消化器がん

FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨の画像

FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨

審査官らは、2つのバイオシミラー(バイオ後続品)とその参照製品との間に臨床的に有意な差がないと判断 2017年7月13日、米国食品医薬品局(FDA)抗腫瘍薬諮問委員会(ODAC)は、ベバシズマブ(アバスチン)とトラスツズマブ(ハーセプチン)
FDAが慢性C型肝炎にMavyretを承認の画像

FDAが慢性C型肝炎にMavyretを承認

米国食品医薬品局(FDA)は本日、慢性C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子1型〜6型を有し、肝硬変(肝臓病)を認めないか、軽度の肝硬変を認める成人の治療薬として、Mavyret(商品名:成分はglecaprevirおよびpibrentasvir
RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響の画像

RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響

MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認の画像

FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月31日、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、およびイリノテカンによる治療後に進行した、ミスマッチ修復機 能欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)を示す12歳以上の 転
短期の化学療法が大腸がん患者の最良の治療となり得るの画像

短期の化学療法が大腸がん患者の最良の治療となり得る

一部の大腸がん患者にとって、術後の化学療法をより短期間にすることが望ましいかもしれないという結果が国際的な共同研究から得られた。   これは、米国、欧州、アジアで同時に実施された6つの第3相臨床試験を解析して得られた結果である。解
FDAがC型慢性肝炎にVoseviを承認の画像

FDAがC型慢性肝炎にVoseviを承認

米国食品医薬品局(FDA)は本日、C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子1型~6型を有し、肝硬変(肝臓病)を認めないか、軽度の肝硬変を認める成人の治療薬として、Vosevi(商品名)を承認した。Voseviは、既承認薬の2剤(ソホスブビル、vel
FDAがRAS遺伝子変異検出用Praxis Extended RASパネルを承認の画像

FDAがRAS遺伝子変異検出用Praxis Extended RASパネルを承認

2017年6月29日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移大腸がん(mCRC)患者の腫瘍検体中のRAS遺伝子に存在する特定の遺伝子変異を検出する次世代シーケンサー(NGS)を用いた検査法であるPraxis Extended RASパネル(Il
非ステロイド性抗炎症薬が大腸がんサバイバーの生存率向上の画像

非ステロイド性抗炎症薬が大腸がんサバイバーの生存率向上

Journal of Clinical Oncology 誌で発表された知見は、NSAIDががんのサブタイプや薬物使用のタイミングに関して恩恵を与えることを示した。   長期の大腸がんサバイバーの間で、非ステロイド性抗炎症薬(NS
手術前の膵がん患者に対する運動プログラムの画像

手術前の膵がん患者に対する運動プログラム

MDアンダーソン OncoLog 2017年5月号(Volume 62 / Issue 5-6)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
大腸がん再発リスクに応じて術後化学療法が個別化できる可能性の画像

大腸がん再発リスクに応じて術後化学療法が個別化できる可能性

ASCOの見解 「この場合、少ない方がいいのです。化学療法が3カ月間長くなることで有害作用が生じます。いまや、結果を損なうことなく多くの大腸がん患者を不必要な副作用から解放できるのです。本試験は、既存の治療を患者によりよく作用させる改良方法
ビタミンD高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性の画像

ビタミンD高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性

ダナファーバーがん研究所の研究者主導で行われた、ビタミンDでのがん治療に関する初めての多施設共同ランダム化盲検試験で、ビタミンDの高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性があることを示した。本試験は6月2日~6日にシカゴで開催される
健康的な生活習慣が大腸がん診断後の長期生存を改善の画像

健康的な生活習慣が大腸がん診断後の長期生存を改善

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解  「良好な標準的がん治療は大腸がんによる死亡を大幅に低減させますが、この研究結果では、それに加えて患者が治療後にどのような食事をとり、どう生活するかで違いがでることを明確に示しています」と、ASCO会長の
ナッツ類摂取と大腸がんの長期生存が関連の画像

ナッツ類摂取と大腸がんの長期生存が関連

ASCOの見解 「基本の健康的な食事が、がんの治療中には見落とされることがよくあります。本研究は、ナッツ類を食べるという単純なことが、患者の長期生存に影響を与える可能性があることを示しています」と、ASCO会長で米国内科学会名誉上級会員(F
FDAが特定の遺伝子特性を有するあらゆる固形がんにペムブロリズマブを承認の画像

FDAが特定の遺伝子特性を有するあらゆる固形がんにペムブロリズマブを承認

2017年5月23日、米国食品医薬品局(FDA)は、特定の遺伝学的特性(バイオマーカー)を有するがん患者に対する治療を迅速承認した。本承認は、腫瘍の身体での発生部位に特化した治療ではなく、共通のバイオマーカーに基づいたがんの治療であり、同局
カペシタビンが胆道がん生存期間を1年以上延長するの画像

カペシタビンが胆道がん生存期間を1年以上延長する

ASCOの見解 「本試験は標準治療法が今までなかった胆道がんの補助療法に関する長年の課題を解決するのに役立ちます。この経口剤による化学療法は広く普及しており、患者に1年以上、生存を延長する機会を提供することができます」と、ASCO会長Dan
若年層における大腸がん罹患率の増加の画像

若年層における大腸がん罹患率の増加

Philip Rosenberg医師とWilliam Anderson医師へのインタビュー   米国がん協会の研究グループが行った最近の研究によると、米国では50歳未満の若者の大腸がん罹患率が増加しているという。   こ
世界最大のASCO2017、患者・サバイバーケアの最前線に焦点の画像

世界最大のASCO2017、患者・サバイバーケアの最前線に焦点

第53回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレスプログラムでは、免疫療法やプレシジョン医療から、がんサバイバーシップに至る分野で、がん予防およびケアの観点にまたがる研究の数々が注目されている。研究成果は、シカゴで6月2日〜6日に開催
FDAが肝臓がんにレゴラフェニブを承認の画像

FDAが肝臓がんにレゴラフェニブを承認

  米国食品医薬品局(FDA)は本日、regorafinib[レゴラフェニブ](商品名:Stivarga[スチバーガ])の適応を、ソラフェニブでの前治療歴がある肝細胞がん(HCCまたは肝臓がん)患者の治療に拡大することを承認した。
HER2標的薬併用がHER2陽性大腸がん患者に有効の画像

HER2標的薬併用がHER2陽性大腸がん患者に有効

HER2標的治療剤トラスツズマブ(ハーセプチン)およびラパチニブ(タイケルブ)の併用で、多種類の抗がん剤前治療を受けたHER2陽性転移性大腸がん患者に臨床的有用性がみられたという、HERACLES 第2相臨床試験の最終結果が、2017年4月
アスピリンの常用が、がん死亡率の低下と関連の画像

アスピリンの常用が、がん死亡率の低下と関連

2017年4月1日~5日開催の米国がん学会(AACR)年次総会で発表されたデータによると、長期間にわたるアスピリンの常用が、異なる数種のがんによる死亡リスクの低下に関連していた。   「アスピリンが、がんの発症リスクを減少させるだ
英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表の画像

英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表

リンチ症候群に対する追加検査の指針となる、免疫組織染色およびマイクロサテライト不安定性検査の実施に関する科学的根拠に基づく推奨   2017年2月、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、大腸がん患者におけるリンチ症候群に対する追
大腸がん予後バイオマーカーの有効性は、腫瘍部位に依存の画像

大腸がん予後バイオマーカーの有効性は、腫瘍部位に依存

専門家の見解 「大腸がんの腫瘍部位が患者の生存期間を予測するのに役立つことを示す先の研究を見てきたが、この研究は治療をさらに個別化するのに役立つ情報を追加しています」と、ASCO専門委員Lynn Schuchter医師(FASCO)は述べた
遺伝性大腸がんを特定する遺伝子検査の有用性の画像

遺伝性大腸がんを特定する遺伝子検査の有用性

1000人以上の大腸がん患者を対象としたダナファーバーがんセンターの新たな研究の結果、全体で約10%という驚くべき割合の患者が、がん感受性を高める(がんを発症しやすくなる)と考えられる遺伝子変異を有することがわかった。大腸がん患者の治療およ
腸内細菌が食事と大腸がんの関連に寄与の画像

腸内細菌が食事と大腸がんの関連に寄与

食事と一部の大腸がんとの関連性において、大腸に生息する細菌が寄与している可能性を示す研究が発表された。この研究はこれまでで最も有力なエビデンスであると、筆頭著者であるダナファーバーがん研究所およびマサチューセッツ総合病院の荻野周史医学博士は