がん記事一覧

FDAが局所再発切除不能または転移トリネガ乳がんにペムブロリズマブを迅速承認の画像

FDAが局所再発切除不能または転移トリネガ乳がんにペムブロリズマブを迅速承認

2020年11月13日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査で腫瘍にPD-L1発現(複合陽性スコア[CPS]10以上)が認められる局所再発切除不能または転移トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の患者の治療薬として、化学療法との併用で
モノクローナル抗体はがんをどう治す?の画像

モノクローナル抗体はがんをどう治す?

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ モノクローナル抗体はがんをどのように治すのでしょう?この動画は、ト
放射性医薬品—放射線治療も分子時代を迎えるの画像

放射性医薬品—放射線治療も分子時代を迎える

過去20年の間、さまざまな種類のがんを治療する方法が著しく変化した。分子標的治療はがん細胞の増殖、分裂、転移を促進するがん細胞内の特定のタンパク質を遮断し、免疫療法は体の免疫系を刺激または抑制してがんとの戦いを手助けする。しかし、外科手術、
最新ゲノム検査を用いた白血病(AML)治療で生存転帰が大幅に改善の画像

最新ゲノム検査を用いた白血病(AML)治療で生存転帰が大幅に改善

最新のゲノム検査を受けた急性骨髄性白血病(AML)患者では治療成績と生存率が優れているとの研究結果 白血病・リンパ腫協会(LLS)が実施するプレシジョン医療を用いた臨床試験「Beat AML Master Clinical Trial」に参
ほとんどの患者は、機会があれば臨床試験に参加するの画像

ほとんどの患者は、機会があれば臨床試験に参加する

新たな研究では、黒人のがん患者が臨床試験参加に同意する可能性が低いという従来の常識が覆される結果が判明した。 シアトルにあるフレッド・ハッチンソンがん研究センターのJoseph M. Unger医師らの本研究によると、臨床試験の参加を勧めら
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用が進行肝臓がんの一次治療にの画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用が進行肝臓がんの一次治療に

【ロイター】免疫チェックポイント阻害薬アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)と血管内皮増殖因子阻害薬(VEGF阻害薬)ベバシズマブの併用療法が、システマティックレビューとネットワークメタアナリシス(NMA)を経て、進行肝がんの標準治療として
なぜ若年成人で大腸がんが急増しているのかの画像

なぜ若年成人で大腸がんが急増しているのか

Doug Dallmann氏が大便に血が混じっていることに初めて気づいたのは30代前半であった。 「しかし、たまにしか起こらなかったし、痛みもなかったのであまり気にせず、主治医には相談しませんでした」とDallmann氏は自分のアカウントで
4個以上の脳転移にも定位手術的照射が推奨されるの画像

4個以上の脳転移にも定位手術的照射が推奨される

4~15個の脳転移のある患者には全脳照射よりも定位手術的照射が有効であるとする初めての証拠がMDアンダーソンがんセンターの研究により示された。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、4~15個の脳転移のある患者に対する定位手
限局性前立腺がんに対する放射線療法と小線源治療の効果は同等の画像

限局性前立腺がんに対する放射線療法と小線源治療の効果は同等

中間リスク前立腺がんの男性の長期生存率は、定位放射線治療(SBRT)、線量増加外照射治療(DE-EBRT)、小線源治療(BT)のいずれを受けたかにかかわらず差がないことがデータベース分析により示された。 ロサンゼルスのカリフォルニア大学・A
KRAS阻害薬adagrasibが肺がん、大腸がんなどの固形がんで客観的奏効を達成の画像

KRAS阻害薬adagrasibが肺がん、大腸がんなどの固形がんで客観的奏効を達成

・adagrasib(アダグラシブ;MRTX1133)により、非小細胞肺がん患者の約半数が客観的奏効を達成  ・臨床試験において、大腸がん、膵臓がん、子宮内膜がんに対する有望な暫定結果が出る 研究者らは、臨床試験において、KRAS変異を標的
がん患者の心理的不安に、オンラインセラピーの活用の画像

がん患者の心理的不安に、オンラインセラピーの活用

Tanya J. Peterson(理学修士)は、National Board of Certified Counselors(全米公認カウンセラー協会)の認定資格を有し、メンタルヘルスのウェブサイト「Choosing Therapy」に定
ニボルマブが一部の進行胃がんの生存を改善の画像

ニボルマブが一部の進行胃がんの生存を改善

大規模臨床試験の結果から、進行胃がんと診断された患者の一部において、化学療法に加えて免疫療法薬ニボルマブ(販売名:オプジーボ)の投与を初回治療として行うことで、生存期間が延長する可能性があることが示された。 CheckMate 649と呼ば
切除メラノーマの抗VEGF阻害薬ベバシズマブへの反応性は年齢により異なるの画像

切除メラノーマの抗VEGF阻害薬ベバシズマブへの反応性は年齢により異なる

VEGFではなくSFRP2が高齢のメラノーマ(黒色腫)患者における血管新生を促進する可能性がある 若年のメラノーマ切除患者では抗VEGF抗体治療薬ベバシズマブ(販売名:アバスチン)による術後補助療法の効果があったが、高齢のメラノーマ切除患者
オリゴメタ:治癒可能な種類の転移がんかの画像

オリゴメタ:治癒可能な種類の転移がんか

「治癒」と「転移がん」という言葉が一緒に使われることはほとんどない。それは、体内で発生した場所から他の臓器に転移したがんが、死亡のほとんどの原因となっているからである。 しかし、1995年に論争の的になった概念を2人のがん研究者が発表した。
濾胞性リンパ腫および類上皮肉腫に対し、タゼメトスタットは客観的奏効を示すの画像

濾胞性リンパ腫および類上皮肉腫に対し、タゼメトスタットは客観的奏効を示す

経口のEZH2タンパク阻害剤、Tazemetostat[タゼメトスタット]は、再発/難治性の濾胞性リンパ腫および進行類上皮肉腫患者において客観的奏効をもたらすことが、Lancet Oncology誌に掲載された2つの非盲検単群第2相試験で示
腹膜カテーテルを留置した患者によくみられる低ナトリウム血症の画像

腹膜カテーテルを留置した患者によくみられる低ナトリウム血症

悪性腹水の排液のために腹膜カテーテルを留置した患者では低ナトリウム血症がしばしば認められることが、後ろ向き研究で示された。 「われわれが驚いたのは、80%を超える患者が腹膜カテーテル留置後に低ナトリウム血症になったこと、そしてかなりの割合の
Icotinib+放射線療法が高齢の進行食道がん患者の生存期間を延長の画像

Icotinib+放射線療法が高齢の進行食道がん患者の生存期間を延長

【ロイター】高齢で切除不能な食道扁平上皮がん患者に対して、icotinib[イコチニブ]と放射線治療の併用は、放射線治療単独と比較して生存期間を延ばすなどの治療利益を促進するかもしれない、と中国の研究者らが発表した。  「本第2相試験は、食
FDAが固形腫瘍のNTRK融合遺伝子の特定にFoundationOne CDx診断検査を承認の画像

FDAが固形腫瘍のNTRK融合遺伝子の特定にFoundationOne CDx診断検査を承認

2020年10月23日、米国食品医薬品局(FDA)は、ラロトレクチニブ(販売名:VITRAKVI、Bayer Healthcare Pharmaceuticals, Inc.社)の治療対象となる固形腫瘍患者の腫瘍組織標本から単離されたDNA
進行食道がんの早期治療に免疫チェックポイント阻害薬が有望の画像

進行食道がんの早期治療に免疫チェックポイント阻害薬が有望

先ごろ発表された2つの大規模臨床試験の結果によると、免疫療法は一部の進行食道がん患者で早期治療の一角を担うことになるかもしれない。 両試験で、標準治療に比べて免疫チェックポイント阻害薬による治療は、進行食道がん患者が増悪することなく生存でき
FDAが急性骨髄性白血病にベネトクラクス併用療法を正式承認の画像

FDAが急性骨髄性白血病にベネトクラクス併用療法を正式承認

2020年10月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、75歳以上で新たに急性骨髄性白血病(AML)と診断された患者、または併存疾患があり、強化寛解導入化学療法を実施しない患者を対象に、アザシチジン、デシタビン、または低用量シタラビン(LDA
FDAが古典的ホジキンリンパ腫にペムブロリズマブを拡大承認の画像

FDAが古典的ホジキンリンパ腫にペムブロリズマブを拡大承認

2020年10月14日、米国食品医薬品局(FDA)は、以下の適応症に対してペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck Sharp & Dohme Corp.社)の承認を拡大した。 ・再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫(
HPVワクチンで子宮頸がんリスクが低下の画像

HPVワクチンで子宮頸がんリスクが低下

待望の研究結果で、4価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは浸潤性子宮頸がんリスクを大幅に低下させることが確認された。 本研究は、New England Journal of Medicine誌(外部リンク)に掲載された。スウェーデンの
テクスチャードタイプのインプラントで乳がん再発リスクが増加の画像

テクスチャードタイプのインプラントで乳がん再発リスクが増加

【ロイター】乳房切除後の乳房再建にテクスチャードタイプのインプラントを使用した場合、スムースタイプと比較して乳がん再発のリスクが高くなることが、JAMA Surgery誌で報告された。 「乳がん患者の漠然とした不安を解消するために、インプラ
限局性前立腺がん切除後の放射線治療の遅延は悪影響を及ぼさないの画像

限局性前立腺がん切除後の放射線治療の遅延は悪影響を及ぼさない

【ロイター】限局性前立腺がんにおいて、アンドロゲン除去療法(ADT:いわゆるホルモン療法)後の放射線治療までの期間を最長180日まで延期しても全生存期間に悪影響はないという新たな報告があった。 「このように常にCOVID-19に脅かされてい