大腸がん
リキッドバイオプシーが早期大腸がん発見に有望
2018年2月13日
「大腸がん検診は命を救うこともありますが、米国では現在の検診方法オプションが患者にとって簡便でなく少々面倒であるため、連邦政府が掲げる検診目標にはまだ到達していません。この研究はさらに調査が必要ですが、簡単で精度の高い血液検査によって検診率
特定の腸内細菌が大腸がんの増殖と関連する可能性
2017年12月15日
キャンサー・リサーチUK 特定の大腸がんの中にいる細菌が、身体の別の部位に転移した少数の腫瘍の中にもいることを最新の研究が示した。 その細菌は、マウスで大腸がん細胞の成長を助けていた。 この知見は、大腸がんの成長
テキサス州高齢大腸がん患者で外科治療ガイドライン遵守が改善
2017年12月4日
MDアンダーソンがんセンターの研究は、推奨治療を受ける際の障壁を明確にし、情報に基づく医師と患者の話し合いの必要性を強調する。 テキサス州における高齢大腸がん患者の外科治療ガイドラインの遵守が2001年以降著しく改善した一方、
大腸がん検診の受診率、従来の奨励方法で改善
2017年11月20日
案内書の郵送や検査キットの無償提供など、従来法での検診推進により、大腸内視鏡検査や自宅検便のいずれかによる大腸がん検診を受診し、適切なフォローアップを終了する人の数が増加する可能性があることが新しい臨床試験の結果で明らかになった。 &nbs
ESMO 2017、結腸がん補助化学療法の期間に関するディベート
2017年11月7日
~【抄録LBA21_PR】【抄録LBA22】【抄録LBA23】【抄録LBA24】【要約473O】訳は下部参照~ 大腸がん(結腸がん)の補助化学療法を6カ月月から3カ月に短縮するかどうかについての議論が、マドリッドのESMO 2
FDAがベバシズマブ-awwbをバイオシミラーとして初承認
2017年9月16日
抗がん剤ベバシズマブのバイオシミラーであるベバシズマブ-awwbは、特定の大腸がん、肺がん、脳腫瘍、腎臓がん、および子宮頸がんに対して承認された。 米国食品医薬品(FDA)は本日、様々ながんの治療薬として、ベバシズマブ(アバス
FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨
2017年8月19日
審査官らは、2つのバイオシミラー(バイオ後続品)とその参照製品との間に臨床的に有意な差がないと判断 2017年7月13日、米国食品医薬品局(FDA)抗腫瘍薬諮問委員会(ODAC)は、ベバシズマブ(アバスチン)とトラスツズマブ(ハーセプチン)
RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響
2017年8月7日
MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認
2017年8月4日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月31日、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、およびイリノテカンによる治療後に進行した、ミスマッチ修復機 能欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)を示す12歳以上の 転
短期の化学療法が大腸がん患者の最良の治療となり得る
2017年7月25日
一部の大腸がん患者にとって、術後の化学療法をより短期間にすることが望ましいかもしれないという結果が国際的な共同研究から得られた。 これは、米国、欧州、アジアで同時に実施された6つの第3相臨床試験を解析して得られた結果である。解
FDAがRAS遺伝子変異検出用Praxis Extended RASパネルを承認
2017年7月8日
2017年6月29日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移大腸がん(mCRC)患者の腫瘍検体中のRAS遺伝子に存在する特定の遺伝子変異を検出する次世代シーケンサー(NGS)を用いた検査法であるPraxis Extended RASパネル(Il
非ステロイド性抗炎症薬が大腸がんサバイバーの生存率向上
2017年7月5日
Journal of Clinical Oncology 誌で発表された知見は、NSAIDががんのサブタイプや薬物使用のタイミングに関して恩恵を与えることを示した。 長期の大腸がんサバイバーの間で、非ステロイド性抗炎症薬(NS
大腸がん再発リスクに応じて術後化学療法が個別化できる可能性
2017年6月13日
ASCOの見解 「この場合、少ない方がいいのです。化学療法が3カ月間長くなることで有害作用が生じます。いまや、結果を損なうことなく多くの大腸がん患者を不必要な副作用から解放できるのです。本試験は、既存の治療を患者によりよく作用させる改良方法
ビタミンD高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性
2017年6月6日
ダナファーバーがん研究所の研究者主導で行われた、ビタミンDでのがん治療に関する初めての多施設共同ランダム化盲検試験で、ビタミンDの高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性があることを示した。本試験は6月2日~6日にシカゴで開催される
健康的な生活習慣が大腸がん診断後の長期生存を改善
2017年5月31日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「良好な標準的がん治療は大腸がんによる死亡を大幅に低減させますが、この研究結果では、それに加えて患者が治療後にどのような食事をとり、どう生活するかで違いがでることを明確に示しています」と、ASCO会長の
ナッツ類摂取と大腸がんの長期生存が関連
2017年5月31日
ASCOの見解 「基本の健康的な食事が、がんの治療中には見落とされることがよくあります。本研究は、ナッツ類を食べるという単純なことが、患者の長期生存に影響を与える可能性があることを示しています」と、ASCO会長で米国内科学会名誉上級会員(F
FDAが特定の遺伝子特性を有するあらゆる固形がんにペムブロリズマブを承認
2017年5月26日
2017年5月23日、米国食品医薬品局(FDA)は、特定の遺伝学的特性(バイオマーカー)を有するがん患者に対する治療を迅速承認した。本承認は、腫瘍の身体での発生部位に特化した治療ではなく、共通のバイオマーカーに基づいたがんの治療であり、同局
若年層における大腸がん罹患率の増加
2017年5月14日
Philip Rosenberg医師とWilliam Anderson医師へのインタビュー 米国がん協会の研究グループが行った最近の研究によると、米国では50歳未満の若者の大腸がん罹患率が増加しているという。 こ
世界最大のASCO2017、患者・サバイバーケアの最前線に焦点
2017年5月8日
第53回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレスプログラムでは、免疫療法やプレシジョン医療から、がんサバイバーシップに至る分野で、がん予防およびケアの観点にまたがる研究の数々が注目されている。研究成果は、シカゴで6月2日〜6日に開催
HER2標的薬併用がHER2陽性大腸がん患者に有効
2017年4月27日
HER2標的治療剤トラスツズマブ(ハーセプチン)およびラパチニブ(タイケルブ)の併用で、多種類の抗がん剤前治療を受けたHER2陽性転移性大腸がん患者に臨床的有用性がみられたという、HERACLES 第2相臨床試験の最終結果が、2017年4月
アスピリンの常用が、がん死亡率の低下と関連
2017年4月16日
2017年4月1日~5日開催の米国がん学会(AACR)年次総会で発表されたデータによると、長期間にわたるアスピリンの常用が、異なる数種のがんによる死亡リスクの低下に関連していた。 「アスピリンが、がんの発症リスクを減少させるだ
英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表
2017年3月29日
リンチ症候群に対する追加検査の指針となる、免疫組織染色およびマイクロサテライト不安定性検査の実施に関する科学的根拠に基づく推奨 2017年2月、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、大腸がん患者におけるリンチ症候群に対する追
大腸がん予後バイオマーカーの有効性は、腫瘍部位に依存
2017年3月15日
専門家の見解 「大腸がんの腫瘍部位が患者の生存期間を予測するのに役立つことを示す先の研究を見てきたが、この研究は治療をさらに個別化するのに役立つ情報を追加しています」と、ASCO専門委員Lynn Schuchter医師(FASCO)は述べた
遺伝性大腸がんを特定する遺伝子検査の有用性
2017年3月10日
1000人以上の大腸がん患者を対象としたダナファーバーがんセンターの新たな研究の結果、全体で約10%という驚くべき割合の患者が、がん感受性を高める(がんを発症しやすくなる)と考えられる遺伝子変異を有することがわかった。大腸がん患者の治療およ