米国癌学会(AACR)

【SABCS24】乳がんctDNAによるニラパリブの再発予測:ZEST試験結果の画像

【SABCS24】乳がんctDNAによるニラパリブの再発予測:ZEST試験結果

ステージ1~3の乳がん患者において治療後のctDNA検出率が低かったため、研究を早期中止

循環腫瘍DNA(ctDNA)を有する患者における乳がん再発予防を目的とするニラパリブ(販売名:ゼ...
【SABCS24】中リスク乳がん患者のほとんどは乳房切除後の胸壁照射を安全に回避できる可能性の画像

【SABCS24】中リスク乳がん患者のほとんどは乳房切除後の胸壁照射を安全に回避できる可能性


BIG 2-04 MRC SUPREMO臨床試験によると、中リスク乳がん患者は乳房切除後に胸壁照射(CWI)を受けても受けなくても、10年生存率は同程度であったという結果が、2024年...
【SABCS24】 術後タモキシフェンは、放射線治療を受けない「良好リスク」非浸潤性乳管がん(DCIS)の再発リスクを軽減の画像

【SABCS24】 術後タモキシフェンは、放射線治療を受けない「良好リスク」非浸潤性乳管がん(DCIS)の再発リスクを軽減

乳房温存手術を受け放射線治療を受けなかった「良好リスク」の非浸潤性乳管がん(DCIS)患者において、タモキシフェン(販売名:ノルバデックス)は同一乳房における再発リスクを有意に減少させ...
【SABCS24】機械学習モデルはHR+/HER2-乳がんのCDK4/6阻害薬への反応予測に有効の画像

【SABCS24】機械学習モデルはHR+/HER2-乳がんのCDK4/6阻害薬への反応予測に有効

実臨床データとゲノムデータの組み合わせにより、臨床データとゲノムデータを分けて調べた場合と比較して、より正確な転帰予測が可能にホルモン受容体(HR)陽性、HER2陰性の...
【SABCS24】タキサン系化学療法へのアントラサイクリン追加が再発リスクの高いHR+/HER2-乳がんに有効な可能性の画像

【SABCS24】タキサン系化学療法へのアントラサイクリン追加が再発リスクの高いHR+/HER2-乳がんに有効な可能性

ゲノム検査により、リンパ節転移陰性、HR陽性、HER2陰性の乳がん患者のうち、化学療法レジメンへのアントラサイクリン追加が有益となる患者を特定オンコタイプDXゲノム検査...
次世代SERDのイムルネストラントが、標準ホルモン療法抵抗性の進行乳がんに有効【SABCS24】の画像

次世代SERDのイムルネストラントが、標準ホルモン療法抵抗性の進行乳がんに有効【SABCS24】

イムルネストラントがアベマシクリブとの併用、またはESR1変異乳がんにおいて単剤で有効臨床試験段階の次世代選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)であるイムルネストラント[I...
【SABCS24】低リスク非浸潤性乳管がんでは監視療法でも手術でも生活の質は同等:COMET試験の画像

【SABCS24】低リスク非浸潤性乳管がんでは監視療法でも手術でも生活の質は同等:COMET試験

監視療法を受けた低リスクの非浸潤性乳管がん(DCIS)患者は、現行の標準治療を受けた患者と同等の身体的、感情的、心理的転帰を報告した。このCOMET臨床試験の結果が、2024年12月1...
【SABCS24】一部の低リスク非浸潤性乳管がんでは監視療法が実行可能な選択肢:COMET試験の画像

【SABCS24】一部の低リスク非浸潤性乳管がんでは監視療法が実行可能な選択肢:COMET試験

再発リスクは監視療法群と通常ケア群で同様ホルモン受容体(HR)陽性、HER2陰性、低リスクの非浸潤性乳管がん(DCIS)患者のうち、監視療法を受けた患者の2年時点の浸潤性同側乳...
【SABCS24】オラパリブは高リスクBRCA陽性乳がんの長期生存に有益:OlympiA試験の画像

【SABCS24】オラパリブは高リスクBRCA陽性乳がんの長期生存に有益:OlympiA試験

標準治療後にオラパリブ(販売名:リムパーザ)を投与された高リスクBRCA陽性乳がん患者は、追跡期間中央値6.1年時点で、プラセボを投与された患者と比較して良好な生存転帰を維持していた。...
若年発症乳がん既往歴あるBRCA変異保持者は、リスク軽減手術の恩恵を受ける可能性【SABCS24】の画像

若年発症乳がん既往歴あるBRCA変異保持者は、リスク軽減手術の恩恵を受ける可能性【SABCS24】

生殖細胞系列BRCA遺伝子変異を有し、40歳以前に乳がんと診断され、両側リスク低減乳房切除術(RRM)やリスク低減卵巣卵管摘出術(RRSO)を受けた患者は、これらの手術を受けなかった患...
術前化学放射線+免疫療法薬チスレリズマブで食道がんの予後改善の画像

術前化学放射線+免疫療法薬チスレリズマブで食道がんの予後改善

放射線療法・化学療法・免疫療法薬の併用により、腫瘍を縮小させ手術を可能にすることができ、非外科的治療単独よりもはるかに生存率が向上する切除不能な局所進行食道がん患者において、放...
CAR-T細胞療法後の二次がんリスクは他のがん治療と同等である可能性の画像

CAR-T細胞療法後の二次がんリスクは他のがん治療と同等である可能性

CAR-T細胞療法後のがんサバイバーに生じる二次原発悪性腫瘍(SPM)の頻度は、他の標準治療後のSPMの頻度と統計学的に同等であることが、米国癌学会(AACR)のClinical Ca...
術前免疫療法薬により高リスク肝がんの手術適応が増え、予後改善の可能性の画像

術前免疫療法薬により高リスク肝がんの手術適応が増え、予後改善の可能性

従来なら手術の候補にならなかった患者が手術可能に

肝がん患者(従来の基準では手術の対象とならなかった患者など)に対し、術前に免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を投与したところ、手術を先...
プロトコル例外適用で標的治療試験に参加した患者の転帰は適格参加者と同様の画像

プロトコル例外適用で標的治療試験に参加した患者の転帰は適格参加者と同様

臨床試験の適格基準拡大がもたらす利点に注目した研究 大規模ながんバスケット試験/アンブレラ試験において、適格基準(参加要件)免除および検査免除により試験に参加した、治療抵抗性を...
臨床試験における全生存期間(OS)解析の考察:米国AACR、ASA、FDAによる概説の画像

臨床試験における全生存期間(OS)解析の考察:米国AACR、ASA、FDAによる概説

ベネフィット・リスク評価改善のためのベストプラクティス、新たな統計的手法、提言をClinical Cancer Research誌に掲載米国癌学会(AACR)の学術誌Clini...
再発/難治性の若年性骨髄単球性白血病にトラメチニブが有望の画像

再発/難治性の若年性骨髄単球性白血病にトラメチニブが有望

MEK阻害薬トラメチニブ(販売名:​​メキニスト)は、第2相臨床試験に登録された再発または難治性の若年性骨髄単球性白血病(JMML)の小児患者に有効な治療薬であり、10人中7人が中央値...
子宮頸がん検診のHPV検査は、現行ガイドライン推奨よりも長間隔で安全の画像

子宮頸がん検診のHPV検査は、現行ガイドライン推奨よりも長間隔で安全

HPV検診で陰性の場合、推奨されている5年後ではなく、8年後の検査でも、標準的な細胞診検診と同程度であることが判明した。ヒトパピローマウイルス(HPV)検診の陰性判定から8年後...
次世代PARP阻害薬サルパリブ、相同組換え修復不全乳がんで臨床的有用性を示すの画像

次世代PARP阻害薬サルパリブ、相同組換え修復不全乳がんで臨床的有用性を示す

ポリADP-リボースポリメラーゼ(PARP1)の選択的阻害薬であるsaruparib[サルパリブ]が、特定の相同組換え修復(HRR)欠損を有する乳がん患者に対して有望な客観的奏効率と無増悪生存期間を示した。この結果は第1/2相PETRA試験によるもので、4月5日から10日まで開催された米国癌学会(AACR)2024年年次総会で発表された。
膵臓がん早期発見にエクソソームを用いたリキッドバイオプシーが有望の画像

膵臓がん早期発見にエクソソームを用いたリキッドバイオプシーが有望

エクソソームを用いたリキッドバイオプシーは、バイオマーカーCA19-9と併用することで、ステージ1〜2の膵臓がんの97%を正確に検出した。この研究結果は、4月5日から10日まで開催され...
KRAS G12C変異大腸がんにアダグラシブ+セツキシマブが臨床的有用性を示すの画像

KRAS G12C変異大腸がんにアダグラシブ+セツキシマブが臨床的有用性を示す

KRAS G12C阻害薬アダグラシブ [adagrasib](販売名:Krazati)と抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体セツキシマブ(販売名:アービタックス)の併用療法は、遠隔転移...
転移性前立腺がんに生物学的製剤SV-102とデバイスの併用免疫療法SYNC-Tは有望の画像

転移性前立腺がんに生物学的製剤SV-102とデバイスの併用免疫療法SYNC-Tは有望

低温プローブを用いる治験的治療では、前立腺がん細胞の一部を死滅させ、腫瘍特異的ネオアンチゲン(※がん細胞特有の遺伝子変異などによって新たに生じた抗原)を放出させ免疫反応を促進する。...
頭頸部がん切除後の個別化ネオアンチゲンワクチンが一部の患者に有益の画像

頭頸部がん切除後の個別化ネオアンチゲンワクチンが一部の患者に有益

米国がん学会(AACR)個別化ネオアンチゲンがんワクチンであるTG4050は、外科的に切除されたHPV陰性の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者において腫瘍特異的免疫応答を誘導し疾患の...
膠芽腫への放射線療法併用AZD1390の安全性と有効性を示す第1相試験の画像

膠芽腫への放射線療法併用AZD1390の安全性と有効性を示す第1相試験

毛細血管拡張性運動失調症変異(ATM)キナーゼ阻害薬であるAZD1390は、標準治療の放射線治療と併用した場合、再発および新規診断の膠芽腫(GBM)患者において管理可能な安全性プロファ...
二重特異性免疫チェックポイント阻害薬カドニリマブはPD-L1発現に関係なく胃がん生存率を改善の画像

二重特異性免疫チェックポイント阻害薬カドニリマブはPD-L1発現に関係なく胃がん生存率を改善

PD-1/CTLA-4二重特異性抗体cadonilimab(カドニリマブ)と化学療法の併用は、PD-L1低値腫瘍患者を含む、未治療のHER2陰性局所進行または転移性胃/胃食道接合部がん...