がん記事一覧

FDAが移植に適格な多発性骨髄腫にダラツムマブを承認の画像

FDAが移植に適格な多発性骨髄腫にダラツムマブを承認

2019年9月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家移植(ASCT)に適応のある初発多発性骨髄腫の成人患者に対して、ボルテゾミブ、サリドマイド、デキサメタゾンとの併用でのダラツムマブ(販売名:DARZALEX、Janssen社)を承認し
臨床試験参加に影響する要因、および参加した患者の利益が示されるの画像

臨床試験参加に影響する要因、および参加した患者の利益が示される

ASCOの見解 「適切な患者を臨床試験に登録することは、腫瘍医である私たちの義務です」と、ASCO専門委員、FACP(米国内科学会フェロー)、クオリティケアシンポジウムのニュースプランニングチームのリーダーであるMerry-Jennifer
肺・気管支がん  ~知っていますか?~の画像

肺・気管支がん ~知っていますか?~

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、JAMT(一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ)が日本語字幕を付けたものです。  米国でのがんによる死亡のうち、肺がんが男性・女性ともに最も多いことを知っていますか?「肺がん~知っていますか
乳がん予防薬の推奨グレード(USPSTF)[2019年9月更新・現在最新版]の画像

乳がん予防薬の推奨グレード(USPSTF)[2019年9月更新・現在最新版]

乳がんリスクを下げる薬剤の推奨グレード(USPSTF)[2019年9月更新・現在最新版] _______________ 対象者 : 乳がんリスクの高い女性 推奨グレード(詳細は、推奨グレードの定義参照): B(推奨) 推奨内容:USPST
進行卵巣がん治療薬ルカパリブは英国NHSで初回承認されずの画像

進行卵巣がん治療薬ルカパリブは英国NHSで初回承認されず

卵巣がんの進行を遅らせる可能性のある分子標的薬は、英国医療サービス(NHS)で使用を認められなかった。 Rucaparib[ルカパリブ](Rubraca[ルブラカ])の仮決定を下すにあたり、英国国立医療技術評価機構(NICE)は生存における
薬剤費および事前承諾手続きが障壁であることが研究で浮き彫りにの画像

薬剤費および事前承諾手続きが障壁であることが研究で浮き彫りに

ASCOの見解 「がんケアの高額な費用には多くの側面があり、適時に一貫したケアを受ける際の障壁になることが多くあります」と、ASCOの専門委員であり、クオリティケアシンポジウム・ニュースプランニングチームのメンバーであるNeeraj Aga
カリフォルニア女性に乳がんリスクをもたらす化学物質曝露を表示するウェブツールの画像

カリフォルニア女性に乳がんリスクをもたらす化学物質曝露を表示するウェブツール

女性に乳がんリスクをもたらしうる職場での化学物質曝露リスク評価ツール この新たなウェブツールでは、650万人以上ものカリフォルニアの働く女性たちが直面する、乳がんリスクを上昇させうる工業用溶剤、抗菌薬、フタル酸エステルなどの曝露について、初
リキッドバイオプシーにより免疫チェックポイント阻害薬が奏効しうる患者の特定が可能にの画像

リキッドバイオプシーにより免疫チェックポイント阻害薬が奏効しうる患者の特定が可能に

検査に誤り訂正を採用して精度を高める 米国がん学会の定期刊行物であるClinical Cancer Research誌で発表された結果によると、新たなリキッドバイオプシー検査によって、マイクロサテライト不安定性(MSI)および腫瘍遺伝子変異
FDAが転移を伴う去勢感受性前立腺がんにアパルタミドを承認の画像

FDAが転移を伴う去勢感受性前立腺がんにアパルタミドを承認

2019年9月17日、米国食品医薬品局(FDA)は転移性去勢感受性前立腺がん(mCSPC)患者にアパルタミド(販売名:ERLEADA、Janssen Biotech, Inc社)を承認した。アパルタミドは、最初に非転移性去勢抵抗性前立腺がん
成人がんサバイバーで心血管疾患リスクが増加の画像

成人がんサバイバーで心血管疾患リスクが増加

がんサバイバー人口の増加に対し、心血管疾患リスクを最小限に抑え、管理する戦略が必要 2019年8月20日号のLancet誌に掲載された集団ベースコホート研究において、研究者らは、英国Clinical Practice Research Da
画像検査を抑制する動きにもかかわらず、検査頻度は上昇の画像

画像検査を抑制する動きにもかかわらず、検査頻度は上昇

画像検査の前に潜在的弊害があることを考慮すべき、と研究グループは結論づけている。 診療における画像検査の利用を控えるよう医師グループが広範なキャンペーンを行っている。それにもかかわらず、米国およびオンタリオ州(カナダ)では、CT、MRI、お
クラス3・BRAF変異陽性大腸がんに抗EGFR療法が有効の画像

クラス3・BRAF変異陽性大腸がんに抗EGFR療法が有効

V600ではないBRAF遺伝子変異のうち、クラス3  BRAF変異と呼ばれる変異を有する遠隔転移のある大腸がん患者では、EGFR阻害薬が奏効する可能性が高いとの研究結果が、米国がん学会(AACR)のClinical Cancer Resea
膵臓がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2019年8月更新 最新版]の画像

膵臓がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2019年8月更新 最新版]

膵臓がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2019年8月更新 最新版] 対象:成人 推奨グレード(詳細は、推奨グレードの定義参照):D(推奨しない) 推奨内容:米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、無症状の成人に対する膵臓がん検診実施
若者の電子タバコによる受動喫煙が増加の画像

若者の電子タバコによる受動喫煙が増加

電子タバコを吸う人と生活を共にしたりその周りにいたりすることで、電子タバコによる受動喫煙にさらされている中高生が増えていると、米国の全国調査データが伝えている。 このような受動喫煙は、2018年の調査では、2015年から2017年の3年間に
HPVが引き起こすがんの推計92%はワクチンにより予防可能の画像

HPVが引き起こすがんの推計92%はワクチンにより予防可能

米国疾病対策予防センター(CDC)プレスリリース CDCのデータは、全米のHPVワクチン接種率を80%に底上げする米国保健社会福祉省(HHS)新規計画が急務であることを強調 2012~2016年にかけて、毎年平均してHPV(ヒトパピローマ)
データの共有による小児がん医療の変革の画像

データの共有による小児がん医療の変革

―NCI 所長代理 Douglas Lowy氏、ワシントンDC で開催された『小児がんデータイニシアチブ シンポジウム』にて― 先月、私はNCIの同僚らと共に、データの共有と使用を強化することにより、小児がん患者の治療成績を改善する機会に焦
米国タバコ規制法10周年を迎え、米国がん学会がFDAの貢献を評価の画像

米国タバコ規制法10周年を迎え、米国がん学会がFDAの貢献を評価

AACRが電子タバコなどの新たなタバコ製品に対する一層の注意喚起 米国がん学会(AACR)は、米国人の喫煙を防止する政策を展開、支援するために米国食品医薬品局(FDA)と協力することを誇りとしてきた。6月末に、家庭内喫煙防止およびタバコ規制
アスピリン毎日服用でリンチ症候群患者の大腸がんリスク低下ー英国NICEの画像

アスピリン毎日服用でリンチ症候群患者の大腸がんリスク低下ー英国NICE

リンチ症候群患者がアスピリンを2年以上毎日服用すると、大腸がんのリスクが減少する可能性があるとする新ガイダンス草案が、英国国立医療技術評価機構(NICE)から提出された。 遺伝性疾患であるリンチ症候群の患者は、さまざまながんを発症するリスク
乳がんの手術費が治療法の選択に影響の画像

乳がんの手術費が治療法の選択に影響

しかし、同等の効果を有する他の治療法との費用の違いを説明する医師は少ない 高学歴で健康保険に加入している女性でさえ、かなりの割合の人が乳がんの手術法を選択する際に治療費に左右されていたことが、デュークがん研究所が主導する研究でわかった。 J
NCCNガイドラインの適応外推奨に確固たるエビデンスが示されるの画像

NCCNガイドラインの適応外推奨に確固たるエビデンスが示される

FDAに承認された適応症以外の使用推奨についての詳細な再解析 米国の複数の機関から集まった著者のグループは、2019年8月2日Annals of Oncology誌に寄稿した記事の中で、薬剤の適応外使用はがん診療において頻繁に行われている、
ストレスは子宮頸がん患者の死亡率を高めるの画像

ストレスは子宮頸がん患者の死亡率を高める

米国がん学会のCancer Research誌に掲載された研究結果によれば、精神的ストレスは、子宮頸がんと診断された女性患者においてがん特異的死亡のリスクを高めるという。 「がんと診断された患者は、うつ、不安、ストレス反応および適応障害など
意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症から骨髄腫への進行リスクが変化の画像

意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症から骨髄腫への進行リスクが変化

新たな研究では、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)と呼ばれる良性の状態から、血液がんの一種である多発性骨髄腫に進行するリスクが経時的に変化することが示唆される。 平均すると、毎年MGUS患者の約1%が多発性骨髄腫を発症す
子宮体がんの術後放射線療法は省略可能かの画像

子宮体がんの術後放射線療法は省略可能か

子宮体がん患者の中には、5年以内に再発するリスクを増加させることなく、通常よりも強度の弱い治療で済む患者集団があることがランダム化臨床試験の結果で明らかになった。 米国国立がん研究所(NCI)の資金提供を受けた本研究では、術後に化学療法のみ
IL-6経路阻害は肝がん免疫療法を増強する可能性の画像

IL-6経路阻害は肝がん免疫療法を増強する可能性

IL-6経路の阻害により免疫療法薬の持続期間が延長し、副作用が軽減する可能性 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターでの研究で、がんに関連する細胞経路が発見された。これにより、肝がんで最もよくみられる種類である肝細胞がん患者の一部では