がん記事一覧
抗がん剤でない薬の大規模スクリーニングで約50種に抗がん効果
2020年2月23日
・約50の、抗がん剤ではない薬が一部のがん細胞株を死滅させた ・これらの非抗がん薬に含まれる化合物が高い抗腫瘍効果を示したことに研究者らは驚いた 糖尿病、炎症、アルコール依存症、犬の関節炎などを治療するためのさまざまな既存の薬に、がん細胞を
侵襲性髄膜腫にエベロリムス+オクトレオチド併用が有望
2020年2月20日
mTOR阻害薬エベロリムス(販売名:アフィニトール)+ソマトスタチン作動薬オクトレオチド(販売名:サンドスタチン)による分子標的薬併用療法が、侵襲性髄膜腫患者において有望な抗腫瘍活性および生存期間延長をもたらしたとの第2相試験の結果が、米国
高用量ビタミンCがリンパ腫マウスにおいて免疫療法薬の抗がん効果を増強
2020年2月17日
最近導入されたがん免疫療法は、患者の免疫系ががんを攻撃する力を引き出す。1月7日、Proceedings of the National Academy of Sciences(米国科学アカデミー紀要)電子版で公開された研究で、統括著者であ
低所得および低学歴地域の若年大腸がん患者は死亡リスクが高い
2020年2月14日
ASCOの見解 「私たちは、近年若年成人の大腸がんの発生が増加しているという、懸念される動向を確認しました。居住地が若年成人の大腸がんの予後に大きな影響を及ぼしているという本研究の知見と併せて、この問題には大いに注目する必要があります。住む
ビタミンEアセテートが電子タバコ使用に関連する肺損傷の原因か
2020年2月13日
ビタミンEアセテートとEVALI(電子タバコ製品の使用に関連する肺損傷)の関連性について、以前の調査結果を支持する結果が、米国疾病予防管理センター(CDC)とオハイオ州立大学総合がんセンターの アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャー
思春期および若年成人(AYA世代)のがん
2020年2月12日
目次 ・若年世代がんの種 ・医師と病院を見つける ・治療の選択 ・コーピングとサポート ・治療後のケア ・AYA世代を支援する組織 [挿入:関連リンク:小児白血病治療が思春期・若年成人にも有効2019
ASCOのTAPUR試験の新データ発表:消化器がんシンポジウム2020
2020年2月12日
Targeted Agent and Profiling Utilization Registry(TAPUR)試験コホートにおける、進行大腸がん患者でのさまざまな分子標的薬に関する肯定的な結果は、2020年1月23日から25日にカリフォル
大腸がん検診ってどんなもの?
2020年2月10日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 50歳以上の人は皆さん大腸がん検診を受けるべきです。大腸がんによる
早期トリネガ乳がんの再発予測に血中循環腫瘍DNA
2020年2月6日
ctDNA陰性であれば予後良好な可能性も 血中循環腫瘍DNA(ctDNA)の検出が、早期のトリプルネガティブ乳がんで術前化学療法後に手術を受けた女性の再発リスク予測に役立つ可能性がある。このデータは2019年12月10日~14日に開催された
リンパ腫治療の進展ー2019年米国血液学会(ASH)年次総会
2020年2月6日
2019年米国血液学会(ASH)年次総会および展示会が12月7日から10日にフロリダ州オーランドで開催された。この総会には世界中から専門家が集まり、血液や骨髄の腫瘍などを含む血液関連疾患の治療における新たな進展について話し合う。 このポッド
CC-486維持療法が急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長
2020年2月4日
大規模な臨床試験によると、臨床試験薬CC-486は、血液がん急性骨髄性白血病(AML)患者の生存期間を延長する効果があることが示唆された。この試験薬はアザシチジン(販売名:ビダーザ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)と関連がある。 アザシ
進行胆管がんのFGFR+mTOR標的治療が研究で示唆される
2020年2月4日
胆管がんというまれで致死的ながんの患者において、有望な分子標的薬に対する耐性がどのように発現するかを示した新たな研究が、オハイオ州立大学総合がんセンターの アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロベ研究所(OSUCCC –
一次治療として週1回のdose-dense化学療法は、上皮性卵巣がんのPFSを改善しない
2020年1月22日
ICON8試験の結果から、主に欧州人の患者集団において、標準の3週間毎のレジメンと比較し、無増悪生存期間が改善しないことが示された 日本人以外の民族を起源とする女性の上皮性卵巣がんに対する一次治療として、週1回のdose-dense化学療法
FDAが進行類上皮肉腫にタゼメトスタットを承認
2020年1月30日
2020年1月23日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移または局所進行が認められる類上皮肉腫を有し、完全切除が不適応な16歳以上の小児および成人患者に対してタゼメトスタット(販売名:TAZVERIK、Epizyme, Inc.社)を迅速承認
希少がんの統計 ~知っていますか?~
2020年1月28日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 希少がんには500種類以上あることを知っていますか?「知っています
がんと生殖医療(オンコファティリティ)
2020年1月24日
がんケアとリプロダクティブヘルス(生殖に関する健康)との架け橋 ========= がんと診断された若年者の生存率が上昇し、医師ら医療関係者は、がんやその治療が妊孕性に及ぼす影響を患者と家族に話す必要がある。 2006年、ノースウエスタン大
FDAが希少変異を有する消化管間質腫瘍にアバプリチニブを承認
2020年1月23日
2020年1月9日、米国食品医薬品局(FDA)は、血小板由来増殖因子受容体アルファ(PDGFRA)エクソン18変異( D842V変異含む)を有する切除不能であるか転移のみられる消化管間質腫瘍(GIST)の成人患者に対してアバプリチニブ(販売
残存腫瘍量により乳がん全タイプで転帰予測が可能
2020年1月22日
乳がん患者の大規模メタ解析で、術前化学療法後の残存腫瘍量が、すべての乳がんタイプにおいて正確な再発率および生存率の長期予測因子となることが示された。このデータは2019年12月10日から14日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム(S
再発卵巣がんの二次手術で全生存は改善されない
2019年11月22日
プラチナ感受性の再発卵巣がん患者において、二次腫瘍減量術とその後に行う化学療法は、化学療法単独と比べて生存期間を延長しないとの知見が、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者から報告された。 第3相Gynecologic Oncol
NCI-CONNECT 脳脊髄 希少がんネットワーク
2020年1月21日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 NCI-CONNECTは、成人の希少な中枢神経系腫瘍について、患者/アドボケート(支援者)/医療提供者のあ
早期乳がんの再発予防に乳房部分照射も有効か
2020年1月20日
再発と生存期間に関する以前の結果を10年追跡データで裏付け 手術後に加速乳房部分照射(APBI)を受けた乳がん患者の10年間追跡試験の結果、APBIを受けた患者の再発率は全乳房照射(WBI)を受けた患者と同程度であったことが、12月10–1
FDAがBCG不応高リスク筋層非浸潤膀胱がんにペムブロリズマブを承認
2020年1月20日
2020年1月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、乳頭腫瘍の有無にかかわらず上皮内がん(CIS)が認められるカルメット・ゲラン桿菌不応性高リスク筋層非浸潤性膀胱がん(BCG不応性高リスクNMIBC)患者で、嚢腫切除に適さないか切除しないこと
術前ペムブロリズマブ併用でリンパ節転移のあるトリネガ乳がんpCR率が改善
2020年1月16日
リンパ節転移を有するトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者において、抗PD-1免疫治療薬ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)を術前化学療法に追加することで病理学的完全奏効率(pCR)が上昇した。このKEYNOTE-522試験結果が、1
高リスクのルミナルB型乳がんに、ホルモン療法+CDK4/6阻害薬は化学療法と同等の効果
2020年1月14日
高リスクのルミナルB型乳がん患者に対して術前に行うサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬リボシクリブ(販売名:キスカリ)およびアロマターゼ阻害薬であるレトロゾール(販売名:フェマーラ)併用治療は、多剤併用化学療法と同等の奏効率を示し