がん記事一覧

ニボルマブ、再発頭頸部がんにおいて治療増悪後の継続投与でも効果の画像

ニボルマブ、再発頭頸部がんにおいて治療増悪後の継続投与でも効果

CheckMate141試験の最新データにより、治療増悪後のニボルマブ継続投与による腫瘍縮小効果が明らかに   再発/転移性の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者において、プラチナベース化学療法後6カ月以内に再発をきたし、ニボルマ
Rocapuldencel-Tは、転移性腎細胞がんに有望な可能性の画像

Rocapuldencel-Tは、転移性腎細胞がんに有望な可能性

新たな個別化免疫療法薬rocapuldencel-Tの転移性腎細胞がんに対する長期的有用性が検証中 新たに診断された転移性腎細胞がん(mRCC)に対してrocapuldencel-T(ロカプルデンセル-T)+標準治療と、標準治療単独とを比較
テキサス州高齢大腸がん患者で外科治療ガイドライン遵守が改善の画像

テキサス州高齢大腸がん患者で外科治療ガイドライン遵守が改善

MDアンダーソンがんセンターの研究は、推奨治療を受ける際の障壁を明確にし、情報に基づく医師と患者の話し合いの必要性を強調する。   テキサス州における高齢大腸がん患者の外科治療ガイドラインの遵守が2001年以降著しく改善した一方、
ダサチニブが慢性骨髄性白血病小児患者にFDA承認の画像

ダサチニブが慢性骨髄性白血病小児患者にFDA承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年11月9日、慢性期のフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)慢性骨髄性白血病(CML)小児患者の治療薬として、ダサチニブ(スプリセル、Bristol-Myers Squibb Co.社 )を通常承認した。
転移乳がんプロジェクト、ゲノム・臨床・症例報告データをウェブで公開の画像

転移乳がんプロジェクト、ゲノム・臨床・症例報告データをウェブで公開

Metastatic Breast Cancer (MBC) Project(転移性乳がんプロジェクト)は、クラウドソーシング、ソーシャルメディアを積極的に活用し、転移性乳がんの女性および男性に、研究協力を直接呼びかける取り組みである。本プ
CAR-T細胞療法による急性毒性の評価、等級付け、および管理法の画像

CAR-T細胞療法による急性毒性の評価、等級付け、および管理法

CAR-T細胞療法関連毒性(CAR T cell-therapy-associated TOXicity:CARTOX)ワーキンググループによる推奨   キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法は難治性悪性腫瘍の治療として有望なアプロ
卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性の画像

卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性

卵巣がんに対して特異的な循環マイクロRNAを測定する非侵襲的診断ツールの開発 ダナファーバーがん研究所とブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究チームは、人工知能を活用して卵巣がんを早期の段階で確実に検出する新たな手法の開発に取り組んでいる
転移性乳がん治療抵抗性の進化を追跡するー腫瘍内不均一性の画像

転移性乳がん治療抵抗性の進化を追跡するー腫瘍内不均一性

新たな研究により、いずれの治療も奏効しなくなった転移性乳がん女性患者の治療について新たな知見がもたらされた。   治療抵抗性の腫瘍細胞には共通した重要な性質があり、その性質の脆弱さを標的とする新たな治療の可能性が研究により示唆され
一般紙では肯定的結果の臨床試験は2倍多く取り上げられるの画像

一般紙では肯定的結果の臨床試験は2倍多く取り上げられる

肯定的な結果が出たランダム化比較試験は、否定的な結果が出た試験に比べ一般紙で取り上げられる可能性が約2倍であるとの研究結果が、マドリードで開催された2017年欧州臨床腫瘍学会(ESMO2017)のPublic Health and Heal
アルコール摂取が発がんリスク上昇と関連の画像

アルコール摂取が発がんリスク上昇と関連

アルコール摂取は、量の多少に関わらず、乳がん、大腸がん、食道がん、頭頸部がんなど複数の発がんリスク上昇に関連することが、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が収集したエビデンスから明らかになった。アルコールをがんの明らかなリスク要因と特定した本日発
免疫療法薬の併用はタイミングと順序が重要の画像

免疫療法薬の併用はタイミングと順序が重要

がんマウスでのある新しい研究において、免疫療法薬2剤の併用治療は、投与のタイミングと順序が治療の有効性と安全性に極めて重要であることが示唆された。   本研究の責任者らは、マウスの治療で異なる2剤の免疫療法薬を同時に投与しても、1
食道癌手術の画像

食道癌手術

MDアンダーソン OncoLog 2017年10月号(Volume 62 / Issue 10)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
FDAが前立腺がんに低用量カバジタキセルを承認の画像

FDAが前立腺がんに低用量カバジタキセルを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年9月14日、ドセタキセルを含むレジメンを用いた治療歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がん患者の治療に、低用量のカバジタキセル(商品名:JEVTANA[ジェブタナ]、Sanofi-Aventis社、20mg
EGFRエクソン20挿入変異を有する肺がんにPoziotinibが高い奏効率の画像

EGFRエクソン20挿入変異を有する肺がんにPoziotinibが高い奏効率

MDアンダーソンがんセンタームーンショット計画により、EGFRエクソン20挿入変異を攻撃できるpoziotinib(ポジオチニブ)が発見される   テキサス大学MDアンダーソンがんセンターでのムーンショット計画により再復活した分子
卵巣がんの起源部位は卵管であることが示唆されるの画像

卵巣がんの起源部位は卵管であることが示唆される

小規模研究が概念の証明とより幅広い研究への支持を示す 一部の研究者らはこれまで、最も一般的な型の卵巣がんは、卵巣を子宮とつないでいる細い繊維性の管 である卵管に由来する可能性があると考えてきた。今回、9人の女性を対象とした研究結果により、多
がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加の画像

がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加

シームレス試験の増加はFDAの承認を受けているがん治療薬数の増加に比例している   シームレス・アプローチを取り入れたがんの早期臨床試験は、第1、2、および3相による計画で定義した従来の臨床試験アプローチと異なる。その数は増加し続
大腸がん検診の受診率、従来の奨励方法で改善の画像

大腸がん検診の受診率、従来の奨励方法で改善

案内書の郵送や検査キットの無償提供など、従来法での検診推進により、大腸内視鏡検査や自宅検便のいずれかによる大腸がん検診を受診し、適切なフォローアップを終了する人の数が増加する可能性があることが新しい臨床試験の結果で明らかになった。 &nbs
FDAが腎細胞がんの術後化学療法にスニチニブを承認の画像

FDAが腎細胞がんの術後化学療法にスニチニブを承認

2017年11月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、腎摘除後の再発リスクが高い腎細胞がん(RCC)成人患者の術後化学療法にスニチニブ(商品名:スーテント)(Pfizer Inc.社)を承認した。 本承認は、多施設共同国際二重盲検プラセボ対
ニボルマブとISA101ワクチン併用療法が中咽頭がんに有効の画像

ニボルマブとISA101ワクチン併用療法が中咽頭がんに有効

チェックポイント阻害剤ニボルマブ、およびヒトパピローマウイルス16(HPV16)に対する合成ロングペプチドワクチンISA 101の併用治療は、ニボルマブ単剤治療による過去のデータと比較して難治性中咽頭がん患者の奏効を改善したという知見が、ス
乳房再建術の進歩の画像

乳房再建術の進歩

MDアンダーソン OncoLog 2017年10月号(Volume 62 / Issue 10)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
ドリームチームによる膵臓がん初期段階での発見・治療の取り組みの画像

ドリームチームによる膵臓がん初期段階での発見・治療の取り組み

「Stand Up to Cancer」資金提供によるMDアンダーソン研究者主導の共同研究 膵臓がんは、体に深く根付き大きくなった状態で発見されるため、治療が最も困難ながんの1つである。  「Stand Up to Cancer」(*米国、
早期子宮体がんの骨盤照射は腟円蓋密封小線源+化学療法より有効の画像

早期子宮体がんの骨盤照射は腟円蓋密封小線源+化学療法より有効

GOG第III相試験結果 高リスク早期子宮体がん女性では、腟円蓋密封小線源+化学療法の併用療法(VCB/C)は骨盤照射(PXRT)に比べ優位でないことが2017年ASTRO年次集会(9月24-27日、米国サンディエゴ)の本会議で婦人科腫瘍学
ヨガが肺がん患者とその介護者に有効な支持療法となる可能性の画像

ヨガが肺がん患者とその介護者に有効な支持療法となる可能性

専門委員の見解 「ヨガを実践することでさまざまな効果が得られることは、以前から知られていました。本研究の知見が、進行がん患者とその介護者がヨガを実践するきっかけとなれば理想的です」と、本日のプレスキャストの司会を務める米国臨床腫瘍学会(AS
乳がん化学療法後に起こりうる長期神経障害の画像

乳がん化学療法後に起こりうる長期神経障害

ある大規模な臨床試験の追跡調査データによると、タキサンベースの化学療法で乳がんを治療する女性の多くが長期の末梢神経障害を経験している。   この試験の参加者のうち40%超が、治療開始から2年後に手足のしびれ感や刺すような痛みが続い