がん記事一覧
乳がんのホルモン療法を3年追加しても効果はない
2021年8月16日
ホルモン受容体陽性がん女性において、アロマターゼ阻害薬の長期投与により転帰の改善がみられるかどうかを検討した乳がんの臨床試験で、治療を3年追加しても効果はみられないとの結論が示された。 閉経後の参加者3,484人は、登録時にすでに5年間の術
LGBTQ患者に対するがんケアの改善に向けて
2021年8月15日
英国には、LGBTQ+(レズビアン(lesbian)、ゲイ(gay)、バイセクシャル(bisexual)、トランスジェンダー(transgender)、クィア、クエスチョニング( queer or questioning)の総称)に属してい
スタチンがトリプルネガティブ乳がんの生存期間を延長する可能性
2021年8月13日
スタチンとして一般に知られているコレステロール降下薬とトリプルネガティブ乳がん患者の生存率に有意な関連があることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導による研究でわかった。スタチンは安価で、入手しやすく、副作用も軽微であることか
糖尿病の診断が膵臓がんの早期発見に役立つ可能性
2021年8月12日
54歳のBob Aronsonは、息子のTomいわく「非常に健康」だった。 「だから年に一度の眼科の定期検査で、医師から糖尿病の疑いがあると言われた時には、誰もが驚きました」とTomは振り返る。 糖尿病と診断されたBobは通常の日常生活に戻
FDAが進行腎細胞がんにペムブロリズマブとレンバチニブの併用を承認
2021年8月11日
2021年8月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、進行腎細胞がん(RCC)成人患者の一次治療として、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、メルク社)とレンバチニブ(販売名:レンビマ、エーザイ社)の併用を承認した。 本療法の有効性は、一次
研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がん
2021年8月9日
急性骨髄性白血病マウスモデルにより併用療法が有望であることが示される 急性骨髄性白血病(AML)は骨髄に生じるがんである。治療にはタンパク質Bcl-2を標的とする薬剤であるベネトクラクスを低メチル化剤と併用することが多いが、ベネトクラクスへ
小児髄芽腫で放射線治療の個別化が進む可能性
2021年8月7日
成長の速い脳腫瘍の一種である髄芽腫の小児患者や若年成人患者に対する放射線治療は、画一的な治療法からいずれ変わることができるかもしれない。大規模臨床試験によると、長期生存率を制限することなく、安全に線量を減らすことができる患児もいれば、標準的
卵巣がん検診の死亡抑制効果を証明できず
2021年6月4日
「取り組み当初からの目的は、卵巣がん患者さんの命を救うこと、英国国民健康保険(NHS)を導入できそうな検診プログラムの科学的根拠を構築すること、そして、毎年多くの女性が卵巣がんに罹患していますが、これらの患者さんの人生に影響を及ぼすことでし
イブルチニブは治療困難な有毛細胞白血病の治療に有効
2021年8月4日
経口分子標的薬イブルチニブ(販売名:イムブルビカ)は、高リスクの有毛細胞白血病に対して有効な治療選択肢であることが、オハイオ州立大学総合がんセンター アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロブ研究所(OSUCCC-Jame
FDAがハイリスク早期トリネガ乳がんの術前/術後補助療法にペムブロリズマブを承認
2021年8月4日
2021年7月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、ハイリスクの早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)を対象に、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck社)と化学療法を併用する術前補助療法と、術後にペムブロリズマブ単剤を継続投与
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す
2021年8月3日
ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効
2021年8月3日
治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
Ficlatuzumabと化学療法の併用は再発難治性の白血病(AML)に有望
2021年8月2日
治験薬であるficlatuzumab[フィクラツズマブ]と化学療法との併用療法が、再発難治性の急性骨髄性白血病(AML)患者において臨床的有効性の徴候がみられたという結果が、米国がん学会誌であるBlood Cancer Discoveryに
赤肉の摂取は大腸がん患者のDNA損傷に関連する変異を促進する可能性
2021年7月31日
赤肉摂取と大腸がん発症との間にメカニズム上の関連性があることが研究で明らかに (*サイト注:赤肉とは、牛・豚・羊などの肉。鳥肉は含まない。脂肪に対する赤身肉とは異なります。) DNA損傷を示す遺伝子変異は、赤肉の多量摂取および大腸がん患者の
生体肝移植は肝がん患者の延命につながる可能性
2021年7月31日
生体肝移植ドナー候補者の存在により、移植待機中の肝がん患者の死亡者数が減少する可能性があると研究者らは示唆した。 「肝細胞がんのいわゆる治癒的切除を受ける患者は非常に多いですが、3年後の再発率は約60%です。肝切除患者の大半は、生体肝移植に
がん早期発見のための血液検査に関する最終結果:検診としての使用を支持
2021年7月22日
血液検査で50種類以上のがんを、多くの場合、症状が出る前に発見 【ESMO Annals of Oncology誌プレスリリース】 50種類以上のがんが検出可能な血液検査は、無症状の50才以上の患者などリスクの高い人々に対し、さまざまなが
ラドンと肺がんの関連性の啓発を目的とした米国州法制定
2021年7月21日
Mike DeWineオハイオ州知事は今日(7月1日)、ラドン曝露とがんリスクの関連性に対する認識を高めるため、1月をオハイオ州のラドン啓発月間と定める法案に署名した。 Annie Cacciato Act(アニー・カチアート法)とも呼ばれ
肺がんやメラノーマ死亡数の急速な減少が全がん死亡率の減少傾向を牽引ー『米国がん年次報告』
2021年7月21日
最新の「がんの現状に関する米国年次報告書(Annual Report to the Nation on the Status of Cancer)」によると、米国内のすべての人種・民族の男女において、全がん死亡率は減少し続けている。2001
英国では男性の皮膚がん罹患率が過去10年で50%上昇
2021年7月18日
ここ10年、英国人男性の間で皮膚メラノーマ(悪性黒色腫)がおよそ50%増加しています。 同時期の女性の罹患率は30%上昇していますが、皮膚がんは男性でよくみられます。 また、男性は女性よりも進行した段階で診断される割合が高く、皮膚がんが胴体
砂糖とがん-知っておきたいこと
2021年7月17日
糖類(砂糖)にまつわる情報やアドバイスには、正しいかどうか定かでないものがたくさんあります。 砂糖はがんの原因になるのでしょうか。砂糖はがん細胞に栄養を与えて、より活発に成長させるのでしょうか。また、食べ物や飲み物で摂った糖分は私たちの健康
FDAが多発性骨髄腫にダラツムマブとヒアルロニダーゼの合剤を他剤併用で承認
2021年7月17日
2021年7月9日、米国食品医薬品局(FDA)は、レナリドミドおよびプロテアソーム阻害剤を含む1種類以上の治療を受けた成人の多発性骨髄腫患者を対象としたポマリドミドとデキサメタゾンとの併用で、ダラツムマブとヒアルロニダーゼの合剤(販売名:D
FDAが局所進行/転移性尿路上皮がんにエンホルツマブベドチンを承認
2021年7月16日
2021年7月9日、米国食品医薬品局(FDA)は、プログラム細胞死受容体-1(PD-1)またはプログラム細胞死リガンド(PD-L1)阻害薬およびプラチナ製剤を含む化学療法による治療歴を有する、またはシスプラチンを含む化学療法が不適応であり1
早期乳がんに術後2年を超えるビスフォスフォネート剤は有益でない
2021年7月16日
ゾレドロン酸(またはゾレドロネート、販売名:ゾメタ)を5年間投与した患者群と2年間投与した患者群との間では、無病生存期間(ハザード比[HR]:0.97)、全生存期間(HR:0.98)、遠隔無病生存期間(HR:0.87)における有意差は認めら
コロナワクチンとがん ニュース- キャンサーリサーチU.K
2021年7月16日
英国におけるコロナワクチン情報です。 【7月1日 】中間勧告で推奨されているワクチンの追加免疫接種プログラム ワクチンを追加免疫接種することで最もリスクの高い人々をCOVID-19と新たな変異ウイルスから引き続き守ると、英国医療保健サービス