初のがん免疫シンポジウム、免疫腫瘍学注目の演題
2017年米国臨床腫瘍学会・がん免疫学会(ASCO-SITC)臨床免疫腫瘍学シンポジウム(2017 ASCO-SITC Clinical Immuno-Oncology Symposium)で、免疫腫瘍学における臨床研究およびトランスレーショナルリサーチならびにそれらの患者ケアへの影響に関する7件の演題が発表される。この会議はフロリダ州オーランドのハイアットリージェンシーオーランドで2月23~25日に開催される。これらの注目すべき演題は、免疫療法を受けた患者の応答と転帰の評価および予測について新たな考察を提供している。
以下の試験に関する免疫腫瘍学の専門家からのコメントを、会場で聞くことができる。
抄録1
ペムブロリズマブに対する応答予測因子としての突然変異荷重(ML)およびT細胞炎症微小環境
口頭抄録セッションB |
抄録3
個々のメラノーマ(悪性黒色腫)転移巣において顕著な組織常在性のメモリー細胞の表現型を有する特徴的な主要なT細胞受容体
口頭抄録セッションB |
抄録35
9種の固形がんにおける免疫チェックポイント療法に対する応答バイオマーカーとしての突然変異荷重
ポスターセッションB |
抄録77
PD-L1を発現している既治療の非小細胞肺がんで、KEYNOTE-001および-010試験においてペムブロリズマブを投与された患者の長期生存率の推定
一般セッション3 2017年2月23日(木)午後4時15分〜午後4時25分(米国東部標準時) |
抄録78
ペムブロリズマブと腫瘍内プラスミドインターロイキン12(pIL-12)の併用で治療した3/4期メラノーマ患者の免疫モニタリングの結果
一般セッション3 |
抄録111
抗GD2抗体ch14.18/CHOの長期投与を受けた神経芽細胞腫患者の生存率と、キラー細胞Ig様受容体(KIR)遺伝子型およびFcγ受容体多型
口頭抄録セッションC |
抄録138
転移メラノーマに対して腫瘍浸潤リンパ球を用いた養子細胞療法を実施する前のチェックポイント阻害の影響:MDアンダーソンがんセンターの最新情報
口頭抄録セッションA |
2017年ASCO-SITC臨床免疫腫瘍学シンポジウム ニュースプランニングチーム
Lynn Mara Schuchter医師(米国臨床腫瘍学会フェロー(FASCO)、米国臨床腫瘍学会(ASCO))、Steven J. O’Day医師(米国臨床腫瘍学会(ASCO))、Lisa H. Butterfield博士(米国がん免疫学会(SITC))、Roy S. Herbst医学博士(米国がん免疫学会(SITC))
ニュースプランニングチームの情報開示についてはこちらを参照のこと。
ニュース報道への引用には、2017年ASCO-SITC臨床免疫腫瘍シンポジウムへの帰属を明示のこと。
原文掲載日
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