消化器がん

ペムブロリズマブ+化学療法は進行胆道がんの一次治療に有益の画像

ペムブロリズマブ+化学療法は進行胆道がんの一次治療に有益

米国癌学会(AACR)第3相KEYNOTE-966臨床試験の結果から、ゲムシタビンとシスプラチンにペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)を追加することで、転移を有するまたは切除不能な...
アダグラシブはKRASG12C変異がんに有望の画像

アダグラシブはKRASG12C変異がんに有望

米国臨床腫瘍学会(ASCO)ASCO の見解

「今回のKRYSTAL-1試験の単群第1/2相試験のデータから、治療歴のある膵臓がんまたは胆道がん患者において、adagrasib(アダグラ...
アテゾリズマブ+ベバシズマブ術後療法が肝臓がん外科的切除後の再発を遅らせる可能性の画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ術後療法が肝臓がん外科的切除後の再発を遅らせる可能性

米国がん学会(AACR)

アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)とベバシズマブ(販売名:アバスチン)による術後補助療法は、外科的切除後またはアブレーション治療後の肝細胞がん(HCC)患者...
ゾルベツキシマブ併用により特定の胃がんの生存期間が延長の画像

ゾルベツキシマブ併用により特定の胃がんの生存期間が延長

米国臨床腫瘍学会(ASCO)ASCOの見解「GLOW試験およびSPOTLIGHT試験の結果から、CLDN18.2陽性/HER2陰性の進行性胃がん/胃食道接合部がんの患者の治療体...
特定の遺伝子変化を有する大腸がん治療が免疫療法のみへと変わる?の画像

特定の遺伝子変化を有する大腸がん治療が免疫療法のみへと変わる?

一部のがん患者にとっては、6カ月の免疫療法だけですむかもしれない、あるいは4週間の免疫療法薬の後に小さな手術をするだけで治療が終わるといった可能性はあるのだろうか。

局所進行がんを有する一部の患...
FDAがツカチニブ+トラスツズマブ併用を進行性結腸直腸がんに承認の画像

FDAがツカチニブ+トラスツズマブ併用を進行性結腸直腸がんに承認

米国国立がん研究所(NCI) がん研究ブログ大腸がんのうち、外科的切除不能あるいは体の他の部分に転移のある患者の一部に対する新たな治療選択肢が登場した。米国食品医薬品局(FDA)は1月...
次世代の免疫療法薬2剤(botensilimab、balstilimab)は大腸がんに有効の画像

次世代の免疫療法薬2剤(botensilimab、balstilimab)は大腸がんに有効

次世代免疫療法薬2剤の併用は、これまで免疫療法薬があまり効かなかった難治性転移大腸がん患者の治療に有望な臨床効果を示すことがダナファーバーがん研究所の研究で明らかになった。

サンフランシスコで1...
FDAが大腸がんにツカチニブ+トラスツズマブ併用療法を迅速承認の画像

FDAが大腸がんにツカチニブ+トラスツズマブ併用療法を迅速承認

2023年1月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンベースの化学療法後に進行したRAS遺伝子野生型かつHER2陽性の切除不能または転移性の大腸...
KRAS標的薬MRTX1133が非臨床段階で膵臓がんに有望の画像

KRAS標的薬MRTX1133が非臨床段階で膵臓がんに有望

膵臓がんは、治療抵抗性が高いことで知られる、急速に進行する疾患である。多くのがん種および膵臓がんのほとんどは、KRASと呼ばれる遺伝子の変異が引き金となることから、研究者らはこれまで、変異を生...
ASCO消化器がんシンポジウム最新の11研究発表の画像

ASCO消化器がんシンポジウム最新の11研究発表

2023年1月19日から21日までカリフォルニア州サンフランシスコのモスコーンウェストビル(Moscone West Building)で開催される「2023 ASCO消化器がんシンポジウム...
ソトラシブがKRAS G12C変異陽性進行膵がんに臨床的意義のある効果を示すの画像

ソトラシブがKRAS G12C変異陽性進行膵がんに臨床的意義のある効果を示す

CodeBreaK 100試験で、許容可能な安全性プロファイルと有望な結果が実証されるKRAS G12C阻害薬ソトラシブ(販売名:ルマケラス)は、第I/II相試験「CodeBreaK ...
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア会議2022ハイライトの画像

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア会議2022ハイライト

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア大会2022が12月2日〜4日にシンガポール会場およびオンラインで開催された。

プログラムは、特にアジア太平洋地域に関連した、腫瘍学全分野における最近の科学的・...
MDアンダーソン研究ハイライト SITC2022特集:大腸がんの画像

MDアンダーソン研究ハイライト SITC2022特集:大腸がん

がん免疫療法学会(SITC)2022特集新しい免疫療法の組み合わせにより、非炎症性腫瘍におけるT細胞浸潤が促進される(抄録番号:657)

チェックポイント阻害薬は、マイクロサテライト安定...
C. ディフィシル菌が一部の大腸がんを誘発する可能性の画像

C. ディフィシル菌が一部の大腸がんを誘発する可能性

若年層における大腸がん増加の一因は一般的な感染症である可能性 重い下痢性感染症を引き起こすことで知られる細菌種クロストリディオイデス・ディフィシル(C.ディフィシル)が、大腸がんも誘発する可能性が示唆された。ジョンズホプキンス大学キンメルが
フルキンチニブにより、遠隔転移を有する難治性大腸がん患者の生存期間が延長の画像

フルキンチニブにより、遠隔転移を有する難治性大腸がん患者の生存期間が延長

遠隔転移を有する難治性大腸がん患者を対象とした試験で分子標的薬fruquintinib[フルキンチニブ]が全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を有意に改善したとテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者により報告された。国際共
FDAが局所進行/転移性胆道がんにデュルバルマブを承認の画像

FDAが局所進行/転移性胆道がんにデュルバルマブを承認

2022年9月2日、米国食品医薬品局(FDA)は、局所進行または転移性の胆道がん(BTC)の患者を対象に、ゲムシタビンおよびシスプラチンとの併用でデュルバルマブ(販売名:イミフィンジ、AstraZeneca UK Limited社)を承認
FDAが胆管がんにフチバチニブを迅速承認の画像

FDAが胆管がんにフチバチニブを迅速承認

2022年9月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、フチバチニブ(販売名:Lytgobi、大鵬薬品工業)を迅速承認した。適応は、治療歴があり切除不能な、局所進行または転移性の肝内胆管癌で、線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)遺伝子の融合
肝臓がん患者の肝移植に関する最新エビデンスの画像

肝臓がん患者の肝移植に関する最新エビデンス

肝臓がんの中でも最も多い肝細胞がん(HCC)の患者の一部にとって、治癒のためには肝移植が唯一の望みである。しかし、移植用の臓器が提供される機会は非常に限られている。そのため、ドナー肝臓が入手可能になった場合、医師と公衆衛生の専門家は、誰が最
パニツムマブとmFOLFOX6の 併用によりRAS 野生型大腸がんの生存が改善の画像

パニツムマブとmFOLFOX6の 併用によりRAS 野生型大腸がんの生存が改善

RAS野生型の切除不能再発大腸がん患者(mCRC)では、パニツムマブ(販売名:ベクティビックス)とmFOLFOX6を併用した1次療法は、ベバシズマブ(販売名:アバスチン)とmFOLFOX6の併用療法と比較して、無増悪生存(PFS)は同程度で
修正FOLFIRINOX術前療法は、すい臓がんの生存率を改善の画像

修正FOLFIRINOX術前療法は、すい臓がんの生存率を改善

NCI Alliance試験により、FOLFIRINOX療法が望ましい治療法として確立される 切除可能境界膵がん患者を対象とした試験で、修正FOLFIRINOX療法による術前化学療法は、過去のデータよりも相対的に、あるいはFOLFIRINO
モノクローナル抗体薬dostarlimab投与でdMMR直腸がんが消失の画像

モノクローナル抗体薬dostarlimab投与でdMMR直腸がんが消失

抗PD-1モノクローナル抗体ドスタルリマブによる直腸がん治験治療の第2相試験において、患者12人中12人で腫瘍が完全に消失したことが、早期結果で明らかになった。 患者は全員、ミスマッチ修復機構欠損を有する局所進行がん(直腸がん患者の5~10
前がん病変治療でHIV感染者の肛門がんリスクが低下の画像

前がん病変治療でHIV感染者の肛門がんリスクが低下

HIV感染者を対象とした大規模臨床試験から、肛門の前がん病変である高度扁平上皮内病変(high-grade squamous intraepithelial lesions:HSIL)の治療により、肛門がんの発症率が半分以下に減少することが
リキッドバイオプシーはステージ2大腸がん術後療法の必要性の判断に有用の画像

リキッドバイオプシーはステージ2大腸がん術後療法の必要性の判断に有用

ASCOの見解 「リキッドバイオプシーは治療法を決定する際の有用なツールとなる可能性があります。今回の研究結果から、ステージ2の大腸がんの患者のうち術後化学療法で効果を得られる患者と、追加治療を省略できる患者を、無再発生存率を低下させること
ニモツズマブによりKRAS野生型進行膵臓がんの全生存期間が有意に延長の画像

ニモツズマブによりKRAS野生型進行膵臓がんの全生存期間が有意に延長

ASCOの見解 「たとえどの程度であっても、転移性膵臓がんの臨床試験で生存期間の改善がみられるのは興味深いことです。この試験では膵臓がんの分類型の一つであるKRAS野生型を検討していますが、この型は膵臓がん患者全体の10%にも満たないため、