して、無増悪生存率が改
パノビノスタットは再燃性/難治性ホジキンリンパ腫治療に有望
2010年12月31日
キャンサーコンサルタンツ多数の前治療を受けた再燃性および難治性ホジキンリンパ腫(HL)患者において、試験薬パノビノスタット(Panobinostat、試験薬剤名:LBH-589)の有望な活性が、進行中の研究で報告された。本所見は、2010年
PV-10投与が進行メラノーマ患者に有益である可能性
2010年12月16日
キャンサーコンサルタンツ 2010年11月皮膚の他の部位や皮下に転移したメラノーマ患者において、試験研究中の薬剤PV-10をメラノーマに直接注入することによる有望な効果が、第2相臨床試験で示された。これらの結果は豪州のシドニーで行われたMe
閉経後のホルモン補充療法は卵巣癌の発症リスクを上昇させる可能性
2010年12月12日
キャンサーコンサルタンツ閉経後にホルモン補充療法(HRT)を受ける女性は卵巣癌の発症リスクが29%上昇するとみられる。 本知見は米国癌学会の癌予防研究最前線会議(American Association for Cancer Researc
脳転移癌における外科手術あるいは放射線手術後の全脳照射の試験による評価
2010年12月11日
キャンサーコンサルタンツ第3相ランダム化試験の結果は、外科手術あるいは放射線手術による3個以下の脳転移の除去後の全脳照射療法(WBRT)は全生存あるいは機能的自立の継続期間を改善はしないものの、脳転移の再発は軽減することを示している。これら
Iniparib(イニパリブ)はトリプルネガティブの転移乳癌治療に有望
2010年11月25日
キャンサーコンサルタンツ試験的薬剤であるイニパリブと化学療法を併用した治療は、化学療法のみによる治療と比較した場合、トリプルネガティブの転移性乳癌の女性に対して、約5カ月間の延命効果があることが判明した。この結果は第35回European
減量化学療法レジメンが神経芽細胞腫患者に対して有効である可能性が見出された
2010年11月20日
キャンサーコンサルタンツ第3相臨床試験の結果、中リスク神経芽細胞腫患者に対し減量した化学療法を短期間に投与することが有効である可能性が示された。本試験結果はNew England Journal of Medicine誌に掲載された。&nb
ボトリエントは進行性分化型 甲状腺癌の治療薬として有望である可能性
2010年11月20日
キャンサーコンサルタンツボトリエント (パゾパニブ)は進行した、放射性ヨードに治療抵抗性を示す分化型甲状腺癌の治療に高い有効性を示した。これらの結果は第14回国際甲状腺学会で発表された。 甲状腺は主に身体の代謝過程に関与するホルモ
新たに診断された多発性骨髄腫に対する効果が期待できるベルケイドとレブラミドの併用療法
2010年11月13日
キャンサーコンサルタンツ新たに診断された症候性多発性骨髄腫の患者にレブラミド (レナリドミド)、ベルケイド (ボルテゾミブ)、デキサメタゾンの3剤併用療法を実施したところ、100%に部分寛解以上の効果が得られた。この第1/2相の臨床試験の結
デノスマブはゾメタより骨合併症を遅らせる効果が高い
2010年11月10日
キャンサーコンサルタンツ多発性骨髄腫患者あるいは乳癌、前立腺癌または他の固形腫瘍からの骨転移を有する患者において、デノスマブはゾメタ(ゾレドロン酸)より骨折などの骨合併症の発症を遅らせるあるいは防ぐ効果が高かった。第3相臨床試験の統合解析結
2010/11/02号◆クローズアップ「まれな癌に対する技術進歩」
2010年11月9日
同号原文| NCI Cancer Bulletin2010年11月02日号(Volume 7 / Number 21) 〜日経BP「癌Experts」にもPDF掲載中〜 ____________________◇◆◇ クローズアップ ◇◆◇
早期の専門医受診により生殖機能の維持が改善
2010年11月6日
キャンサーコンサルタンツ 2010年10月12日若年期の乳癌女性では、手術を受けてから不妊治療専門医に受診するよりも、専門医に受診してから手術を受けたほうが、早期に生殖機能維持の治療を受けられ、また化学療法の開始も早いことがわかった。この研
更年期のホルモン補充療法の減少と乳癌発現率の減少との関連性
2010年11月3日
キャンサーコンサルタンツカナダで実施された試験で、2002〜2004年におけるホルモン併用療法(エストロゲン+プロゲスチン)の著しい減少により、乳癌発現率が約10%減少したという結果が示された。本試験結果はJournal of the Na
精巣腫瘍に対する検診はいまだ推奨段階に至っていない
2010年10月31日
キャンサーコンサルタンツ研究者らは2004年の米国予防医療作業部会(USPSTF)の、精巣腫瘍の症状のない男性の検診は推奨段階でないという現行の結果は支持されると結論した。これらの知見は最新版Annals of Internal Medic
AMG386は再発卵巣癌に対し有望であることが示される
2010年10月28日
キャンサーコンサルタンツ再発卵巣癌患者女性に対する第2相臨床試験において、試験中の分子標的薬であるAMG386をパクリタキセルと併用した場合、有望な奏効率が得られた。この結果は第35回欧州臨床腫瘍学会(ESMO)にて発表された。 卵巣癌の治
ノルウェーの研究がマンモグラフィー検診の利点がより少ないことを示唆
2010年10月25日
キャンサーコンサルタンツノルウェーで実施された研究は、マンモグラフィー検診プログラムが50〜69歳までの女性に対して乳癌死亡リスクを10%減少させること、また同年齢の乳癌死亡率減少の要因の約3分の1に相当することを示唆している。これらの結果
低用量アスピリンは大腸癌を予防する可能性がある
2010年10月18日
キャンサーコンサルタンツアスピリンを定期的に低用量で使用すると大腸癌を予防する可能性があるとの研究論文がGut誌に掲載された。 アスピリン、およびイブプロフェンなどその他の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の使用が大腸癌の予防に
認知障害を有する小児癌サバイバーに対しメチルフェニデートが有効である可能性
2010年10月14日
キャンサーコンサルタンツ脳腫瘍または急性リンパ性白血病(ALL)の治療を受けた患児において、メチルフェニデートは認知障害に対し長期的に有効であることが最近の試験で示唆された。本試験成績はJournal of Clinical Oncolog