米国癌学会(AACR)

肺がん患者への術前ニボルマブで安全に病理学的奏効が得られたの画像

肺がん患者への術前ニボルマブで安全に病理学的奏効が得られた

治療後に血中循環腫瘍特異的T細胞が増殖、全身性の抗腫瘍免疫を示唆 米国がん学会(AACR) 非小細胞肺がん(NSCLC)ステージ1~3の外科的切除前の抗PD1免疫療法ニボルマブ(オプジーボ)投与は安全であり、患者の45%で高い病理学的奏効が
ニボルマブ+イピリムマブ、肺がんCheckMate-227試験で無増悪生存期間を達成の画像

ニボルマブ+イピリムマブ、肺がんCheckMate-227試験で無増悪生存期間を達成

一次治療としてのニボルマブ+イピリムマブ併用療法が、高腫瘍遺伝子変異量を有する進行非小細胞肺がん患者の無増悪生存期間(PFS)を改善 米国がん学会(AACR) 進行非小細胞肺がん(NSCLC)と新規診断され、高腫瘍遺伝子変異量(TMB、10
ペムブロリズマブと化学療法の併用が転移性NSCLC患者の生存期間を延長の画像

ペムブロリズマブと化学療法の併用が転移性NSCLC患者の生存期間を延長

転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)と新たに診断された患者において、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)と化学療法の併用療法を受けた患者では、化学療法のみを受けた患者と比較して全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)が有意に延長
米国の特定地域で女性の肺がん死亡率低下が遅れているの画像

米国の特定地域で女性の肺がん死亡率低下が遅れている

これらの地域には重点的タバコ規制プログラムが必要  米国がん学会(AACR)   近年、米国の大半の州で女性の肺がん死亡率がかなり低下している一方で、アパラチア中央部と米国中西部南側にわたる地域、および中西部北側の地域の女性におい
分子標的薬による脳腫瘍小児の認知障害は回復可能かの画像

分子標的薬による脳腫瘍小児の認知障害は回復可能か

米国がん学会(AACR) ヒト脳腫瘍患者の治療に使用する分子標的薬を幼若マウスに投与すると、認知及び行動の障害が持続するが、その障害の多くは環境刺激や運動で可逆的となることが、米国がん学会の雑誌に掲載された研究で報告された。  
米国都市部の経済的弱者である青少年の大半が受動喫煙にさらされているの画像

米国都市部の経済的弱者である青少年の大半が受動喫煙にさらされている

受動喫煙率が最も高いのはアフリカ系米国人 米国がん学会(AACR) 経済的に不利な状況下にある13〜19歳の青少年の94%(大部分はサンフランシスコ在住少数民族)は、たばこの煙への曝露に対し特異的にみられるバイオマーカー(NNAL)が測定可
小児にて化学療法の既往が、効力あるCAR-T細胞の作製を阻害の画像

小児にて化学療法の既往が、効力あるCAR-T細胞の作製を阻害

小児固形がん患者にはCAR-T細胞製造プロセスの変更が有益である可能性 米国がん学会(AACR) 小児固形がん患者のT 細胞の質は、白血病患者のものに比べ悪い可能性があり、特定の化学療法はT細胞自体およびT細胞がCAR-T細胞となる能力に有
HER2変異獲得によりER陽性転移乳がんホルモン療法に耐性が生じるの画像

HER2変異獲得によりER陽性転移乳がんホルモン療法に耐性が生じる

米国がん学会(AACR) エストロゲン受容体(ER)陽性の転移乳がん患者の一部において、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)変異の獲得により、ホルモン療法耐性が生じ、そうした耐性がホルモン療法薬フルベストラントとHER2キナーゼ阻害薬ネラチ
クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇の画像

クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇

2018年米国がん学会(AACR)年次総会(4月14日~18日、イリノイ州シカゴで開催)に先立ち、マスコミ向けに公表されたデータによると、性感染症であるクラミジアに以前に感染したことのある女性の血中にみられる抗体は卵巣がんリスクを2倍にする
BMIが正常値でも体脂肪率が高い閉経後女性は乳がんリスクが高いの画像

BMIが正常値でも体脂肪率が高い閉経後女性は乳がんリスクが高い

編集者注:米国がん学会(AACR)肥満とがん会議 のプレスプログラムの研究全要約を読むにはこちらをクリックしてください。   肥満度指数(BMI)が正常な閉経後女性で、高体脂肪率の人は浸潤性乳がんのリスクが上昇したというデータが、
口腔内フローラにより歯周病と食道がんの関連が示されるの画像

口腔内フローラにより歯周病と食道がんの関連が示される

米国がん学会(AACR)の学術誌 Cancer Researchに掲載された研究によると、口腔内に存在する細菌を分析した結果、歯周病を発症させる何種類かの細菌が食道がんの高リスクと関連することがわかった。   本研究の筆頭著者Ji
変異の特性から、プラチナベース化学療法が有効な乳がん患者を特定の画像

変異の特性から、プラチナベース化学療法が有効な乳がん患者を特定

進行した乳がんにおいて、相同組換え修復異常(HRD)を有する変異の特性が、プラチナベース化学療法の臨床転帰改善と関連するという結果が米国がん学会の学会誌である"Clinical Cancer Research"誌に掲載された。  
循環腫瘍細胞がHR陽性乳がんの晩期再発を予測できる可能性の画像

循環腫瘍細胞がHR陽性乳がんの晩期再発を予測できる可能性

臨床的に再発の証拠が得られていないホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性ステージ2-3乳がんを有する患者で、診断から5年後に血中の循環腫瘍細胞(CTC)が検出された患者は、乳がんの晩期再発リスクが増加したと、2017年12月5日~9日に開か
腋窩リンパ節郭清は若年乳がん患者の上肢可動域を減少させるの画像

腋窩リンパ節郭清は若年乳がん患者の上肢可動域を減少させる

【サンアントニオ乳がんシンポジウム2017】 2017年12月5日から9日まで開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたデータによると、腋窩リンパ節郭清を受けた若年乳がん患者は、センチネルリンパ節生検を受けた患者よりも、上肢の腫
鍼治療がアロマターゼ阻害薬に伴う関節痛を軽減の画像

鍼治療がアロマターゼ阻害薬に伴う関節痛を軽減

アロマターゼ阻害薬の投与を受けた早期乳がんを有する閉経後女性患者の関節痛が、偽鍼治療を受けたか鍼治療を受けなかった患者と比べ、鍼治療を受けた患者では顕著に軽減したことが、12月5~9日に開催された2017年サンアントニオ乳がんシンポジウムで
乳がん化学療法中のホルモン類似薬による卵巣機能抑制は妊孕性を保持するの画像

乳がん化学療法中のホルモン類似薬による卵巣機能抑制は妊孕性を保持する

【サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2017】 2017年12月5日から9日まで開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウムで発表された研究によると、化学療法を受けている閉経前早期乳がん患者において、性腺刺激ホルモン放出ホルモンア
CDK4/6阻害薬は高齢のHR+乳がんにも有効の画像

CDK4/6阻害薬は高齢のHR+乳がんにも有効

【サンアントニオ乳がんシンポジウム2017】 12月5~9日に開催された2017年サンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたデータによると、サイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)阻害薬の治療を受けたホルモン受容体(HR)陽性H
TalazoparibがBRCA変異乳がんの無増悪生存期間を延長の画像

TalazoparibがBRCA変異乳がんの無増悪生存期間を延長

第3相EMBRACA試験で主要評価項目を達成   BRCA遺伝子変異を有する進行したHER2陰性乳がん患者に対する第3相試験EMBRACAにおいて、PARP(ポリ[ADP−リボース]合成酵素)阻害剤talazoparib[タラゾパ
アナストロゾール継続治療の効果が、2年間と5年間で同等の画像

アナストロゾール継続治療の効果が、2年間と5年間で同等

アロマターゼ阻害剤の治療期間短縮により、患者の副作用を減らす可能性   閉経後のホルモン受容体陽性(HR陽性)乳がん患者は、5年間の術後ホルモン療法後にアロマターゼ阻害剤であるアナストロゾールによる継続治療を2年間受けた場合、同剤
HER2+乳がん標準術後療法であるトラスツズマブ12カ月が第3相で支持の画像

HER2+乳がん標準術後療法であるトラスツズマブ12カ月が第3相で支持

高用量ドセタキセル投与を受ける患者に対しては9週間のトラスツズマブで十分である   【サンアントニオ乳がんシンポジウム】 HER2陽性早期乳がん患者に対する術後トラスツズマブ9週間+標準的化学療法後の無病生存率(DFS)は、術後ト
がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加の画像

がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加

シームレス試験の増加はFDAの承認を受けているがん治療薬数の増加に比例している   シームレス・アプローチを取り入れたがんの早期臨床試験は、第1、2、および3相による計画で定義した従来の臨床試験アプローチと異なる。その数は増加し続
リキッドバイオプシーにより原発不明がん特異的遺伝子特性を同定の画像

リキッドバイオプシーにより原発不明がん特異的遺伝子特性を同定

血液循環腫瘍DNA(ctDNA)の次世代シーケンシングにより、検出可能な変異を有する原発不明がん(CUP)患者の99.7%で、標的候補となる変異を有する特異的なゲノムプロファイルが認められたという研究報告が、米国がん学会が発行するCance
歯周病が複数のがんでリスク増加と関連の画像

歯周病が複数のがんでリスク増加と関連

喫煙者、非喫煙者ともにがんリスクが上昇   米国がん学会(AACR)のCancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌で発表された研究結果によると、閉経後の女性においては、喫煙歴が
COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果の画像

COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果

COX-2 阻害薬の追加投与により抗PD1免疫療法薬に対する反応性が改善するが、その理論的根拠が研究で得られた   前臨床研究においてタンパク質であるインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO1)を恒常的に発現する腫瘍はシ