がん記事一覧
ルキソリチニブは真性赤血球増加症/真性多血症(PV)の長期疾患コントロールにおいて安全で有効である可能性
2015年7月20日
キャンサーコンサルタンツ真性赤血球増加症/真性多血症(PV)患者において、ルキソリチニブ(Jakafi)は少なくとも1年間の疾患コントロールをもたらし得る。この知見は、2015年6月11日~14日にオーストリアのウィーンで開催された第20回
ベバシズマブ併用(CAPOX+B+T療法)により進行胃がん、食道がん患者の生存率が改善
2015年7月20日
キャンサーコンサルタンツHER2遺伝子変異による転移性胃がんあるいは転移性食道がんを有する患者に対し、標準薬の併用療法にベバシズマブ(アバスチン)を加えた場合、奏効率と生存率が著しく改善した。本試験を実施したダナファーバー癌研究所の研究者ら
rindopepimutが多形性膠芽腫患者の生存期間を改善
2015年7月15日
キャンサーコンサルタンツ免疫療法薬であるrindopepimut(Rintega)は再発多形性膠芽腫(GBM)患者の生存期間を改善するとみられる。これらの知見は2015年度米国臨床腫瘍学会年次総会(5月29日~6月2日イリノイ州シカゴ)で発
若年甲状腺がんでもリンパ節転移あれば悪性度が高い
2015年7月15日
2015年6月16日 頸部リンパ節転移を有する甲状腺がん患者のうち、45歳以上の患者では死亡リスクは比較的高いが、45歳未満では当てはまらないというのが長年の見解であった。 しかし、デュークがん研究所およびデューク大学臨床研究所の研究者たち
前治療を受けたBRCA陽性卵巣がんに対してPARP阻害剤rucaparibが有望
2015年7月13日
キャンサーコンサルタンツPARP阻害剤rucaparibは、再発BRCA陽性卵巣がんが前治療後に進行した女性患者において有効であると思われる。これらの結果は、2015年米国臨床腫瘍学会年次総会(5月29日~6月2日、イリノイ州シカゴ)と、J
柑橘類とメラノーマのリスク増加との関連性
2015年7月10日
ASCOの見解 ASCO専門家Gary Schwartz医師 「本試験によって、食物とがんのリスクに関する議論が深まります。試験結果は興味深いですが、グレープフルーツやオレンジの摂取を大幅に見直すよう推奨するには早すぎます。決定的なデータが
がんゲノムアトラス研究によりメラノーマのがん遺伝子解明に進歩
2015年7月10日
米国国立がん研究所(NCI)ニュースノート原文掲載日:2015年6月18日 致死性の皮膚がんであるメラノーマ(皮膚黒色種)333検体の総合的な遺伝子解析により、本疾患の発生を促進する高頻度に変異したがん遺伝子とその他のゲノム変化の
OncoLog 2015年5月号◆進行性卵巣がん治療アルゴリズムによる完全摘出率の向上
2015年7月7日
MDアンダーソン OncoLog 2015年5月号(Volume 60 / Number 5) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
HPVワクチンにおける3回未満の接種効果の報告
2015年7月6日
米国国立がん研究所(NCI)ニュースノート 原文掲載日:2015年6月10日 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する2つの独立した臨床試験のデータを組み合わせて解析したところ、以前の試験から得られた知見を裏づける結果となった。
脳腫瘍のゲノム基盤がさらに拡大
2015年6月30日
米国国立がん研究所(NCI)ニュースノート原文掲載日:2015年6月10日 ヒト脳腫瘍の一種である多形神経膠芽腫(GBM)は、最も悪性度が高く侵襲性の高い神経膠腫であり、米国国立衛生研究所(NIH)の機関である国立がん研究所(NC
多発性骨髄腫患者のレナリドミド維持療法、第3相臨床試験で有用性を裏づけ
2015年6月28日
キャンサーコンサルタンツAlliance for Clinical Trials in Oncologyが指揮する大規模共同グループ臨床試験で、レナリドミドは多発性骨髄腫患者の無増悪期間を延長させる薬剤であり、希少であるが増加傾向にある造血
ペンブロリズマブは進行頭頸部がんの治療に有望
2015年6月28日
キャンサーコンサルタンツ免疫療法薬ペンブロリズマブ[pembrolizumab](キートルーダ)は進行頭頸部扁平上皮がんの治療に有効であると考えられる。この知見は2015年米国臨床腫瘍学会の年次総会(5月29日~6月2日、イリノイ州シカゴで
アナストロゾールは早期乳がんにおける再発予防においてタモキシフェンより有効
2015年6月26日
キャンサーコンサルタンツアナストロゾール(アリミデックス)は、乳がんの中でも一般的ながんである非浸潤性乳管がん(DCIS)を有する患者に対し、タモキシフェンに比べて再発防止作用に優れていることが、2015年米国臨床腫瘍学会年次総会(5月29
光免疫療法でがんと闘う―カメラが見たがん研究
2015年6月26日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ Peter Choyke医師は、米国国立がん研究所(NCI)
エリブリンを用いた治療で軟部肉腫患者の全生存期間が延長
2015年6月25日
キャンサーコンサルタンツエリブリン(ハラヴェン)が、治療歴のある進行性軟部肉腫患者の全生存期間を延長する可能性がある。これらの知見は2015年度米国臨床腫瘍学会年次総会(5月29日~6月2日イリノイ州シカゴ)で発表され、Journal of
多種の分子標的薬と遺伝子異常を組み合わせるMATCH試験
2015年6月25日
原文掲載日:2015年6月1日 高精度医療(Precision Medicine:プレシジョン・メディシン)を用いた臨床試験として全米で実施されるNCI-MATCH試験(EAY131)について、7月から患者登録を開始すると、ASC
前立腺がん診断後の欧米型食生活は死亡リスク上昇に関連する
2015年6月24日
野菜や果物の豊富な食事がリスクを低下させる 前立腺がん診断後に、加工肉や赤肉、高脂肪の乳製品を多く摂取する男性は、前立腺がんに関連する死亡リスクや全原因による死亡リスクが上昇し、野菜や果物を多く摂取する男性は、全原因による死
局所進行非小細胞肺がん患者に対する外照射放射線治療のガイドラインを承認
2015年6月22日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)が発行した局所進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者への外照射放射線治療に関するエビデンスに基づいたガイドラインを承認することを公表した。ASCOの承認は本日Journal
早期トリプルネガティブ乳がんの初期治療でイニパリブ+ゲムシタビン+カルボプラチンの併用が有効
2015年6月20日
キャンサーコンサルタンツイニパリブ[iniparib]+ゲムシタビン(ジェムザール)+カルボプラチンの併用は、BRCA1/2変異を有する早期トリプルネガティブ乳がん患者の初期治療に有効なようだ。さらに研究者らは、BRCA変異がない患者で、上
ワクチンProstvacは去勢抵抗性前立腺がんの治療に有望
2015年6月20日
キャンサーコンサルタンツ前立腺がんのワクチンrilimogene galvacirepvec/rilimogene glafolivec(Prostvac)は、イピリムマブ(Yervoy)と併用することにより、ホルモン治療で奏効しない転移性
高リスクのウィルムス腫瘍の治癒率が強化標準療法により向上
2015年6月19日
ASCOの見解 ASCO次期会長Julie M. Vose医師(経営学修士、米国臨床腫瘍学会フェロー(Fellow of the American Society of Clinical Oncology:FASCO)) 「私達は、稀でハイ
ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性
2015年6月19日
2人の白血病患者でALK遺伝子に変異が確認された。この変異を有する白血病に対してクリゾチニブ[crizotinib]やセリチニブ[ceritinib]といったALK阻害剤が有効である可能性が、実験室での研究結果で示された。米国がん学会(AA
ニボルマブによる初回治療がメラノーマの進行を止めることが第3相試験において明らかに
2015年6月17日
ASCOの見解 ASCO専門家Steven O’Day医師 「メラノーマ(黒色腫)治療は、免疫療法薬によってすでに大きな変革を遂げており、われわれは現在、免疫療法薬の併用によって効果がどれほど増大するかについて目の当たりにしています。しかし
治療の改善により1970年代以降の小児がんサバイバーの寿命が延長
2015年6月17日
ASCOの見解 ASCO専門医Stephen Hunger医師 「小児がん治療を受けた子どもたちがその治療のために何年も後になって病気になったり亡くなってしまうという矛盾を回避すべく、この数十年間、私たちは闘ってきました。小児がん治療を慎重