がん記事一覧
術前化学療法へのカルボプラチン併用がトリプルネガティブ乳がん患者の生存を改善
2016年2月4日
キャンサーコンサルタンツトリプルネガティブ乳がん患者の術前化学療法にカルボプラチンを併用投与すると患者の無病生存率が改善することが、サンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたドイツの臨床試験の結果によって明らかになった[1]。
鎌状赤血球症の治療法として幹細胞移植の有効性が裏づけられる
2016年2月4日
キャンサーコンサルタンツこのほど、HLA適合血縁同胞(兄弟姉妹)間幹細胞移植(SCT)を受けた鎌状赤血球症患者のうち90%を越える人が、治療後3年間、再発なく生存しており、おそらく治癒したとされるとの報告があった。 本報告では、1
乳がん治療後ケアに関する新たな合同ガイドライン
2016年2月2日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)およびアメリカがん協会(ACS)は本日、乳がんサバイバーである成人女性患者の治療における合同臨床診療ガイドラインを公表した。本ガイドラインは、乳がん再発の経過観察、新たな原発がんのスクリーニング、長期および晩発障
FDAが乳がん化学療法による脱毛予防にDigniCap販売を承認
2016年2月3日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、化学療法を受ける女性乳がん患者の脱毛(脱毛症)を減らせる初めての冷却キャップ(商品名:DigniCap[ディグニキャップ])を米国内で販売することを承認した。 脱毛は、乳がんの治療
幹細胞移植前の急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群患者への骨髄破壊的前処置
2016年2月1日
キャンサーコンサルタンツ造血幹細胞移植(SCT)は、骨髄異形成症候群(MDS)、急性骨髄性白血病(AML)患者にとって治癒が見込める標準的な治療である。従来、高用量の骨髄破壊的前処置だけが用いられたのは骨髄の悪性細胞を根絶するのに必要と考え
FDAが進行大腸がんに経口薬トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合錠を承認
2016年1月30日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、他の治療法に反応しない進行大腸がん患者を適応として、トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合錠(商品名:ロンサーフ)を承認した。 「ここ10年で、多くの場合に恐ろしい疾患となる大腸がん
妊娠はホジキンリンパ腫の再発リスクを高めない
2016年1月28日
ASCOの見解 ASCOのリンパ腫専門家Merry-Jennifer Markham医師 「これはホジキンリンパ腫から寛解状態に入り、妊娠を望んでいる女性にとって喜ばしく、励みになる知らせです。本研究はまた、がん寛解後の妊孕性が依然として多
肺がんは若年患者と高齢患者で遺伝学的に異なる疾患であることが判明
2016年1月27日
ダナファーバーがん研究所 若年患者における非小細胞肺がん(NSCLC)は、高齢患者におけるNSCLCとは遺伝学的かつ生物学的に明らかに異なる疾患であり、異なる治療アプローチが求められる可能性があることが、ダナファーバーがん研究所の
進行子宮頸がん患者において、ベバシズマブによる治療に効果がない可能性がある5つの因子が明らかに
2016年1月26日
本試験は、Moore criteriaと呼ばれる5つの予後因子を前方視的に検証した。 プロトコル240(GOG240)第3相試験の主要評価項目(生存期間)の結果を解析したところ、Moore critetiaを用いてリスク評価を
乳房全摘術+再建術は、早期乳がんに対するガイドライン推奨治療のなかで合併症発症率および合併症関連費用が最も高い
2016年1月25日
同治療法は65歳未満の患者 において最も高額であることもMDアンダーソンがんセンターの研究で判明MDアンダーソンがんセンター 早期乳がん女性でのガイドライン推奨治療法の評価で、年齢を問わず、乳房全摘術+再建術は合併症および合併症関
HER2遺伝子変異を有する肺腺がん
2016年1月24日
化学療法およびHER2標的薬投与患者で構成された欧州試験EUHER 2コホートからの結果 議題:オーダーメイド医療/肺腫瘍および他の胸部腫瘍/抗がん剤および生物学的療法 HER2遺伝子変異は、肺がんのドライバー遺
がんに伴う静脈血栓塞栓症発病率は過小評価されている
2016年1月23日
がん患者における静脈血栓塞栓症発病率についてのインド人研究者らの報告 議題:緩和ケアと支持療法 がん患者における静脈血栓塞栓症の発病率は予想以上に高いとの研究結果が、シンガポールで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア
血小板阻害剤は鎌状赤血球症の疼痛発作を有意に減少させることはない
2016年1月21日
先進国および発展途上国の13カ国での小児試験は、最も大規模にして地理的に広範囲の試験の一つであるダナファーバー癌研究所 鎌状赤血球症において、今まで最も大規模にして地理的に広範囲な国際臨床試験の一つについて記述しているNew En
閉経後女性において歯周病は乳がんリスク上昇と関連
2016年1月20日
喫煙歴は、歯周病と乳がんリスク上昇との関連性に大きく影響する 慢性炎症性疾患である歯周病の閉経後女性は歯周病でない閉経後女性より乳がんを発症しやすいことが、米国がん学会(AACR)機関誌のCancer Epidemiology
エベロリムスは神経内分泌腫瘍患者に有効(RADIANT-4試験)
2016年1月19日
消化管または肺の進行非機能性神経内分泌腫瘍の患者に対して、エベロリムス投与がプラセボと比較して無増悪生存期間の有意の延長を認めた。 議題:消化器がん 第3相試験の結果によれば、消化管または肺に発生した進行非機能性神経内分泌腫
がん予防における初の高精度医療(Precision Medicine)試験が分子学的知見に基づく化学予防戦略を明らかに
2016年1月19日
口腔がんリスクの予測遺伝子を解明する研究;原理証明は他のがんにも適応可能かMDアンダーソンがんセンター テキサス大学MDアンダーソンがんセンター、カリフォルニア大学、サンディエゴ 校ムアーズがんセンターの研究者らを中心とするチーム
アナストロゾールを投与された乳がんDCIS患者の症状は、タモキシフェン投与患者と異なる(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)
2016年1月18日
米国がん学会(AACR) プレスリリース 両群ともQOLは類似していると報告された 12月8~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015で発表されたデータによると、非浸潤性乳管がん(DCIS)に対して腫瘍
乳がん患者で化学療法の開始が遅れると全生存が低下―トリプルネガティブ乳がんで顕著に
2016年1月18日
社会人口学的要素が治療開始の遅延の原因となることがMDアンダーソンがんセンターの研究で明らかにMDアンダーソンがんセンター 術後化学療法の開始が手術後91日以降まで遅れた場合、乳がん患者の中でも特にトリプルネガティブ乳がん(TNB
がんにより経済困難に陥る可能性が研究で裏付けられる
2016年1月18日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2015年12月23日がんサバイバーの調査から、多くの人が借金、破産申請、家計の問題で不安が続いていることなど、がんとその治療により経済困難に直面したことがあるという報告を行
乳房全摘術+再建の合併症率および費用は腫瘍摘出+放射線よりも高い(SABCS2015)
2016年1月17日
米国の早期乳がん患者には、ガイドラインに従った局所治療のさまざまな選択肢がある中、民間保険の若年女性とメディケア(公的医療保険)の高齢女性の双方にとって、合併症率および合併症関連費用が最も高いのは乳房全摘術+再建であり、また、若年女性にとっ
すべての症候性真性赤血球増加症/多血症患者は、ルキソリチニブで症状緩和の可能性がある
2016年1月16日
キャンサーコンサルタンツ真性赤血球増加症/多血症(PV)患者は、倦怠感、掻痒(そうよう)感、寝汗、骨痛、発熱、意図しない体重減少などを特徴とする重い症状を経験し、生活の質が低下するものの、家族や医療介護者から正しく理解されていないことが多い
アナストロゾール対タモキシフェン、乳がんDCISでは再発率に有意差なし(SABCS2015)
2016年1月15日
副作用プロファイルでは有意差がみられた 12月8~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015でJack Cuzick医学博士より発表されたIBIS-II DCIS第3相臨床試験の結果によると、乳管上皮内がん(D
レナリドミドとデキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は、新たに診断された多発性骨髄腫患者の生存を改善
2016年1月13日
キャンサーコンサルタンツ直ちに幹細胞移植を受ける意向がない多発性骨髄腫患者に対する初期療法として、レナリドミド(レブラミド)とデキサメタゾン併用へのプロテアソーム阻害剤ボルテゾミブ(ベルケイド)の追加投与は生存の改善を示した。これらの結果は
免疫チェックポイント阻害剤の進歩
2016年1月12日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2015年12月18日 2015年初めに、ジミー・カーター元米国大統領は、免疫チェックポイント阻害剤という部類の薬剤の1つである免疫療法薬ペムブロリズマブ(Keyt