ASCO消化器がんシンポジウム2022ハイライト:胆道がん、肝細胞がんに対する免疫療法薬

米国臨床腫瘍学会(ASCO)消化器がんシンポジウム2022の公式プレスプログラムでは、胆道がんおよび肝細胞がん患者を対象にした免疫療法薬の併用療法に関する知見が注目される。プレスプログラムで紹介される研究は、シンポジウムで発表される650本以上のアブストラクトの一部である。

ASCO消化器がんシンポジウム2022は、1月20〜22日にカリフォルニア州サンフランシスコおよびオンラインで開催され、世界中のがん専門家が集まり、消化器がんの治療、研究、ケアに関して診療を変える知見を中心にプレゼンテーションや議論が交わされる。

●進行胆道がん(BTC)患者を対象としてゲムシタビン+シスプラチン(GemCis)を併用するデュルバルマブ(販売名:イミフィンジ)投与に関する第3相ランダム化二重盲検プラセボ対照試験:TOPAZ-1。(アブストラクト 378)

●切除不能な肝細胞がん(uHCC))患者を対象にした一次治療としてのトレメリムマブ(T)+デュルバルマブ(D)(販売名:イミフィンジ)投与に関する第3相ランダム化非盲検多施設共同試験:HIMALAYA。(アブストラクト379)

アブストラクトは、1月18日火曜日にASCOのMeeting Experienceで一般公開される。上記2演題については、プレスプログラムの一部としてプレスリリースで紹介予定。

翻訳担当者 平 千鶴

監修 泉谷昌志(消化器がん、がん生物学/東京大学医学部附属病院消化器内科)

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