消化器がん

食道・咽頭食道再建術の画像

食道・咽頭食道再建術

MDアンダーソン OncoLog 2018年8月号(Volume 63 / Issue 8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
胃がんの原因とされるピロリ菌が、大腸がんにも関与の可能性の画像

胃がんの原因とされるピロリ菌が、大腸がんにも関与の可能性

ピロリ菌感染と大腸がんリスクとの関連が、特にアフリカ系アメリカ人で強い傾向 2018年10月9日公開 2018年10月18日更新 胃がんを引き起こすことで知られている細菌が、特にアフリカ系アメリカ人で、特定の大腸がんリスクを高める可能性があ
虫垂がんは他の消化器がんと異なる遺伝子特性をもつの画像

虫垂がんは他の消化器がんと異なる遺伝子特性をもつ

虫垂がんのDNA変化についての過去最大規模の試験により、このまれながんは大腸がんや他の胃腸系のがんと異なることが明らかになった。さらに、腫瘍にみられる特異的な遺伝子変異が、その腫瘍が侵襲的でありうるかどうかを予測するための一助になる可能性が
胃がんの主要リスク要因となるピロリ菌の菌株を特定の画像

胃がんの主要リスク要因となるピロリ菌の菌株を特定

PLOS ONE誌掲載のパイロット研究は、医師がハイリスク患者をより良く識別し、予防し、治療するのに役立つ可能性がある フレッドハッチンソンがん研究センターの研究者は、ヘリコバクター・ピロリ菌の特定の菌株が胃がんと強く関係することを発見した
切除不能進行/再発胃がんにおける抗PD-1抗体の臨床効果の分子学的考察の画像

切除不能進行/再発胃がんにおける抗PD-1抗体の臨床効果の分子学的考察

切除不能進行/再発胃がんに対する抗PD-1抗体薬治療で より良好な治療効果が見込める患者を選別できる可能性のあるバイオマーカーを発見 救済療法として抗PD-1モノクローナル抗体薬ペムブロリズマブの投与を受けた切除不能進行/再発胃がん患者61
大腸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2016年6月更新 最新版]の画像

大腸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2016年6月更新 最新版]

* 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国医療研究品質調査機構(AHRQ)の独立委員会で、検診や予防医療の研究レビューを行って米国政府の推奨グレードを作成します。 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国政府とは独立した立場で
FDAが切除不能肝細胞がんにレンバチニブを承認の画像

FDAが切除不能肝細胞がんにレンバチニブを承認

2018年8月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、切除不能な肝細胞がん(HCC)患者の初回治療にレンバチニブカプセル(商品名:レンビマ、エーザイ社)を承認した。   本承認は、治療歴のない、遠隔転移を有するあるいは切除不能なHC
食事でステージ3大腸がんの再発リスクを低減できる可能性の画像

食事でステージ3大腸がんの再発リスクを低減できる可能性

切除可能大腸がんの治療を受けた患者では、インスリン値を上昇させる炭水化物などの成分が少ない食事によって、疾患再発リスクが大幅に低減する可能性があることが、ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導する新たな研究で示唆された。   ス
膵臓がん患者の約10%に先天的遺伝子多型の画像

膵臓がん患者の約10%に先天的遺伝子多型

  ダナファーバーがん研究所の研究者らによると、膵臓がん患者を対象にした大規模研究において、10%近くが膵臓がんに罹りやすくさせている可能性のある先天的な遺伝子多型または変異を持つことがわかった。また、一部の遺伝子変異が一定の化学
トリフルリジン+ティピラシルは既治療の転移性胃がん患者に有効の画像

トリフルリジン+ティピラシルは既治療の転移性胃がん患者に有効

TAGS研究では全生存期間の中央値が2カ月延長 少なくとも2種類の化学療法による前治療を受けた転移性胃がん患者を対象に、トリフルリジン+ティピラシル+ベストサポーティブケア(BSC)群とプラセボ+BSC群を比較する第3相試験が行われ延命効果
頻回の経過観察の検査は大腸がんサバイバーに有益かの画像

頻回の経過観察の検査は大腸がんサバイバーに有益か

がんの再発を調べる経過観察の検査を年に1回以上実施しても、治療を受けた大腸がんの患者に有益でない可能性があることが最近実施された2つの研究結果で明らかになった。   がん治療を受けた人への経過観察の検査すなわちサーベイランスの目標
FDAが遠隔転移を有するMSI-HまたはdMMR大腸がんにイピリマブを承認の画像

FDAが遠隔転移を有するMSI-HまたはdMMR大腸がんにイピリマブを承認

2018年7月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンによる化学療法の後に増悪した高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはDNAミスマッチ修復機能欠損(dMMR)がある、12歳以上
進行膵臓がん個別化医療の指針にリアルタイムDNAシーケンシングの画像

進行膵臓がん個別化医療の指針にリアルタイムDNAシーケンシング

進行膵臓がんの患者を対象にした高速DNAシーケンシングは実施可能であり、その結果は治療決定の指針となりうることが、ダナ・ファーバーがん研究所の研究で示された。   Cancer Discovery誌に発表されたその研究では、転移性
バレット食道に制酸剤と低用量アスピリン併用で中等度の効果の画像

バレット食道に制酸剤と低用量アスピリン併用で中等度の効果

ASCOの見解 「バレット食道の患者は食道がんのリスクが高くなります。このような患者にとって、この治療法は、酸逆流性疾患の重篤な合併症や、食道がんを含むあらゆる原因による死亡のリスクを減少させ、副作用はほとんどありません。バレット食道患者は
免疫療法薬が大腸がんの新たな標準治療にの画像

免疫療法薬が大腸がんの新たな標準治療に

DNAミスマッチ修復機能欠損があり(dMMR)、遠隔転移を有する難治性の大腸がん(CRC)治療に対してペムブロリズマブとニボルマブが承認されたことで、免疫療法は消化器腫瘍学の分野に進出した。一方で、免疫療法のdMMRがんへの最適なアプローチ
リンチ症候群がMSI-H腫瘍患者に多いことがゲノム研究で判明の画像

リンチ症候群がMSI-H腫瘍患者に多いことがゲノム研究で判明

数種の新たながんとリンチ症候群の関連性が研究で示される ASCOの見解 「本研究は、プレシジョン医療の進歩のおかげで、以前には見過ごされていたリンチ症候群を発見する可能性を大きくするものです。これは、リンチ症候群をより早く、より正確に診断し
肝転移大腸がん手術前後の生存期間予測を改善する「スコアシステム」の画像

肝転移大腸がん手術前後の生存期間予測を改善する「スコアシステム」

ジョンズホプキンス大学医学部腫瘍外科フェローであるGeorgios Margonis医学博士とジョンズホプキンス肝・膵臓がん外来外科医であるMatthew Weiss医師は、肝臓に転移した大腸がんの治療と予後予測を改善しようとする取り組みに
mFOLFIRINOX化学療法が膵臓がん患者の生存期間をゲムシタビンより20カ月近く延長の画像

mFOLFIRINOX化学療法が膵臓がん患者の生存期間をゲムシタビンより20カ月近く延長

ASCOの見解 「膵臓がんは病勢進行の早いがんとして知られており、一般的には予後不良である。そのため、新たな治療レジメンが膵臓がん患者の生存期間を有意に延長したというのは大きな勝利である」とASCOエキスパートのAndrew Epstein
膵臓がん術前の化学療法+放射線療法で生存期間が延長の画像

膵臓がん術前の化学療法+放射線療法で生存期間が延長

ASCOの見解 「本試験は患者にとって有益な治療がどのように改善されるかを示す一例です。また、治療が非常に難しいとされている膵臓がんの患者にとって、正しい方向への一歩でもあります」と、ASCO専門委員であるAndrew Epstein医師は
大腸がんサバイバーの腸内マイクロバイオームが食事で改善の画像

大腸がんサバイバーの腸内マイクロバイオームが食事で改善

MDアンダーソン OncoLog 2018年5-6月号(Volume 63 / Issue 5-6)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号
大腸がんでは致死的ながんには早期から検出可能な良性腫瘍との差があるの画像

大腸がんでは致死的ながんには早期から検出可能な良性腫瘍との差がある

大腸腫瘍を対象にした小規模試験で「発生当初から悪性の」細胞を識別   転移がん腫瘍は「突然悪性化する」のか、それとも「発生当初から悪性である」のか?   この疑問はがんの早期発見および治療において根本的な謎である。明確な
アプリにより大腸がん検診受診率が向上の画像

アプリにより大腸がん検診受診率が向上

大腸がん検診が大腸がんによる死亡率を下げることはすでに知られているが、一方で米国では国民の3分の2しか大腸がん検診を受けたことがない。   手軽に大腸がん検診の申し込みが出来るツールがあれば、大腸がん検診を受ける人が増える可能性が
短時間作用型カルシウムチャネル拮抗薬(降圧剤)は閉経後女性の膵がんリスク上昇と関連の画像

短時間作用型カルシウムチャネル拮抗薬(降圧剤)は閉経後女性の膵がんリスク上昇と関連

米国がん学会(AACR) カルシウムチャネル拮抗薬(CCB)の中でも特に短時間作用型のCCBは高血圧の治療のために処方されるが、閉経後女性の膵臓がんリスク上昇を伴うことが明らかとなり、2018年4月14~18日に開催された米国がん学会(AA
併用療法により遺伝性がん症候群患者の大腸ポリープ数が減少の画像

併用療法により遺伝性がん症候群患者の大腸ポリープ数が減少

予防的臨床試験の新たな分析結果から、大腸がん発症の遺伝的リスクが非常に高い患者で、2剤併用療法により前がん病変である大腸ポリープの数が大幅に減少したことが明らかになった。   この臨床試験では、遺伝性疾患である家族性大腸腺腫症(F