がん記事一覧
イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認
2017年8月24日
イピリムマブは、小児患者と成人患者で一貫した安全性プロファイルおよび同等の薬剤濃度を示した。 トピック:特定の状況におけるがん/メラノーマ(悪性黒色腫)および他の皮膚がん/がんの免疫および免疫療法 2017年7月
陽子線治療が英国内で可能に―患者にとってその意味とは?
2017年8月24日
放射線治療シリーズ全2回 第2回目 放射線治療に関する新ブログシリーズの第2回目では、陽子線治療のテーマを掘り下げ、この治療法のメカニズム、言われているほどの価値があるのか、そして英国における陽子線治療の最新動向についてお伝えします。 &n
がん患者の妊娠出産:妊よう性の支援とさまざまな選択肢
2017年8月24日
がん治療によっては子供を持つことが難しくなる場合があります。子供を持つ能力は妊よう性と呼ばれます。 生殖器を害する化学療法、放射線療法および外科手術は妊よう性に影響を及ぼす可能性があります。不妊症は以下の原因によって引き起こされることがあり
悪性骨腫瘍患者の治療におけるがん標的薬BMTP-11の可能性
2017年8月22日
BMTP-11が高リスク骨肉腫を標的とすることが前臨床試験で明らかに 悪性骨腫瘍の中でもっとも多い骨肉腫は治療困難であるが、この重大な疾患の新たな治療戦略として、骨転移を標的とするペプチド模倣薬(BMTP-11)が有望であることがテキサス大
FDAが卵巣がん維持療法にオラパリブ錠を承認
2017年8月22日
2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、プラチナベース化学療法に完全奏効または部分奏効となった再発性の上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんの成人患者に対する維持療法としてolaparib(オラパリブ)錠(商品名:Lynpar
FDAが再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病にinotuzumab ozogamicinを承認
2017年8月21日
2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)成人患者の治療にイノツズマブ オゾガマイシン[inotuzumab ozogamicin](商品名:BESPONSA)(Wyeth Ph
心停止後進行がん患者の生存率の低さ、終末期ケア意思決定の一助に
2017年8月20日
病院の新しいデータが進行がんのケアプランニングに役立つかもしれない。 ASCOの観点 「この研究は、医師は患者と終末期ケアについて早い段階の率直な話し合いをする必要がある、という事実を強固にしました。進行がん患者でも蘇生を
FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨
2017年8月19日
審査官らは、2つのバイオシミラー(バイオ後続品)とその参照製品との間に臨床的に有意な差がないと判断 2017年7月13日、米国食品医薬品局(FDA)抗腫瘍薬諮問委員会(ODAC)は、ベバシズマブ(アバスチン)とトラスツズマブ(ハーセプチン)
COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果
2017年8月12日
COX-2 阻害薬の追加投与により抗PD1免疫療法薬に対する反応性が改善するが、その理論的根拠が研究で得られた 前臨床研究においてタンパク質であるインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO1)を恒常的に発現する腫瘍はシ
がん治療の悪心・嘔吐管理に関するASCOガイドライン改定
2017年8月12日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)臨床診療ガイドラインが更新され、がん治療において悪心および嘔吐を予防する医薬品が新規に追加された。7月31日に発表された最新情報では、オランザピン、NK1受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの適正使用に関する新しいエ
FDAが慢性C型肝炎にMavyretを承認
2017年8月11日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、慢性C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子1型〜6型を有し、肝硬変(肝臓病)を認めないか、軽度の肝硬変を認める成人の治療薬として、Mavyret(商品名:成分はglecaprevirおよびpibrentasvir
FDAが特定の予後不良の急性骨髄性白血病に初めてVyxeosを承認
2017年8月11日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、2種類の成人急性骨髄性白血病(AML)の治療にVyxeos(商品名)を承認した。対象となるのは新たに診断された治療関連AML(t-AML)または骨髄異形成に関連した変化を有するAML(AML-MRC)である
小児/若年での第2の原発がん発症後の生存は、成人に比べて著しく不良
2017年8月9日
第2の原発がんを発症した場合、40歳未満の患者は40歳以上の成人より生存率が低い あらゆる年齢層のがん患者100万人以上について解析した結果、二次性原発悪性腫瘍(primary malignant neoplasm:SPM)(
BRCA1、BRCA2遺伝子変異の発がんリスクを確認
2017年8月9日
国際的研究者チームは、遺伝的にBRCA変異を有する女性の、乳がんならびに卵巣がんの発症リスクに関する初めての大規模前向き研究の結果を発表した。 BRCA1およびBRCA2遺伝子は、細胞が損傷したDNAを修復する際に重要なタンパ
タバコ関連の疾病及び死亡対策の転換へ、FDAが包括的規制案を発表
2017年8月8日
タバコに含まれるニコチンを中毒性のないレベルに下げることで、タバコ規制の将来予測を高めることを目指す 米国食品医薬品局(FDA)は本日、タバコとニコチンの規制に関する新たな包括的計画を発表した。これは、子供たちをさらに十分に保護し、タバコ関
FDAが再発性または治療抵抗性の急性骨髄性白血病にenasidenibを承認
2017年8月9日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、新規分子標的薬enasidenib(商品名:Idhifa)を、特定の遺伝子変異をもつ再発または治療抵抗性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者を対象とする治療薬として承認した。この薬剤の承認はコンパニオン診
BRCA変異陽性で卵巣がん既往女性への乳房切除術は効果が薄い
2017年8月8日
予防手術は生存への有益性が少なく高コストと研究で判明 BRCA遺伝子の変異は、乳がんおよび卵巣がんの生涯の発症リスクの上昇と呼応しており、この遺伝子変異を有する女性の多くが予防措置として乳房切除術または卵巣および卵管の摘出を検討する。 &n
RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響
2017年8月7日
MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが慢性移植片対宿主病にイブルチニブを承認
2017年8月7日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年8月2日、1種類以上の治療で効果がみられなかった慢性移植片対宿主病(cGVHD)の成人患者の治療薬として、イブルチニブ(商品名:イムブルビカ)の適応を拡大した。cGVHDの治療薬としては、本剤が初めての
サバイバー全体で受動喫煙は減少するも、特定集団ではいまだ高い傾向
2017年8月5日
喫煙に関連のあるがんサバイバーと社会経済的に不利な状況にあるサバイバーは、受動喫煙率が高い傾向 1999/2000年から2011/ 2012年の期間において、非喫煙成人がんサバイバーの受動喫煙が39.6%から15.7%に低下し
FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認
2017年8月4日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月31日、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、およびイリノテカンによる治療後に進行した、ミスマッチ修復機 能欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)を示す12歳以上の 転
HERA試験後10年:HER2陽性早期乳がんの術後療法の現在
2017年8月3日
HER2陽性乳がんは、すべての浸潤性乳がんの約20%を占める。1980年代後半にこの受容体が同定されたことにより、乳がんの治療が劇的に進歩し、HER2増幅/過剰発現患者の予後が著しく改善された。 乳がんでは、HER2はHER2標的治療による
遺伝性の遺伝子変異で発生するがんの割合は増える可能性
2017年8月2日
この記事は、サイエンス・サージャリーシリーズ3回のうちの3番目の記事です。 ビクトリアの質問:「遺伝性の遺伝子異常により発生するがんは、現在考えられているよりも多いのでしょうか」。 この真相を探るため、遺伝学とがんリスクの専門
若年急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者への強力な移植前処置が最善
2017年8月2日
今回の大規模第3相臨床試験の結果は同種幹細胞移植を受ける予定の若年急性骨髄性白血病(AML)患者または骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては、強力な前処置を使用することが望ましいことを示唆している。 本試験において、大量化学