がん記事一覧

併用療法により遺伝性がん症候群患者の大腸ポリープ数が減少の画像

併用療法により遺伝性がん症候群患者の大腸ポリープ数が減少

予防的臨床試験の新たな分析結果から、大腸がん発症の遺伝的リスクが非常に高い患者で、2剤併用療法により前がん病変である大腸ポリープの数が大幅に減少したことが明らかになった。   この臨床試験では、遺伝性疾患である家族性大腸腺腫症(F
FDAがBRAF変異甲状腺がんにダブラフェニブとトラメチニブの併用を承認の画像

FDAがBRAF変異甲状腺がんにダブラフェニブとトラメチニブの併用を承認

2018年5月4日、米国食品医薬品局(FDA)は、BRAF V600E変異を有し、十分な局所領域治療の選択肢がない局所進行性または転移性甲状腺未分化がん(ATC)患者の治療でのダブラフェニブ(商品名:タフィンラー、ノバルティスファーマ社)と
トラスツズマブ併用で子宮漿液性がんの生存期間が延長の画像

トラスツズマブ併用で子宮漿液性がんの生存期間が延長

ジョンズホプキンス大学   2018年4月10日   標準化学療法レジメンにトラスツズマブを追加することで、まれなタイプの子宮がん女性の生存期間が延長する。   今回の臨床第2相試験で、HER2/neu変異が子
ニボルマブ+イピリムマブ、肺がんCheckMate-227試験で無増悪生存期間を達成の画像

ニボルマブ+イピリムマブ、肺がんCheckMate-227試験で無増悪生存期間を達成

一次治療としてのニボルマブ+イピリムマブ併用療法が、高腫瘍遺伝子変異量を有する進行非小細胞肺がん患者の無増悪生存期間(PFS)を改善 米国がん学会(AACR) 進行非小細胞肺がん(NSCLC)と新規診断され、高腫瘍遺伝子変異量(TMB、10
青少年の電子タバコ使用禁止の取締り、および青少年喫煙防止計画に関するFDA声明の画像

青少年の電子タバコ使用禁止の取締り、および青少年喫煙防止計画に関するFDA声明

青少年によるJUUL(サイト注*米国で販売されている水蒸気を吸引する電子タバコ)およびその他電子タバコの使用や入手を禁止するための新たな取締り活動、および青少年喫煙防止計画に関するFDA長官Dr. Scott Gottlieb氏の声明 米国
米国国立衛生研究所が33種のがんの徹底したゲノム解析を完了の画像

米国国立衛生研究所が33種のがんの徹底したゲノム解析を完了

NCI(米国国立がん研究所)ニュースリリース 米国国立衛生研究所(NIH)による助成を受けた研究者らは、「PanCancer Atlas(汎がんアトラス)」という詳細なゲノム解析を完了させた。PanCancer Atlasは、33種類のがん
がん治療により高まる心機能障害リスクの画像

がん治療により高まる心機能障害リスク

米国国立がん研究所(NCI)がん研究ブログ 現在、多くのがん患者はがんと診断された後も長期間生存します。これは、新たな治療薬や治療戦略の賜物ですが、一方で、治療により心機能障害が生じ、高血圧、不整脈、心不全などの心血管障害に至ることもありま
発症頻度の最も高いリンパ腫の分子分類を改訂の画像

発症頻度の最も高いリンパ腫の分子分類を改訂

NCI(米国国立がん研究所)プレスリリース 新たな研究で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の遺伝子サブタイプが同定され、このリンパ腫の患者のなかに治療への反応を示す者と示さない者がいる理由の解明が進みそうだ。米国国立衛生研究所(
ペムブロリズマブと化学療法の併用が転移性NSCLC患者の生存期間を延長の画像

ペムブロリズマブと化学療法の併用が転移性NSCLC患者の生存期間を延長

転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)と新たに診断された患者において、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)と化学療法の併用療法を受けた患者では、化学療法のみを受けた患者と比較して全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)が有意に延長
FDAがEGFR陽性非小細胞肺がんの一次治療にオシメルチニブを承認の画像

FDAがEGFR陽性非小細胞肺がんの一次治療にオシメルチニブを承認

2018年4月18日、FDAは上皮成長因子受容体(EGFR)変異陽性でFDA認証の検査によってエクソン19欠失またはエクソン21 L858R変異が認められる転移性非小細胞肺がん(NSCLC)に対する第一選択治療薬としてオシメルチニブ(商品名
FDAが微小残存病変を有する前駆B細胞ALLにブリナツモマブを適応拡大の画像

FDAが微小残存病変を有する前駆B細胞ALLにブリナツモマブを適応拡大

米国食品医薬品局(FDA)は、寛解したがなおも微小残存病変(MRD)を有する前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)成人患者および小児患者の治療を対象としてblinatumomab[ブリナツモマブ](商品名:Blincyto)を迅速承認した。
ダーモスコピーによるメラノーマの早期発見の画像

ダーモスコピーによるメラノーマの早期発見

MDアンダーソン OncoLog 2018年4月号(Volume 63, Issue 4)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL M
C型肝炎ウイルスは頭頸部がんと関連するの画像

C型肝炎ウイルスは頭頸部がんと関連する

MDアンダーソン OncoLog 2018年3月号(Volume 63 / Issue 3)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが進行腎細胞がんにニボルマブ+イピリムマブ併用療法を承認の画像

FDAが進行腎細胞がんにニボルマブ+イピリムマブ併用療法を承認

FDA(米国食品医薬品局)ニュース 2018年4月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、未治療であり予後が中等度または不良の進行腎細胞がん(RCC)の治療薬としてニボルマブ(商品名:オプジーボ)とイピリムマブ(商品名:ヤーボイ)(ブリストル
軟髄膜転移を有するEGFR+肺がんにTKI二次治療が有益の画像

軟髄膜転移を有するEGFR+肺がんにTKI二次治療が有益

軟髄膜転移およびEGFR変異を有する患者は、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による二次治療の恩恵を受ける 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) エルロチニブ(商品名:タルセバ)または高用量のエルロチニブは、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による治療
大腸がん術後に化学療法3カ月の新たな標準治療が確立の画像

大腸がん術後に化学療法3カ月の新たな標準治療が確立

ダナファーバーがん研究所 画期的なグローバル共同臨床試験の結果により、一部のステージ3の大腸がん患者の術後補助化学療法の回数を半分に減らすことが可能となり、コスト、治療期間、化学療法の毒性の長期的影響を大幅に削減できることが初めて明らかとな
リンチ症候群検出率を上げる先進ゲノム検査の画像

リンチ症候群検出率を上げる先進ゲノム検査

単回先進ゲノム検査が、従来型の複数回検査法よりも大腸がん患者のリンチ症候群の検出において効果的である。この臨床データは、オハイオ州立大学総合がんセンターのArthur G. James Center Hospital and Solove
トリネガ乳がんにおける5種類の分子サブタイプの解明の画像

トリネガ乳がんにおける5種類の分子サブタイプの解明

マルチオミクス総合解析により、いくつかの標的候補を同定 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) ベルギー、ブリュッセルにあるInstitut Jules BordetのChristos Sotiriou医師の研究グループは、トリプルネガティブ乳がん(
FDAが再発卵巣がん維持療法薬としてルカパリブを承認の画像

FDAが再発卵巣がん維持療法薬としてルカパリブを承認

2018年4月6日、米国食品医薬品局(FDA)は、白金製剤ベースの化学療法に完全奏効または部分奏効する再発上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの維持療法薬としてポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(poly ADP-ribose
一部のがん患者で心不全リスクが高まるの画像

一部のがん患者で心不全リスクが高まる

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 乳がんやリンパ腫の治療を受けた人は、がんに罹患していない人に比べてうっ血性心不全の発症リスクが高まるという新たな研究結果が示された。   研究者らは、乳がんやリンパ腫と診断され
白血病の毒素治療に対する抵抗性を予防する薬の画像

白血病の毒素治療に対する抵抗性を予防する薬

以前の臨床試験において、細菌毒素成分を含有するがん治療薬が、小児で最も多いがんであるB細胞性急性リンパ性白血病(ALL)の治療に有望であることが示唆されていた。しかし、米国国立がん研究所(NCI)で開発されたこの薬は、すぐに効かなくなるとい
免疫チェックポイント阻害薬レジメンによる内分泌異常の発生率比較の画像

免疫チェックポイント阻害薬レジメンによる内分泌異常の発生率比較

系統的レビューとメタ解析によって内分泌機能異常のさらに正確な発生率が明らかに 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けた患者7,551人を対象としたランダム化臨床試験38件のメタ解析から、イピリムマブ 単剤と
免疫療法薬+PARP阻害剤併用で卵巣がんの寛解率が上昇の画像

免疫療法薬+PARP阻害剤併用で卵巣がんの寛解率が上昇

ダナファーバーがん研究所 治療困難な卵巣がんを有する女性において、免疫療法剤とDNA修復阻害剤の併用は、いずれかの薬剤単独よりも有意に有効な可能性があるとダナファーバーがん研究所の研究者らが主導した第1/2相臨床試験で示された。この結果は、
BRCA1、BRCA2遺伝子:がんリスクと遺伝子検査の画像

BRCA1、BRCA2遺伝子:がんリスクと遺伝子検査

米国国立がん研究所(NCI) ファクトシート   ■ BRCA1、BRCA2とは何ですか? BRCA1、BRCA2とはがん抑制タンパク質を生成する遺伝子です。この遺伝子が産生するタンパク質には傷ついたDNAを修復する働きがあり、細