米国臨床腫瘍学会(ASCO)
ASCO消化器がんシンポジウム2022ハイライト:胆道がん、肝細胞がんに対する免疫療法薬
2022年1月26日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)消化器がんシンポジウム2022の公式プレスプログラムでは、胆道がんおよび肝細胞がん患者を対象にした免疫療法薬の併用療法に関する知見が注目される。プレスプログラムで紹介される研究は、シンポジウムで発表される650本
米国がん対策法署名50周年におけるASCO声明
2021年12月21日
50年前、新年まで数日の時、リチャード・ニクソン元大統領が、「米国がん対策法(NCA)」に署名し、がん撲滅を明確な国の優先事項とした。(*サイト注:NCI動画『1971年ニクソン大統領「がん対策法」に署名』、『時間の贈り物-がん対策法50周
免疫療法薬ニボ+イピ/分子標的薬ダブ+トラはBRAF陽性進行メラノーマの全生存率を改善
2021年12月17日
ASCOエキスパートによる見解 「DREAMseqの試験結果は、進行メラノーマ患者の治療において最も重要な臨床の疑問の1つに答えるものである。治療歴のないBRAFV600変異のあるメラノーマ患者では、併用免疫療法を最初に選択した方が全生
ダイズ摂取は乳がんの原因となる可能性はありますか?
2021年11月11日
インターネット上では、特定の食品ががんの原因になりうるという主張が後を絶ちません。例えば、「ダイズを食べると乳がんのリスクが高まる」という俗説を読んだり聞いたりしたことがあるかもしれません。しかし、それは実際に正しいのでしょうか。ここでは、
画像検査の不安『スキャンザイエティー』とは何か?がんサバイバーの対処法
2021年11月10日
がんと診断された人たちが画像検査を受ける際、さまざまな感情を引き起こす場合があります。検査前、検査中、検査結果を待つ間にストレスや心配を感じることが共通して見られます。このような感情はScanxiety(スキャンザイエティ)と呼ばれています
ASCOが化学療法誘発性末梢神経障害の初回治療にデュロキセチンを推奨
2021年10月27日
成人のがんサバイバーにおける化学療法誘発性の末梢神経障害(CIPN)に対しデュロキセチン(販売名:サインバルタ)を初回治療として使用すべきであると、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の最新ガイドラインで定められた。 「ガイドラインに込められている
がん患者をコロナワクチン試験に登録すべきとの共同声明を発表
2021年7月15日
ASCOとFriendsの共同声明で、ワクチン研究へのがん患者の参加を奨励 がんの患者またはがんの既往歴のある人であっても、安全上の理由で除外される場合を除き、COVID-19(新型コロナ)ワクチン臨床試験を含む臨床試験に参加できるようにす
特定の遺伝性乳がんのASCO迅速推奨ガイドライン更新ー術後オラパリブ推奨を追加
2021年7月8日
最新の研究で、HER2陰性で高リスクの早期乳がん、および生殖細胞系BRCA遺伝子変異を有する患者へのオラパリブ投与を支持 米国臨床腫瘍学会(ASCO)の新たなガイドライン更新で、HER2陰性の高リスクの早期乳がんで、生殖細胞系BRCA遺伝子
局所進行子宮頸がんでは化学放射線療法後のカルボ/パクリ追加治療は生存期間を延長しない
2021年6月16日
【米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解】 「本試験によって、化学療法と放射線療法(以下、化学放射線療法)を実施後に化学療法を追加しても、局所進行子宮頸がん患者の生存期間は延長しないという明確なエビデンスが得られた。この結果は、局所進行子宮頸が
2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目の演題(続報)
2021年6月7日
6月4~8日にオンラインで開催される2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、多くのがん疾患部位にわたる幅広いテーマを扱った27の試験が発表される。 下記の試験について、複数の疾患領域のASCO専門委員が第三者の立場から解説お
PSMA標的放射線療法は治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がんに有効
2021年6月14日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「化学療法や標的抗アンドロゲン療法後に進行した転移性去勢抵抗性前立腺がんの患者にとって、この新規標的放射線療法は大きなニーズを満たす可能性があります。この治療法の成功で、従来のがん治療に代わる治療法の検討
PARP阻害剤はBRCA1/2陽性、HER2陰性の高リスク早期乳がんの無病生存を有意に延長
2021年6月14日
【米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解】 「OlympiA試験の結果は、高リスク早期乳がん患者におけるBRCA遺伝子変異検査の必要性を強調するものです。これらの結果は、高リスク初期ステージ乳がん患者の治療決定に重要なインパクトを持つ可能性があ
ニボ+化学療法またはニボ+イピ併用療法が進行食道扁平上皮がんの全生存期間を改善
2021年6月14日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「進行食道がん患者さんは現在、治療選択肢がほとんどありませんが、その一部の患者さんはこれから免疫療法の恩恵を得ることになります。ニボルマブとイピリムマブの免疫療法薬2剤による併用療法は、化学療法を使用しな
初回治療への免疫療法薬トリパリマブ追加は、再発/転移鼻咽頭がんの進行を遅らせる
2021年6月11日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「末期鼻咽頭がんの治療法開発は、他のがんの治療より遅れています。JUPITER-02試験の結果は、疾患が進行した患者さんの治療を変え、新たな希望を与えるものです」と、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の副会長お
術後ペムブロリズマブは特定の腎臓がんの無病生存期間を延長
2021年6月10日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「淡明細胞型腎細胞がん患者は手術をしても再発がしばしば起こり、再発した場合の治癒的治療選択肢は限られます。しかし、KEYNOE-564試験でぺムブロリズマブが効果を上げたことにより、まもなく、この患者さん
検診とワクチン接種の標準化により子宮頸がん発生率は低下するも、他のHPV関連がんは上昇
2021年6月4日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「子宮頸がんの減少は歓迎すべきニュースであり、リスクのある患者の検診やワクチン接種への集中的取組みが反映されているとみられる。今回の研究は、他のHPV関連がんの発生率の増大を食い止めるためにやるべきことが
免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせる
2021年6月1日
【ASCOの見解】「免疫療法薬は、進行メラノーマ(悪性黒色腫)の患者さんの治療の見通しに大きな変化をもたらしてきました。今回の試験では、PD-1とLAG-3という異なるチェックポイントに作用する2つの免疫療法薬の併用が成功を収めたことから、
免疫療法薬アテゾリズマブは早期非小細胞肺がん切除患者の再発を遅らせる
2021年6月1日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「早期肺がんの治療に免疫療法が有効であることが初めて確認されました。IMpower010試験は、特定の患者において、アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)が進行がんへの進行を遅らせ、より積極的な治療の必要
2021年ASCO年次総会(6月4-8日)注目のトップ演題
2021年5月27日
2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレス向けプログラムで、前立腺がん、乳がん、肺がん、腎がんの治療、検診、予防、治療へのアクセス、免疫治療、プレシジョン医療などの進歩が紹介される。プレス向けプログラムに掲載される研究は、年
免疫療法薬ニボルマブはハイリスク尿路上皮がんの無病生存期間を倍増させる
2021年3月15日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「筋層浸潤尿路上皮がんは、現在の標準治療である外科手術を行っても術前化学療法の有無にかかわらず再発リスクが高いがんです。これらの新しい知見は、再発リスクが最も高い患者では手術後に免疫療法を行うことにより、
がん患者をCOVID-19ワクチン優先接種対象に含めるよう各州に要請
2021年3月5日
(*サイト注:原文ページを日本語で表示させるには、ご自身のパソコン画面右上にあるブラウザの設定で自動翻訳機能をONにしてください。PDFは除外) 主要ながん患者擁護団体が各州知事に対して、米国疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインに従
米国でPSA検診の減少後、転移性前立腺がんの診断が増加
2021年3月2日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「PSA検診の減少は、転移性前立腺がんの男性の増加という代償を伴うかもしれないことをこの研究は示唆しています。患者さんは、最も良いアプローチを決めるためにPSA検診の危険性と利益について主治医と相談するべ
腎がんへのレンバチニブ+ペムブロ併用はスニチニブより優れる
2021年2月18日
第3相CLEAR試験の結果によると、進行性淡明細胞型腎細胞がん(RCC)患者の全生存期間、無増悪生存期間、および客観的奏効率の点で レンバチニブ(レンビマ)+ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の併用療法は、 スニチニブ(スーテント)よりも優れ
ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー2021は「分子プロファイリングによる消化管がん治療の進歩」
2021年2月15日
分子プロファイリング(がん遺伝子パネルなどを含む)により、分子や遺伝子の特徴に基づいたがん治療を行うことができるようになった。こうした検査は、 過去1 年間で消化器がん治療に数多くの進展をもたらし、患者ケアは改善されつつある。この進展を認め