がん記事一覧
固形腫瘍の化学療法後にまれな血液腫瘍の発症リスクが上昇
2019年2月20日
NCIプレスリリース 2000~2014年の間に化学療法を受けたほぼ全種の固形腫瘍患者は、治療関連骨髄異形成症候群/急性骨髄性白血病(tMDS/AML)を発症するリスクが上昇した、と米国国立がん研究所(NCI)の研究者らは新研究の知見で示し
BRCA変異のデータリソース ‘BRCA Exchange’により、がんリスク解明の推進へ
2019年2月21日
NCIプレスリリース BRCA1遺伝子およびBRCA2遺伝子における数千もの遺伝的変異に関する世界規模のデータリソースが一般に公開されている。この‘BRCA Exchange’は、BRCA1およびBRCA2のデータ共有を強化する目的で、Gl
がん疼痛管理―治療法向上の展望は?
2019年2月19日
疼痛は、がんの治療を受けている患者や長期生存者の間でよくみられ、非常に恐れられる症状である。疾患そのもの、治療、あるいはこの2つの組み合わせによって、がんの疼痛は引き起こされることがある。短期間の場合もあれば、慢性的な場合もあり、患者によっ
FDAがBRCA変異卵巣がんの一次治療薬にオラパリブを承認
2019年1月9日
2018年12月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、有害または有害な可能性のある生殖細胞系列BRCA変異(gBRCAm)や体細胞BRCA変異(sBRCAm)を有する進行した上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんの成人患者で、初回治療のプ
ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤーは希少がん治療における進歩
2019年2月18日
ASCOは医療の進歩に関する報告書にて、がんコミュニティ向けに最優先研究課題を初めて発表し、政府資金の影響を強調した。 ここ1年の主要な研究の進歩によって、希少で、治療が難しいがん患者に対して新しい治療の選択肢がもたらされた。これらの功績を
肥満とがんの研究結果について、ASCO会長の声明
2019年2月16日
肥満とがんの新たな知見について、米国臨床腫瘍学会(ASCO)会長Monica M. Bertagnolli医師(ACS、FASCO)による声明 「肥満に関係するがんの発生率は若年成人で特に急激に上昇していますが、本調査結果を警鐘として、年齢
膠芽腫の研究で脳腫瘍の性差が明らかに
2019年2月15日
男性では女性よりも膠芽腫と呼ばれる悪性度の高い脳腫瘍が発生する可能性が高いことは、研究者の間では数十年間にわたって定説となっている。女性が男性よりもこの疾患の標準治療に対する反応が良好な傾向にあるというエビデンスもある。 これらの性差の原因
非ステロイド性抗炎症薬で頭頸部がんの生存率が改善
2019年2月14日
一部のがん細胞株が非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)に対してより高い感受性を有することを発見 アスピリンやイブプロフェンなど、一般的な薬剤の常用によって、頭頸部がん患者の生存率が3倍以上有意に改善されることが、カリフォルニア大学サンフラン
オララツマブ、軟部肉腫で生存の延長示されず、新規投与を中止
2019年2月12日
EUで現在治療中の患者は1,000人程と推計 欧州医薬品庁(EMA)は2019年1月23日にプレスリリース発表によると、オララツマブ[olaratumab](商品名:Lartruvo)+ドキソルビシン併用は、軟部肉腫患者の寿命を延長するのに
胃酸分泌抑制薬(PPI)はメラノーマに対するニボ+イピ療法に悪影響
2019年2月12日
イピリムマブ単剤療法に関しては、プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療効果減少は確認されていない 併存疾患に対してプロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用しているメラノーマ(悪性黒色腫)患者は、服用していない患者と比べて、ニボルマブ+イピリム
頭皮冷却は化学療法による脱毛を防げるか
2019年2月11日
Prema P. Peethambaram医師は、ミネソタ州ロチェスターにあるメイヨークリニックの腫瘍内科医であり腫瘍学准教授です。女性のがん治療と心のこもったがん治療の提供に熱心に取り組んでいます。 Charles L. Loprinzi
免疫療法薬が胞巣状軟部肉腫に有効
2019年2月7日
免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる、ある種の免疫療法が希少がんである進行胞巣状軟部肉腫(ASPS)の患者に有用である可能性が、小規模な臨床試験結果で示された。 これまでにASPS患者を対象に試験した治療法で効果が見られたものはほとんどない
免疫チェックポイントVISTAが膵臓がんの治療抵抗性に関与
2019年2月2日
膵臓がんとメラノーマの比較で間質の重要性が浮彫に MDアンダーソンニュースリリース2019年1月11日 研究者らは、膵臓がん免疫療法における新たな標的候補を特定した。膵臓がんはこれまで、他のがんに有効な免疫チェックポイント阻害薬が効きにくい
消化器がんシンポジウム2019ー消化器がん注目の研究5選
2019年1月31日
肝臓がん、食道がん、大腸がんおよび結腸がんの治療と管理に関する新たなアプローチについて5つの重要な研究が、ASCO消化器がんシンポジウム2019(2019年1月17-19日、カリフォルニア州サンフランシスコ、モスコーン・ウェストビル)で発表
侵襲的肺がん検診の合併症発生率とコストは予想以上に高い
2019年1月30日
肺がんCT検診を検討している患者とリスクを共有することの重要性が研究により明確に 肺の異常に対する侵襲的診断後の合併症発生率は、地域医療の場面では肺がん検診試験での報告の2倍であった。また、検診を受けたのちに発生する関連コストは平均で$6,
小細胞肺がん二次治療、ニボルマブの効果は標準化学療法と同等
2019年1月28日
進行小細胞肺がん患者に対する化学療法と免疫療法では、奏効率および生存率は同等 一次治療後に再発した転移を有する小細胞肺がん(SCLC)患者において、抗PD1抗体治療薬であるニボルマブは、標準化学療法と比べて奏効率や生存率を改善しなかった。こ
乳がんライフスタイル介入、減量した人では無病生存率が上昇
2019年1月25日
サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2018 健康的な習慣にかかわる生活様式への介入プログラムに参加した早期乳がんのサバイバーのうち、介入プログラムを完了し、体重が減少した人は無病生存率が高くなったという結果が、12月4~8日に開
FDAが肝細胞がんにカボザンチニブを承認
2019年1月24日
2019年1月14日、米国食品医薬品局(FDA)は、ソラフェニブによる治療歴を有する肝細胞がん(HCC)患者に対してcabozantinib[カボザンチニブ](商品名:CABOMETYX、Exelixis, Inc.社)を承認した。 承認の
ビタミンDサプリメントは、がんの発生率を低下させない
2019年1月23日
がん予防に対するビタミンDの効果を検討したこれまでで最大規模のランダム化臨床試験において、サプリメントはがんの発生リスクを低下させなかった。 これまでの疫学研究の多くは、ビタミンDの血中濃度が高い患者はがんのリスクが低いことを示唆していたと
がんの分子標的薬
2019年1月22日
がんの分子標的薬とは何ですか? がんの分子標的薬の標的をどのように特定しますか? 分子標的薬はどのようにして開発されますか? どのような種類のがんの分子標的薬を受けられますか? 分子標的薬の対象患者をどのように決定しますか? がんの分子標的
手術法による若年乳がんサバイバーのQOLへの影響
2019年1月22日
サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2018 乳房切除術を受けた若年乳がん患者は、乳房温存手術を受けた患者と比べて乳房への満足度が低く、心理社会的および性的な幸福度が芳しくないことが、12月4日から8日まで開催された2018年サン
がんに対するバイオ医薬品
2019年1月21日
バイオ医薬品とは何でしょうか? 免疫系とは何でしょうか? 免疫系はがんを攻撃できますか? どのような種類のバイオ医薬品ががん治療に使用されますか? バイオ医薬品の副作用にはどのようなものがありますか? がん免疫療法に関する現行の研究はどのよ
術後化学療法カペシタビンは早期トリネガ乳がんに奏効せず
2019年1月19日
サブグループ解析では、非基底細胞様乳がんを有する患者がこの治療法により便益 を受ける可能性があることが示唆された 第3相ランダム化比較試験 であるGEICAM/CIBOMA臨床試験のデータによると、早期トリプルネガティブ乳がん患者に対して手
転移乳がんの治療選択に血中循環腫瘍細胞(CTC)測定が役立つ可能性
2019年1月18日
サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2018 エストロゲン受容体陽性(ER+)、HER2陰性(HER2-)転移乳がんの一次治療としてホルモン療法か化学療法を選択する際、血中循環腫瘍細胞(CTC)数が参考になるかもしれない。このST