がん記事一覧
末梢血幹細胞移植のドナーになる
2019年7月16日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 骨髄移植や末梢血幹細胞移植のドナーになろうと考えたことはありますか
FDAが自家幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫にダラツムマブを承認
2019年7月16日
2019年6月27日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家幹細胞移植非適応の新規診断多発性骨髄腫患者に対して、ダラツムマブ(販売名:DARZALEX、Janssen Biotech,Inc.社)とレナリドミド+デキサメタゾンの併用を承認した。
乳がん、肺がん、メラノーマの高齢サバイバーでは脳転移リスクが持続
2019年7月11日
高齢の乳がん、肺がんおよび黒色腫(メラノーマ)サバイバーはその後の人生で脳転移リスクに直面し、原発性がん治療から数年間は監視を必要とする可能性があるとの研究結果が、米国がん学会(AACR)のCancer Epidemiology, Biom
フレッドハッチンソンがん研究センターによるASCO2019発表
2019年7月5日
フレッドハッチンソンがん研究センターの免疫療法、がん関連ウイルスの予防、医療格差などに関する最新の知見が、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で紹介される。会議は「あらゆる患者の治療、あらゆる患者からの学び」というテーマで、5月31日~6
遺伝子とタンパク質の研究で大腸がんに新たな光
2019年7月4日
大腸がんの遺伝子研究とタンパク質研究を合わせた知見により、新しい治療戦略を導く可能性がある新たな大腸がんの特徴を発見した。 遺伝子研究とタンパク質研究を統合した研究はプロテオゲノミクスと呼ばれ、遺伝子のみの研究では得られないことを生物学的
早期肺がんにおいて術前のチェックポイント阻害薬併用は有効
2019年7月2日
ニボルマブ+イピリムマブの併用による術前補助療法、すなわち手術前の治療を受けた早期切除可能非小細胞肺がん患者における病理学的著効(major pathologic response:MPR)率は33%であった。これらの患者では、手術時点での
FDAが頭頸部扁平上皮がんの一次治療にペムブロリズマブを承認
2019年7月1日
2019年6月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移または切除不能の再発頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者の一次治療にペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck & Co. Inc.社)を承認した。 ペムブロリズマブは
ダナファーバー、米国臨床腫瘍学会(ASCO2019)にて70件超の研究知見を発表
2019年6月28日
• これらの試験は60を超えるダナファーバーがん研究所の研究チームの業績を代表するものである • 研究者3人は、学会最高の名誉であるASCO特別賞の受賞者である ダナファーバーがん研究所の研究者らは、シカゴで5月31日~6月4日に開催される
臨床的リスクと再発スコアによる乳がん術後化学療法の検討ーTAILORx最新データ
2019年6月27日
事前に定めていたTAILORx副次的解析の結果が、最新情報として追加される。本日、New England Journal of Medicine誌に掲載。 50歳以下または閉経前の女性における乳がん再発予防のための術後化学療法に関する最新情
米医療費負担適正化法(ACA)により、卵巣がんの診断・治療が迅速化
2019年6月26日
ASCOの見解 「あらゆる種類のがん、特に卵巣がんにおいて早期発見と迅速な治療は重要です。この研究は、健康保険が利用できることが重要であり、ケアを受ける機会格差の是正にも役立ち、最終的には卵巣がん患者に対する長期的な転帰を改善することを裏づ
PD-L1とTGF-βを標的とするbintrafusp alfaはHPV関連がんに有効
2019年5月15日
最近の国際学会で報告された第1相試験の結果によれば、開発中の免疫治療薬は進行性ヒトパピローマウイルス(HPV)関連がん患者の腫瘍を縮小させた。 試験中の薬剤である、bintrafusp alfa[ビントラフスアルファ](M7824とも呼ばれ
転移性前立腺がんに対するオラパリブーDNA修復機構を標的
2019年6月25日
乳がん、卵巣がん以外の治療においてPARP阻害剤の有用性を確認 (以下、前立腺がん関連部分のみ抜粋) 第2相TOPARP-B試験 英国がん研究所、Royal Marsden(ともに英国ロンドン)、および現在はVall d’Hebronがん研
医薬品開発支援にリアルワールドエビデンスの利用を促す新戦略-FDA局長声明
2019年6月24日
医薬品およびバイオ製品の開発支援にリアルワールドでのエビデンスの使用を促す新たな戦略的枠組みについて。FDA局長であるScott Gottlieb医学博士による声明 2018-12-06 医療システムは、現在、膨大な健康関連データを収集し
ペムブロリズマブが進行非小細胞肺がんの一部でこれまでの生存率を改善
2019年6月24日
ASCOの見解 「これらのデータは、5年以上生存可能な患者集団が存在するという点で、免疫療法で治療した他のがんにおいてみられるデータと類似しています。今までよりも多くの患者について、もはや生存期間を月単位で計算する必要がないということは、実
内分泌療法+リボシクリブによる一次治療は、閉経前の進行乳がん生存率を有意に改善
2019年6月24日
ASCOの見解 「閉経前女性患者の進行乳がんは、非常に悪性度が高いことがあります。分子標的薬により同疾患を有する若年女性患者の生存率が有意に改善することは重要であり、励みになります」と米国臨床腫瘍学会(ASCO)専門員のHarold J.
FDAが転移小細胞肺がんにペムブロリズマブを承認
2019年6月22日
2019年6月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、1つ以上の治療を受け、かつプラチナベースの化学療法中または治療後に進行した転移小細胞肺がん(SCLC)患者の治療薬としてペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck社)を迅速承認した
新たな標的抗体薬エンホルツマブ ベドチンが進行尿路上皮がん患者の約半数に奏効
2019年6月21日
ASCOの見解 「進行尿路上皮がんでは、プラチナベース化学療法とチェックポイント阻害薬による免疫療法後に進行した場合、米国食品医薬品局(FDA)承認薬には選択肢となる治療薬が存在しません。今回は小規模の第2相試験ですが、化学療法と免疫療法を
地域別収入や保険、診療環境が多発性骨髄腫の生存延長と関連
2019年6月20日
ASCOの展望 「住所や加入している保険が多発性骨髄腫患者の生存期間に影響を及ぼすことはあってはなりません。しかし、新規研究によると、残念なことに住所や保険が影響するようです。社会の一員として、住所や社会経済的地位を問わず良質ながん治療をす
FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にポラツズマブベドチンを承認
2019年6月20日
2019年6月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、ベンダムスチンおよびリツキシマブ製剤との併用時に適応となるCD79bを標的とする抗体薬物複合体であるポラツズマブベドチン[Polatuzumab Vedotin-piiq](販売名:POL
FDAがPIK3CA変異を有する進行乳がんにアルペリシブを承認
2019年6月19日
2019年5月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、内分泌療法ベースの治療中または治療終了後に進行が認められ、その後FDA承認検査によってホルモン受容体(HR)陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性、PIK3CA変異を有する進行また
ペムブロリズマブによる初回治療は、進行胃/胃食道接合部がんの標準化学療法の代替として有望
2019年6月18日
ASCOの見解 「化学療法は長年にわたりわれわれの唯一の選択肢でした。今回の結果から、より副作用の少ないペムブロリズマブが選択肢となる可能性が示され、また重要なことに、一部の患者ではこの薬剤により生存期間を大きく延ばすことが可能です。これに
一次治療にエンザルタミド追加で転移性前立腺がんの生存が改善
2019年6月18日
ASCOの見解 「エンザルタミド(イクスタンジ)の早期投与により、特に一部の男性患者集団に対して効果が得られることがここで示されています。この治療法は男性の全生存率を上昇させるだけでなく、ステロイド薬や化学療法薬を投与せずとも、男性患者の生
低リスク乳がんに対する乳房部分照射は、有効で利便性良好な選択肢
2019年6月18日
低リスク早期乳がん女性患者の多くでは、乳房部分照射は全乳房照射と同等の長期生存率および再発リスクを呈することが、オハイオ州立大学総合がんセンター(Arthur G. James Cancer Hospital and Richard J.
米国公的保険の適用拡大により、適時がん治療を受ける機会の人種的格差がほぼ解消
2019年6月17日
ASCOの見解 「今年すでに、ASCOはがん治療の発展における優先研究領域のひとつとして、治療を受ける機会における格差、特に人種的格差問題を挙げています。本研究は、この複雑な課題に関する理解を促進し、その解決方法を特定する上で大きな前進です