膵臓がん
オラパリブがBRCA変異陽性の前立腺・膵臓がんに有効な可能性ーTAPUR試験
2020年6月13日
TAPUR(Targeted Agent and Profiling Utilization Registry)試験の2つのコホートからの良好な結果は、BRCA1/2遺伝子不活性化変異を有する進行前立腺がんおよび膵臓がんの治療にオラパリブ(
抗炎症薬アスピリンは、数種の消化管がんのリスク低下と関連
2020年5月12日
抗炎症薬または解熱鎮痛薬(NSAID)として広く利用されているアスピリンは、死亡率が非常に高いすい臓がん、肝臓がんなどのがんを含めて、数種類の消化管がんの発症リスクの低下と関連している。 有力な専門誌「Annals of Oncology
FDAがgBRCA変異および転移を有する膵臓腺がんにオラパリブを承認
2020年1月14日
2019年12月27日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人患者の維持療法にオラパリブ(販売名:LYNPARZA[リムパーザ]、AstraZeneca Pharmaceuticals LP社)を承認した。対象は転移を有する膵臓腺がん患者で、F
膵がん患者に対する遺伝子検査の義務化で多くの変異が発見
2019年12月13日
ダナファーバーがん研究所主導の新しい研究によると、消化器腫瘍専門医らが体系的な遺伝子スクリーニング+カウンセリングを実施したところ、膵臓がん患者で多くの遺伝子変異が発見された。 ダナファーバーがん研究所の消化器腫瘍専門医らが用いたのは、遺伝
膵臓がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2019年8月更新 最新版]
2019年9月18日
膵臓がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2019年8月更新 最新版] 対象:成人 推奨グレード(詳細は、推奨グレードの定義参照):D(推奨しない) 推奨内容:米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、無症状の成人に対する膵臓がん検診実施
オラパリブ維持療法はBRCA関連の膵臓がんの進行を遅らせる
2019年6月12日
ASCOの見解 「本試験の結果が与える影響の全貌を知るのに、われわれは長期的なデータを心待ちにしています。オラパリブがBRCA変異を有する患者の遠隔転移を有する膵臓がんの進行を遅らせていることが一貫して見られるのは、明るい話題です。膵臓がん
膵嚢胞の早期かつ頻回な切除は、一部の膵臓がんリスクを下げる可能性
2019年6月6日
膵嚢胞に特定の前がん病変を有して手術を受けた成人901人分の医療記録分析が行われ、前がん病変のある嚢胞が致死的な膵臓がんに発展するかをより正確に示す解剖学的「マーカー」のパラメータが刷新された。この研究はジョンズホプキンス医学部とKarol
捕らえにくい膵臓がんのKRAS標的を阻止する方法を発見
2019年5月11日
膵臓がん患者の95%で腫瘍増殖を促進する遺伝子変異を間接的に阻止する方法が、3件の独立した研究によって示唆された。 KRAS遺伝子変異は、がん研究で最もとらえどころのない標的の1つであることがわかっている。 現時点で(変異したKRAS遺伝子
ASCO2019年次総会で発表されるトップ演題
2019年5月5日
がん治療へのアクセス改善に関する最新データ、およびプレシジョン医療の進歩が、 世界最大規模のがん臨床学術学会ASCO2019で注目 世界中のがん専門家が、来たる米国臨床腫瘍学会(ASCO)第55回年次総会に集結し、患者治療に影響を及ぼす最新
膵臓がんにルカパリブ維持療法が臨床的奏効を示す
2019年4月16日
PARP阻害薬ルカパリブ(Rubraca)による維持療法は、BRCAかPALB2に遺伝子変異があってプラチナベースの化学療法に感受性を有する進行膵臓がん患者に忍容性が良好で、臨床的な奏効ももたらすことができた。3月29日から4月3日まで開催
免疫チェックポイントVISTAが膵臓がんの治療抵抗性に関与
2019年2月2日
膵臓がんとメラノーマの比較で間質の重要性が浮彫に MDアンダーソンニュースリリース2019年1月11日 研究者らは、膵臓がん免疫療法における新たな標的候補を特定した。膵臓がんはこれまで、他のがんに有効な免疫チェックポイント阻害薬が効きにくい
膵臓がん患者の約10%に先天的遺伝子多型
2018年7月26日
ダナファーバーがん研究所の研究者らによると、膵臓がん患者を対象にした大規模研究において、10%近くが膵臓がんに罹りやすくさせている可能性のある先天的な遺伝子多型または変異を持つことがわかった。また、一部の遺伝子変異が一定の化学
進行膵臓がん個別化医療の指針にリアルタイムDNAシーケンシング
2018年7月3日
進行膵臓がんの患者を対象にした高速DNAシーケンシングは実施可能であり、その結果は治療決定の指針となりうることが、ダナ・ファーバーがん研究所の研究で示された。 Cancer Discovery誌に発表されたその研究では、転移性
mFOLFIRINOX化学療法が膵臓がん患者の生存期間をゲムシタビンより20カ月近く延長
2018年6月12日
ASCOの見解 「膵臓がんは病勢進行の早いがんとして知られており、一般的には予後不良である。そのため、新たな治療レジメンが膵臓がん患者の生存期間を有意に延長したというのは大きな勝利である」とASCOエキスパートのAndrew Epstein
膵臓がん術前の化学療法+放射線療法で生存期間が延長
2018年6月11日
ASCOの見解 「本試験は患者にとって有益な治療がどのように改善されるかを示す一例です。また、治療が非常に難しいとされている膵臓がんの患者にとって、正しい方向への一歩でもあります」と、ASCO専門委員であるAndrew Epstein医師は
短時間作用型カルシウムチャネル拮抗薬(降圧剤)は閉経後女性の膵がんリスク上昇と関連
2018年5月16日
米国がん学会(AACR) カルシウムチャネル拮抗薬(CCB)の中でも特に短時間作用型のCCBは高血圧の治療のために処方されるが、閉経後女性の膵臓がんリスク上昇を伴うことが明らかとなり、2018年4月14~18日に開催された米国がん学会(AA
新たに確認された5カ所の領域の遺伝子変化は膵臓がんリスクに関連する
2018年3月28日
これまでに実施された膵臓がん全ゲノム関連解析研究の中でも最大と言われる研究において、ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターおよび米国国立がん研究所(NCI)の研究者および世界の80カ所を超えるその他施設の共同研究者がヒトゲノムの5カ所の
膵臓がん細胞が免疫細胞の攻撃を無力化するメカニズムの発見
2017年12月19日
マクロファージと呼ばれる免疫細胞は、体内でいち早く初期のがんに反応するの応答システムの1つである。 マクロファージからの攻撃を無力化する因子を膵臓がん細胞が分泌していることが研究によって明らかになった。 この知見は、免疫監視機構を阻害し、が
ドリームチームによる膵臓がん初期段階での発見・治療の取り組み
2017年11月15日
「Stand Up to Cancer」資金提供によるMDアンダーソン研究者主導の共同研究 膵臓がんは、体に深く根付き大きくなった状態で発見されるため、治療が最も困難ながんの1つである。 「Stand Up to Cancer」(*米国、
早期膵臓がん発見に遺伝子とタンパクによるリキッドバイオプシー
2017年11月2日
・研究者らが早期膵臓がん発見に血液中の遺伝子/タンパク質マーカーを使用 ・血液中の遺伝子/タンパク質マーカーが早期膵臓がんを発見するのに役立つ ジョンズホプキンスの研究者たちが早期膵臓がんを発見するために腫瘍特異的遺伝子とタン
手術前の膵がん患者に対する運動プログラム
2017年6月16日
MDアンダーソン OncoLog 2017年5月号(Volume 62 / Issue 5-6) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
アスピリン定期的服用が膵臓がんのリスク低下に関連
2017年1月25日
中国の住民での試験など最近の試験で、リスクが約50%低下する結果 米国がん学会(AACR)の機関誌Cancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionに掲載されたデータから、中国・上海の住民によ
術後併用補助化学療法が膵臓がんの生存を延長
2016年7月1日
ランダム化第3相試験、ESPAC-4の結果 膵管腺がん切除後患者に対する、ゲムシタビン+カペシタビン併用補助化学療法とゲムシタビン単独療法を比較した多施設共同国際非盲検ランダム化対照第3相試験ESPAC-4の結果では、併用療法
術後カペシタビン+ゲムシタビン併用療法が膵臓がん患者の生存期間延長
2016年6月22日
プレスリリース*この要約には抄録にない最新のデータが含まれています。 米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解「膵臓がんは依然として最も治療困難ながんの1つです。一般的な化学療法剤を追加することで、膵臓がん患者の生存期間を延長するだけで