がん記事一覧
HER2過剰発現/増幅/変異、転移肺がんへのT-DM1
2017年7月7日
2017年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会臨床科学シンポジウムハイライト トピック:トランスレーショナルリサーチ/肺他の胸部腫瘍/抗がん剤およびバイオ製剤 6月4日に米国シカゴで開催された2017年ASCO年次総会の「古い標的と新たな薬
輸血を提供できないことが血液がん患者のホスピス利用を阻む
2017年7月7日
ホスピスにおける輸血提供は現在の医療費償還制度では通常適用されず、これが可能となれば、根治不能の血液がん患者に対する終末期ケアとしてホスピスを紹介できると医師らが考えていることが、新たな研究で明らかとなった。この研究結果は、白血病、リンパ腫
FDAが化学療法中の脱毛症に冷却キャップの適用拡大を承認
2017年7月6日
本日、米国食品医薬品局(FDA)は化学療法中の脱毛(脱毛症)の抑制を目的とする冷却キャップ(商品名:DigniCap Cooling System[ディグニキャップ])の適用対象拡大を承認した。DigniCap Cooling System
非ステロイド性抗炎症薬が大腸がんサバイバーの生存率向上
2017年7月5日
Journal of Clinical Oncology 誌で発表された知見は、NSAIDががんのサブタイプや薬物使用のタイミングに関して恩恵を与えることを示した。 長期の大腸がんサバイバーの間で、非ステロイド性抗炎症薬(NS
Savolitinibが一部の進行腎臓がん患者に有効な可能性
2017年7月5日
ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導した試験によると、予後不良な進行腎臓がん患者の一部が、がん増殖の原因である異常な遺伝子経路を標的とした試験薬により利益を得たという。 Savolitinib[サボリチニブ]という試験薬が
FDAが数種の白血病とリンパ腫の検出試薬の製造販売を承認
2017年7月5日
米国食品医薬品局は本日、ClearLLab試薬(T1、T2、B1、B2、M)の製造販売を承認した。ClearLLab試薬は、慢性白血病、急性白血病、非ホジキンリンパ腫、骨髄腫、骨髄異形成症候群(MDS)および骨髄増殖性腫瘍(MPN)など数種
PARP阻害剤が脳腫瘍などに有効
2017年7月4日
2つの個別の研究により、一種の脳腫瘍、および数種の他のがんでよく認められる遺伝子変異の機能に関する新たな見解が明らかになった。また、その過程で新たな治療戦略となり得る治療法がみつかった。 IDHと呼ばれる遺伝子に変異を有するが
乳がん検診リーフレット(英国NHS)
2017年7月3日
第1章 はじめに 英国では、女性の約8人に1人がその生涯で乳がんと診断されています。乳がんが早期で発見されれば、回復する見込みは十分にあります。 乳がん検診は、乳がんの早期発見を目的としています。検診では、小さすぎて見たり触れ
FDAがBRAF V600E変異陽性転移非小細胞肺がんにダブラフェニブ+トラメチニブを承認
2017年6月29日
2017年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが承認した検査で検出されたBRAF V600E遺伝子変異を有する転移非小細胞肺がん(NSCLC)患者へのダブラフェニブおよびトラメチニブ(商品名:TAFINLARおよびMEKINIS
化学療法治療が歩行とバランス感覚に悪影響を及ぼす
2017年6月29日
オハイオ州立大学総合がんセンターのArthur G. James Cancer Hospital and Richard J. Solove Research Institute (OSUCCC–James)の研究者らによっておこなわれた
CAR-T細胞療法で多発性骨髄腫が長期寛解
2017年6月27日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「まだ早い段階ですが、これらのデータはCAR-T (キメラ抗原受容体発現T細胞) 細胞療法が多発性骨髄腫に寛解をもたらすことを強く示すものです」と、ASCO専門家のMichael S. Sabel医師は述
FDAがヒアルロニダーゼを一部のリンパ腫および慢性リンパ性白血病に承認
2017年6月27日
2017年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、濾胞性リンパ腫(FL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、および慢性リンパ性白血病(CLL)の成人患者に対して、リツキシマブ+ヒトヒアルロニダーゼの併用(商品名:RITUXAN
2016年米国青少年タバコ調査に関するFDA長官の声明
2017年6月24日
2016年National Youth Tobacco Survey(米国青少年タバコ調査)における最新の数字は期待が持てるものであるが、全てのタバコ製品で長期間にわたりこの減少傾向が継続するよう尽力することは極めて重要である。  
ダコミチニブがEGFR陽性肺がんに有効な可能性
2017年6月23日
ASCOの見解 「EGFR標的療法が導入されてから15年近くたち、その時以来多数の患者の生存期間延長に役立っています。これらの治療薬の第二世代はより有効的ですが、より重い副作用を引きおこす可能性もあります。そのため、患者とその主治医はリスク
小児がんサバイバーの重篤な健康問題の発生率が着実に低下
2017年6月23日
ASCOの見解 「この数十年で、小児がんほど治療が劇的に進展した腫瘍学分野はほかにないでしょう。 治療やケアの進歩に伴い、小児がん患者は生存期間が延長したのみならず、がん治療の長期的な副作用の減少による恩恵を受けています。今回の研究結果は、
アビラテロン併用で前立腺がん患者の生存期間が延長
2017年6月23日
ASCOの見解 「本研究は、主に転移前立腺がん患者の標準ホルモン療法にアビラテロンを追加することを支持する有力なエビデンスを示すものであり、これにより、同条件下においてアビラテロンを標準治療として確立するエビデンスを一層強固なものにしていま
トラスツズマブ+ペルツズマブ、一部の女性で浸潤性乳がん発生率低下
2017年6月22日
ASCOの見解 「HER2分子標的治療薬の導入と治療の成功は乳がん治療の転換点となりました。本研究に参加した女性の一部でHER2標的治療薬1種類の単独投与よりも2種類を併用投与した場合でより高い効果が得られたことに期待がもたれますが、再発リ
免疫療法が、再燃した中皮腫に効果を示す可能性
2017年6月21日
ASCOの見解 「われわれは、より多種類のがんへの使用拡大に伴い、免疫療法の第2の波を目にしています。長い間、治療の選択肢があまりに少なかった中皮腫に対し、免疫療法が効果的な新しい治療法であることを本研究は示しています」と米国臨床腫瘍学会(
甲状腺微小がんへの介入を選択しない患者への支援が不足
2017年6月21日
微小で無症候の甲状腺がん、またはその疑いがあり、すぐに生検や治療を望まない患者は、医師、友人、家族などの非協力的な対応に直面する可能性がある、と新たな研究が示している。患者はこのような対応を受けることで、がんの進行や孤立感に対する不安を抱き
がんサバイバーが感じる再発への恐れに、新たな心理介入法が効果
2017年6月21日
ASCOの見解 「がんサバイバーの数はこれまでにないほど増えていますが、多くのサバイバーは治療終了後長時間経ってもがんが再発するのではないかと恐れています。この恐れを軽減するための介入が良好な結果を示し、患者により広く適応できる道を開くこと
ライトタバコの使用が肺腺がんの増加に関連
2017年6月20日
いわゆる「ライト」タバコも、喫煙者にとって健康上は何の利益もなく、むしろ肺の深部に発生する特定種類の肺がんの増加原因になっている可能性が、新たな研究で示された。 この新たな研究では、オハイオ州立大学総合がんセンター Arthu
新たな循環腫瘍DNA解析技術によるがんゲノムの探究
2017年6月20日
がん早期発見のための血液検査に向けた最初の一歩 ASCOの見解 「循環腫瘍DNA分析の用途の可能性について有望な報告が続いています。この方法が、がんの早期発見のための確立された技術となるにはまだ時間がかかりそうですが、この研究
アビラテロンは転移前立腺がんの進行を18カ月遅延、生存期間を延長
2017年6月20日
ASCOの見解 「進行性前立腺がんと診断された患者にとって、まず化学療法による治療、そして今度はアビラテロンと、治療はより効果的なアプローチへと発展しています」と、ASCO ExpertのSumanta Kumar Pal医師は述べた。「こ
1回放射線治療で脊髄圧迫症状は十分緩和される
2017年6月19日
ASCOの見解 「脊髄圧迫症とは、進行がん患者の多くが経験する衰弱状態のことです。これまで、患者は放射線治療を受けるために、何日も病院と自宅を往復せざるを得ないことがしばしばありました。この研究はケアの質を損なうことなく、患者ががんではなく