乳がん
FDAが転移トリネガ乳がんにサシツズマブ ゴビテカンを迅速承認
2020年4月27日
2020年4月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移がんに対する前治療を2回以上受けた転移トリプルネガティブ乳がんを有する成人患者に対して、サシツズマブ ゴビテカン(販売名:TRODELVY、Immunomedics, Inc.社)を迅
遺伝性前立腺がんは、乳がん・卵巣がんの家族歴とも関連
2020年4月16日
男性は主治医に女性血縁者も含めたがんの家族歴を伝えるべきである 前立腺がんの家族歴があると前立腺がんになるリスクが高まるため、ことさら注意しなければならないことを大半の男性およびその主治医らは知っている。 しかし、男性の女性血縁者については
HER2標的トラスツズマブ デルクステカンが乳がんと胃がん以外の固形がんに有望
2020年4月1日
HER2標的抗体薬物複合体であるトラスツズマブ デルクステカン[fam-trastuzumab deruxtecan-nxki](販売名:Enhertu[エンハーツ])は、第1相試験において乳がんおよび胃がん以外の複数のがん種に臨床的活性を
個別化リキッドバイオプシーで再発乳がんを早期発見
2020年3月27日
MITブロード研究所のガーストナーがん診断センターおよびダナファーバーがん研究所の研究者らは、リキッドバイオプシー(血液生検)の感度を高めて個々の患者から採取した血液サンプルから何百もの異なるがん変異を検出できることを実証し、それにより、従
より少ない組織を使用した腫瘍タンパク質と遺伝子の新しい解析法
2020年3月14日
腫瘍の遺伝子変化を解析することは、患者が特定の標的治療の候補であるかどうかなどの重要な情報を提供することができ、増え続けるがんの治療の重要な側面である。しかし、腫瘍生物学者は、腫瘍がどのように機能するかを理解するために、腫瘍細胞内のタンパク
FDAが転移HER2陽性乳がんにネラチニブを承認
2020年3月9日
2020年2月25日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移を伴う乳がんに対して2つ以上の抗HER2療法を受けた進行または転移HER2陽性乳がん成人患者の治療として、カペシタビンとの併用でneratinib[ネラチニブ](販売名:NERLYNX
早期トリネガ乳がんの再発予測に血中循環腫瘍DNA
2020年2月6日
ctDNA陰性であれば予後良好な可能性も 血中循環腫瘍DNA(ctDNA)の検出が、早期のトリプルネガティブ乳がんで術前化学療法後に手術を受けた女性の再発リスク予測に役立つ可能性がある。このデータは2019年12月10日~14日に開催された
残存腫瘍量により乳がん全タイプで転帰予測が可能
2020年1月22日
乳がん患者の大規模メタ解析で、術前化学療法後の残存腫瘍量が、すべての乳がんタイプにおいて正確な再発率および生存率の長期予測因子となることが示された。このデータは2019年12月10日から14日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム(S
早期乳がんの再発予防に乳房部分照射も有効か
2020年1月20日
再発と生存期間に関する以前の結果を10年追跡データで裏付け 手術後に加速乳房部分照射(APBI)を受けた乳がん患者の10年間追跡試験の結果、APBIを受けた患者の再発率は全乳房照射(WBI)を受けた患者と同程度であったことが、12月10–1
術前ペムブロリズマブ併用でリンパ節転移のあるトリネガ乳がんpCR率が改善
2020年1月16日
リンパ節転移を有するトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者において、抗PD-1免疫治療薬ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)を術前化学療法に追加することで病理学的完全奏効率(pCR)が上昇した。このKEYNOTE-522試験結果が、1
高リスクのルミナルB型乳がんに、ホルモン療法+CDK4/6阻害薬は化学療法と同等の効果
2020年1月14日
高リスクのルミナルB型乳がん患者に対して術前に行うサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬リボシクリブ(販売名:キスカリ)およびアロマターゼ阻害薬であるレトロゾール(販売名:フェマーラ)併用治療は、多剤併用化学療法と同等の奏効率を示し
FDAがPD-L1陽性の特定のトリネガ乳がんにアテゾリズマブを承認
2020年1月14日
※これは2019年3月の記事です 2019年3月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、当局が承認した検査法により、腫瘍に PD-L1の発現が認められ(PD-L1陽性染色された腫瘍浸潤免疫細胞[IC]が腫瘍面積の1%以上を占める)、切除不能であ
トラスツズマブ併用化学療法にペルツズマブ追加が一部乳がんに有効
2020年1月11日
トラスツズマブ(販売名:ハーセプチン)併用化学療法にペルツズマブ(販売名:パージェタ)を追加すると手術可能なHER2陽性早期乳がん患者の臨床的有用性が継続することがAPHINITY試験最新データで示される 術後に従来の標準治療であるトラスツ
特定のルミナル型乳がんはタモキシフェン単剤治療では不十分か
2020年1月10日
ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性で、臨床的リスクが高く(腫瘍の大きさおよび組織学的異型度により決定)、ゲノムリスクが低い(乳がん予後予測遺伝子検査 マンマプリント[MammaPrint]により決定)乳がん患者のうち、40〜50歳の
アナストロゾールの乳がん予防効果は治療中止後も長期持続する
2020年1月10日
乳がんの発症リスクが高い閉経後女性の乳がん発生率は、5年間のアロマターゼ阻害剤アナストロゾール治療を中止した後5.9年間、有意に低下し続けたことが、12月10〜14日に開催された2019年サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で発表
乳がんHER2阻害薬ツカチニブとT-DXdに関する2試験
2020年1月7日
新規分子標的薬が進行HER2陽性乳がん患者を対象とした2つの臨床試験で有望な結果を示し、結果はサンアントニオ乳がんシンポジウムおよびThe New England Journal of Medicine(NEJM)誌で発表された。 ダナファ
FDAが切除不能/転移HER2陽性乳がんにトラスツズマブ デルクステカンを承認
2020年1月7日
2019年12月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移性の乳がんに対する治療として2つ以上の抗HER2療法を受けた切除不能または転移HER2陽性乳がん患者に対して、トラスツズマブ デルクステカン(販売名:ENHERTU、第一三共株式会社
術前アテゾリズマブ併用療法はトリネガ乳がんの完全奏効率(pCR)を改善せず
2019年12月27日
トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者に対する術前化学療法への抗プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)免疫療法薬アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)の追加は、化学療法単独と比較して病理学的完全奏効率(pCR)を改善しなかった。このNe
遠隔転移を有する乳がんに注射剤より経口パクリタキセルが有効
2019年12月26日
12月10日~14日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウムで発表された第3相試験の結果によれば、化学療法で経口剤のパクリタキセル(販売名:タキソール)を投与した転移性乳がん患者は、静脈内投与した患者よりもより良い奏効や生存期間を示し、
HER2抗体薬物複合体T-DXdは、T-DM1他治療歴のある乳がんに有望
2019年12月23日
治験中のHER2標的抗体薬物複合体(ADC)である[Fam-] トラスツズマブ‐deruxtecan(T-DXd:トラスツズマブ デルクステカン)は、トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)(販売名:カドサイラ)や他のHER2標的薬剤によ
術後内分泌療法へのS-1追加でルミナル乳がんの転帰が改善
2019年12月21日
術後における経口フッ化ピリミジン系薬剤であるS-1とホルモン療法 の併用によって、ホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性乳がん患者における浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)が有意に延長され、5年iDFS推定値が改善された。この第3相試験の
CDK4 / 6阻害薬はさまざまながん種の移植マウスで奏効
2019年12月3日
パルボシクリブなど、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害薬は、ホルモン受容体(HR)陰性乳がん、胃がん、大腸がんなど、異なるがん種の患者由来異種移植(PDX)マウスに対して有効であることを示すデータが、10月26-30日に開催されたAAC
乳がん再発スコアの高い女性では化学療法が有益
2019年11月12日
最も一般的な早期乳がんを有し、かつオンコタイプDX(Oncotype DX)検査が高スコアの女性は術後ホルモン療法に加えて化学療法の併用治療を受けることで優れた長期成績につながる可能性がある。このことは、NCIが資金提供をしたTAILORx
放射線治療への反応と再発を予測するATM、BRCA遺伝子マーカーを特定
2019年11月10日
ASCOの見解 「放射線治療への反応と治療後再発の可能性を予測するために遺伝子シグネチャを使用すると、個々の患者の予後についての理解が深まり、最終的に治療の種類、時期、および強度を変更して、個々の患者の生存および生活の質を改善できます。これ