がんゲノムアトラス:個別化治療との関連

日本語動画のURL:https://youtu.be/-ZE18Pr2Cfk

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。

◆─────────────────◆
このビデオは、がんゲノムアトラス(TCGA: The Cancer Genome Atlas)プロジェクトによるビデオシリーズの1つで、がんを引き起こす重大なゲノムの変化を分析するTCGAのアプローチを説明したものです。TCGAの研究者であるJoe Gray博士、Neil Hayes医師、Doug Levine医師、Lynda Chin医師およびMarsten Linehan医師が、同じ部位、例えば同じ乳がんであってもしばしばゲノムレベルでは異なっていることを知ることでゲノム科学がいかにがん研究の方向を変えたか、また医師が患者それぞれに適した個別化治療を行う上で各自のがんのゲノム異常を知ることがいかに役立つかを説明します。がんゲノムアトラスは、革新的なゲノム解析技術を用いてがんの遺伝学への理解を促進するため、米国国立がん研究所および国立ヒトゲノム研究所からの助成を受けた包括的かつ組織的な取り組みです。TCGAとがんの個別化治療との関連について詳しくは、以下のURLを参照ください。
http://cancergenome.nih.gov/newsevents/multimedialibrary/videos/personalizedcancertherapies
 
出演者(出演順):
Joe W. Gray博士(オレゴン健康科学大学ナイトがん研究所、医用生体工学ゴードン・ムーア寄附講座教授・空間的システム生物医学部長)
Neil Hayes医師(ノースカロライナ大学チャペルヒル校腫瘍内科医)
Douglas Levine医師(スローンケタリングがんセンター婦人科腫瘍科)
Lynda Chin医師(ハーバード大学医学部ダナファーバーがん研究所)
Marsten Linehan医師(米国国立がん研究所泌尿器腫瘍学部長)
◆─────────────────◆

元動画掲載日

日本語版公開日

翻訳担当者 岡田章代

字幕指導寺田真由美

監修 石井一夫(ゲノム科学/東京農工大学)

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

乳がんに関連する記事

転移トリネガ乳がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の効果予測ツールを開発の画像

転移トリネガ乳がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の効果予測ツールを開発

ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターおよびジョンズホプキンス大学医学部の研究者らは、転移を有するトリプルネガティブ乳がんにおいて、免疫療法薬の効果が期待できる患者をコンピュータツ...
FDAが高リスク早期乳がんに対し、Kisqaliとアロマターゼ阻害剤併用およびKisqali Femara Co-Packを承認の画像

FDAが高リスク早期乳がんに対し、Kisqaliとアロマターゼ阻害剤併用およびKisqali Femara Co-Packを承認

米国食品医薬品局(FDA)2024年9月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、ホルモン受容体(HR)陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性の再発リスクの高いステージIIおよびI...
乳がん後の母乳育児が安全であることを証明する初めての研究結果の画像

乳がん後の母乳育児が安全であることを証明する初めての研究結果

● 欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2024で発表された2つの国際的な研究により、乳がん治療後に母乳育児をした女性において、再発や新たな乳がんの増加はないことが示された。
● この結果は、乳...
HER2陽性乳がんの脳転移にトラスツズマブ デルクステカン(抗体薬物複合体)が有効の画像

HER2陽性乳がんの脳転移にトラスツズマブ デルクステカン(抗体薬物複合体)が有効

• 大規模な国際共同臨床試験において、トラスツズマブ デルクステカンは、HER2陽性乳がん患者の脳転移に対して優れた抗がん作用を示した。
• 今回の結果は、今まで行われてきた複数の小規模...