米国臨床腫瘍学会(ASCO)
早期肺癌患者の生存に対する手術、放射線療法、初の有益性比較
2014年11月26日
早期肺癌患者の生存に対する各種治療法の有益性をはじめて比較した研究MDアンダーソンがんセンターニュースリリーステキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターで実施した研究の結果から、早期肺癌患者において肺全葉切除術は、肺部分切除術と比較して全
2011年から2013年に中間・高リスクの前立腺癌が増加していることを示す初期エビデンス
2015年3月27日
ASCO(米国臨床腫瘍学会)の見解 「この研究は、予備的ではありますが、前立腺癌に対するPSA(前立腺特異抗原)検診のリスクと利益をめぐって進行中の論争に新たな知見を与えるものです」とASCO専門委員で泌尿生殖器ニュース計画チーム(GU N
精巣癌の既往歴がある男性は悪性度の高い前立腺癌発症の全リスクは低いものの、前立腺癌を発症しやすい
2015年3月21日
精巣癌の病歴のない男性における前立腺癌の発症率 (2.8%) に比べて、精巣癌の病歴を有する男性の前立腺癌の発症率 (12.6%) は高いことが、男性約18万人を対象とした症例対照研究により示唆された。また、精巣癌を経験した男性は、中間リス
ソラフェニブまたはスニチニブによる術後療法は局所進行性腎癌の転帰を改善せず
2015年3月21日
局所進行性腎癌患者の術後療法にソラフェニブ、もしくはスニチニブを用いるべきではない。これは、連邦政府の資金提供で実施された試験の結果である。ソラフェニブ、もしくはスニチニブを術後投与された患者集団の再発までの平均期間(5.6年)は、プラセボ
中間リスク前立腺癌における監視療法は生存率低下に関連
2015年3月13日
監視療法による管理下の前立腺癌患者945人におけるデータ解析の結果、診断時に低リスクであったか中間リスクであったかによってアウトカムに差異が生じることが示された。低リスク患者に比べて中間リスク患者(PSA >10ng/ml、Gleas
直腸癌患者の一部は手術不要の可能性 – 化学放射線療法に加え「経過観察」することは安全で、より優れた生活の質につながる可能性がある
2015年2月17日
ASCOの見解 「たとえば人工肛門造設術などの手術を回避することによって、患者の生活の質を著しく向上させる可能性があります。しかし、このアプローチが癌の再発率を高めることにならないことを確かめるため、より長期にわたる経過観察が必要です。この
高い血中ビタミンD濃度が、進行性大腸癌患者における生存の著しい改善に関連
2015年2月16日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解: 「生存改善に加えて、ビタミンDは癌の成長速度を遅くする、あるいは治療の効果を高めるなどの可能性が示唆されるなど、高い血中ビタミンD濃度は化学療法に耐性を示す癌に対して長期にわたり関連した」と本日の報道会
FOLFIRI+ラムシルマブによる二次治療で、進行性大腸癌患者の病状進行が遅延し生存期間が延長
2015年2月11日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解: 「胃癌や肺癌への有効性が実証されている血管新生阻害剤のラムシルマブ[ramucirumab]が、転移性大腸癌に有効であることが今回明らかになった。現在、患者の大腸癌が進行した場合、FOLFIRI二次化学
在宅ホスピスで患者管理とケアを行う「スマートテクノロジー」システムは、がん患者と家族介護者の双方に有用
2015年2月11日
(折畳記事) *この要約には抄録にはない最新データが記載されています 319家族を対象にした研究の初期結果から、電話ベースの革新的な症状モニタリングとコーチングのシステムを在宅ホスピスでのケア中に利用することで、最期の数週間に
ASCOが、第1相臨床試験への参加を阻む障壁を取り除くよう勧告
2015年2月1日
分子標的治療の時代における早期臨床試験への参加は、患者に大きな臨床的有用性をもたらす可能性がある 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、がん治療における新薬開発上、ヒトにおける初の試験である第1相臨床試験に多くの患者がアクセスで
米国の癌サバイバーのうち3分の1が経済的または就労上の困難を抱えている可能性
2014年12月25日
*この要約には抄録にはない最新データが記載されています 約1,600人の癌サバイバーを対象とした最近の調査の結果、経済的および就労関連の困難を抱えるケースが多いことが示唆された。27%が少なくとも1つの経済的問題(たとえば、借
喫煙によって第2癌発症リスクが増加
2014年12月15日
速報:2014年11月6日 ニュースダイジェストの内容: ・連邦政府の資金提供による5件の前向きコホート研究の統合分析結果で、肺(ステージI)、膀胱、腎、頭頸部の癌の初回診断前に喫煙していた場合、第2癌発症リスクが増加することが明らかとなっ
前立腺摘出術後の補助・救済放射線療法に関するガイドラインを承認
2014年12月2日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、米国泌尿器科学会(AUA)および米国放射線腫瘍学会(ASTRO)による前立腺摘出術後の補助・救済放射線療法についてのガイドラインを承認した。この決定は医学文献の系統的レビューに基づいたものである。ASCO
癌手術後1カ月以内の死亡は社会的および人口統計学的要因の影響を受けている
2014年11月22日
*この要約には抄録にはない最新データが記載されています 最もよくみられる癌または死亡率の高い癌の手術を受けた全国110万人以上の患者を対象とした新たな研究では、およそ20人に1人(4.8%)が術後1カ月以内に死亡した。死亡リス
腫瘍ボード会議への腫瘍医の参加は肺癌または大腸癌患者の予後改善と関連がある可能性
2014年11月12日
*この要約には抄録にはない最新データが記載されています 最近行われた患者約5,000人と腫瘍医約1,600人による地域住民対象の研究で、週1回定例の腫瘍ボード(Tumor Board)会議への医師の参加は、ステージIV大腸癌お
扶養する子どもの存在が、進行癌患者のより積極的な延命治療を求める動機付けとなる
2014年11月12日
*この要約には抄録にはない最新データが記載されています 子を持つ進行癌患者42人を対象とした試験的研究から、子どもの存在が治療の意思決定において重要な要因になるとの結果が示された。子どもの存在が治療決定にどう影響するか聞いたと
癌患者の3人に1人は不安障害などの精神的な健康問題を抱えている
2014年10月30日
概要 •ドイツ全土のがんセンターで実施された大規模研究の結果が2014年10月6日にJournal of Clinical Oncology誌電子版で発表され、癌患者の32%は、不安障害、うつ病性障害、適応障害など臨床的に重要な精神保健上の
肺癌患者に対するEGFRおよびALK分子学的検査についての合同ガイドライン
2014年10月28日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、 米国病理学会(College of American Pathologists:CAP)、国際肺癌学会(International Association for the Study of Lung C
日常的な癌治療と緩和ケアの統合および患者とサバイバーが抱える経済的問題への新たな取り組みー第1回癌緩和ケアシンポジウムの報道陣向けプログラム
2014年10月24日
初開催となる癌緩和ケアシンポジウムの共同スポンサーは本日、報道陣向けプログラム内で特集される4つの研究を発表した。研究者らは、2014年10月21日火曜日12時~1時30分(東部標準時間)に制限付きの報道会見内で、その研究内容を発表する。主
45歳時に特定の脱毛症がみられる男性は高悪性度前立腺癌のリスクが増大
2014年10月9日
ニュースダイジェストの内容: ・45歳の時、特定の脱毛症であった男性は、そうではなかった男性と比べて後に高悪性度前立腺癌を発症するリスクが40%増大するという趣旨の研究報告(2014年9月15日付Journal of Clinical On
転移性去勢抵抗性前立腺癌の治療に関する新たなガイドライン
2014年10月5日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)とキャンサー・ケア・オンタリオ(CCO)は本日、転移性去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)男性患者の治療に関する合同診療ガイドラインを発表した。このガイドラインでは、アンドロゲン除去療法とともに使用される全身療法が盛り
簡単な介入でマンモグラフィー検診の期日を過ぎた女性の受診率が向上
2014年10月2日
<乳癌の予防、検診、治療における発展ー2014年乳癌シンポジウム主要研究ハイライト> (折畳記事) *この要約には抄録にはない最新データが記載されています 専門家の見解: 「乳癌の検診による検出率を向上させる方法として、画像診断の技術の発達
女優アンジェリーナ・ジョリーの告白によってカナダのがんセンターでのBRCA遺伝子検査の受診率が倍増か
2014年9月30日
<乳癌の予防、検診、治療における発展ー2014年乳癌シンポジウム主要研究ハイライト> (折畳記事) *この要約には抄録にはない最新データが記載されています 専門医の見解: 「有名人を襲う健康問題には、特別な関心が寄せられます。アンジェリーナ
術前化学療法への反応性と腫瘍タイプは乳癌における局所再発の強い予測因子
2014年9月29日
<乳癌の予防、検診、治療における発展ー2014年乳癌シンポジウム主要研究ハイライト> (折畳記事) *この要約には抄録にはない最新データが記載されています 専門家の見解: 「腫瘍径は大きいが転移をしていない乳癌の女性に対して、しばしば術前化