米国臨床腫瘍学会(ASCO)

局所進行子宮頸がんでは化学放射線療法後のカルボ/パクリ追加治療は生存期間を延長しないの画像

局所進行子宮頸がんでは化学放射線療法後のカルボ/パクリ追加治療は生存期間を延長しない

【米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解】 「本試験によって、化学療法と放射線療法(以下、化学放射線療法)を実施後に化学療法を追加しても、局所進行子宮頸がん患者の生存期間は延長しないという明確なエビデンスが得られた。この結果は、局所進行子宮頸が
2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目の演題(続報)の画像

2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目の演題(続報)

6月4~8日にオンラインで開催される2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、多くのがん疾患部位にわたる幅広いテーマを扱った27の試験が発表される。 下記の試験について、複数の疾患領域のASCO専門委員が第三者の立場から解説お
PSMA標的放射線療法は治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がんに有効の画像

PSMA標的放射線療法は治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がんに有効

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「化学療法や標的抗アンドロゲン療法後に進行した転移性去勢抵抗性前立腺がんの患者にとって、この新規標的放射線療法は大きなニーズを満たす可能性があります。この治療法の成功で、従来のがん治療に代わる治療法の検討
PARP阻害剤はBRCA1/2陽性、HER2陰性の高リスク早期乳がんの無病生存を有意に延長の画像

PARP阻害剤はBRCA1/2陽性、HER2陰性の高リスク早期乳がんの無病生存を有意に延長

【米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解】 「OlympiA試験の結果は、高リスク早期乳がん患者におけるBRCA遺伝子変異検査の必要性を強調するものです。これらの結果は、高リスク初期ステージ乳がん患者の治療決定に重要なインパクトを持つ可能性があ
ニボ+化学療法またはニボ+イピ併用療法が進行食道扁平上皮がんの全生存期間を改善の画像

ニボ+化学療法またはニボ+イピ併用療法が進行食道扁平上皮がんの全生存期間を改善

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「進行食道がん患者さんは現在、治療選択肢がほとんどありませんが、その一部の患者さんはこれから免疫療法の恩恵を得ることになります。ニボルマブとイピリムマブの免疫療法薬2剤による併用療法は、化学療法を使用しな
初回治療への免疫療法薬トリパリマブ追加は、再発/転移鼻咽頭がんの進行を遅らせるの画像

初回治療への免疫療法薬トリパリマブ追加は、再発/転移鼻咽頭がんの進行を遅らせる

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「末期鼻咽頭がんの治療法開発は、他のがんの治療より遅れています。JUPITER-02試験の結果は、疾患が進行した患者さんの治療を変え、新たな希望を与えるものです」と、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の副会長お
術後ペムブロリズマブは特定の腎臓がんの無病生存期間を延長の画像

術後ペムブロリズマブは特定の腎臓がんの無病生存期間を延長

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「淡明細胞型腎細胞がん患者は手術をしても再発がしばしば起こり、再発した場合の治癒的治療選択肢は限られます。しかし、KEYNOE-564試験でぺムブロリズマブが効果を上げたことにより、まもなく、この患者さん
検診とワクチン接種の標準化により子宮頸がん発生率は低下するも、他のHPV関連がんは上昇の画像

検診とワクチン接種の標準化により子宮頸がん発生率は低下するも、他のHPV関連がんは上昇

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「子宮頸がんの減少は歓迎すべきニュースであり、リスクのある患者の検診やワクチン接種への集中的取組みが反映されているとみられる。今回の研究は、他のHPV関連がんの発生率の増大を食い止めるためにやるべきことが
免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせるの画像

免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせる

【ASCOの見解】「免疫療法薬は、進行メラノーマ(悪性黒色腫)の患者さんの治療の見通しに大きな変化をもたらしてきました。今回の試験では、PD-1とLAG-3という異なるチェックポイントに作用する2つの免疫療法薬の併用が成功を収めたことから、
免疫療法薬アテゾリズマブは早期非小細胞肺がん切除患者の再発を遅らせるの画像

免疫療法薬アテゾリズマブは早期非小細胞肺がん切除患者の再発を遅らせる

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「早期肺がんの治療に免疫療法が有効であることが初めて確認されました。IMpower010試験は、特定の患者において、アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)が進行がんへの進行を遅らせ、より積極的な治療の必要
2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目のトップ演題の画像

2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目のトップ演題

2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレス向けプログラムで、前立腺がん、乳がん、肺がん、腎がんの治療、検診、予防、治療へのアクセス、免疫治療、プレシジョン医療などの進歩が紹介される。プレス向けプログラムに掲載される研究は、年
免疫療法薬ニボルマブはハイリスク尿路上皮がんの無病生存期間を倍増させるの画像

免疫療法薬ニボルマブはハイリスク尿路上皮がんの無病生存期間を倍増させる

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「筋層浸潤尿路上皮がんは、現在の標準治療である外科手術を行っても術前化学療法の有無にかかわらず再発リスクが高いがんです。これらの新しい知見は、再発リスクが最も高い患者では手術後に免疫療法を行うことにより、
がん患者をCOVID-19ワクチン優先接種対象に含めるよう各州に要請の画像

がん患者をCOVID-19ワクチン優先接種対象に含めるよう各州に要請

(*サイト注:原文ページを日本語で表示させるには、ご自身のパソコン画面右上にあるブラウザの設定で自動翻訳機能をONにしてください。PDFは除外) 主要ながん患者擁護団体が各州知事に対して、米国疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインに従
米国でPSA検診の減少後、転移性前立腺がんの診断が増加の画像

米国でPSA検診の減少後、転移性前立腺がんの診断が増加

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「PSA検診の減少は、転移性前立腺がんの男性の増加という代償を伴うかもしれないことをこの研究は示唆しています。患者さんは、最も良いアプローチを決めるためにPSA検診の危険性と利益について主治医と相談するべ
腎がんへのレンバチニブ+ペムブロ併用はスニチニブより優れるの画像

腎がんへのレンバチニブ+ペムブロ併用はスニチニブより優れる

第3相CLEAR試験の結果によると、進行性淡明細胞型腎細胞がん(RCC)患者の全生存期間、無増悪生存期間、および客観的奏効率の点で レンバチニブ(レンビマ)+ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の併用療法は、 スニチニブ(スーテント)よりも優れ
ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー2021は「分子プロファイリングによる消化管がん治療の進歩」の画像

ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー2021は「分子プロファイリングによる消化管がん治療の進歩」

分子プロファイリング(がん遺伝子パネルなどを含む)により、分子や遺伝子の特徴に基づいたがん治療を行うことができるようになった。こうした検査は、 過去1 年間で消化器がん治療に数多くの進展をもたらし、患者ケアは改善されつつある。この進展を認め
肺がんサバイバーの性的健康の画像

肺がんサバイバーの性的健康

Narjust Duma医師は、ウィスコンシン大学の血液腫瘍内科の教職員である。胸部悪性腫瘍の臨床と研究に重点的に取り組んでいる腫瘍内科医であり、特に女性の肺がんに関心を持っている。Duma医師は、肺がん女性の性的健康を評価した現時点で最大
がん患者の心理的不安に、オンラインセラピーの活用の画像

がん患者の心理的不安に、オンラインセラピーの活用

Tanya J. Peterson(理学修士)は、National Board of Certified Counselors(全米公認カウンセラー協会)の認定資格を有し、メンタルヘルスのウェブサイト「Choosing Therapy」に定
黒人とヒスパニック系がん患者では新型コロナウイルス感染リスクが高いの画像

黒人とヒスパニック系がん患者では新型コロナウイルス感染リスクが高い

ASCO(米国臨床腫瘍学会)の見解 「がん患者は、がん治療を受けるか、それともCOVID-19(新型コロナウイルス)感染リスクを回避するか決定を迫られるべきではありません。医療提供者は、黒人とヒスパニック系のがん患者で感染リスクが高いことを
パンデミック以降の医療では、オンライン診療の保険適用、患者教育、研究の促進が必要の画像

パンデミック以降の医療では、オンライン診療の保険適用、患者教育、研究の促進が必要

米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、がん医療におけるオンライン診療の活用に関する暫定意見書を提出し、普及に向けた具体的な措置を提言している。 COVID-19(新型コロナウィルス)パンデミックに対応するために行われた柔軟な保険償還(保険機関から
がん専門医の管理および安全手順のない在宅抗がん剤治療は、外来の代替として安全ではないの画像

がん専門医の管理および安全手順のない在宅抗がん剤治療は、外来の代替として安全ではない

ASCOは患者の安全を最優先に考えることを何よりも強く主張 米国を代表するがん団体の一つは、在宅での抗がん剤点滴治療は、現時点において外来治療に代わる安全な手段ではないと述べている。米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、最近ではCOVID-19パ
がんのリハビリテーションとはの画像

がんのリハビリテーションとは

がんとその治療は、身体的、心理的、認知的な問題を引き起こすことがよくあります。 これらの問題により、日常の活動や、仕事への復帰が困難になる可能性があります。さらに健康への影響が持続することもあります。 がんのリハビリテーションは、治療中や治
<研究と患者アドボケート>がん研究の論文発表とその読み方の画像

<研究と患者アドボケート>がん研究の論文発表とその読み方

研究とアドボケート>がん研究>がん研究の論文発表とその読み方 (サイト注:本文中の「原文」へのリンクは、ウェブブラウザの翻訳機能を使用して日本語で閲覧可能です)  がん患者をケアするより良い方法を、医師や研究者らは常に模索しています。彼らは
<研究と患者アドボケート>創薬と薬剤開発の画像

<研究と患者アドボケート>創薬と薬剤開発

研究と患者アドボケート>がん研究>創薬と薬剤開発 (サイト注:本文中の「原文」へのリンクは、ウェブブラウザの翻訳機能を使用して日本語で閲覧可能です) 医師や研究者らは、がん患者をケアするためのより良い方法を常に模索しています。そのために、新