消化器がん
大腸がん術後に化学療法3カ月の新たな標準治療が確立
2018年4月24日
ダナファーバーがん研究所 画期的なグローバル共同臨床試験の結果により、一部のステージ3の大腸がん患者の術後補助化学療法の回数を半分に減らすことが可能となり、コスト、治療期間、化学療法の毒性の長期的影響を大幅に削減できることが初めて明らかとな
リンチ症候群検出率を上げる先進ゲノム検査
2018年4月24日
単回先進ゲノム検査が、従来型の複数回検査法よりも大腸がん患者のリンチ症候群の検出において効果的である。この臨床データは、オハイオ州立大学総合がんセンターのArthur G. James Center Hospital and Solove
新たに確認された5カ所の領域の遺伝子変化は膵臓がんリスクに関連する
2018年3月28日
これまでに実施された膵臓がん全ゲノム関連解析研究の中でも最大と言われる研究において、ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターおよび米国国立がん研究所(NCI)の研究者および世界の80カ所を超えるその他施設の共同研究者がヒトゲノムの5カ所の
LarotrectinibがTRK融合遺伝子陽性がん17種に持続的抗腫瘍能
2018年3月22日
がん変異試験で、75%の全奏効率および最小限の副作用が報告された。 MDアンダーソンニュースリリース(2018年2月21日) Larotrectinibの安全性・有効性同時試験3試験で、17種のがんの診断をうけた
大腸がんの増殖と転移を促進するフソバクテリウム
2018年2月28日
ヒトの胃や腸にみつかる細菌が大腸がん治療に重要な影響を与えている可能性があると、新たな研究結果から明らかになった。 この細菌は、大腸内の腫瘍に密着しているだけでなく、体内の転移性大腸腫瘍にも存在していると、ある研究グループが明
50歳未満の米国人で非噴門部胃がんの頻度が上昇
2018年2月15日
ここ数十年間で胃がん全体の頻度が減少しているにもかかわらず、胃の下部に生じるタイプのがんが、50歳未満の米国人の一部で増加していることが、米国国立がん研究所(NCI)主導の新たな研究から明らかになった。 本研究は、非噴門部胃が
1回の血液検査で8種のがんをスクリーニング
2018年2月14日
最も一般的ながんを早期発見するための優れた新たな枠組み 1回の血液検査で8種の一般的ながんをスクリーニングし、がん部位の特定に役立つ手法を、ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの研究者らが開発した。 CancerSEEK
リキッドバイオプシーが早期大腸がん発見に有望
2018年2月13日
「大腸がん検診は命を救うこともありますが、米国では現在の検診方法オプションが患者にとって簡便でなく少々面倒であるため、連邦政府が掲げる検診目標にはまだ到達していません。この研究はさらに調査が必要ですが、簡単で精度の高い血液検査によって検診率
口腔内フローラにより歯周病と食道がんの関連が示される
2018年2月10日
米国がん学会(AACR)の学術誌 Cancer Researchに掲載された研究によると、口腔内に存在する細菌を分析した結果、歯周病を発症させる何種類かの細菌が食道がんの高リスクと関連することがわかった。 本研究の筆頭著者Ji
FDAが膵・消化管神経内分泌腫瘍の内用療法にLutatheraを承認
2018年2月1日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、Lutathera(ルテチウム Lu、177 ドータテート)を、膵・消化管神経内分泌腫瘍(GEP-NET)と呼ばれる、膵臓あるいは消化管に影響を及ぼすがん種に対する治療薬として承認した。放射性薬剤ある
膵臓がん細胞が免疫細胞の攻撃を無力化するメカニズムの発見
2017年12月19日
マクロファージと呼ばれる免疫細胞は、体内でいち早く初期のがんに反応するの応答システムの1つである。 マクロファージからの攻撃を無力化する因子を膵臓がん細胞が分泌していることが研究によって明らかになった。 この知見は、免疫監視機構を阻害し、が
特定の腸内細菌が大腸がんの増殖と関連する可能性
2017年12月15日
キャンサー・リサーチUK 特定の大腸がんの中にいる細菌が、身体の別の部位に転移した少数の腫瘍の中にもいることを最新の研究が示した。 その細菌は、マウスで大腸がん細胞の成長を助けていた。 この知見は、大腸がんの成長
胃酸逆流治療薬の長期服用は胃がんリスクの増加と関連
2017年12月11日
英国医療サービス(NHS) 2017年11月1日水曜日 「胃酸逆流の治療に一般的に用いられる薬が、胃がん罹患リスクの2倍以上の増加と関連している」とThe Guardian紙が報じました。 研究者らの調査の目的はプロトンポンプ阻害薬(PP
テキサス州高齢大腸がん患者で外科治療ガイドライン遵守が改善
2017年12月4日
MDアンダーソンがんセンターの研究は、推奨治療を受ける際の障壁を明確にし、情報に基づく医師と患者の話し合いの必要性を強調する。 テキサス州における高齢大腸がん患者の外科治療ガイドラインの遵守が2001年以降著しく改善した一方、
食道癌手術
2017年11月25日
MDアンダーソン OncoLog 2017年10月号(Volume 62 / Issue 10) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
大腸がん検診の受診率、従来の奨励方法で改善
2017年11月20日
案内書の郵送や検査キットの無償提供など、従来法での検診推進により、大腸内視鏡検査や自宅検便のいずれかによる大腸がん検診を受診し、適切なフォローアップを終了する人の数が増加する可能性があることが新しい臨床試験の結果で明らかになった。 &nbs
ドリームチームによる膵臓がん初期段階での発見・治療の取り組み
2017年11月15日
「Stand Up to Cancer」資金提供によるMDアンダーソン研究者主導の共同研究 膵臓がんは、体に深く根付き大きくなった状態で発見されるため、治療が最も困難ながんの1つである。 「Stand Up to Cancer」(*米国、
ペムブロリズマブを胃がんにFDAが迅速承認
2017年11月8日
2017年9月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査でPD-L1発現陽性と診断された再発局所進行または転移性の胃腺がんまたは胃食道接合腺がんの患者に対し、ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)(Merck&Co
ESMO 2017、結腸がん補助化学療法の期間に関するディベート
2017年11月7日
~【抄録LBA21_PR】【抄録LBA22】【抄録LBA23】【抄録LBA24】【要約473O】訳は下部参照~ 大腸がん(結腸がん)の補助化学療法を6カ月月から3カ月に短縮するかどうかについての議論が、マドリッドのESMO 2
早期膵臓がん発見に遺伝子とタンパクによるリキッドバイオプシー
2017年11月2日
・研究者らが早期膵臓がん発見に血液中の遺伝子/タンパク質マーカーを使用 ・血液中の遺伝子/タンパク質マーカーが早期膵臓がんを発見するのに役立つ ジョンズホプキンスの研究者たちが早期膵臓がんを発見するために腫瘍特異的遺伝子とタン
レンバチニブが切除不能肝細胞がんの全生存でソラフェニブに対し非劣性
2017年10月26日
ベースラインでの血清VEGF、ANG2、FGF21低値は、有意ではないが両薬剤による好結果の傾向を示す 切除不能肝細胞がん(HCC)患者においてレンバチニブとソラフェニブとを比較し、両薬剤に対応する推定バイオマーカーを検出するために使われた
ペムブロリズマブが進行胃がんに対し有望な抗腫瘍効果を示す
2017年10月17日
ペムブロリズマブは、胃がんまたは胃食道接合部(GEJ)がん患者において、依然として有望な臨床効果を認めていることが、スペイン、マドリードで開催されたESMO 2017(欧州臨床腫瘍学会)年次総会で発表されたKEYNOTE-059試験の最新の
ペムブロリズマブが治療歴ある進行再発胃がんに有望
2017年9月17日
前治療歴のある切除不能進行再発胃がんでペムブロリズマブが有望な奏効率を示した。マドリッドで開催中の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2017で本日発表されたKEYNOTE-059試験の最新結果による。 切除不能進行再発胃がん患者の予
FDAがベバシズマブ-awwbをバイオシミラーとして初承認
2017年9月16日
抗がん剤ベバシズマブのバイオシミラーであるベバシズマブ-awwbは、特定の大腸がん、肺がん、脳腫瘍、腎臓がん、および子宮頸がんに対して承認された。 米国食品医薬品(FDA)は本日、様々ながんの治療薬として、ベバシズマブ(アバス