小児がん
低用量IL-2が慢性移植片対宿主病に有効であることが明らかに
2018年3月20日
免疫シグナル伝達たんぱく質インターロイキン2(IL-2)は、幹細胞移植に続いて起こる慢性移植片対宿主病を発症した患者に安全かつ有効であり、小規模研究において特に小児に有効であることが、ダナ・ファーバーがん研究所の研究者によって報告された。
思春期小児および若年成人(AYA)のがん治療に関する意識調査
2018年1月4日
思春期小児および若年成人のがん患者には治療によって年齢特有の問題が生じる Journal of Adolescent and Young Adult Oncology誌に掲載された論文によると、思春期小児および若年成人(AYA
小児がんにクリゾチニブが有効な可能性
2017年12月15日
ALK遺伝子変異を有する小児がんに分子標的薬クリゾチニブ(ザーコリ)が有効である可能性が、臨床試験の最新結果で明らかとなった。 臨床試験に参加した小児がん患者のほとんどで腫瘍が縮小し、そのうちの数例では腫瘍への奏効が2年以上継
HPVワクチン接種率は小児がんサバイバーにおいて特に低い
2017年9月27日
医療専門家の推奨がワクチン接種への理解を深める重要な要因との調査結果 ASCOの見解 Merry-Jennifer Markham医師(米国内科学会フェロー/ASCOがんサバイバーシップ専門委員) 「近年、若年がんサバイバーは
陽子線治療が英国内で可能に―患者にとってその意味とは?
2017年8月24日
放射線治療シリーズ全2回 第2回目 放射線治療に関する新ブログシリーズの第2回目では、陽子線治療のテーマを掘り下げ、この治療法のメカニズム、言われているほどの価値があるのか、そして英国における陽子線治療の最新動向についてお伝えします。 &n
小児/若年での第2の原発がん発症後の生存は、成人に比べて著しく不良
2017年8月9日
第2の原発がんを発症した場合、40歳未満の患者は40歳以上の成人より生存率が低い あらゆる年齢層のがん患者100万人以上について解析した結果、二次性原発悪性腫瘍(primary malignant neoplasm:SPM)(
小児がん素因症候群へ推奨するサーベイランスをAACRが発表
2017年7月23日
コンセンサスがんサーベイランス推奨 2016年10月、米国がん学会(AACR)は、小児がん素因症候群専門家による国際会議を開催し、これらの症候群の現在の知見を評価し、コンセンサス・サーベイランス推奨を提案した。Clinical
小児がんサバイバーの重篤な健康問題の発生率が着実に低下
2017年6月23日
ASCOの見解 「この数十年で、小児がんほど治療が劇的に進展した腫瘍学分野はほかにないでしょう。 治療やケアの進歩に伴い、小児がん患者は生存期間が延長したのみならず、がん治療の長期的な副作用の減少による恩恵を受けています。今回の研究結果は、
Larotrectinibが小児と成人の多様ながんに長期で有効
2017年6月16日
Larotrectinibは希少なTRK融合遺伝子異常を標的とする ASCOの見解 「小規模な早期試験ではあるものの、この研究は希少がんにおける新薬開発の道を拓く有力な証拠となり、高精度医療(precision medicin
免疫療法が有効な神経芽腫患者をバイオマーカーで特定
2017年5月9日
高リスク神経芽腫患者の中で、特定の組み合わせの遺伝子型を有した患者は、イソトレチノイン治療に免疫療法を追加することで十分な利益を得たが、その組み合わせを欠いた患者では免疫療法の利益を受けたかどうかは不明であるとのランダム化第3相臨床試験の結
初のがん免疫シンポジウム、免疫腫瘍学注目の演題
2017年3月31日
2017年米国臨床腫瘍学会・がん免疫学会(ASCO-SITC)臨床免疫腫瘍学シンポジウム(2017 ASCO-SITC Clinical Immuno-Oncology Symposium)で、免疫腫瘍学における臨床研究およびトランスレーシ
セルメチニブにより小児神経腫瘍が縮小
2017年1月30日
小児患者24人が参加したBrigitte C. Widemann医師[NCI(米国国立がん研究所)小児腫瘍学分野長代理]主導による多施設第1相臨床試験を、NCIがん治療評価プログラムが出資した。米国国立衛生研究所(NIH)臨床センターならび
ナチュラルキラー細胞を髄芽腫の治療へー2016年10月号
2016年12月15日
MDアンダーソン OncoLog 2016年10月号(Volume 61 / Issue 10) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
遺伝子組換え幹細胞が髄芽腫の治療薬候補の特定を促進
2016年10月17日
ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの研究者主導の研究チームは、悪性度の高い髄芽腫のより優れた研究用実験モデルを求めて、このまれな小児脳腫瘍の研究用システムを開発した。 研究者らは神経幹細胞(あらゆる種類の脳神経細胞に分化す
2回の幹細胞移植で高リスク小児神経芽腫の転帰が改善
2016年7月11日
プレスリリース米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解「小児がん治療の進歩に関するストーリーにおいて、多くは強力な治療法を活用できるようになっています。これは、臨床研究に尽力することにより、人命を救う可能性のある結果をもたらすことができた一例です
新生児黄疸の光線療法とがんとの関係は確定的ではないが検討が必要
2016年6月15日
Pediatrics誌の論説では、不確定な知見に過剰に反応しないよう注意を促しながらも、どの小児に光線療法が必要であるかについて再検討することを勧めている。ダナファーバーがん研究所 ニュースリリース 2件の新たな試験により小児がん
小児がんの高精度治療に向けて~Javed Khan医師との対談
2016年5月10日
米国国立がん研究所(NCI)は、新しい試験の結果に基づいてClinOmics(クリノミクス) という臨床プログラムを開始しようとしている。このプログラムでは、米国国立衛生研究所(NIH)臨床センターで治療を受けているがん患者の治療方針を決め
小児がんサバイバーの長期生存率が向上傾向
2016年4月19日
キャンサーコンサルタンツ小児がんサバイバーの間では、生命を脅かす長期間の副作用を軽減するように治療が改良されてきたため、長期生存率は改善し続けている。これらの結果は、このほどNew England Journal of Medicine誌に
小児がん医療の精度を高めるDNAシークエンシング
2016年3月3日
米国国立衛生研究所(NIH)ニュース2016年2月9日 フランシス・コリンズ博士過去数十年間になされたがんの基礎研究における発見は、驚嘆するほどの数に上る。なかでも、がんがゲノムの病気であるという認識が得られたことはきわめて意義深い。がんは
小児がんにおける遺伝性変異の役割が研究で明らかに
2016年1月9日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~これまで行われてきた同種の研究の中で最も説得力のある研究によると、小児がん患児の8パーセント超に、がんの素因に関連する先天的遺伝子変異が存在することがわかった。 本研究で、小児が
高リスク神経芽細胞腫に対する免疫療法の新たな投与方法により小児患者の疼痛が軽減
2015年12月12日
再発・難治性の高リスク神経芽細胞腫の小児の治療で、ch14.18/CHO抗体(欧州で開発されているタイプのジヌツキシマブ[dinutuximab]であるジヌツキシマブ-beta)を長期注入(LTI)で他剤との併用で用いると、現在標準の短期注
小児がんサバイバーの発がんリスクは数十年間続く
2015年10月29日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ〜がんの動向〜原文掲載日:2015年8月31日 新たな研究によると、小児がんサバイバーは、40歳を超えても二次性の、小児期とは別のがんの発生に対して高いリスクを有する。小児がんサバイバーの二次発
高リスクのウィルムス腫瘍の治癒率が強化標準療法により向上
2015年6月19日
ASCOの見解 ASCO次期会長Julie M. Vose医師(経営学修士、米国臨床腫瘍学会フェロー(Fellow of the American Society of Clinical Oncology:FASCO)) 「私達は、稀でハイ
治療の改善により1970年代以降の小児がんサバイバーの寿命が延長
2015年6月17日
ASCOの見解 ASCO専門医Stephen Hunger医師 「小児がん治療を受けた子どもたちがその治療のために何年も後になって病気になったり亡くなってしまうという矛盾を回避すべく、この数十年間、私たちは闘ってきました。小児がん治療を慎重